ある夏の朝
冷たい森の奥で大きな穴を掘る伊藤
ザクッザクッとスコップで等間隔のリズムを刻む
その傍らには大きなずだ袋とトトロのぬいぐるみ
そちらに目をやった伊藤は何かを思い出したように冷笑を浮かべる
ずだ袋とぬいぐるみを穴に放り込み土をかける伊藤
つい癖で南無妙法蓮華と呟く

さて帰りますか
今日は胸の日だ