>平均的なボディビルダーはもっと悪い状況にある。彼らがうやうやしく読んでいる雑誌は
>(プロテインをもっと売りたいがために)実際より多くのタンパク質が必要だと主張する。
>そのため、読者は、胃にたくさんのタンパク質を詰め込むことになる。
>アマチュアのリフターの多くはステロイドを服用していないため、彼らの代謝能力は
>余分なカロリーを筋肉に変えることができない。その結果、ウエイトに真剣に取り組もうとしても
>ほとんどの人が栄養過多の太りすぎになっている。

>ウエイトトレーニングと過食は手をつないでいる。激しいセッションの前にたくさん食べておけば
>ウエイトをうまく上げることができ、筋肉質になれると誰もが確信している。激しいセッションの後は
>疲れ果てているので、それに応じて食欲も増加する。

>キャリステニクス(自重トレーニング)を始めると、逆の力学が働く。肥満とウエイトトレーニングが
>親友だとすれば、肥満とキャリステニクスは天敵だ。目標が180キロをベントオーバーロウすることなら
>好きなだけ食べ、巨大な胃になっても、目標を達成することができるだろう。
>しかし、ワンアーム・プルアップは、自分の体重を意識しない限り達成できない。豚のような体では
>キャリステニクスはできないのだ。

「プリズナートレーニング」P50〜51