中年サーフィン心臓発作溺死死亡事故多発
茨城・大洗町で、サーフィンをしていた男性が死亡した。11日午前、大洗町の海水浴場で、福井康光さん（50）がうつぶせに浮いているのが見つかり、搬送されたが死亡が確認された。福井さんは、知人と2人でサーフィンに来ていたという。台風7号の影響で、茨城県の沿岸には、当時も波浪注意報が出されていた。（FNNプライムオンライン 最終更新:8/12(土) 8:02）
今年もサーフィンを楽しむ人の水難事故が多発しています。つい6日前の8月6日にも千葉県で男性が亡くなっています。11日の茨城の事故の記事中には、台風7号の影響と沿岸に出されていた波浪注意報について言及されています。その一方で6日の千葉の事故では気象・海象には言及されていません。「サーフィンは安全なのか？と聞かれたら「いいえ」と答える」と言い切るほどの専門誌もあります。波がなければサーフィンを楽しめないという中で、一つ間違えば死亡事故につながるという現実。何がどう進めば、こういった悲しい事故を起こさずにサーフィンを楽しむことができるのでしょうか。
サーフボードにつながれ… 水難事故か男性死亡 千葉・長生の一松海岸
6日午前8時50分ごろ、千葉県長生村一松戊の一松海岸で、ライフセーバーらが意識と呼吸のない男性を発見し119番通報した。男性は県内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。茂原署は水難事故とみて男性の身元と事故原因を調べている。同署によると、家族連れの男性が浜から20メートルぐらいの海面に浮いているサーフボードを見つけ、ライフセーバーに報告した。ライフセーバーが回収しに向かったところ、サーフボードにつながれた男性を確認した。（千葉日報オンライン 最終更新:8/7(月) 11:42） このほか、7月26日には福島県いわき市で40歳の男性が、7月1日には福岡県糸島市で64歳の男性がそれぞれサーフィン中に死亡しています。8月中の2件の事故をピックアップし、その時の日本沿岸の波の高さ（有義波高）を確認してみましょう。
サーフィン中の水難事故は毎年必ず起きている
サーフィン中の水難事故というのは、あまりニュースにならないかもしれませんが毎年数多く発生しています。一例を挙げますと、平成28年では全国で62人のサーファーが水難事故に遭っており、その中で死亡者・行方不明者は9人。さらに平成29年も52人が水難事故に遭い8人が死亡しています。（Slow SurfStyle、2020年11月7日）
平成30年以降の正確な数字はこちら
行為別死者・行方不明者数
図3 令和4年中の警察庁水難の概況より筆者抜粋
サーフィン中の死亡原因１位は溺死です
サーフィンは安全なのか？と聞かれたら「いいえ」と答えると思います。なぜなら海という大自然の中で遊ぶ以上、危険は常に隣り合わせだからです。波に飲まれて溺れてしまうかもしれませんし、岩場で切り傷を負ってしまうかもしれませんのでそれなりの予備知識と覚悟が必要です。なめてると本気で命を落とします。それがサーフィンです。ニュースなどにはなかなか取り上げられないのでピンとこないかも知れませんが、実際にサーフィンで命を落とす人は毎年数名います。その大半は溺死ですが、理由無く溺れるひとはほとんどいません。大抵の場合は心臓発作などの急性疾患が原因で溺れてしまいます(40代以上に多い)。サーフィン前に飲酒をしないとか、寝起き間もなくサーフィンしないなど、自己防衛が充分可能でもあります。（サーフィン＠マガジン） 事故防止のために（銚子海上保安部）
・風や波、流れの強い日の無理なサーフィンは止めましょう。
・単独行動はさけ、自分や仲間の位置を常に確認しましょう
・サーフボードの流れ止めコードは必ずつけましょう。
・流されていると思ったら、早めに周囲の人に助けを求めましょう。
・流されたらサーフボードを離さず、救助を待ちましょう。
・身体保護や流されたときの防寒のため、ウェットスーツは必ず着用しましょう。
・防波堤や離岸堤付近では、沖合いに流される漂流事故が多発しているので近づかないようにしましょう。
現場の声として「なめてると本気で命を落とす」と自覚していることがわかります。その割には、毎年15人前後が命を落とすのに、その死亡事故の原因が科学的に追究されているのか、筆者の調査ではわかりませんでした。重大事故防止対策として、サーフボードを自分の浮力体として使い、漂流したら「ういてまて」はまさにその通りでしょう。 鹿児島県東串良町の海岸で、１４日から男性サーファーが行方不明になっていましたが、１５日、宮崎県の都井岬沖を航行していたタンカーが発見し、２７時間ぶりに無事、救助しました。
志布志海上保安署によりますと１４日午前１０時ごろ、東串良町の柏原海岸でサーフィンをしていた都城市の４１歳の男性が沖に流され行方不明となりました。
警察や海上保安署が付近の海を捜索していましたが、１５日午後１時すぎ、現場からおよそ３０キロ離れた都井岬沖の海上で、付近を通りがかったタンカーの乗組員が、サーフボードに乗って手を振っている男性を見つけ、救助しました。
男性は巡視艇に移され志布志港に運ばれ、病院に搬送されました。男性は脱水と筋肉を傷めた症状があるものの、命に別状はないということです。
