数学の天才にラマヌジャンという人物がいた。
かれが天才と称される理由の一つに、かれ特有の閃きがある。
ラマヌジャンは睡眠中にヒンドゥー教の女神、ナーマギリが現れて
数式を示されていたという。この女神はラマヌジャンの家が崇拝する
神だという。ラマヌジャンは数式を証明するという概念を持ち合わせておらず、
かれは数学の専門教育を受けていないからか、数式を直感的に得ていた。

これって霊視に似ていませんか。なぜか結果だけをドンピシャで言い当てる
ところがじつに興味深いのです。どうしてそれが霊だとわかるのか。
だってわかるのよ、わかるからわかるのよ。頭の中のスクリーンに方程式が
現れる。それがどうして正しいのかはわからない。だって証明する方法は
知らないんだもの。

不思議なことに、ラマヌジャンの母親の夢の中にもこの女神は現れたというのです。
まるで「氏神」のように一族と縁のある神霊なのでしょうか。