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暇になったら創作を書き込むスレ
0002創る名無しに見る名無し
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2023/03/13(月) 13:08:06.41ID:t57z4fF0
それは突然のことだった。私の目の前に突如として巨大な何かが現れたのだ。巻き起こる風が私の足から頭の天辺まで絡みつき、私は「うっ」と身を縮こませた。その何かは光り輝く光線を小さな穴から照出し、光線は私の体や地面、近くに生えている木々を照らしていった。
0003創る名無しに見る名無し
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2023/03/13(月) 14:05:52.66ID:t57z4fF0
私は絶望したのだ。ああ、これで私の人生は終わりか。短くつまらない人生だったな。その巨大な何かは爆音を響かせると空高く舞い上がりやがて黒点となって消えていった。
私は呆然とそれを見ていたがすぐに我に返り自分の身を確認した。怪我はない、異常はない。私は近くに乗り捨ててあった自分の自転車を捕まえるとそれにまたがりその場から去っていこうとした。
私は九死に一生をえたのだ。
0004創る名無しに見る名無し
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2023/03/13(月) 21:50:55.34ID:t57z4fF0
しかし自転車で坂を越えて橋を渡っているとあの巨大な何かが川の中へ落ちてきたのだった。激しい水しぶきを上げて川の真ん中に着水するとそれは大きな翼を広げ羽ばたく様子を見せた。翼は岩のような質感でゴツゴツとしている。私は自転車を止めてその様子を見ながら「セックスしたい! セックスしたい!」と叫び声を上げる。なぜかは分からないがそのなにかに自分の願望を訴えたら叶いそうな気がしたのであった。
0005創る名無しに見る名無し
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2023/03/22(水) 22:40:30.52ID:4C6U3YFE
するとその巨大ななにかはこう言った。
「もうしんどいねん」
何かはため息をつくと「きみ若いなぁ、若さが羨ましいわほんま」と続けた。
私は「儲かってないようですね」と言った。
「そら儲かっとらんわ。ジリ貧やでほんま」
「何を売ってるんですか?」
「宇宙」
「1つ買いましょうか」
「100万やで。あるんか?」
私はふところの奥から札束を取り出すとその関西弁のなにかの顔に叩きつけた。
「馬鹿にするな! 100万ぐらいあるわ!」
0006創る名無しに見る名無し
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2023/03/22(水) 22:56:43.42ID:4C6U3YFE
その巨大な関西弁は翼を広げるとバッサバッサと羽ばたいた。岩の翼が私の目の前で激しく上下する。
関西弁は札束を数えると「ふむ、ちゃんとあるなぁ?! 兄ちゃん、そうならはよ言ってくれんと!」と言って私に商品を手渡した。それは小さなキーホルダーで中央にはビー玉のような黒い塊が埋め込まれていた。
「これは何光年ですか?」
「300」
「では知的生命体はいるんですね」
「たぶんなぁ。はーひと仕事したらだるくなってきたわ。ほな、さいなら」
関西弁ははるか上空に羽ばたくと黒い点となってやがて消えた。
私はキーホルダーの小さい宇宙を見つめる。
0007創る名無しに見る名無し
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2023/04/01(土) 10:58:42.66ID:GBCn9xBB
農業高校から僕の家までは下りの電車を使って通っていた。桜の花びらが茶色くなるころ入学式が終わり、親たちと担任が挨拶を交わしている中私たちは30分くらい待たされた。

そんな時後ろから声をかけられた。「あのさ友達になろ」僕は一瞬びっくりしてすぐ横を見た。すると万遍の笑みを浮かべた子がまた、「友達になろ」と言ってきたのでいいよと言ってすぐLINEを交換したりと次第に打ち解けていった。名前はなにか?なぜ普通科の高校に行かなかったのか?

そんなこんなで閉まっていたのも忘れてしまったらしい。ある日棚を開けると貫入の入った器になっていたそう。それから日に日にヒビが無くなってきているそうだ。

そこまで話すと赤間はこれがオカルトだといいニコニコと笑った。僕が小中学生の時はオカルトを話し合える友人がいなかったのでこれは長い付き合いになるなと思えた。

など色々な話をしていると、なぜその話題になったかわからないが、幽霊は信じるかと言う話になって赤間は僕に縁に亀裂が入ったお茶碗のようなものを渡してきた。僕がなんなのか聞く前にそれは7年前に曽祖父が買ってきたものらしく曽祖父が亡くなった時にちょうどその器を割ってしまったらしいとの事だった。それは祖父の形見だったこともあり、まだ幼かった赤間はそれを集めて自分の部屋の棚に隠したそうだが、その時手を切ってその傷がまだあるとかなんとか言っていたがその話は後ほど。

