トランプの別働隊スティーブ・バノンが来日し、中国で共産党支配と戦う民主活動家の国際会合で演説。
ウイグル香港台湾チベットなどの反中共運動を鼓舞した。中国の台頭を見て無条件降伏症が再発し、
中国敵視をやめつつある安倍政権や日本の嫌中派に馬鹿野郎、サムライのくせに反中国から足抜け
するなと示唆したのか?

・中国共産党が2年ぶりに高官を北朝鮮に派遣する。核をめぐる交渉の再開を提案するもよう。北が核廃絶
しなくてもミサイル発射の棚上げだけで話し合いに応じられるという韓国の表明と合わせ、近いうちに交渉開始
など進展がありそう。北にとってかなり有利な条件なので、交渉に出てくるのでないか。

・トランプは、アジア歴訪最後の日程だったフィリピンでの東アジアサミットEASの開催が2時間遅れたとの理由
でドタキャン帰国した。トランプはもともとEAS欠席の予定で、安倍首相らの要望でいったん出席に変えたが、
結局は欠席。EASは中国主導になり、米国の覇権放棄が際立つ結果に。

・イラン敵視を強めるサウジアラビアは、裏でイスラエルとの和解を画策。トランプは近く従来型の2国式に
沿った中東和平を再提案する。イスラエルが西岸入植を制限しつつパレスチナ国家を承認し、お返しに
アラブ諸国がイスラエルと国交樹立する案。サウジは和解の条件としてイスラエルが隠し持つ核兵器の廃棄も要求。
もしくはサウジ自身の今後の核武装を認めろと言っている。

・フランスがサウジ王政と交渉し、サウジに軟禁中のレバノンのハリリ首相と家族を救出すると決まった。
自由の身になるハリリが何と言うか。自分を脅したサウジを非難し、辞任を撤回してレバノン首相に戻るか、
パリに亡命したまま帰国しないか。帰国してサウジ支持、ヒズボラ非難を表明するか。数日内にわかる。