日本一のソープ街・吉原(台東区)にある最後の「連れ込み宿」が、先月末、惜しまれながら閉館した。
吉原で「連れ込み宿」というと、宿泊すると提携先の“マッサージ店”から女性を呼ぶことができ、特別なサービスを受けられる宿のことを指す。
今回、廃業の運びとなった「T旅館」の女将が言う。

「実は、霊が出るんです。私が女将になる前の話ですが、部屋でクビを吊った男性客とか、亡くなったマッサージ嬢がいたらしい。
実際、私も寒気がしたり、腕に掴まれたような痣ができたことが何度もあります。他の従業員からも、掃除の最中に身体が重くなったなんて話はしょっちゅう聞いていました」

はたしてこのT旅館には、本当に霊が集まっているのか。
T旅館は新館と旧館にわかれているが、女将によると、「特に出る」のは、10年ほど前から使用禁止になった旧館とのこと。
本誌は真相を確かめるべく、旅館が閉館する直前の7月末、女将に頼み込んで旧館への宿泊を敢行した。

旧館内でも最も従業員の心霊体験が多いというのが、2階の「早苗」という部屋だ。
その部屋に近付き、襖を開けようとすると、突如、記者の身体は重くなり、起きているのに金縛りのような状態に。
あまりの恐怖にパニックになったため、「早苗」探索は断念し、比較的状態の良かった1階の部屋に陣取った。

だが、ここでも窓は開けていないのにどこからかぬるい風が吹き抜け、うめき声や笑い声が聞こえ続けてくる。
声がどこから聞こえてくるのか、恐怖に震えながらも廊下やトイレを見てみるが、それらしいモノは見当たらない。

もはや取材どころではなくなった記者は、気を紛らわせようと、スマホで音楽を流したが、電池は切れていないのに音楽がたびたび止まる始末。
一晩泊まる予定だったが、わずか3時間ほどの滞在で旧館を後にした。


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180817-00010003-friday-soci

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