石じじいの話です。

死者に会ったかもしれないということです。。
村里近くの丘で少年に会いました。(生きてる)
かれは、快活で、ちょっとはにかむ、かわいい少年だったと。
いろいろと自分の生活や周りの山のことを教えてくれて、じじいのことをたずねてくるので、石をさがしていること、このあたりには珍しい石がある、と教えました。
少年はたいそう喜んで、自分も見つけたいと目を輝かせていたそうです。
じじいは、少年と山をおりて、少年が求めるので彼の家に立ち寄りました。
そこで、彼の祖父、祖母と会い話をしました。
少年は、病気療養のために両親の元を離れて、いなかで自分たちと一緒に生活しているのだ、ということでした。
世間話をして、食事をいただいて、少年と別れました。
少年は、自分も石を見つける、といい、じじいは、また来年会おうと約束をしました。
その時に、珍しいきれいな石をもってきてやると。
一年たって、じじいは少年の家を再訪しました。
が、少年には会えませんでした。
前年、じじいと別れたあと急にやみつき回復することなくなくなったと。
じじいと会うことをたのしみにしていた、と。
つづく: