>>226
ペンタクォーク・ポテンシャルを計算するとクォーク多体系においてもフラックスチューブ描像が成立する
これはフラックスチューブで構成されたグルーオンの強力なエネルギーと同量の負のエネルギーがセットで存在する事を意味する
励起エネルギーと同量の負のエネルギーがないとフラックスチューブそのものがミンチになり崩壊するからだ

格子QCDを用いたランダウ・ゲージでのグルーオン伝播関数の詳細な解析をすると
4次元ユークリッド座標空間でのグルーオン伝播関数G(r)が0.1fm<r<1fmでは
4次元の湯川タイプの伝播関数exp(−mr)/r (※rは4次元ユークリッド距離)で表される
この非自明な結論を基にグルーオンのスペクトル関数の解析的な関数形を導出すると
グルーオンのスペクトル関数が“∞ の留数を持つ正の極”と“負の領域”を持つ極めて特異なものであることが証明可能である

この負の領域ってのがグルーオンが持つ莫大な負のエネルギーの証拠であり
正の空間形成である「負からの反転」という正史世界から逸脱する可能性分岐ともなる訳だ

東京大学で10年前にはもうそれに気付いている
http://ruby2.scphys.kyoto-u.ac.jp/content/nenji/2009.pdf