東京都武蔵野市「外国人住民投票」条例案を再提出か 「賛成」「反対」来年4月の市議選で激突も 長島氏「私の政治感覚ではあり得ない」
https://www.zakzak.co.jp/article/20221106-B33BWXA24ZPJBA4I43DO6J6GKA/

>東京都武蔵野市で昨年12月、大激論の末に「否決」された、外国人にも住民投票権を認める条例案が再び注目されている。

>松下玲子市長が住民投票条例案を「再提出する意向」を示し、その内容が関心を集めているのだ。もし、外国人住民投票案の復活提出となれば、来年4月の市議選で「賛成」か「反対」かが重要争点となりそうだ。

>「住民投票条例を定めたい」

>松下市長は3日、市内でのシンポジウムでこう発言した。産経新聞が4日報じ、ネットなどで炎上状態となっている。

>武蔵野市は自治基本条例で、住民投票の仕組みを別途、条例で定めるとしている。

>松下市長は「多様性を認め合う町づくりを目指している。外国籍の人もコミュニティーの一員だ」と主張。昨年提出した住民投票条例案は、日本人と外国人を区別せず、住民登録から3カ月以上経過した18歳以上の住民が投票できるという内容だった。

>これに対し、市議や市民から「実質的に外国人参政権を容認しかねない」「他国の政治勢力が悪用して市政に影響しかねない」などといった懸念が噴出したうえ、市民への周知不足などの問題も指摘された。

>市議会では、昨年12月13日の総務委員会で条例案が可決されたものの、同月21日の本会議では、議長を除く25人の採決で反対14人、賛成11人の反対多数で否決され、廃案となった。

>松下市長は否決後、報道陣に「結果を重く受け止める。市民にもっと周知したうえで制定すべきだった」とする一方、「住民投票条例は定めなければならない」と語っていた。冒頭のシンポジウムでも「再提出の意向」は示したが、中身には踏み込んでいない。

>ある市議は「昨年否決された条例案は論外だが、松下市長の『外国人にも投票権を付与したい』という意思は強そうだ。松下市長の任期は2年以上もある。もし、外国人住民投票案の再提出なら、来年4月の市議選で『賛成』か『反対』が重要争点になる可能性がある」と語った。

>国政でも、外国勢力による「静かなる侵略(サイレント・インベージョン)」や「経済安全保障」が焦点となるなか、武蔵野市はどこに向かうのか。

>地元選出で自民党の長島昭久元防衛副大臣は「もし、昨年否決されたばかりの条例案を任期中に再提出するとすれば、私の政治感覚ではあり得ない。

>再び武蔵野市民を分断することのないよう、広く市民の意見を聞き、議会とよく話し合うべきだ。透明でていねいな民主的プロセスを踏むことを強く要望したい」と語っている。