しかし、あの番組を見て、ほんとのことをやってると思ってる人なんか、
1%もおらんぞ。

ああいうバラエティ番組は、昔から、演出がすごくて、たとえば『アマゾンの
奥地で未開の人食い人種を発見』みたいな伝説の番組があったんだが、
人食い原始人の腕に腕時計の日焼けの跡があるわけよ。
で、未踏の奥地なのに、未知にトラックのワダチもあるわけ。
そういうのがテレビのバラエティ番組よ。

超能力捜査は全部インチキよ。
ダウンジングではスタッフが、ダウジングでここを指せって指導してる場面まで
映ってるし、タイムカプセルをダウジングで当てるのは、透視ですぐに見つかった
はずなのに、時計の針がものすごい時間飛んで編集してるとか、興信所が調べた
ことを、霊能者が必死に覚えさせられてるとこの目撃者があったり、そんな番組よ。

あと武富士事件の犯人のイラストが似てたってのは、簡単なトリック。
報道局では、警察が張り付いてる容疑者をつかんでて、報道局に似顔絵が
出回ってた。
それをバラエティ班が狩りてきて霊能者が行った人相だって出しただけ。

そういう無数のインチキというか、娯楽番組として作ったおのよ。
ドキュメント番組じゃないから。