思ったこと二つ
君の名は。実写版のこと
これはこのスレの主要メンバーの皆様がお嫌いそうな界隈
D痛とか永田町付近とかで少なくとも一部では隠れてだが喜ばしいニュースとして受け取られている
日本の二つの伝統的霊性が世界に広がって世界を解放するからね
その一つは日本とインドにとくに強い一神教的宗教観と身体に対する魂の優越の観念
アブラハム宗教が一神教だというのは19世紀末から20世紀半ばのユダヤ人ロマン主義思想家たち(近年だとショーレムあたりか)が作り出した虚構で
語られざる神つまり個の奥底から世界へつながる神「個はそのままで全体である」(紀元前10世紀以前のインドのウパニシャッドの一つのテーゼでインド思想の基本)という一神教的霊性が
アブラハム宗教の世界の外部には今も根強くありそれこそが伝統的霊性といえる
それが時空と身体を超越し交換して生と死を往還してしまうばかりか対等に神と契約さえできる個というアブラハム宗教ではあり得ない強靭で独立性の高い霊性の主体としての個人像を君の名は。において造形せしめた
これが映画として成功すれば世界の霊性の風景が変容するだろう
200年ぶり?2000年ぶり?に日本ーインドにとどまらない古層的で普遍的(同様な一神教的霊性はネイティブアメリカンのいくつかの部族にもある)な霊性の蘇りだ