すると赤間は僕に質問をしてきた。「もしこの器が完全に治ったらどうなるか、また俺の手にある傷はどうなるのか?」僕は突然の問いに、そしてその答えを考えて冷や汗を浮かべた。

さっき赤間は器はどんどんと治っていると言っていた。だが、器を集めた時にできた傷は治っていないと言った。物と言うのは生きていない。すなわち生命活動をしていないから、自ら治ることはないわけだ。

例えば髪が長くなる人形は簡単に言うと物が生命活動をして髪という細胞が増えるということ。だがオカルトにもやはりマジックのように種があるだろう。人形の髪が2つ折りになっていてそれが時間の影響で半分だったものが1本の線になり髪が長くなったと錯覚すると言う事を何かで見た。

では逆に傷が治らないことはあるのか?僕は理科が得意ではなかったので人体はさっぱり分からなかった。強いて言うなら人斬りのマンガの主人公が治らない傷をつけていたことくらいだった。

結局僕は中学3年までに手に入れた知識を頭の引き出しから何とか探し出た答えは「その器をレストランで使えば一生使える」だった。

僕がそういうと思いっきり赤間はバカにして笑ったので、生まれて初めて、今日初めて出会った人を殴ろうとしたのは言うまでもない。

まぁ本当は人間は怪我をすると治るはずなのに治らないということは怪我がどんどん大きくなっていて大きくなるスピードと治るスピードが同じだから怪我が治らないように見えるんじゃと思ったり、大人になって治るスピードより怪我のスピードが…とかを少し思ってやめた。

そんなこんなで赤間の親が来て僕らはまた2日後といい解散をした。

赤間の持っていた器は結局5個のヒビが4個になろうとしていた。
0010創る名無しに見る名無し
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2023/04/09(日) 10:32:21.38ID:WG3ToCYj
大都市の少し外れ。太蔵というホームレスが橋の下で暮らしていた。太蔵は夜になると橋の下から抜け出して街中を徘徊する。今日はダンボール集めが目的だった。太蔵は街灯を避けるように真っ暗な道を進んだ。そしてスーパーの駐車場に入ると壁際に平積みで置かれていたダンボールを一つ失敬した。泰造の家の修繕に使う予定だった。太蔵はその横の自販機の小銭入れに指を突っ込む。自販機の底も覗くが手応えは無いようだった。太蔵は猫背になりながらダンボールを脇に抱えてその場を後にした。
0011創る名無しに見る名無し
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2023/04/10(月) 16:31:06.40ID:Rv7NmA1h
「ファックしたい!ファックしたい!できないなら私は∂!◎×⌘@⊆#∀!!!」
呪詛にも似た私の叫び声が夜の歌舞伎町に響いた。
0012創る名無しに見る名無し
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2023/04/14(金) 21:31:12.73ID:VkOgZ1ey
「テレビとちがう世界」
今日はバイトの初日だった。
30サーティゼロとか、そんな店舗を連想させるお店。
感じのいいお客が入ってきた。服装も感じよかった。ワクワクして、いらっしゃいませ!ってあまり浮かれてる感じが出ないように、お客さまとして迎えようとした。

