オカルト真言蔵 號巻
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【目的】
密教をはじめ、あらゆる宗教のエソテリックな分野について
雑談をまじえながらﾏﾀｰﾘ議論する場です。霊障から逃れる真言、魔を防ぐ呪文等、
あるいは神仏との感応体験やその方法についての意見交換、自己に内在する霊性を
喚起する呪的言葉の模索等、オカルトな話大歓迎です。
【禁忌】
・ 不特定多数の人が閲覧するネット上での会話です。他者を傷つけるための真言や
口伝・奥義にかかわる内容を興味本位で公開することはやめましょう。
・ 真言は伝授・灌頂で授けられるもの以外のものの書き込みは基本的にはOKですが、
印契の結び方、特殊な（口伝や奥義の）観想は×。
・ 基本的にはsage進行、荒らし煽りはスルーすること常の如し。
【千字文】（次スレは巨巻です）
49劍50號51巨52闕、53珠54稱55夜56光、57珠58稱59夜60光。
【前スレ】
オカルト真言蔵 劍巻
ttps://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1548071047/ 呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ～☆ 仕舞いまっする☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さらばたたぎゃた ねりやだのう ふじゃ めいぎゃ さんぼだら そはらだ さんまえい うん
オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ おはようございます☆
『オカルト山 真言蔵寺 號巻』 ただいま開門致します
阿弥陀如来根本陀羅尼
のうぼう あらたんのう たらやぁや
のうまく ありや みたぁばぁや
たたぎゃたや あらかてぃ さんみゃく
さんぼだや たにゃた
おん あみりてい
あみりとう どはんべい
あみりた さんばべい
あみりた ぎゃらべい
あみりた しってい
あみりた ていせい
あみりた びきらんでぃ
あみりた びきらんだ ぎゃみねぃ
あみりた ぎゃぎゃのぅ きちきゃれぃ
あみりた どんどび そばれぃ
さらば あらた さたねぃ
さらば きゃらま きれぃ しゃきしゃ
よぅ きゃれぃ そわか
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ～☆ 仕舞いますね～☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
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摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空
度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空
空即是色 受想行識 厄復如是 舎利子 是諸法空想
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中 無色無受想行識
無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界乃至無意識界
無無明 亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道
無智亦無得 以無所得故 菩提薩捶 依般若波羅蜜多故
心無圭礙 無圭礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提
故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪
能除一切苦 真実不虚故 説般若波羅密多呪 即説呪曰
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ～☆ 仕舞いますわ☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
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説一切有部が説く「三世実有法体恒有説」では、万有諸法の法体が過去・現在・未来の三世で
実有であるとするが、それでは、現在において過去と未来の法体が実有であるのにその作用
（活動）がないというおかしなことになる
法体があるのに作用がないのであれば、作用を制止あるいは抑止する何かが存在せねば
ならない
その矛盾を解決せんと、上座部佛教派の軽量部等の諸派が打ち立てたのが「過未無体説
（現在有体過去未来無体の説）」である
それは、現在の法は現実に作用があるから法体は実有であるが、過去と未来の法の法体は
無体であるとし、派によっては、現在の法でも煩悩のように既に断ぜられた者は無体で、未だ
断ぜられないものは有体であるとする
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますよ～ん☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
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「過未無体説」は過去・現在・未来の三世に対する考え方が、説一切有部の「三世実有法体
恒有説」とは大きく異なり、三世は根本的な差別を持つものではなく、法体が滅無になったものを
過去、法体が未だ現起せざるものを未来と名付けている
また、「過未無体説」では現在法に関する限り一応はその実有を認めるが、現在法の中にも
仮有であるものと実有であるものがあるとする「現通仮実説」、世間法はすべて仮有であるが
出世間法は実有と解する「俗妄真実説」、万有諸法のことごとくは世間も出世間も全てただの
仮名であって実有ではないとする「諸法但名説」など、派によっていろいろな捉え方がある
（華厳の「十宗判」では、それらを「現通仮実宗」・「俗妄真実宗」・「諸法但名宗」などと名付けている）
