リレー小説「終末の日本」
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■設定
・主人公の名前はタケル。30代男性
・何らかの原因で文明が崩壊していく日本が舞台
・文明が崩壊を始めた日:2018年8月1日
・>>2の日付と場所:2018年8月26日、東京都内
・ファンタジー厳禁!
お願いします! 景気回復と国家再生、或いは人口調整のため世界規模から内戦級程度の大小様々な戦争を起こしたりもした。 「俺は例の話の真偽を確かめるべく日本にやってきたんだが…。」
とぼやくのはワトソン刑事部長である。現在ワトソンはタケル達の空き家前にいる。
この男、実はテリーと同じく日本語をほぼ話せない。そのため彼には日本に訪れる際に専属の通訳がついていたのだが、
来日した日に文明崩壊の混乱に巻き込まれたうえに、「フック船長」達の襲撃を受けなすすべもなく持ち物も取られた上に通訳も殺されてしまった。 ワトソンが家の前でモジモジしていると玄関の引戸がガラッと開き、中からフック船長が現れた。 「なぜこんなことになってしまったのか、ええいクソッ」
そう呟くとワトソン刑事部長は胸ポケットからシガレットケースを取り出し、チャコールフィルターのタバコを一本口にくわえた。前歯でフィルターを噛み潰し、年季の入ったジッポライターで火をつけた。
「こんな極東の島国で一人で何をしろってんだ」
ワトソンは足下にあった空缶を蹴り飛ばした。空缶は綺麗な弧を描いて飛んでいった。 巨人と呼んでもいいほどだ。筋肉隆々の大男は、しかし似つかわしくないピーターパンの格好をしていた。
赤い首輪をつけている。そこに繋いだ長いロープの端を手に持って、小さなおっさんがやって来た。
「このへんでうちの田中達が殺されたと聞いて来たよ。私はピーターパン・ジェネレーションズの機動部隊長、仲村と言いますよ」
誰に言うでもなく自己紹介を始め、連れている大男を振り返った。
「コイツはハル。とっても強い用心棒だけど、可愛くハルちゃんと呼んでやっていいよ。私が許す。あ、私は仲村だけどチビパンと呼んでほしいよ」 チビパンは日本語で話していたのでワトソンには通じていないようだ。
そしてワトソンはフック船長にそっくりな巨人「ハル」がフック船長であり、
チビパンこそがフック船長達の上司であると解釈していた。
(…人を犬のように首輪で繋いでるなんて、いい趣味してやがるぜ。これがジャップのオモテナシなのか)
冷静を取り戻したワトソンは心の中でそう思った。だが武器を持っていない今、格闘技術を身に付けているとはいえ、2人の相手をするのは不味い。だからワトソンは道に迷った観光客になりきり、知っている限りの日本語でどうにかその場を乗り切ろうとした。 ワトソンは2人に対し、まず手を合わせお辞儀をし
「ドーモ、ジャップ=サン。ニコル・B・ワトソンデス」
と挨拶をした。 チビパンの巨大乳輪攻撃がワトソンを厳しく攻め立てる! その頃、タケルたちはピーターパンジェネレーションズを避けるため、
タケルが目覚めた空き家に訪れていた。この家に戻るのは三日ぶりになる。
それにこの家には何故か使える水道があるし、何よりもタケルの記憶を取り戻す鍵が残されているかもしれないのだ。
「ずいぶん町外れにあるんですね」
「とらちゃん」と名乗るお姫様は言った。お姫様はタケルを見上げる。 お姫様の顔は三日前まではひどく腫れ上がっていたが今は殆ど腫れが引き、元々の可憐な顔立ちに戻りつつあった。よくみると堀が深く鼻が高い気がする。彼女はハーフなのだろうか。
「うん、玄関は開かないから裏口の窓から入るよ」
