窃盗 元女子マラソン代表を追いつめた「摂食障害」
https://mainichi.jp/articles/20171109/k00/00m/040/033000c

これはスポーツ界に巣食う由々しき問題が表面化した事件ですね。ブラック企業と同じ体質。
極端な体重制限の強要に起因する疲労骨折や無月経や摂食障害、不妊というのは
下手をすると訴訟になったり人権問題になったりしうる。
私が通っていた高校でも運動部の女子が貧血で倒れたり生理が止まったり
度重なる疲労骨折で障害が残る事案が多発していました。摂食障害の子もいました。
練習についていけず身体の事を考えて退部届出した生徒達に対して
「無月経を怖がるような臆病者は競技に出る資格がない」とか、
「今しか目指せないものを目指すチャンスを逃すのか。未来のことを恐れて
目の前の可能性から逃げる奴なんかどのみちろくな未来はない」とか、
「目標のために自分の全てを犠牲にするのは当たり前」とか、色々と無知な暴論で
対応する習慣が横行していて当時問題になった記憶があります。

こういうのって結果を出すことへのプレッシャーで頭がいっぱいになり視野狭窄を起こした結果
常識的な判断が出来なくなる典型例の一つかもしれません。
生徒が心身の不調を訴える部活に限って競技成績が良くないと保護者達が顧問をつるし上げ
にしていたりする(しかも顧問が忍耐と泣き寝入りを混同し毅然とできない)ケースもあります。
保護者達もまた結果に囚われて視野狭窄を起こし顧問と子供達を追い詰め犠牲にしている自覚がない。