サーフィンとゴルフの合わせ技

ケリー「最もサーフィンとゴルフが似ている部分については、「体重移動が回転運動という点が似ている。自分にとってサーフィンは武術みたいなもので、効率的にエネルギーを活用したいと考えている。それがゴルフとも似ているよね。ゴルフをしている時、みんなは遠くに飛ばしたいと思っているけど、自分は正確に自分の思った地点にボールを飛ばすことの方が楽しいんだ」と話している。」

GD 13歳の頃からゴルフをしているというカノア選手。どのくらいプレーしますか?

五十嵐 時間が空くとゴルフをしてます。特に今はオフシーズンなので、ゴルフするチャンス! という感じです(笑)。1週間に1度はやりたいなと。始めたきっかけは、ケリー・スレーター(トッププロサーファー) がやっていたから。僕の父はプレーしないんですよ。

GD サーフィンとゴルフに動きなどの共通点はありますか?

五十嵐 やっぱり「コア」をすごく使うところです。体をひねるところもかな。サーフィンはコアを使い、コアから全部のパワーがくるという感じですが、ゴルフもそう。ゴルフをしているときもコアに集中すればすべて安定します。「太もも」がパワーをつくると言う人も多いけど、やっぱりコアだと思います。それが似ているのかなと。

GD 試合でのメンタル面で共通する点はありますか?

五十嵐 サーフィンでは、プレッシャーがかかると頭の中が意外とぐちゃぐちゃになるんです。だから頭のなかを整理することが必要。ゴルフでもストレスがあると頭がぐちゃぐちゃになるし、そうなると調子もよくない。きちんとリラックスしてやらないといけない。これは逆にサーフィンのために勉強になりました。自然相手のスポーツなので、コントロールできることが少ない。だから波が来ない間はきちんと頭のなかをリラックスさせて、波が来たらきちんとアタックできるようにしておく。ゴルフをしていると、そういうトレーニングにもなるんです。いいバランスが取れるようになります。