>>355
石じじいの田舎と私の田舎は同じですが、田舎の家には、土間があり、そこが台所になっていて、地面に七輪をおいて煮炊きをしていました。
燃料は炭や裏山で切り出してきた薪ザッポです。
大きなかまどもあり、それでご飯を炊いていました。
餅つきをするときには、もち米をそのかまどで蒸します。
魚を調理した時にハラワタをとり出して鍋に入れて土間に置いておくと(それは鶏の餌になるのです)、その小さな一点がぼー、と鈍く光っていることがありました。
緑色の光です。
燐光だったのでしょうが、人魂もこんなものか、と子供心に納得した覚えがあります。

魚のハラワタは、食べないのでそのまま捨てていたのですが、たまには、そのなかになにか異物が入っていると思われる場合があり、そのようなときには包丁で切り開いて見ていました。
あっと、驚くようなものが出てくることがありました。

はらわた、と言えば「悪魔のはらわた」(1973)という映画があります。
肛門から出血するほどのくだらない映画ですが、おすすめです。
若い頃見て人生に自身が持てました。