>>672
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/040200001/041300027/?ST=exercise&;P=2
ヒトを対象にした研究では、遅筋線維と速筋線維との間にはどうしても越えられない溝があるといわれています。
例えば、スタミナの必要なトレーニングをすれば、IIxはよりI型に近いIIaにシフトしていきます。
しかし、IIaがI型にシフトするかというと、今のところそうはならないとされています。
I型とII型とには決定的な差異があり、速筋線維→遅筋線維、遅筋線維→速筋線維という変化はヒトの場合は起こらないというのが定説となっているのです。
コミ(Komi)という生理学者が1976年に発表した有名な論文では、「一卵性双生児は全く同じ筋線維組成をしている」という研究結果が報告されています。
この論文も、I型とII型との比は遺伝子によって決定していて、運動で大きく変わるものではない、という説を後押ししています。