とタケルは少女に返した。タケルとケイが裏口方へ歩き出したので少女もついていく。
家は2階建てで、外壁はひび割れがひどく植物のツタがところどころ巻き付いていた。
3人は割れた窓から家の中に入る。
中は薄暗いが外観の印象とは対照的にやけに小奇麗だ。 家はピーター・パンのカッコをした田中のおっさんがいた 田中さん(トム)は中空を見つめて演説を始めた。
「ぼくらはくだらない悪いおとなにジューリンされてきた。
くだらないおとな達はくだらない世界を作り、ぼくらに押しつけてきた。
今、そのくだらない世界がホーカイし、ぼくらは自由になったんだよ。
ぼくらは好きに生きてよくなったんだ。人間はもっと楽しく生きるべきなんだ」 こうしてダメ人間を作るのが田中さん(トム)の目的なのだ。
そう、人類を無力化するということはすなわち 人類総こども化計画である。
田中さん(トム)「さぁ、ぼくらといっしょにネバーランドへ行こうよ。
くだらないおとな達のつまらない苦労自慢、努力自慢、不幸自慢を聞かされることはもうないんだ。
ぼくらは苦労も、努力もする必要はなく、みんなが幸せになれるんだよ。
ぼくらを幸せにしてくれる人、それはピーターパンしかいないんだ」 突然のトム演説に「タケル」「ケイ」「とら」の3人は呆気にとられる。
トムの短い演説が終わって少しの沈黙のあと、最初に口を開いたのはタケルだ。
タケルは彼に何者であるか尋ねようと言いかけた
「あなた誰なの?タケルの知り合い…ってわけじゃなさそうね。」
しかしタケルの質問はケイにとられてしまった。 トムの巨大乳輪が暗闇に妖しく蠢く!
あれにやられたら命が危なそうだ‥ 「えっ? ぼくが誰かって?」
田中さん(トム)は嬉しそうに質問に答えた。
「誰でもないよ。ただのトムだよ。モラトリアムのトム。そして君は……」
ケイに英語名をつけてあげたくてしょうがないといった風に、田中さん(トム)は指差しながらケイの顔を初めて見、暫くして悲鳴を上げた。
「きゃーっ! きききき君はーーっ……!?」
あたしが何? と言うように首を傾げるケイには殺気の欠片もなかったが、田中さん(トム)はまるで殺人鬼から逃げるように部屋から逃げ出して行った。 その頃ワトソンは、無抵抗術を的確に用いてチビパン達の絡みを逃れ、任務に戻っていた。
「チッ、ネチネチしつこい糞ジャップどもからようやく逃れられたぜ。さてと、あれだ。Kを探さねぇとな」 田中さん(トム)の軟弱な行動に太田くん(ジェリー)がぶちギレた。
太田くん(ジェリー)「おい、田中ぁ、ちゃんと仕事しろや」
太田くん(ジェリー)の怒鳴り声に田中さん(トム)は硬直してしまう そこへ上から矢が飛んできて太田くんの頭に刺さった。矢は側頭部の左から後頭部の右下にかけて貫通した。太田くんは糸の切れた人気のように膝を付き、上半身が仰向けに倒れた。
田中さんとそれを目撃していたワトソンはは突然のことに呆然。 「えっ、ああああああぁああっ!?」
田中さんは突然の同志の死に絶叫した。
田中さんは倒れた太田くんののそばにより片膝を付いて、太田くんを抱きかかえた。
「ジェリーッ!ジェ・・・」
しかし、2本が田中さんの太ももに刺さった。
そして容赦なく4本目5本目と矢が次々飛来し田中さんやワトソンに飛んできての肩やアスファルトに刺さっていく。 ワトソン「何だってんだ?アマゾネスの襲撃かよ!?」 田中さんは太田くんを殺した人物を見るために
複数の矢が刺さりながらも矢が飛んできたであろう方向にどうにか顔を向ける。
「あ…あ、あいつらがジェリーを」
田中さんはそこで意識を失った。
