五ヱ門は実はあまり知られてないが、名張出身で物心付く手前の歳から住み着いている場所だ
次元と五ヱ門は、最初の頃はうどんの出汁の好みでよく喧嘩をしていたのだ。
関東風の黒っぽい濃い出汁のうどんを好む次元と関西の透き通ったようなそれでいて決して薄くは無い
昆布と鰹の効いた出汁を好む五ヱ門はしょっちゅう喧嘩をしていた。ある時ルパンが高熱で寝込んだ時だった
珍しく五ヱ門がルパンのために作った汁物が、具材がうどんの抜きの牛肉と青ねぎだけのシンプルな汁物だった
所謂『肉吸い』と呼ばれるものであった。五ヱ門が大阪まで足を運んででも食べに行ってたというものだった
それをルパンに食べさせたのだ。時に五ヱ門の作る肉吸いは牛肉の細切れと青ねぎの他に豆腐を入れる事もあったという