http://www.kozuki-foundation.or.jp/ronbun/spresearch/spres05_hakamada.pdf
スイミングスクールに通う子供達の形態的特徴に関する研究

シニア競泳選手とジュニア競泳選手とを比較することで得られた結果から、競技力向上における知見を検討した。
しかしながら、これらの比較をする際には、身体の発育・発達の影響は無視できない。
同年代の一般男子及び男性との比較を考慮し、発育・発達から生じる
形態的変化をとらえ、トレーニング効果と区別しなければならない。

まず、長育、幅育、周育ではすべてジュニア選手はシニア選手より小さかった。
また、大転子・肩幅比においてはジュニア選手はシニア選手より大きく、統計的有意差が認められた。
しかしながらこれらの部位は、 同年代一般男子及び男性と比較し差が生じなかったことから、
競泳によるトレーニング効果から得られたものではなく、発育・発達過程により得られたものと推察された。