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安価で勇者の冒険譚書・描く(板ミスってたらごめん
0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2024/02/18(日) 19:08:55.63ID:gX+uEItm
・ただの創作好き
・さっきまでスレまとめ見てただけの5ch初心者
・亀レス
がお送りします
最初は生まれから決めてくよ
文か絵かは気まぐれ
0002創る名無しに見る名無し
垢版 |
2024/02/18(日) 19:09:38.81ID:gX+uEItm
>>3
辺りから行こうかな
0003創る名無しに見る名無し
垢版 |
2024/02/20(火) 01:50:21.93ID:u4ByYeKb
勇者は世界樹になる巨大な林檎『セカイイチ』から生まれた。世界樹は林檎の木だったのだ。
『セカイイチ』は千年に一度だけ世界樹になる伝説の果実である。
実った果実は神鳥によって神の国へ運ばれるはずだったが、邪竜の手によりそれは妨害された。
そして果実は川へ落ち、どんぶらこ、どんぶらこ、と流されていった。
それを拾った者こそ、先代の勇者であった。
先代の勇者は裕福な商人の元に生まれた。
彼の父は成り上がり者で、無教養な自分を恥じていたため、息子の教育のために惜しみ無く金を使った。その甲斐あって、先代の勇者はそこらの貴族には負けないほどの教養を身につけることができた。詩学、哲学、歴史学、語学、論理学、修辞学、数学、天文学、音楽、そして勇者学。
学問は彼の精神を豊かにした。そして、彼は勇者に憧れた。
教養は、それを得た者を正道から外れさせることが少なからずある。先代の勇者もまた、教養の犠牲者の一人だったのかもしれない。
商人の息子が勇者を目指す?
当然、父は大反対した。
「勇者とは、体のいい人柱にすぎぬ」
それが父の言い分だった。
なぜこうなってしまったのだろう?
彼は息子に恥をかかせたくないだけだった。
だが、彼は教養の本質を理解していなかった。
教養は人の心の奥まで侵蝕し、根本から作り替えてしまう。
特に、若者への影響は絶大である。
勇者学は彼の勇者観念を軽々と破壊した。
そして、彼は自分が勇者にならねばならないと決意したのだ。
道は険しかった。だが、彼はその信念が為せる業か、決して挫けることなく、進み続けた。
そして、三十になるかならないかという歳で、ついに彼は勇者の称号を得た。
その後は、もう語るまでもないだろう。彼の英雄譚は吟遊詩人たちが代わりに語ってくれるだろうから。
そして、今、燦然と輝く太陽に照らされてきらきらと美しい緑の葉から光を放つ世界樹の下で、彼は果実を手にした。
伝説は、ここから始まる。
0004創る名無しに見る名無し
垢版 |
2024/02/22(木) 02:23:17.24ID:5CmA78fm
*「おきなさい。
  おきなさい わたしの かわいい
  ヘッポコや……。
0005創る名無しに見る名無し
垢版 |
2024/02/26(月) 05:09:37.78ID:q2965/6u
「勇者よ、勇者よ、起きなさい」
 う、ううん……あ、ココア。
 ズズズ、あ、うめえ。
 えっと、そうだ、挨拶しなきゃ。
 ちらり、と見ると、そこには巨大な城があった。
 見よ、この厳かな城を!
 天を貫く尖塔は神の国にまで届くのではないかと思わせるほどに高く、絢爛たる装飾はこれまで見たこともないほどに豪壮華麗であった。城の外壁には様々な意匠の浮き彫り細工。それは我々の神話を反転させたような見るもおぞましい地獄を描いたものであったが、それが不思議と城の美しさを際立たせていた。
 そして、その城は、なんと黒々と燃えていた!
