紅猿鬼
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数年前、まだ俺が中学生だった時、変な体験をしたから書いていこうと思う。
爺ちゃん、ばあちゃんの家がある田舎に行った時のことだ。
虫取りでもしようかと、外に出ていた。
すると、3軒くらい先の屋根に見慣れない動物が乗っているのが見えた。
動物に詳しかった俺でも、なんなのかわからない。
毛は赤と茶色の間のようで、顔の一部を除いてほとんどを覆っている。
猿のようなんだが、爬虫類のように腹をべったりとつけていた。
こんなやつ見たことがない。
虫網を持ってると、走りにくい(=追いにくい)ので、一度爺ちゃんの家に置きに行った。 俺は、爺ちゃんに、「猿みたいなやつ追っかけるね!」と言って家を出ようとした。
爺ちゃんは、止めようとしていたが、俺はそのまま出て行った。
さっきの場所に、奴はいなかった。
爺ちゃんの家の周りに、学校の友達の爺ちゃんの家もあるんだが、偶然友達も来ていたので、
一緒に探しに行った。
その時、電柱の上に何か乗っていた。
犬?か何かの死体。
かなり大きい犬だ。
あんな高さに持っていけるような動物はいない。
しかし、そのことを認めたくなかったのか、鷹かなんかだろ、と俺は片付けた。 あまりにも見つからず、飽きてきた俺は、ふと空を見た。
すると、電線の上に、奴はいた。
最初は後ろを向いていたんだが、ゆっくりと振り返った。
人間みたいでギョロッとした目と目が合ってしまった。
友達は「うぉっ。」と声を出してしまった。
すると、友達は急に苦しみだし、倒れこむと、犬のような四足歩行になり、
「ヴおおおおぉぉぉぉおぉお…」
という声を出している。目も、ギョロッとしている。
俺は、警戒しながら友達を見ていた。
その後、2分ほどすると、再び苦しみだし、元に戻った。
「大丈夫か!?」と聞くと
意味がわからない、というように首を斜めにした。 なんか怖くなったので、俺は爺ちゃんの家に逃げ帰った。
そして、今あったことを全て話した。
すると爺ちゃんは、怒っているようなあきれているような表情で、
「お前は、アレにあったな」
と言い、紙に『紅猿鬼』と書いた。
「ひ、さる…」と読もうとすると、爺ちゃんは俺の口を塞いだ。
「言うだけで呪われてしまうんだ。お前はこいつに狙われとる。」
狙われとる、という事は、食われてしまうんだろうか…と考えていると、
爺ちゃんは、塩を取り出して、ティッシュの上に広げた。
そして、紙に包んで持っていた謎の白い粉(塩ではなさそう)を混ぜた。
お守りの袋のようなものを取り出し、その中にこれを入れ、お札?を入れた。
「これは肌身離さず持っていろ。今日はもう外に出るな。」
と言って、そのお守りを机の上に置いた。 言われた通り、屋内にずっといたのだが、夕方ごろ、外から何か聞こえてくる。
「ヴイィイイイィイヨオォォォォォオ」
という感じ。
人のようにも、鳥のようにも聞こえる。
とても怖くなって、おばあちゃんのとなりにずっといた。
すると、カッ、カッというような足音が、縁側の方に近寄ってくる。
ばあちゃんは、
「大丈夫、このお守りがあれば絶対安全だからねぇ。」
と優しく言ってくれたが、やはりとても怖かった。
夜になると、お坊さんたち数人が入ってきて、なにやらしていた。
やはり、奴は霊的なものらしい。 その夜。
おばあちゃんと爺ちゃんに挟まれて、布団で寝た。
夜中、突然トイレに行きたくなり、(怖いので)爺ちゃんを起こすため揺すってみたが、
いびきをかいたまま起きてくれない。
ばあちゃんも同様。
すると、また、
「ヴィヨオォォォォォオ」
という声が聞こえてきて、足音も聞こえた。
街灯の光を受け、障子の向こうに、奴の影がうつった。
オオカミみたいに、首を高く上げて、「ヴィヨオォォォォォオ」と鳴いた。
いつのまにか寝てしまっていたようで、その後は覚えていない。
その後、あの場所には行っていない。 紅猿鬼って中学生のチャリンコ暴走族の名前みたいだな 追伸
当時爺ちゃんの言葉を書いたノートが残ってたので、内容を書いてみる
昔から、奴は現れていたらしい。
それを封じ込めるため、住処のA山(仮称)に彼岸花を大量に植え付けて力を弱らせ、
最後はA山の木々に、合計50枚のお札を貼り付けて封じ込めたらしい。
何故また復活したのかは、
爺ちゃん曰く、「封印される直前、器(うつわ)から抜け出て逃げたんだろう」
と言っていた。
何かに取り付いて操作するらしい。
取り憑かれたものは、生気を奪われて衰弱していき、最後には、体内から弾け飛ぶとか。 猿は神様の使いなんだけどな
山王信仰にしても庚申信仰にしても
バックグラウンドがペラい創作は全然怖くないね
もうちょっと精進してね 創作っぽいけど実話
マジであった話
書き方が悪いのと意味不明なので創作っぽくなっちゃってるけど 洒落怖 なにかいる
これは、以前俺の話をネットに出していた時、これを元に創作してくれた話だそうだ ジジイのノートがまだあるならうp
ないならジジイの語りをmp3でヨロ >>4
>>「お前は、アレにあったな」
と言い、紙に『紅猿鬼』と書いた。
「ひ、さる…」と読もうとすると、爺ちゃんは俺の口を塞いだ
紅の文字を読む時に真っ先に「ひ」が出るもんかな?通常は「く」か「べ」じゃないのかな。
日常的に紅を「ひ」と読む何かの呼称の物が>>1の周りにあったりしたのかね >>24
なぜか無意識にひ、と言ってました。
特にそういうように読むようなものはまわりにはなかったですが。 >>22
あったんだけど、あまりにも怖かったので、写真だけ撮って捨てた
画質も悪いし、字も汚く、見せられるようなものではないかと…
そもそもiPadだから容量おかしい 今思えば、友達の異変は別の要因で、
そのものは神経障害の猿だったのだろうか…? ヒサルキ発祥のスレを当時リアルタイムで見てたが
元々は山の怪じゃなくて都市伝説系の話だったはず
いつのまにか山コワ系の話にすり替わってやがるな どっちも「あか」の意味だが「ヒ」と読むのは「緋」やろ、とマジレス なにお前らツッコミ入れてんだよ真面目にレスしろや!
空気読めよ昭和脳 >>31自信の身の回りでやばい事は起こらなかったの? ( ‘j’ ) 「え!?土曜日ど!?ヒエ〜ッ(後ろに倒れる」
_ ∩
⊂/ ノ ミ
/ / 倒れるだけで
し'⌒∪
( ‘j’ )
/ >‐ 、-ヽ 腹筋サタデーコア〜♪
/丶ノ、_。.ノ ._。).
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