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いまする☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
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現通仮実説
上座部佛教派のうち、大衆部の流れを汲む説仮部の所説とされている
そこでは、万有諸法を構成する要素として五蘊・十二処・十八界をあげるが、その中で五蘊の
法の実体は実有のものであるが、十二処・十八界はさまざまな縁によって出来上がっている
（積聚）法であるから仮有の存在で、実有ではないとする
ただし、この五蘊・十二処・十八界の仮有・実有については、同じ軽量部でも各派で異説が
あり、一定ではない
例えば、ある派では五蘊と十二処は仮有であるが十八界は実有であるといい、別の派では
五蘊は仮有であるが、十二処・十八界は実有であるという
しかし、いずれの場合においても、その法が因縁所生のもの（積聚の法）か、絶対的な実在で
であるかどうかで仮有と実有が判別されている
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますので☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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俗妄真実説
この説は説出世部の所説とされている
万有諸法の中、一世の有為法と呼ばれる俗諦の世間法は、全て作為されたものであるから
積聚の法でないものは皆無、ゆえに仮有であって、真諦の出世間法のみが実有である
世俗（世間法）はみな煩悩?倒より生じたものであるから、仮有仮名のものであり実体が
ある筈がない
これに対して真諦＝出世間法は、道及び道果とも真実の実有の法である、とする
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますえ～☆
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諸法但名説
大衆部の流れを汲む一説部の所説とされている
世間法・出世間法を問わず、万有諸法ことごとくが仮有仮名のものであり、実体的なものは
存在しないと説く
以上、万有諸法に対する有空論は、我空については一致するものの、法有に関しては三世実有を
説く説一切有部、現在実有過未無体を説く軽量部、現在法についても実有と仮有を認める説仮部、
万有諸法の全てが仮有但名に過ぎないとする一説部など様々な解釈がある
これら有空論の論究がさらに進められ、大乗的な空観の萌芽が認められるようになった
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ デビル嬢！
おにゅうのスレが落ちてしまって、新スレも立てらんないのです
スレ立てお願いできますか え？！
専ブラで過去ログ扱いになるんだけれど
どゆこと？
よくわからないのだけれど、ありがと！ 仕舞いますってば☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
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縁起観を逸脱した法有論は、その検討と論考が重ねられるに従い、次第に法空論へと進んで行く
その説くところは消極的なものから積極的なものまで様々であるが、おそらくは、消極的法空から
積極的法空へ発展したものとみられる
この大乗思想の法空論のもっとも初期に属すると考えられる消極的法空論、それが成実宗の祖
たる訶梨跋摩の所論である「我法二空論」である
これは説一切有部の「三世実有法体恒有説」への反論として説かれたといわれ、主観的な我の
実有を否定し、客観的な万有諸法についてもその体は皆空であると徹底的に主張するもので、
ゆえにこの「我法二空論」は分通大乗ともいわれるのである
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますのさ～☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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訶梨跋摩の著した『成実論』における、我も法も空であるとする見解が「空観」と「無我観」である
『成実論』によれば、諸法皆空・我法二空の理を次のように説く
「二種の観あり、空観と無我観となり。空観とは、仮名の衆生を見ず、人の瓶を見るが如し。
水なきをもってのゆえに空なり、かくの如く、五陰（五蘊）の中を見るに人なし、故に空なり。
もし法を見ざれば、これを無我と名づく」
人間は五蘊仮和合の存在であって、我体の無いことは、あたかも瓶の中に水が無いのと同様で
あり、瓶そのものにも法体が無いことは、五蘊の諸法も仮名の存在でしかない実体の無いものに
他ならないからである
そして、我法二空・諸法皆空といいながら空に執着するなら、それは本当の空ではなく、空もまた
空ずるところの畢竟空の状態こそが真実の空であり、万有諸法の実相であるとして、さらに観察が
めぐらされた結果、「世界門」と「第一義門」の説が生み出される
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ～☆ 仕舞いませう☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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『成実論』に説かれる「世界門」と「第一義門」は、一般に俗諦と真諦と呼ばれるものと同じ趣旨の
言葉である
世界門とは、世俗の見解に従い万有諸法を観察した、素朴な万有諸法観である
なので、客観的な諸法の有はもちろん、主観的な我の存在を一応肯定する
どういうことかといえば、善悪の行為を行ってその結果を受ける主体の存在や、修行をし果報を
