永世中立国のスイスは28日、ロシアのウクライナ全面侵攻に対する欧州連合(EU)の制裁措置を導入し、関与したロシア人の資産を凍結すると発表した。これはスイスの伝統から大きく逸脱する動きとなる。

スイス政府は声明で「ロシアのウクライナへの軍事介入が続いていることから、連邦会議(内閣に相当)は2月28日、EUが2月23日と25日に発動した制裁措置を導入することを決めた」と明らかにした。

スイスはまた、ロシアのプーチン大統領、ミシュスチン首相、ラブロフ外相に対する金融制裁を直ちに適用した。