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モバP「過去の自分に送るメール?」
0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 09:50:26.16ID:Bk2A9dqM
※モバマスSSです。

※初SSですので色々拙い、低レベルかと思いますがよろしくお願いします。

※地の文というか、基本的に手紙のような文体で進みます。
0002創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 09:50:58.47ID:Bk2A9dqM
ちひろ「はい。雑誌の企画でして、うちのアイドル達に書いてもらいました。」

モバP「なるほど。このフォルダですか。」

ちひろ「はい。念の為確認お願いします。」

モバP「了解です。」
0003創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 09:51:26.85ID:Bk2A9dqM
渋谷凛


毎日、つまんないよね。
朝起きて、学校行って、授業受けて、家に帰って、寝る。それを繰り返す。
このまま何となく生きて、何となく花屋を継いで、何となく過ぎていくって考えてるよね。

でも、それはある日から変わるよ。

土曜日の昼に毎日行くハナコの散歩。
サボっちゃだめだよ。
その途中で声をかけてくる怪しい人がいるけど、無視したり警察呼んじゃだめだよ。

その人が私の人生変えてくれるから。

かけがえのない友達と、輝く未来を与えてくれるから。
0004創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 09:52:00.95ID:Bk2A9dqM
北条加蓮



病院の白い天井と、腕に伸びた点滴。窓の外を眺めながら、過ぎていく時間を、ぼんやりと生きている私へ。

入院なんて当たり前で、検査も治療も慣れちゃって、そんな日々に嫌気を通り越して諦めちゃってるよね。

でもね、ある日病室に入ってきたくたびれたサラリーマンが、あなたを外の世界へ、新しい世界へ連れ出してくれるよ。

まあ、その人私を見るなり名刺突き出しながら、アイドルやらないかなんて聞いてくる、怪しさ全開の不審者だけど、悪い人じゃないよ。

それに断ってもその人何回も来るから、さっさとアイドルになっちゃいな。

大丈夫。私は元気にやってるよ。
0005創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 09:52:44.56ID:Bk2A9dqM
神谷奈緒



あたしがアイドルをやるなんて、昔のあたしに言っても信じないだろうな。

でもお前はアイドルになるよ。
なるべきだよ。

まあ、ヒラヒラの衣装とか、メイド服だとか、死ぬほど恥ずかしい目にもあわされる。

ピンクのエプロン着たり、裸みたいな衣装で人前に立たされる。

思い出すだけで顔が熱くなる。

でも、それでもアイドルは楽しいよ。
応援してくれるファンや、からかいながらも支えてくれる仲間と、騒がしくも幸せな毎日が待ってる。

だから、夏のアイドル交流会には絶対行けよ!
そこで声かけてくる奴がいるから、そいつについていけ。

あたしは、アイドルになって良かったと心から思えるから。
0006創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 10:09:23.64ID:Bk2A9dqM
島村卯月



一緒に頑張ってた養成所の友達は一人もいなくなってるよね。

オーディションに落ちたのが何回目かなんて、とっくに数えるのやめてるよね。

毎日寝る前に、鏡の前に立って笑顔の練習しながら、零れそうな涙と、溢れそうな諦めを誤魔化してるよね。

「君には個性が無い。」

言われ慣れちゃってるよね。

でも、でも絶対諦めちゃ駄目だよ。
どんなに辛くても、何を言われても、絶対に、頑張るのをやめちゃだめ。

嘘でもいいから毎日を笑顔で過ごして。

そうすれば必ず、心から笑顔で過ごせる日々が、待ってるから。
0007創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 10:10:10.73ID:Bk2A9dqM
安倍奈々



17歳の私へ。

まだ私は、17歳だよ。

アイドル目指して、歳を取るのをやめて。人間やめて。宇宙人になって。

色んな人に、色々言われて。

諦めろ。恥ずかしい。将来の事を考えろ。

畳の上のちゃぶ台に突っ伏して泣いて、テレビに写るキラキラしたアイドル達に、自分を重ね合わせて慰めて。

ふと、もう、諦めようかなって考えが浮かぶ。

でもね、諦めちゃだめ。何を言われても、気にしないで。

目指し続けた先の未来の、そのテレビに写ってるのは、スポットライトを浴びた、私になってるから。
0008創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 10:14:28.48ID:Bk2A9dqM
双葉杏



未来のことを教えてあげる。

私のことだから、今、宝くじの番号とか教えてもらえるとでも思ったでしょ?

残念。私が教えるのは、未来のあんたに来る選択肢についてだよ。

学校をサボって公園でだらけてる時、声をかけてくる怪しい男が現れるよ。

そいつは綺麗事並べてあたしを誘惑してくる。

その時あんたの前に選択肢が現れる。

男の誘惑に乗る。
男の誘惑を断り、その場から去る。

どっちを選ぶかはあんた次第だ。

ちなみにあたしは誘惑に乗っちゃったせいで、毎日忙しいよ。歌わされて踊らされて、写真撮られて、振り回されて。

まあ、でも、悪くないよ。収入も増えてきたし、色んな変な人とも出会えたし。うるさかった親も何も言わなくなったしね。

だから、今から考えといてね。
どっちを選ぼうと、それがあんたの人生だ。
0009創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 13:41:39.17ID:Bk2A9dqM
高垣楓




灰色の日々を送っていた私へ。

お酒を飲んでいる時と、温泉に浸かっている時。
両方を同時に行っているとき。

その瞬間だけ、周りに色がつく。

でも、寝て起きるとまた色が失われる。

そんな日々をぼんやりと生きていると思います。


そんな灰色に、一滴のカラフルな絵の具を落としてくれる人が現れます。

その人についていけば、一滴のカラフルは膨れ上がって、私の灰色は瞬く間に、色に溢れます。

グレーな人生は、グレートな人生に変わります。

だから、その人を、見逃しちゃだめですよ?
0010創る名無しに見る名無し
垢版 |
2019/05/30(木) 20:50:42.50ID:Bk2A9dqM
神崎蘭子



闇に飲まれよ!


そう言ったら、大抵の人が、愛想笑いを浮かべてから気まずそうに会釈してくる。

私の服装を、後ろ指差す人もいる。

私の言葉を、馬鹿にする人もいる。

でもね、いつかそんな私を受け入れてくれる人と出会えるよ。

私の服装を、可愛いって言ってくれて。

私の言葉を、ちゃんと聞いてくれる。

そして、私は私のままで良いって言ってくれて、私を私のまま受け入れてくれる。

だから、誰に何を言われても、私は私のままでいてね。

私は私のまま、輝けるから。
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