受ける主体が、一般常識として認められているようなものをいう
しかし、ここでいう我や実有は、名字があったり作用があったりするところを仮に我と名付けた、
つまり五蘊仮和合のものを我と呼んだものに過ぎず、永久的な真実の我や実有ではない、
一時的な仮の有である
また、五蘊の法体についても、世俗的見地からは実有と称されるが、五蘊の法の一つ一つも
結局は空々寂々たる畢竟空であり、如化如幻のものでしかない
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
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「第一義門」を、『成実論』は経典の文を引き、万有諸法の法体を水沫にたとえて五蘊の法が
各々空仮のものであると説いている
「また、経の中に第一義空を説く。この義は、第一義諦をもっての故に空なり。世諦の故空に
あらず。第一義とは、いわゆる色空にして所有なし、乃至、識空にして所有なし、この故に
もし人、色等の法は空なりと観ずれば、これ第一義空を見ると名づく……水沫経の中に佛、
説きたまわく、若し人、水の聚沫を見て、諦かにこれを観察すれば、真実にあらずと知る。
比丘もまた爾り、もし正しく色陰を観ずれば、すなわち嘘誑にして牢なく、堅なく、敗壊の相を
知る。受は泡の如く、想は野馬の如く、行は芭蕉の如く、識は幻の如しと観ずるもまたまた
かくの如し。この中の五喩みな空の義を示す。所以はいかん。眼に水沫を見れば消ゆる時、
還って無なり、泡等もまた爾なり、故に知んぬ、諸蘊は真実の有にあらずと」
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますデス☆
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しかしながら、第一義諦＝畢竟空が万有諸法の真実性であるなら、何故世俗諦＝実有説を
挙げているのか
それは、世俗誘引の為である
本来、真実の理は因縁所生・五蘊仮和合であるが、凡夫は眼前の事象に対してそこに主体的
なものを考えずにはいられない
その情慮を認め、法は仮有の存在であって本来実有のものではないことを徐々に理解せしめる
為の理解の段階、あるいは方便として世俗諦（世界門）が説かれている、というのである
したがって、万有諸法の真実相とは、一切諸法はことごとく夢幻のように仮現・仮有の存在に
すぎないものであり、我法二空・畢竟空の境智こそ佛教の第一義的なものであり、絶対にして
終局の真理である
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますのよん☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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以上、説一切有部の「三世実有法体恒有説」から『成実論』の「諸法皆空説」まで、上座部佛教に
おける万有諸法に関する法体の有空論の流れをざっと見てきた
これら諸派の所論はそれぞれ一長一短があり、構想や論法において優劣が認められるとはいえ、
絶対的な見解として自他共に許すというようなものはない
この法体有空の論究の行き詰まりに、さらに高次からその問題を究明しようと生み出されたのが
大乗的見地に立つ法体有空論の総合的考察であり、有空論の止揚である
それは、法体を有とするか空と観ずるかを対立的に考えず、両者を互いに即したもの、つまり
空の中に有を見出し、有の中に空を含むという、相関不離な有空の関係に立ってはじめて本当の
万有諸法の真相が看取されるとする、有空の弁証法的考察である
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いまっすん☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
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ただし、有即空・空即有とは言い条、有的な見解と空的な見解は、互いに、どちらかが他を自らの
内に含む主にならねばならない
そこで、実質的には同じであっても、有的な見解に立つ唯識教義のような有宗と、空的な見解に
立つ三論教義のような空宗と、表現的に対立するものがあらわれることになる
ひとつ注意が必要なことは、『成実論』における諸法皆空と、三論教義における諸法皆空は、同じ
言葉を用いてはいるが、その示すところの意味は全く異なっており、非常な差別がある
『成実論』の空は「析空」、すなわち有に対するもの・相対的空である
三論教義の空は「体空」、有に対するものではなく絶対的空、または有を含んだ空である
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いま～す☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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縁起現前の森羅万象を、有的な立場から考察して三種自性を説き、空的な立場から観察して
三種無性を説くのが唯識教義である
三種自性とは、万有諸法の有的な方面を ①遍計所執性、②依他起性、③円成実性 の３種に
総括して観察したもので、単に三性と呼ばれることもある
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ～☆ 仕舞いましょ～ん☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
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①遍計所執性
遍計（周遍計度）とは誤った認識、所執とは誤った認識対象をさし、我法の妄執によって
描き出された対象認識をいう
万有諸法が因縁所生の仮有の存在であると覚らぬ者の主観的な迷情（能遍計）と、この