数分後、困惑と恐怖に心が浸されていた。

電話に向かって叫んだり、怒鳴ったりしている
「もともと、クレームのある客なんだ…」
ほかの店員さんに聞いた。

バイト初日、
がっかりだった。 あのお店なのに、怖かった

もともとはいい人だったんだけど、地元の不良に呪われたらしい。あとは地元の人に 都会に行って生意気だとかで 恨まれて ああなったらしい。

後日、男声店員が対応していた。

テレビではバイト先で恋愛、なんて明るいCMが流れていたけど現実は違った

なんか悲しくなったけど、そんな歴史のある地域社会づくりだと、地域社会の一員として思った。
0013創る名無しに見る名無し
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2023/04/19(水) 22:56:59.28ID:eTw8qEfh
「変わった私」
むかしは無邪気に笑っていた。天真爛漫だと自分で思っていて、ブスだとも思われなかった。 今思えば、周りはいい人で美人になるよ、と言ってくれていたんだと思う。
大人になって 世間も本音を言うのが正しいみたいな風潮になって、ズケズケ容姿に関してブスだと言われてへこんだ。メンタルもやられた。
昔の成績不良を吹き飛ばしたいが、それは社会の目という制約で笑い飛ばせないし、そんな事をして昔のコンビニに屯する金髪少年少女のような状態を想像させて、なりたい自分では無い。 なので容姿で笑いものにされたりした時に笑ったヤツに(なお、笑っているというは思い込みで、たまたま周囲にいた聴衆に矛先が向かっている)笑い返してやる!そう思って実行してる成人と同胞の気分になった。
「ヨシ!私も笑い返してやる」
彼女は突然 道ですれ違った男に 『笑い返し』復讐を遂げた。
音楽というのは人の気を楽にするという。
ときには作り事のようなものを真実だと信じ込ませる。
男にとっては 笑った過去の記憶もない。道ですれ違ったときは 不気味な女にしか映らなかった。
「あは」と笑う 半狂乱に音楽をたのしむヤツも同様で、 子どもの頃と同様に薄気味悪く思えた。 (終)
0014創る名無しに見る名無し
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2023/04/25(火) 16:03:52.41ID:8JLddF6x
ドカーン。
爆発した。私はそれを見た。
ひゅんひゅんと石が飛んでくる。
石が私の顔に当たる。
私はケガをした。なんてことだ。
気分が悪くなったのでその場に座る。
もくもくとキノコ雲が上がっている。
座りながら私はその白いキノコを眺めた。
おいしそうだ。腹がなる。
私は寝転ぶ。ああ、いやだ。貧乏は何も食えやしない。
0016創る名無しに見る名無し
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2023/04/27(木) 18:22:34.96ID:GcJmFQ5T
ボールが赤い。私はただそのボールを見ていた。周りの木々が揺れて木漏れ日が私の顔に射す。ただ自分はなぜそのボールが赤いのか考えていた。ボールが赤いからそう感じるのか、それとも自分が赤いと認識しているだけなのか。他人からはそのボールは私の認識する赤ではなく私の中の緑かもしれない。本当にそのボールは赤いのだろうか。私はベンチに座り昼の街なかで独り考えていた。すると子供がそのボールを蹴って近くの公園の中へと消えた。
0017創る名無しに見る名無し
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2023/05/28(日) 02:14:18.02ID:TZNxyukB
地方だとか、学歴が悪いとか、そしてまたチビだとか。そんな事で下に見られたくない、それが彼の原動力で、連帯を生んだ。そんな低劣なところもあるけど、優位にある人間に戦う密かな友達もできた。 自分を忘れて、できるだけ真似した。あいつは明るい。だから俺も笑った。あいつは仕事が速い。だから速くやった。頭脳もよくなく、何かしても遅い事も忘れて。
そして虚偽をいうようになった。負けても逃げてないことにした もう二度と敗北者だと公認されるわけにはいかなかった。
人生はうまくできている。
悪いことのあとにはいい事があるはず。
そんな理想像に、だれかが自己を当てはめてくれるはず。そう願った。そんな有り得てもいい逆転の形跡を作ることに協力してくれる誰かが、正義のヒーローがいるはず。
ぐずで、頭も悪く、動きも鈍い そんな過去はがんばって克服した。
みんな大人になって、そんな価値はどうでもよくなったなんて認めたくない。
嘘つきで卑怯で、悪い奴と組んで何かをする それは俺じゃない、そう思った。
0019創る名無しに見る名無し
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2023/07/10(月) 06:45:20.29ID:QMwD4ynD
 ある森の奥にウサギの村がありました。
 ウサギと言っても彼らは高貴なウサギでした。その誇り高さは同じように耳の長いことで有名なエルフにも匹敵するという評判が彼らの間でありました。
 実際は非常に憶病で肉食獣からは逃げてばかりでした。
「へっ、ライオンなんて俺なら簡単に倒せちゃうね! むしろライオンが怖がって逃げ出すから戦う必要なんてないね!」
 というのは、村長の一人息子のウサ吉の言です。もちろんライオンと戦ったことなんてありません。彼はよく嘘を吐いていたので、他のウサギたちからホラ吹きのウサ吉と呼ばれていました。ですが他のウサギたちもウサ吉と同じくらいに強がってばかりいました。ドングリの背比べというやつです。
 しかしそんなウサギたちにも誇り高いところがないわけではありません。彼らは耳の長い神様から伝説の人参を守ることを命じられ、代々その任務に就いていたのです。
 伝説の人参とはその根が星の中心に繋がっていると言われる人参です。それを抜いたら世界は虚無に包まれると言い伝えられています。(実際のところは誰も抜いたことがないのでわかりません。)
 ウサギたちはその守護者というわけです。
 そうです。彼らがこんな辺鄙なところに村を作っているのにも理由があったのです。決して、人間達が怖くてここまで逃げてきたわけではないのです。ええ、決して。
 普段は臆病な彼らも、もし伝説の人参が狙われたら勇敢に戦って耳の長い神様から与えられた使命を立派に果たすことでしょう。

「大変だ! 伝説の人参が盗まれた!」
 こうして世界は虚無に包まれました。

おしまい
0020創る名無しに見る名無し
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2023/07/13(木) 22:24:43.25ID:W1MlWuNm
大地が揺れた。
おっぱいも揺れた。
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