>>432
石じじいの話です。

山賊が襲ってくる、というのは「七人の侍」のようですね。
「のぶせり、たたっ殺すだっ!」w
脊振山(せふりさん)の音は「セブリ」に通じますね。
サンカと呼ばれる人々の居住地(定住地ではなく)の名称ですが。
漂泊民とされる「サンカ」についての知識は、戦前、三角寛による猟奇エログロ小説によって流布されましたが、そのほとんどは、彼の創作で嘘八百だったということです。
信用できる内容は無いに等しいと。
ただ、定住せず山間を移動して生活している人々は存在し、じじいもそのような人々にあったことがあるそうです。
そのような話を書いたおぼえがあります。
彼らは、近くの山村で物乞いをしたり、竹箕を作ったりしていた(行商)とのこと。
竹でできた手箕は農作業に欠かせず、また小学校の時に校庭の草むしりに使いました。
しかし、そのときには、手箕は工場で量産されていたと思います。
あるいは、その工作場はかつてのサンカのような技能を持った人々によって経営されていたのかもしれません。
セブリといえば、四国の山奥を舞台にした「瀬降り物語」という噴飯ものの映画がありました。やれやれ。
ちなみに、大昔の(当時子供であった私がわくわくしながら見た)怪獣映画には、山奥に住む未開の不気味な風習を持った奇怪な形相の人々の集落というのが出て来ますが、あれも、映画製作者たち(戦前の人々)が三角寛の猟奇小説の影響を受けていたのでしょう。