田中さんの視線の先には広大な空き地がりのその中央に大きな民家がぽつんと建っている。。
屋根の上には複数の人影が蠢き、何か叫んでいた。
「よおし!とどめを指した俺は5点ゲットだ」
屋根の上にいる人影の1人であるボサボサ髪の大男がそういった。
「へっ、お前が当てたのは最後の1本だけだろ。俺なんて一発で仕留めたぞ」
大男に対し肩にタトゥーを彫った男が嘲う
屋根の上の男たちはいかにも町にたむろしているゴロツキチンピラという出で立ちで、その人種は多様でアジア系から白人や黒人までさまざまだ。 ワトソンはどうにか物陰に隠れていたが
ゴロツキチンピラどもの1人と目が合ってしまい
「アソコニ、モウイッピキイルゾォ!」
カタコトの日本語で白人男が叫んだ。
白人男は頭に丁髷を生やし、ちょび髭を蓄えている。
(しまった、観察なんてしてないで早く逃げればよかった)
ワトソンは矢を躱しながら遁走した。
「あっ、にげた!」
「バイクで追っかけろ」
ピーターパン達は自由を求め「大人たちの決まり事」捨てたことに対する代償は重かった。
「自由」、それは現代世界に疲れ切った者達の楽園でも、保養地でもなく、単に弱者を狂気と暴力と幻滅の荒野に放り込むことを意味していた。。 「だからこそ」
チンピラ達の背後で透き通った声が響いた。
「ぼくらは一人一人がじぶんの立法者でなきゃならないんだ」
チンピラ達が振り返ると、そこに少年ぐらいの背丈の美しい若者が立っていた。
「やぁ、ぼくはピーター。ピーター・パンだ。今からみんなの自由を邪魔するお前達を皆殺しにする。いいね?」 ピーターパンは英語や日本語、中国語など様々な言語で同じ言葉を繰り返した。
チンピラはピーターパンの方へ向いた。
(…なんだコイツ?)(コイツなんか光ってね?)
(いつからいたの?)
全てのチンピラが似たようなことを考えた。
しばらく彼らは呆然としていたが
「あ?てめえ喧嘩売ってんのか」
と1人のラッパー風のチンピラがピーターに接近した。 「喧嘩売ってるのああアアアアッ!?」
チンピラがピーターに殴りかかった。 ピーターパンはチンピラの攻撃を紙一重でかわすと
腰の長めのナイフを抜き、チンピラの喉元を一閃する。
チンピラの首筋に赤い線が走った直後、そこから鮮血かほとばしりながら霧吹きのようにピーターパンの顔にかかる。
チンピラは何が起きたのかわからずにそのまま殴りかかった勢いを保ったまま地面に倒れ絶命した。
その光景を見ていた他のチンピラたちは、ピーターパンの素早い動作に驚嘆し、「おおっ」とどよめいた。。 パチン!
チンピラは指を鳴らした。
ピーター「はっ!?」
チンピラ「今までの戦いは私の催眠術が見せた幻覚だ。
君の歪んだ欲望は君の望む弱い私を思う存分いたぶったようだが……」
チンピラは正拳をピーターの顔面に叩きこんだ。
ピーターの意識は暗黒に落ち、そして……。 ピーターが次に目覚めたのはジョバンニ先生の寝室のベッドの上だった。
半裸で引ん剥かれた状態で身体の所々にアザがあった。
「うっ、ぐ…」
起き上がろうとしたのだが体が思うように動かない。
どうやら薬を盛られたようだ。
「あら、お目覚め?」
ピーターは声のした方に視線を向ける。
化粧台に座り顔面に泥パックを塗ったジョバンニ先生が三面鏡越しからニヤニヤと笑みを浮かべピーターを見つめている。 「ここは、僕たちの隠れ家…?」
ピーターと呼ばれた人物は目だけを動かし手当たりを見渡すと見慣れた光景がひろがっていた。天井にはランプを模した照明がぶらさがり、壁はログハウスのような丸太を積み重ねたようなでざい
「そう、ここは」 ジェバンニ先生は立ち上がり
「あなた達の家。」
