マリ・キュリーとピエール・キュリーは物理霊媒であるエウサピア・パラディーノの
交霊実験に参加している。

マリ・キュリーの夫であるピエールはいわゆる心霊主義者だ。記録が残っている。
両者はノーベル物理学賞を受賞。

この夫妻は当時の霊媒、特に実験に協力をしてくれた女性霊媒の庇護者でもあった。
女性の地位が低かったという時代背景もある。
当時注目された女性霊媒はエウサピア・パラディーノやマルテ・ベロー(エヴァ・カリエール)。

「エクトプラズム」の研究においてもマリ・キュリーは関与していたが、
この分野はビッソン夫人(心霊研究家)の方がエクトプラズムの実験経験が豊富。
そして共同研究者であったシュレンク・ノティングだ。

第3代レイリー男爵ジョン・ウィリアム・ストラットとJ・J・トムソンもまた
エウサピアの交霊実験に参加している。両者もまたノーベル物理学賞受賞者だ。
かれらは現象を認めるものの霊には懐疑的だった。