迷情によって捉えられた客観的対象（所遍計）の接触によって、実有的な妄想界が幻想
されることを遍計所執性と名付けたものである
つまり、遍計所執性とは、唯識の理に暗く、一切諸法が因縁所生の法であると知らぬところに
生じる、虚仮無実体の妄像・幻影であり、それは暗夜に縄を蛇と誤認するようなものであると
たとえられている
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますヮ☆
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②依他起性
依他の他とは因縁のことをさす
因縁和合するが故に仮有の相が生まれるが、それは純粋な主観的迷情による妄像では
無いけれども、恒常的な存在ではなく、実体があるものでもない
ちょうど、麻縄に縄という実体があるのではなく、その本質が麻であるようなものだとたとえ
られている
呵々、今天好日 祈安！
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③円成実性
円満成就真実の体性という意味で、依他起の諸法の根本体性というべき不生不滅・常住
真実の真如法性をさす
真如法性は、元来絶対的で不可知であることから円成実性と名付けたものと解され、先の
たとえで言うなら、縄の本性である麻そのものにたとえられている
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますので☆
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三性の前後・相互関係は、極めて密接不離なものである
遍計所執性 … 主観的迷情の世界 － 幻影の蛇
依他起性 … 客観的現象の世界 － 現象の縄
円成実性 … 本体的真如の世界 － 本質の麻
迷悟という立場からこれを考察すると、この三性は万有諸法に対し、迷悟を中心として
三方面の説明をなしている
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますよ～ん☆
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万有諸法は如何なるものも因縁所生の仮有の存在であり、ちょうど波（万有諸法）は水（真如）に
よって現起しているように、縄（万有諸法）は麻（真如）によって成立している
したがって、依他起の縄の実体は円成実性の真如の麻でなければならず、かつ、遍計所執の
結果である蛇が誤認されるためには依他起の縄が予想されることになる
ここに円成実性から依他起性、依他起性から遍計所執性へ、迷いの世界が展開されることになる
それに対し、遍計所執性の虚妄性を確認し、依他起性の仮有性を洞察して、円成実性こそ真実
絶対の世界であると目覚めれば、そこに悟りの世界が展開することになる
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますので☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さらばたたぎゃた ねりやだのう ふじゃ めいぎゃ さんぼだら そはらだ さんまえい うん
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三種無性（相無性・生無性・勝義無性）は三無性とも呼ばれる
これは、先の三種自性が有的な方面から万有諸法を三種に総括しているのに対し、空的な
立場から万有諸法皆空の理を明らかにしている
三性と三無性は、遍計所執性については相無性を、依他起性については生無性を、円成実性に
ついては勝義無性を説く関係に有り、有は空を離れず空は有を離れない、不離の交渉をもって
いて、三者相依って万有諸法の真相を明らかにするものである
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますえ～☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
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相無性
相とは体相の意味で、遍計所執性は我々の主観的迷情によって妄想される幻像に過ぎない
したがって、もとより実有である筈がなく、その体相も有る筈がないので相無性という
この遍計所執性の幻影は、病眼に映ずる幻華の如し、といわれる
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますル☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さらばたたぎゃた ねりやだのう ふじゃ めいぎゃ さんぼだら そはらだ さんまえい うん
オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ おはようございます☆
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生無性
依他起性の万有諸法はすべて因縁所生であって、因縁によって生滅変化を免れないもの
であるから、妄執されるような存在性を持たぬ故に性無性といわれる
この依他起性は遍計所執性のように幻影的なものではないが、因縁生滅の法である故に、
幻華の如く仮有にして実有に非ず、という
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いましょうか☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ おはようございます☆
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勝義無性
勝とは無漏智、義とは境界、つまり勝義とは無漏智の対境＝真如を示す言葉であって、
円成実性の真如が一切の相を離れ、我々の妄想を絶滅したところを勝義無性という
真如はもとより、虚無・虚空をなくし、その無相不可得なること、虚空の衆色無きことによって
顕さるるようなもの、といわれる
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いましょ～ん☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さらばたたぎゃた ねりやだのう ふじゃ めいぎゃ さんぼだら そはらだ さんまえい うん
オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ おはようございます☆
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三無性の関係を図示すれば以下のようになる
相無性 … 体性都無 … 幻華
生無性 … 因縁所生 … 仮有
勝義無性 … 畢竟無相 … 虚空
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますね～☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ おはようございます☆
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三無性の体については、相無性は体空であり、生無性・勝義無性については、異説もあるが
体空の義で差し支えないと考えられている
いずれにせよ、三性の依他起性の仮有であるところに生無性の論が生まれ、円成実性の真有
であるところに勝義無性が説かれることになると、有といっても遍有（空に対立する有）ではなく、
有に即した空、空といっても但空（有に対立する空）ではなく、空に即した有、すなわち有と空の
両辺を離れた原理＝佛教の通説であるところの中道といわれる立場が見えてくるのである
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますね～☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さらばたたぎゃた ねりやだのう ふじゃ めいぎゃ さんぼだら そはらだ さんまえい うん
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三性と三無性の関係は、有に即して空、空に即して有という見地に立つことで、法体有空論に
対する大乗思想の止揚的な考察となる
遍有遍空、但有但空というような一方的な見解を離れ、全体的かつ総合的な立場に立つことで、
有・空の両辺を離れた中正な見解、という意味で純有純空の中道という言葉が生まれ、この
中道こそが万有諸法の真実相であると説くのが、唯識教義の法体有空論の結論である
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いましょ～ん☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
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元来、中道という言葉は極めて含みの多い言葉である
実践的立場からすれば、不苦不楽の中道＝快楽主義や苦行主義の極端な考え方を離れた
真実中正な修道法、つまり、有無あるいは生滅などの一辺に偏することのない、正智や道理に
かなった真実の義理を意味している
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますよ～☆
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中道について、古来より言詮の中道と離言の中道の２種が言われている
言詮の中道とは、言語によせて中道の実相を顕すということで、それには三性対望の中道と
一法中道の二種がある
三性対望の中道とは、三性の遍計所執性は主観的幻影に他ならないので空、依他起性は因縁
所生の法であるから仮有、円成実性は凝然不変たる真如で真有であることから、この有と空を
相対せしめ、非有非空の中道と称するものである
一法中道とは、三性は相対比して中道を現すものではなく、三性の各々に元来中道の実義が
そなわっていると説くものである
呵々、今天好日 祈安！
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でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いまっすん☆
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三性対望の中道と一法中道は一見相反するように思われるが、三性の相互関係が不即不離・
不一不異のものであり、三性とは同一の事物に対する見方の三方面であるので、矛盾は生じない
遍計所執性の情有理無、依他起性の仮有実無、円成実性の真有無相という、三性それぞれの
特性に従い、三性対望の中道と一法中道を図示すれば以下のようになる
情有 ─ 非空
┌ 非有 ─ 遍計所執性 < > 中道 ┐
│ 理無 ─ 非有 │
│ │
三性対望中道 ┤ 仮有 ─ 非空 │
┌ 依他起性 < > 中道 ┼ 一法中道
│ │ 実無 ─ 非有 │
└ 非空 ┤ │
│ 真有 ─ 非空 │
└ 円成実性 < > 中道 ┘
無相 ─ 非有
呵々、今天好日 祈安！
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離言の中道とは、真実の中道とは言詮によって表現することの出来ないところのものであり、
観想の対象ともならない不可知的な妙理であるから、言語道断・心行処滅のものであって、
真にこれを知ろうとするなら理智冥合の境地に入り体験的にこれを知る以外にない、ということを
離言と名付けたものである
この真実勝義の妙諦に悟入することが出来れば、有というも空というも中道というも、すべて
真実中道の実義にかなうことになる
「迷情の四句は四句みな非なり、悟情の四句は四句みな是なり」というのはこの義である
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
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仏滅後約７００年を過ぎて、佛教思想は大きな転換期を迎える
その頃主流であったのは、我空法有・諸法実有を主張する上座部各派であるが、それを佛教本来の
縁起相成・諸法無我という万有諸法観に立ち戻らせたのは龍樹であり、彼の空無相説である
初期大乗の『般若経』は、なにものにもとらわれない空の立場を説き、その境地に至る為の菩薩行
（六波羅蜜）の実践、中でも般若波羅密の体得をことに重要視している
龍樹はこの『般若経』に見られる空思想を論理的・哲学的に整理し、体系づけた上で、それまで隆盛を
誇っていた上座部各派の思想が、原理を固定化・実体化すれば矛盾に陥ることを示して論破した
すべてのものは実体がなく空である（無自性）とする龍樹の空思想は、後に中観派として大乗佛教
思想に多大な影響を及ぼすことになる
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
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大乗思想の諸法観は真空妙有の一言に極まる
そして、妙有の有にこだわって実有・有所得という傾向に堕するような場合には、空が強く主張されて
この弊害を所治し、空にとらわれた邪見（悪取空）に陥った場合には、妙有という立場が高調される、
そのようにして大乗佛教思想は推移して来た
空は大乗の母胎であると言われるが、それは有に対する空ではなく有所得、実有の偏見を打破した
立場であり、有を離れない空かつ有に即した空という意味である
この空を強く主張するするのが三論教義と呼ばれるもので、龍樹の『中観論（中論）』と『十二門論』、
龍樹の弟子の提婆の『百論』の３つの論書を中心として教義が組織されており、破邪顕正・真俗二諦・
八不中道の３項目にほぼ要約することが出来るといわれている
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
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『中論』は大乗及び上座部諸派の迷執を破して実義を顕し、『百論』は大乗と上座部諸派の根本にある
邪見を破して両正を述べ、『十二門論』は大乗の迷執を破し通じて大乗の深義を顕すものであると
されているが、嘉祥大師吉蔵が著書『三論玄義』の中でこのように述べている
「論に三ありと雖も、義ただ二轍なり、一にいわく顕正、二にいわく破邪。破邪は即ち下も沈淪をすくい、
顕正は即ち上み大法をひろむ。故に領を振い、綱をかかぐるにただこの二なり」
つまり、三論教義の骨格をなしているものは破邪と顕正である
＊嘉祥大師吉蔵 … 中国の六朝末から隋・唐初にかけて、三論教学を大成した学僧
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
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まず、破邪について吉蔵は次のように述べている
「但し、邪謬紛綸として備に序すべきこと難し。三論の斥するところ、略して四宗を弁ず、一には外道を
摧き、二には毘曇を折き、三には成実を排し、四には大乗を呵す」
破邪の対象となるものは無量無数にあるが、概括的に分ければ４種となる
一は外道が実有の邪見に固執し我法二空の理を知らぬこと、二は毘曇（説一切有部に代表される
上座部各派・部派）が無我を知るとはいえども法有の見に滞っていること、三は訶梨跋摩の『成実論』が
我法二空を説いてはいるが偏空・但空の情見に陥っていること、四は大乗思想でありながら他は劣り
自らの教義が優れていると有所得の迷妄に堕していることで、これら４つの型が破邪の対象である
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますね～☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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普通一般の順序では、破邪が行われたのち顕正がなされるが、三論では破邪と顕正の関係を
「破邪即顕正」、つまり破邪の外に顕正は有り得ないとする
三論教義における破邪とは、有所得の迷見の破斥である
したがって、有所得の立場から考えられたり眺められたりしているものは、それがどんなものでも、
涅槃や佛陀のような重要な概念であっても破斥の対象でしかない
有と聞いて有に沈み、空と聞いて空に執し、中と聞いて中に溺れるような場合は、内外を問わず、
大小を論ぜず、ことごとくこれを遣破し、有所得の邪執の一切が排斥され尽くしたところに、無所得
正観の正理がたちどころに顕れてくるとするものである
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いましゅ～☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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『オカルト山 真言蔵寺 號巻』 ただいま開門致します
有所得の迷見がなくなること（破邪の徹底）はそのまま正理が顕れること（顕正の確立）である、
ゆえに破邪の外に顕正が考えられる筈がない
もし、破邪の外に顕正を考えるというようなことがあれば、それは有所得の見に堕したものと評
されることになる
すなわち、破邪の徹底によって一切の有所得の見が泯絶したところが顕正と称せられるもので
あって、この境地は無所得の極地、正理・正観の至道と呼ばれるところのものである
この正観の至道は、分別的な表現である有無、亦有亦無、非有非無などの形式では現せない、
いわゆる言語道断、心行処滅と名付けられる境地であり、古来から、空のまた空、玄のまた玄、
無寄の大道、無碍の一道と称されている
