いや、延長線にあるのはその通りなんだが、でも延長線上にあるからといって
じゃあハンドスタンドプッシュアップのSTEP10をやれるかといったら不可能だよね?

これは普通のプッシュアップにもいえることで、STEP9までは状態を曲げずに行えるけど
STEP10は上体を曲げずに上げ下げすることは人間の体の構造上不可能。

だけどポールはハンドスタンドもプッシュアップも、著書でSTEP10をまるで実現可能な
ごとく書いてるんだよな。不可能なことを出来る前提で書いても、後にこうやって読者に
不可能なことを指摘されて本に書かれてる価値が下がるのは目に見えてる。胡散臭いぞって。

そうなるよりかは、強度や難易度は少し下がるかもしれんが爪先接着のハンドスタンドや
上体を折り曲げるのを可にしたワンハンドプッシュアップなどをSTEP10にした方が実現可能な
分だけ「まだ」マシだと思うのよ。それによって発生するデメリットといえば、すべてのSTEPを
制覇したけど本に書かれてるようなパワーは身につかなかった、って現実が浮き彫りになるくらいか?

でも、壁に爪先接着で腕立てしてる動画も1〜2回でかなり苦しそうにしてたし、これを日常的に
数十回行えるようになれば充分常人離れした筋力といって差し支えない気がするんだけどねえ。