子ハマグリ「ゼンナ」密漁 開き直り「違法承知で」…サーファーも波乗りの合間に
[2023/04/21 14:40]

 数が減少し、10年前の2倍ほどに価格が高騰するハマグリ。千葉県沿岸では、成長途中のハマグリ「ゼンナ」の密漁が相次ぎ、問題になっています。

■禁止区域で 「1キロあるかな」熊手でごっそり

 千葉県・九十九里浜の海岸には、サーフィンをしている人がたくさんいる一方で、貝を拾っているように思える人も見られます。

 波打ち際にウェットスーツを着て立つ男女。おもむろに手を海の中に突っ込み何かを拾います。

 熊手を使い大胆に探す女性。その目的は、ハマグリの潮干狩りです。

 女性:「1キロくらいあるかな」「(Q.全部同じ貝?)そう」「(Q.熊手で?)これは使っちゃいけない」

 しかしここは、許可なしで貝をとることが許されない区域。勝手にとることは「密漁」にあたります。

■去年も…“大量ハマグリ”軽トラで持ち帰る

 焼いても、煮てもおいしい春の味覚「ハマグリ」。しかし、潮干狩りが禁止されている場所での密漁が、あとを絶ちません。番組では去年も…。

 ハマグリをとることが禁止されているエリアですが、多くの人が潮干狩りをしていました。

 茨城県大洗町では、資源保護のため潮干狩りの可能なエリアが限られていますが…。

 潮干狩りする人:「(Q.ここ、とっちゃいけないエリアなんですが)とってダメなエリア?あ〜そう。毎年よ、ここに来てるの」

 全く悪びれる様子もなく、台車のハマグリを軽トラックに。相当な量です。

 潮干狩りする人:「だってお金払ってあたしたち入っているんだよ?駐車場で。1000円払っているんだよ?」

 「駐車場代を支払えば問題ない」と主張し、海に返すことなく、すべて持ち帰ってしまいました。