その2

11) 処が、その持ちかけてきた団体が提示してきたのが
その宗教の口出しを前提とするセンター運営であり、話が違うということで混乱を招くことになった。
その後、関係が冷え込んでいた行政や自民党側とのパイプの再構築を模索したものの
今までの顛末から全く話が噛み合わないまま拗れて今に至る。

12) というのが現在のコンテンツ業界をめぐるクールジャパンやら児童ポルノに関係する背景。
余談として、あの自民党が打ち出した「自衛隊でガンダムを作ろう」構想も、
コンテンツ業界側にして見れば
「無断で具体的なコンテンツ名を挙げやがって・・・」
という反発を抱いていた。

13) 駄菓子菓子、自分達のやらかした掌返しの結末を思い起こしてグッと堪えて、
そのミーティングに人を送り込んで黙認することで、業界側としては
最大限の譲歩をしたつもりでいるという裏話もある。w

14) そうした背景と顛末があって、現在の政府与党や霞ヶ関とコンテンツ業界には深く険しい溝が存在している。
児童ポルノ対策法案にしても、当然、今までの様々な法律と同じように日本の業界の実情や文化、
歴史などの背景と摺り合わせて日本の実情に沿う形での修正を図る必要があるのは間違いない。

15) だけど、今の霞ヶ関も自民党も
「どうせ、やった所で掌返しが待ってるでしょ?」
という不信感がある為、積極的に動いていないのが実情。
国が一緒になってやろうとした事を、子供めいた理由で反故にした以上、
当然の結果として
「じゃあ、自分達で勝手にやって」
になるのは自明の理でもある。

16) そして国としては国際人権規約やチャイルドポルノ対策として法整備をする必要があるので、
「国際標準に従った法を作るわ。業界は自分達の力で生き残ってね」
となってしまっている。

17) 二次規制の話をする時にちょっとばかり知っていてほしいな、と思う今に至る顛末なので、
出来ればその溝を埋める良い提案があったら聞かせて欲しい。
特に、(゚听)は
「いきなり一緒にやれって言っても難しいのは判ってたから、仕切り直したいなら綺麗な形でやり直そうや」
だとか。

18) なので、建設的な意見があれば最後のチャンスは与えられると思っている。
但し、一部にもあったように
「こんな規制法案の改悪をやるなら議員のパソコンに
児童ポルノ写真を送りつけて社会的にも法的にも抹殺してやる」
なんて息巻いているようじゃ絶対にむりぽ、と言わざるを得ない。

19) それを一度でもやったら最後、ネットでのアクセスには個人の識別番号が必要になり、
情報のトラッキングやプロキシ、匿名化のソフトウェアのインストールすら犯罪になる、
という形での制約が待っているという可能性も考慮しておいてほしい。
という事で、児童ポルノ規制に纏わる裏話ですた。