ジャック「ボクは誰にも相手にされてもらえないし、かまってもらえないんだ。ボクがこの世にいなければ・・・。」

俺(ジャックにきつく言いすぎたかな・・・。)

ジャック「・・・何が命を守る行動なんだい、あんな下等生物どもごときに!!!!」

ラムネ「そんなこと言わないでください、ジャックさん。」

ジャック「ふぅ・・・ときくんには失望したからもういっその事、島にいるみんなを全員呪い殺すことにするよ。」

俺(みんなジャックに呪い殺されるのか・・・。そうなってしまう前に何とか謝らないと!)

俺はジャックにきつく言ってしまったことを謝ることにした。

俺「絶交と言ってごめん、ジャック。俺が言い過ぎた、今でもお前は俺の親友だ!」

ジャック「そうやってまたボクのもとから離れていくんだろう?2年前のあの日、綺麗な星空に流れる流れ星に願い事をしたのに・・・。」

俺は2年前の記憶が魂となっているジャックにも残っていることに驚いた。

俺「ジャック・・・お前が魂になっても、2年前の記憶は残ってたのかよ。」

ラムネ「あらっ、ときさんとジャックさんは2年前に流星群を見たんですか?わたしはまだその時にこの島にはいなかったので羨ましいです。」

ジャック「下等生物のラムネさんはボクに話しかけないでくれるかい?鬱陶しいから最初に犠牲になるのはまずキミからだ。」

ラムネ「島にいるみんなは全員あなたの親友です、なのでジャックさんは島のみんなを呪い殺さないでください。あのね」

ジャック「ボクは親友なんか一人だけでいいんだ。でも、ボクがみんなの親友だなんて少しは嬉しいよ。」

俺とラムネは、少しだけジャックの魂の病みが治ってきてるのをまだ気づいていない。

ジャック「それにしても、何で下等生物であるラムネさんがボクに優しくする必要があるんだい?意味が分からないよ。」

俺「俺、一つ思ってることがある。それは他人を思いやる気持ちがあることだと思うんだ。」

ジャック「思いやり?意味が分からない・・・意味が分からない!!」

俺「昨日ジュンにプレゼントで渡した王冠もそうだ。人が嫌な思いをしてしまったらお詫びの品をあげるのも思いやりだよ。」

ジャック「昨日ボクがまだ生きてる時、その様子をジュンくんの家の窓から見てしまったんだ、ときくんがジュンくんに王冠をあげていたところ・・・ボクはそれが悔しくて嫉妬した!!」