連続ドラマ小説「二ホンちゃん」63クール目
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「見たことがある」
アイルちゃんは時々ザリガニを釣って
います。実はお池で獲れるザリガニは
美味しくて結構人気の食べものです。
ウヨ君もそのザリガニについてそのア
イルちゃんと一緒にザリガニ釣りをし
ながらお話しました。
「思えば俺が今脚本を担当しているあ
の作品でもな」
「あっ、ムラカミさんザリガニが大好
きで」
「ザリガニの専門家みたいなものだ」
通称ザリ王とさえ言われている位の人
なのです。
「まさにな」
「それで色々なザリガニを飼ったりし
てるのよね」
「そうだ、確かに役はあらゆる意味で
凄かったが」
そういう役を生み出したのは他ならぬ
ウヨ君自身です。
「ご本人はとても明るくて面白い人だ」
「いい人よね」
「礼儀正しくてな、悪役だからといっ
ても悪い人じゃない」
このことはとても重要です。 「これはトウエイさんの作品全体で言
えることだがな」
「というかウヨ君の脚本は誤解される
様なことが多くない?」
「ジェットマンのラディゲ役の人や響
鬼の桐矢役の人は大変だったな」
「ウヨ君自身は叩かれても平気でも」
それが面白いからいいで済ませるとこ
ろが凄いでしょうか。
「演じる人は大変よ」
「それはわかっているがな」
だからと言って作風を変えるウヨ君で
もありません。
そんなお話をしながら二人でザリガニ
を釣っていきます、ァイルちゃんはお
家の食材確保ですがウヨ君は無償でお
手伝いです。
ザリガニはどんどん釣れていきます、
ですがその中で。
アイルちゃんはふと釣ったザリガニを
見て驚きました。何とです。
そのザリガニは青いものでした。それ
で言うのでした。
「私こんなザリガニ釣ったのはじめて
よ」
「待て、それだが」
ウヨ君もでした。 そのザリガニを見ます、ですがウヨ君
はこう言うのでした。
「俺は見たことがあるぞ」
「えっ、青いザリガニを」
「今話したムラカミさんだ」
他ならぬ913の人です。
「あの人のブログに出ていたぞ」
「そうだったの!?」
「俺も最初そのブログを観て驚いたが」
それでもというのです。
「観たぞ」
「このザリガニの他にもいるのね」
青いザリガニがとです、アイルちゃん
はさらに驚きました。
「そうだったのね」
「確かに珍しいが」
それでもというのです。
「俺は前に観た」
「世の中広いわね」
「全くだ、だが青いザリガニが非常に
珍しいことは事実だ」
そのことはというのです。
「このザリガニはとても貴重だ」
「アメリーさんのところには時々ある
みたいだけれど」
「それでもこちらではだな」
エリザベス家ではというのです。 「アイルが見たことがはじめてと言っ
たことでもわかる」
「そうよね、姉さん達も見たことない
と思うし」
エリザベスちゃん達もというのです。
「とても貴重なのは大事ね、そんなザ
リガニ食べる訳にもいかないから」
それでと言うアイルちゃんでした。
それでその青いザリガニを放ってです、
お池に戻して。
それでにこりと笑ってウヨ君に言いま
した。
「こうするわ」
「逃がしたか」
「食べないでね」
「それがいいな、しかしザリガニは釣
ろうと思えばな」
「どんどん釣れるわね」
「数も多い」
「すぐ増えるからね、ザリガニは」
それで環境に影響を与えたりもします。
「増え過ぎたらよくないし」
「そうした時は食べることだな」
こうしたこともお話しました、青いザ
リガニを逃がした後で。 200万匹に1匹という確率で現れる青いロブスターが、アイルランドの魚卸売業
者のもとに届けられた。この道30年以上という店のオーナーも「アメリカで青
いロブスターが捕獲された話はよく聞くけど、自分が知る限りアイルランドで
は初めてだよ」と驚いているという。
アイルランドの首都ダブリンの北に位置するミース州(Co. Meath)アシュボー
ンにある魚卸売業者「ニックス・フィッシュ(Nick’s Fish)」のもとに今月
12日、水揚げされたばかりのロブスター60匹が届けられた。1984年創業の老舗
で小売もしている家族経営のこの店は、新鮮な魚介類を数多く取り揃えている
ことから地元では人気で、この日仕入れたロブスターも生きている状態で運ば
れてきた。
店のスタッフであるナイル・マレーさんはその日、仕入れた箱の中に1匹だけ色
が違うロブスターが交じっているのを発見し息を呑んだ。それは200万匹に1匹
と言われる青いロブスターで、ナイルさんはラウス州(Co. Louth)にある
「アイルランド海洋水産保護当局(Irish Sea Fisheries Protection
Authorities)」に連絡した。
この青いロブスターについて、ナイルさんは次のように語っている。
「それはダブリンの南にあるウィックローの海岸沖で水揚げされました。ドライ
バーは色が違うロブスターがいるのに気付いたようですが、気にも留めなかった
ようですね。私も長いことこの仕事をしていますが、青いロブスターは初めてで
すよ。一生に一度見ることができるかどうか、そのくらいレアものですからね。
私たちは美しく青いそのロブスターを‟ベティー・ブルー(Betty Blue)”と名
付けました。」
ロブスターは通常、殻に含まれるアスタキサンチンと色素タンパクであるクラス
タシアニンが結合し、目立たない茶色や灰色をしている。『The Irish Post』に
よると、青いロブスターは遺伝子の突然変異によって誕生し、クラスタシアニン
が過剰生成されるため青くなるのだという。
(後略)
ttp://japan.techinsight.jp/2019/09/ac09240922.html ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています