>>128
もともとUNIX (Open Groupの認定したUNIX) の存在意義ってシステム全体の囲い込み
(=制限)による安定性だったり先進性だったりしたわけで、たとえばハードウエアで
あれば独自仕様のバスで繋がれた高速で安定した周辺機器類の存在によってUNIX自身の
存在意義が証明されてきた。ソフトウエアにしても自社開発の専用品で、コンパイラで
あれば特に何も指定することなく最適なコードを吐いてくれるようになっているなど、
ユーザにとっては利便性の大きいものだった。

でも今は様々なソフトウエアがGPLなどのオープンソースとして公開されている。
ハードウエアも相互接続を行なう関係から、PCIをはじめとしてUSBやATA(PI)、
SCSIのような汎用バスがほぼ全てを占めるようになった。そこから現われてくる
システムの必要条件は汎用品(オープンソース、オープンアーキテクチャ)そのものに
なってしまう。つまりはUNIXを使わざるを得ない場合がかなり少なくなってしまった
というわけだ。