山本義徳氏・ウェイトトレーニングのテクニックより

〇 POF
POF( Positions of Flexion)は米国 Iron Man誌の Steve Holman氏が提唱している方法で、
各部位を刺激するエクササイズの構成を、
・ミッドレンジ種目(動作の中間で強い負荷がかかる多関節種目)
・ストレッチ種目(ストレッチポジションで強い負荷がかかる単関節種目)
・コントラクト種目(収縮ポジションで強い負荷がかかる単関節種目)
この順番で行うというものです。
〜ただし一部位につき 3種目を行うというのは多過ぎることもあり、
その場合はミッドレンジ種目とストレッチ種目だけでも十分です。

前述したとおり、フルレンジで行う種目だからといって、必ずしもストレッチポジションで負荷がかかるわけではありません。
ベンチプレスのバーを胸まで下ろしても、大胸筋は完全にはストレッチされていません。
そこで、ダンベルフライのようにボトム(ストレッチポジション)で負荷のかかる種目を入れる必要があるのです。
つまり完全に筋肉をストレッチすることよりも、筋肉が自然長よりも伸びた状態で負荷のかかるエクササイズを選定するようにすべしということです。

ミッドレンジ→ストレッチ→コントラクトの種目の順に使用重量は落ちて行く
自然とドロップセットのような形になり筋肉の筋力発揮力を満遍なく鍛える事を目的とするならPOF法も有効だろう