8/15(火) 20:36 MBC南日本放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff05e835ac3a0f1366835398ca0fa1cf9bcd762d 徳島 吉野川でウインドサーフィンしていた男性が行方不明
2023年8月30日 18時04分
徳島 吉野川でウインドサーフィンしていた男性が行方不明
30日午後、徳島市を流れる吉野川でウインドサーフィンをしていた男性の行方が分からなくなり、警察などが付近を捜索しています。
30日午後0時半頃、徳島市上助任町の吉野川で「川にウインドサーフィンのボードだけが残り乗っていた男性がいない」などと、男性と一緒にサーフィンをしていた知人から海上保安部に通報がありました。
警察などが現場に駆けつけたところ、川の水面でウインドサーフィンのセイルとボードが浮いた状態で見つかりましたが、ボードに乗っていた徳島県鳴門市に住む60歳の男性の行方が分からなくなっているということです。
詳細画像
警察と海上保安部などは男性がサーフィン中に流されたとみて、ヘリコプターや巡視艇を出すなどして付近を捜索しています。
現場はJR徳島駅から北に2キロほど離れた吉野川の河口からおよそ4.5キロ上流です。 愛知・田原市の赤羽根西海岸でサーフィン中の59歳男性が行方不明 海上保安部などが捜索
9/2(土) 16:47配信
メ〜テレ（名古屋テレビ）
伊良湖沖合を捜索する巡視艇（愛知・田原市）
愛知県田原市の海岸で59歳の男性がサーフィン中に行方不明になり、海上保安部などが捜索を続けています。
2日午後1時ごろ、田原市の赤羽根西海岸で「人が見えなくなった」と付近にいた人から消防に通報がありました。
鳥羽海上保安部などによりますと、100m沖合でサーフボードに乗っていた日進市の59歳の男性が転倒し、サーフボードだけが岸に流れ着き、男性はそのまま流されたということです。
田原市は、国内でも人気のサーフスポットで、男性は仲間数人とサーフィンに来ていました。
現在も巡視船による捜索が続いています。 「呼吸がない、心臓マッサージしている」妻とサーフィンに来ていた60代男性意識不明 一時心肺停止に=静岡・下田市
9/11(月) 15:14配信
静岡放送（SBS）
静岡放送
9月11日午前、静岡県下田市の海岸で、妻とサーフィンをしていた60代の男性が意識不明となり、心肺停止の状態で病院に運ばれました。
11日午前11時前、下田市の入田浜海岸で「サーフィン中に男性1人が、意識を失い、呼吸がない。心臓マッサージをしていると」と近くにいた女性から消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、男性は60代で、神奈川県から妻と訪れていて、砂浜から沖に約50mの地点で、サーフィンをしていたところ、何らかの理由で意識不明となり、心肺停止の状態になったということです。
男性は発見時、脇にサーフボードを抱え仰向けで浮いているところを、すぐ近くでサーフィンをしていた妻に発見され、周辺にいた人などによって救助されました。
男性は消防隊員が到着した時にも心肺停止の状態で、ドクターヘリなどで病院に運ばれている途中で、呼吸は再開したということですが、意識不明ということです。 相馬市の海岸で60代男性がボディボード中に溺れる？意識不明の重体〈福島県〉
2023年09月11日 15:00
相馬警察署によると、11日午前8時頃に福島県相馬市の松川浦漁港の海岸でサーフィン中の男性がボディボードとともに海面に浮いている60代男性を発見した。
男性がサーフボードで砂浜まで救助し119番通報したが、60代男性は意識不明の重体。
60代男性は1人で海岸を訪れていたとみられ、警察ではこの男性がボディボード中に溺れた可能性があるとみて状況を調べている。
当時は晴れていて波は穏やかだったという。 【速報】サーファー男性死亡 旭沖合の防波堤 「テトラポットに突っ込んだかも」通報
9/25(月) 17:58配信
千葉日報オンライン
※写真はイメージ
25日午前10時半ごろ、旭市中谷里の沖合にある防波堤で、「テトラポットにサーファーが突っ込んでしまったかも」と近くにいた人から118番通報があった。約2時間後に救急隊員らが海中から男性を引き揚げたが、現場で死亡が確認された。旭署はサーフィン中の水難事故とみて、詳しい状況を調べている。
同署によると、死亡したのは東京都文京区根津、自営業、慎次大さん（59）。友人2人と一緒にサーフィンに訪れていた。 波打ち際に身元不明遺体 死後1日以内か 南房総の原岡海水浴場
10/11(水) 12:01配信
千葉日報オンライン
※写真はイメージ
南房総市富浦町原岡の原岡海水浴場で9日午前6時ごろ、波打ち際にうつぶせの状態で倒れている男性の遺体を散歩中の男性が見つけ、110番通報した。館山署によると、遺体は死後1日以内とみられ、遺体の左眉の上に抜糸前の治療痕があった。同署が身元や死因を調べている。
遺体は70代～80代ぐらいで身長167センチの中肉。白髪で、いずれも黒色のパーカとポロシャツ、 
