ウソと偽りの境界は
ときとして曖昧なものといいます
信じられないような絶句ばかりの現実も
目覚めてみたらただの夢のような事実とか
とかく私たちは
こうあるべきという浮動感や
こうあって欲しいという虚無の中で
頑なに揺蕩っています

私はこれから
ある一連の
脳や心の健常性を示す狂気の思い出を
無根の事実を少しだけ混じえて
細々と話します

私は、かつて柿ノ嵐と呼ばれました
そうです
得体の知れない彼ら彼女らは
ほかに呼びようもない私を
柿ノ嵐と静かに指差して騒いだのです

さあ
よろしいでしょうか
※前スレ
柿ノ嵐
http://mao.2ch.net/test/read.cgi/occult/1497711186/