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いま～す☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ おはようございます☆
『オカルト山 真言蔵寺 號巻』 ただいま開門致します
『三論玄義』では破邪顕正の型について、無所得の理を明らかにするため、一には破して収せざる
場合、二には収して破せざる場合、三には亦破亦収の場合、四には破せず収せざる場合の四種の
方面（四門）を挙げているが、結局は第四問を極意としている
また、『三論玄義』にはこのようにも述べられている
「もし、心、内外を存し、情、大小に寄れば、即ち偏邪に堕在して正理を失す。既に正理を失する時
正観生ぜず、正観生ぜざれば即ち断常滅せず、もし断常滅せざれば即ち苦輪常に運ぶ。内外並びに
冥し、大小ともに寂なるをもって始めて正理と名づく。この正理を悟れば即ち正観を発生す。正観
もし生ずる時は即ち戯論ここに滅す。戯論ここに滅するときは即ち苦輪すなわち滅す。三論の大宗
その意かくの如し。すなわち衆教の旨帰を総べ、群聖の霊府を統ぶ。＊味道の流、あにこの趣に
栖憑せざらんや」
＊味道 … 道を味わう＝道の意味・趣をよく考える
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますね☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さらばたたぎゃた ねりやだのう ふじゃ めいぎゃ さんぼだら そはらだ さんまえい うん
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破邪顕正の要旨とするところは、有無の判断を離れ、言説を超絶したところ、即ち宛然たる
畢竟空無所得の境地こそ万有諸法の真実相のあらわれ、である
しかし、実際においては万有諸法は千差万別随縁区々たる諸相でもって現前にあらわれる
真俗二諦説が説かれるのはこの所以による
中論では
「諸佛、二諦により、衆生のために法を説く、一には世俗諦をもってし、二には第一義諦なり。
もし人、二諦を分別することを知る能わざれば、即ち深佛法において真実義を知らず」
世俗の常識からすれば万有諸法は一応有であり、通悟徹底の立場（第一義諦）からすれば
万有諸法のことごとくは即空である
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いませう☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
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矛盾しているようだが、世俗諦でいうところの有は一時的な仮有、因縁所生の仮幻の有相に
他ならず、それは常住不変でも不生不滅でもなく、因縁がなくなればその相はなくなるもので
あるから実在性（自性）なるものは有り得ない、すなわち空（無自性空）である
真俗二諦説において、俗諦と第一義諦（真諦）は衆生を引導するために説かれた同一体の
二方面であって、俗諦の立場からは真諦空のまま宛然たる万有諸法の種々相が成立し、
真諦の立場からは万有諸法の差別相のまま真諦の空理円満する、真俗不二・真空妙有の
無所得正観の世界が顕現することになる
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いませうか☆
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オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ . ／.i
∠__ノ
( ‘ｊ’ )
/⌒|/ ⌒ヽ
ﾄﾞｸﾝ _／ 人 ト ヽ
ｼﾞｪ･･･ｼﾞｪｲｴｼﾞｪｲ／‘ｊ’ﾉ l V ﾉ
彡(｡)(’)＿＿＿＿＿_ノ‘ｊ’/ /ヽ／ J
.彡 と‘ｊ’‘ｊ’‘ｊ’‘ｊ’‘ｊ’‘ノ （ （ ／
ﾐ と⌒ つゞ￣￣￣￣￣ ＼＼ヽ
│ │ ﾄﾞｸﾝ と とヽ
〃＜（_ノ､（____三ﾌ）） おはようございます☆
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>>329
何かしら？不思議なaaね 続き☆
真俗二諦説によって無所得空の有様が示された訳であるが、この無所得空は有に対する空
ではなく、概念的に表現することの出来ない絶対的空と呼ばれるべきものである
絶対的空は四句百非を超越したものであるから「百非中道」とも名付けられているが、八不に
一切の迷妄を総括する意味からよく「八不中道」といわれ、古人の名言として、次の言葉が
伝えられている
「八不妙理の風は、妄想戯論の塵を払い、無所得正観の月は、一実中道の水に浮かぶ」
八不とは、『中論』の巻頭にある帰敬序及び因縁品に掲げられた文で、
「不生にしてまた不滅、不常にしてまた不断、不一にしてまた不異、不来にしてまた不出、能く
この因縁を説き、義よく諸の戯論を滅す、われ稽首して佛を礼す、諸説中に第一なりと」
と記され、『中論』の一部の要旨を示したものとして古来より重視されている
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いまっすん☆
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八不について、おおよそのところを述べる
まず、不生不滅とは、因縁和合によって諸法が生じ、因縁尽きて諸法が滅するのであって、
諸法の法体に生滅があるのではないのだが、凡夫は迷情に従いこれを実生実滅だとする
それは生滅の見に堕したものであって、本当は不生不滅でなければならない
不常不断とは、人の肉体は滅しても精神は常住不変の存在を続けるとする常見と、逆に人は
死滅すれば身心共に滅無に帰するとする断見の断常二見は、因縁所生の理を知らぬ凡夫の
迷情のいたすところであって、本来の姿は不常不断のものでなければならない
不一不異とは、万有諸法とその実体との関係について、全一とするも適当ではなく、全く別異
とするのも偏見であって、本来は不一不異でなければならない
