優生思想の何が悪いのか。良き生と悪しき生がある、と考えるのはなぜ問題なのか。
より良い人生を望み、家族にも社会にも遺伝性の疾患で苦しむ人が減ることを願い
悪い遺伝子を淘汰して国民全体の健康レベル向上を目指すことの、一体どこが間違っているのか。

出生前診断は誰の目から見ても明らかに優生思想に他ならない。
そもそも人間は本能レベルで優生思想の持ち主である。
その根拠は恋愛や結婚に表れる。
より良い遺伝子を残したいと願うからこそ、パートナーの容姿や能力を気にするのだ。
真に優生思想ではないというのなら、どんなブサイクや無能とでも結婚して子作りできるはずである。
恋愛について好みを持つ時点で優生思想に染まっているのである。