と続ける。ジェバンニ先生はピーターのそばによると、右手でピーターの頬に触れる。
「あなたは悪い子ね」
「どうして先生が…うっ」
先生の手はピーターの首筋を這うように下へ向かい、ピーターの胸に触れた。剥き出しの上半身は引き締まりその肌はアザを除けば健康的な小麦色をしている少年らしい体つきだ。
しかし「ピーター」の胸には少年には相応しくない膨らみがあった。
「先生、やめてよ」
「ピーター」は顔を紅潮させ、先生の手をどかそうとするが力が入らない。
「これは、お仕置き。あなたの身勝手さのおかげでみんなが悲しい思いをしたのよ」
ジェバンニ先生はそう言いながら手を離す。
「ごめんなさい先生、ゆるして」
先生は泣きじゃくる「ピーター」を無視、下に移動させた右手に左手を加えて「ピーター」のズボンを剥ぎ取る。
股間は茂みに覆われ、男性器が無い。
「あなたは「ピーターパン」なんかじゃない」
先生の手が茂みの下端部に覘く、敏感な部分に触れると指を肉の溝に沿って擦った。「ピーター」は悲鳴を上げ小さな体を震わせる。 「あなたは勇敢であると同時に少々過激で野蛮すぎるわ」
ジェバンニは「ピーター」を四つん這いの姿勢にさせる。
「このピーター・パン」を「おとな」にし計画の参加から追放するためだ。
ジェバンニはスカートをまくり上げ、常人の二倍もあるかと思われる剛直を出した。
「「次の」ピーター・パンはきっとこのようなことにならないことに期待しましょう。」
ジェバンニは性器を指で開き「こども」であることを確認すると剛直を「ピーター」の股間にあてがい一気にぶち込んだ。
「・・・んん」
「ピーター」のそれは初めてだとは思えないほど剛直を締め上げる
常人よりも巨大な剛直を包んで離さない。
「いいしまりねぇ。あなた本当に「こども」?」
ジェバンニは容赦ないピストンにより、静寂な部屋に肉がぶつかり合う乾いた音がこぎ見よく響く。「ピーター」の尻こぶたが波打ち、それに併せて釣り鐘上にたれた乳房が先端を凝らせながら、ぶるんと激しく揺れる。
「僕は必ずここへ戻ってくる・・・ああっ・・・うう・・・」
ジェバンニは豊胸に手を伸ばし絞るようにもみ上げると、「ピーター」は快感に襲われた。
「無理よ、あなたはもう二度とここには戻ってこれないように心が打ち砕かれるもの」
ジェバンニはピストンのスピードを上げそのまま中に出すと同時に「ピーター」は初めたっした。
その後「ピーター」は性的拷問を受け、何度も絶頂を迎え中出しされたあげく山奥に捨てられるが、復習を誓った「ピーター・パン」の心は折れなかった。 「ピーター」は目を覚ます。知らない部屋だ。
目の前にはタケルがいた。 「ケイ、大丈夫かい?ずいぶんうなされていたけど…」
タケルが心配そうに見つめている。
「大丈夫よ、ちょっと嫌な「夢」を見ていただけ…」
そう言うとケイは涙を拭う オザワ先生「人間誰しも悩み苦しみ過ち、そして成長し桃太郎は満州に渡ってジンギスカンになるのであります。
何はともあれ全員ケガ一つせず何より無事これ名馬であります。
くれぐれも安全第一でそこんとこよろしく」 そう、ケイはかつて「ピーターパン」だった。
しかし出来損ないのピーターパンであったため、19歳になる直前に記憶を消され、山の中に捨てられた。
今は夢の中でそれを覚えているだけである。 現任のピーターパンは天才である。
天才という言葉ですら足りず、神がかっていると形容すべきであろうか。
小さな体ながら、地球外生命体かと思わせる素早さとありえない動きで相手を撹乱し、催眠術をかけたと思い込んだ相手をいつの間にか逆に催眠術にかけている。