不来不出とは、空間的に六道輪廻というようにいろいろな世界を去来するという見方は間違い
であって、本来は不来不去（不出）のものでなければならない
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますよ～ん☆
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要約すれば、生滅・常断・一異・去来の諸見は、全て凡夫の主観的迷情によって万有諸法の
真実性を見誤るところに引き起こされる妄執の代表に外ならず、それがさらに多くの妄執を
派生して現実の迷いの世界が展開される
この妄執の根本とも言うべき生滅・常断・一異・去来の諸見を否定し去ったところに中道実相の
世界が展開される、との意味で説かれたのが八不である
八不と中道の関係は、破邪顕正の義からも八不の外に中道というものが別に考えられるべき
ではなく、八不即中道となる
但し、八不中道と熟字する場合、この中道というのは有所得の見である一切の妄分別を払い
除けた絶対的な真理であるから、有所得の迷情がある限り、言葉や思慮によって表現したり
捉えたりできる筈がないものである
したがって、この中道という名称もあくまで仮称なのである
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますヮ☆
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中道の性質を端的にあらわしたものが「五句三中」である
五句とは、①実生実滅（単俗）、②不生不滅（単真）、③仮生仮滅（世諦中道）、④仮不生仮
不滅（真諦中道）、⑤非生滅非不生滅（二諦合明中道）の五句であり、そのうち①実生実滅と
②不生不滅を偏見とし、③仮生仮滅と④仮不生仮不滅と⑤非生滅非不生滅とを中道とする
第一句は、実の生滅を認めるものであるから俗諦に限られた偏有の見であり、第二句は実の
不生不滅に執われており、真諦の一方に偏したもので中道ということはできない
第三句は不生不滅に即し仮生仮滅を説くものであるから、世諦（俗諦）の側に立った中道で
あり、第四句は不生不滅も仮であるとするものから真諦の側に立った中道である
第五句は真諦と俗諦を合わせ説き、言亡慮絶のところに中道有りとするものであるから二諦
合明の中道と名付けられたものである
しかしながら、言亡慮絶・無所得の境地こそが真の中道であるから、中道というその言葉に
捉われるようなことがあれば、それは有所得の見として排斥されるべきものである
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ おはようございます☆
『オカルト山 真言蔵寺 號巻』 ただいま開門致します
中道について三種または四種の義があげられるが、『三論玄義』では①対偏中、②尽偏中、
③絶対中、④成仮中の四種をあげている
まず、対偏中とは、いわゆる中道とは偏見を対治する為にひとまず説いたものであり、偏見が
なくなればそのまま中道となる、つまり偏見の病を治す薬の役目が中道であるとする
尽偏中とは、偏見に対し、中道を説けば一切の偏見が自ら生滅するのを中道と名付けたとする
絶対中とは、病（偏見）があるから薬（中道）は必要であるが、病がなくなれば薬は不要となる
もし病が癒えたにもかかわらず、薬に執心するならそれは病（偏見）に堕することになる
成仮中とは、絶対中の義があるにもかかわらず真俗二諦を考え、また真空妙有を説くのは、
結局、応病与薬の為の巧方便（佛が人々に難解の理を説き、教化する為に用いる方便）で
あるという
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いますよ～ん☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さんまらさんまら びまのう さら まかしゃきゃらば うん
オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ おはようございます☆
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三論教義の結論として、有所得妄執の見による限り、万有諸法は常に妄執の対象となり、
真相を現すことなく、一切はそのなんたるかを問わず拒否排斥し続けられるものであるが、
ひとたび正しく無所得正観に立つならば、万有諸法の実相歴然として一切ことごとく絶対の
意義と価値とを有するに到ることになる
呵々、今天好日 祈安！
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
でわでわ、行って来ま～す☆ 仕舞いませうか☆
おやすみなさい、デビルの大好きな人たち☆
明日も皆の１日が息災でありますように
おん さらばたたぎゃた ねりやだのう ふじゃ めいぎゃ さんぼだら そはらだ さんまえい うん
オカルト山 真言蔵寺 號巻 閉門！ おはようございます☆
『オカルト山 真言蔵寺 號巻』 ただいま開門致します
万有諸法の有空論は、有→空→中→無所得空へと展開されてきた
この無所得空の見解よりすれば、万有諸法と呼ばれる一切の諸現象は、有形無形また物心の
如何を問わず、それぞれ各自が絶対最高の価値を具有していることになる
すなわち、万有諸法という現象的なものと、それら現象的なものの実体であると考えられている
絶対的なものは不即不離の関係にあり、現象の外に本体なく、本体の外に現象なしとする、
つまり現象即本体・本体即現象という関係が見いだされるのである
ここにおいて、万有諸法の実相という言葉は万有諸法即実相（諸法実相）となるが、それは
諸法の実相という意味ではなく、諸法のそのままが実相（諸法即実相）という意味である
大乗佛教の所説として、諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の三法印に代わるに、諸法実相印の
一法印が説かれているのはこの為である
呵々、今天好日 祈安！
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