子供のころの不思議な話
昼でもなお薄暗い林の中を友達と3人で探検してたら10m程先に自転車に子供を乗せたおばちゃんが立っていた
予想以上の暗さに多少心細くなってた時での人との出会いに、ただ嬉しくて
気付けば3人共「おーい」だの「こんにちわー」だの適当に声をあげながらおばちゃんに駆ける寄っていった。
そこからがよくわからないんだけど
そのおばちゃんが消えてしまった。自転車もろとも。
10mなんて大した距離じゃない、駆け寄るのも数秒の話
それなのに3人同時に目撃したそのおばちゃんを3人同時に見失ってた
どのタイミングでどう消えたかもわからない。
とにかくさっきまでおばちゃがいた場所にたどり着いた時にはどこにも居なかった
3人とも脳裏に幽霊を連想してたと思う
でも怖いので誰もソレを口には出さず、ただおばちゃんがどこ行ったのかを話し合った
すると、どうも俺がおばちゃんと思ってた人物は友達2人には違うように見えてたようで
詳しく話した結果3人それぞれ全く違う人物に見えてたことが判明
その瞬間恐怖心が限界突破して3人とも元来た道をメチャメチャに走って逃げた
未だにあれがなんだったのかわからない