アリスさんはオペレーターに「夫は鬱状態にあるも薬は服用しておらず、自殺願望から銃を持って命を絶とうとしている」と伝え、デイヴィッドさんを救ってもらうために状況を
詳しく説明した。

ところが現場には、デイヴィッドさんを説得するための危機対応チームではなくコリアーヴィル警察の特殊部隊(SWAT)がやってきたのだ。そして彼らは裏庭にいたデイヴィッドさんを
包囲しライフル銃を構え、銃を捨てるよう指示した。

デイヴィッドさんは持っていた銃を捨てることはなかったが、銃口は地面に向けたままでただ立ち尽くしていた。しかし特殊部隊はこれを危険とみなし、指示を出して5秒も経たないうちに
その場でデイヴィッドさんを射殺してしまった。その瞬間、アリスさんは驚きと悲しみで絶叫したという。