「...もっと細かく言うと、最初の何歩かは叩いているという感覚なんですけど、そこから先は乗っていくという感覚。
そして最後は地面に足が着いている感じがしなくなりますね」
 
伊東のスパイクは8本のピンによって支えられている。そのうち7本までは長さ5ミリだが、1本だけ8ミリのピンがある。

「拇指球の部分だけを(地面に)当てたいのです。それ以外は当てたくない。
運道具メーカーのシューズ制作のコンセプトは“引っ掻く”なのだそうですが、僕はフラットな感覚で、ゴムのような反発があった方がいい。
つまりメーカーのコンセプトとは逆の走り方をしているわけです」

伊東浩司が見る「9秒台」の夢<後編> – 二宮清純
http://www.ninomiyasports.com/.wptest/archives/11876