 ……

 私はココアを美味しく飲んで心は安らいだ。
 うめえ。
(でもこれほんとはコーヒーなんだよね)
 でも城が燃えていても私はココアが美味しいから関係なくて、たぶん世界がどうなっていても一杯の美味しいココアが美味しければ気にしない。勇者というのはたぶんココアを飲んだことないんだと思う。きっと。
 人は欠乏を埋めるために必死に生きる。エロース。それなら最初からすべてを持っている人はどうなってしまうだろう。ズズッ。失うことが怖くて行動しようとしないだろう。ズズズッ。なにもしないことが衰退への道だと悟ったときにやっと行動を始めるのだろうが、そのときにはもう手遅れだ。ココア美味しい。神は沈黙していた。それは神が完全だったからだろう。そう思い込んでいたからだろう。世界の崩壊が近くなってやっと彼は重い腰を上げた。でも、そのときにはもう遅かった。魔王はこの世に絶望してココアを飲んでいた。そして魔王は元勇者だった。だからもう世界がどうなろうと関係ないしココアが美味しい。
(でも残念ながらほんとはコーヒーなんだよね……)
 ちなみにココアにお餅は合いません!
城「あちち、あちっ。もうちょっと待ってね、あと三分で焼けるからね! 真っ黒に! おはようございます。これが朝食だと思わないでください。私は一日七食です。これは暁食(ぎょうしょく)です」
 見よ、天は暁色(ぎょうしょく)に染まり、餅は黒色に焼け焦げた。空の焼けた色は焦げのような黒から逆に彩りを取り戻し、まるでこんがりとほどよく焼けた餅のように綺麗なきつね色に近い色合いに見えなくもない!
 私は怒って真っ黒になったお餅を城の美しいステンドグラスに向かって投げつけた!
 ステンドグラスには高笑いする魔族の王が描かれていた! 魔王に向かって飛んでいくお餅! そしてクリーンヒット! お餅は貫通することなく、魔王の口にすっぽりと収まったぁぁあ!
 ……!?
「もご……」
 そう思った瞬間(いったい誰がこんなことを信じられるだろう!)私の口の中に『何か』が入っていた。
 ……なんと、それは餅だった! 唾液に濡れて黒々と光る焦げたお餅だった!
 私は恐怖に襲われた。
 が、なんてことない。事件は簡単に解決した。
 あれは、ステンドグラスではなかった。
 鏡だった。
 魔王は鏡に写った私だった。
 そういえば私、魔王だった。
 そう、お餅は私が怒りに駆られて投げて鏡に当たるかと思いきや、その瞬間、私がお餅に込めた怒りのエネルギーを私に向かって「なにすんだこの野郎(怒)!」と言わんばかりに返してきたのだ。餅はその怒りのエネルギーに従って、私の方へ飛んできたというわけだ。
 私も、まさか餅が意志を持つとは思ってもみなかった。
 が、これは私にとっても好都合なことだった。なぜなら焦げたと思っていたお餅が実は焦げたのは表面だけだったからだ。ガリッと音を立てて表面の唾液で少々柔らかくなりかけたようなでもガリッって音がしたってことはなってないようなそんな半端な焦げを貫通すると、なんとそこには白く艶やかな光沢を放つ柔らかい美味しい焼き餅が!
「うんまい!」
 神の国はいらない。
 私の居る場所、此処が、此処こそが楽園だ。
 ココア(コーヒー)とお餅だって捨てたもんじゃない。
 ミスマッチ? 関係ないね。
 完全だが狭量で怠惰な神なんかよりも、私はこの不完全なものを愛する。
 すぐに調和できなくてもいい。時間さえかければ必ず共存できる。
 焦げた餅だって、一見近寄りがたいけど、一皮(焦げ)剥けばそんなに食えない奴じゃない。
 ココア(コーヒー!)との相性だって、さっきも言ったように、時間を置けば悪くない。水を挟めば邪魔をしないし。
 お城だって、なんか燃えてて近寄りがたいけど、私のお餅を焦がしたけど、決して悪い奴じゃない(と思う!)。
 そうだ、楽園は此処に在ったんだ!
城「おめでとう!」
餅「(怒)」
ココア「(コーヒー)」
神「……(沈黙を保つ)」
私「みんな! ありがとう!」

 
0006創る名無しに見る名無し
垢版 |
2024/02/29(木) 01:45:40.31ID:8+0o4dgD
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