「レモンを楽しんでね」
「そうしていいのだな」
「二人でね」
「う、うむ。二人で楽しもう」
お顔を真っ赤にさせたまま応えるアー
リアちゃんでした、そうして実際にマ
カロニーノ君と二人の時を満喫します。
皆そんな二人をわざとそっとしていま
す、ですが。
アメリー君とチューゴ君を連行したフ
ランソワーズちゃんとエリザベスちゃ
んは連行した二人をこき使いつつお話
しました。

「マカロニーノはわたくし達も、です
けれど」
「アーリアがいると仕方ないですわね」
「全く、あの娘の想いには負けますわ」
「仕方ありませんわね」
「では今は憂さ晴らしに」
「エスコートを受けて差し上げますわ」
「だから何でいつもこうなるんだYO」
「僕達にとってはいい迷惑あるぞ」
文句を言う二人の言葉は聞かれません、
ですがそんな二人もレモンの酸っぱさ
に自分達の気持ちを浸らせる二人もあ
の二人はそっとしてあげるのでした。