戦闘能力が高いだけにとどまらず、ピーターパン・ジェネレーションズの掲げる理念を完璧に自分のものとしていた。 「ぼくらは自由であるべきだ」
ピーター・パンはひらりとチンピラの拳をかわすと、木靴の先に仕込んだナイフで心臓を一突きにし、抜きながら続けた。
「でも、だからこそ、ひとの自由を邪魔しちゃいけない」
いつの間にか張っていた透明で鋭利なワイヤーをピーターが跳びながら引くと、黒人のチンピラの首が落ちた。
「邪魔するひとはネバーランドに行ける資格がないからね」
踊るように振った袖から発射されていた弾丸が、白人のチンピラの額に小さな穴を貫通させた。 田中さん(トム)が目を覚ますと、股間に矢が突き刺さっていた。確認すると金玉が片方なくなっている。
しかしそんなことよりも、目の前の光景に恍惚とした笑顔が浮かぶ他はなかった。
さっきは空き家の中で先々代のピーターに会い、昔いじめられた記憶が蘇り、思わず悲鳴を上げて逃げ出してしまった。
何てことはない、現任のピーター様に比べたらあんなのはザコじゃないか。恐れるに足りんじゃないか。年増だし。 タケル「そんなことより飯だ。バビルよセブンに牛めしを買いに行くぞ!」
バビル「いいねえ。ついでに朝マックにもよらないかい?」 「そういうば近くにマクドナルドがあったわ。行ってみる?」
とケイはタケルに言った。 バビル、ある日突然タケルの家(?)に上がり込んできた強引な少年だ。
そしてタケルとは昨日会ったばかりだというのに数年来の友人のように馴染んでいた。 タケルは立ち上がれなかった。
「…あれ?立てない」
昨日の夜、トラに精力を吸い付くされたためだ。
彼女の誘惑に乗り、タケルも久しぶりの女に興奮…いや記憶がないからわからないが
朝までヤっていたのがいけなかった。
顔色も悪いし体もだるい。でもマックにいきたい。 ワトソン「おいおい、知ってるぜ、その言葉。メァックドァーナル(McDonald)のことだよな?
チッ、これだからジャップは平和ボケで嫌になるぜ。営業してるわけねぇだろ、そんなもん」 ワトソンは日本語が分からないにもかかわらず、タケルとバビルの会話から聞き取れた単語から会話内容を奇跡的に言い当てた。タケルには彼の言葉は英語だったため通じていなかった。むしろ、知らない外国人のおっさんが突然現れたことに驚いた。
「わっ、なんだこのおっさん!?」 タケルは下半身ハダカになると肛門を拡げ下痢便混じりの屁を
ワトソンの顔面めがけてぶちまけた。
タケル「黙れ毛唐が。さっさとテメーの国に帰れや」
ワトソン「こ、このワトソン様をコケにしおって……」
ホームズ「待ちなさいワトソン君。無礼なのは君の方だ」 マクドナルド…
この世界でのそれは少し意味合いがちがってくる。
仲間と出会いそして別れの酒場であり
様々な仕事を斡旋する場でもある。
店内は薄暗く落ち着いた雰囲気でjazzが流れている。
だだっ広い空間に沢山のテーブルと椅子が置かれ、そこに様々な職種の人間が賑わっている。
タケルは驚きを隠せないでいた。
まだこの世界にはこんなに人がいるのか!!と
「いらっしゃーい、あら、新顔ね。
今日はお食事?それとも…」
女主人、ルーイダが尋ねる オリバ「君はつまらん」
オリバはルーイダを叩き潰した。 「MMORPGのやり過ぎだコリャ」ワトソンは見下して大笑いした。「日本がオタクの巣窟ってのは本当なんだな」 「おじさん、いつの間に!?」
突然背後からワトソンが現れたのでタケルは驚いた。
(ケイと一緒に留守番をしているはずでは?)
マクドナルドへはタケル、バビル、トラの3人ででかけたつもりだったがワトソンおじさんはこっそり付いてきたようだ。 ワトソンは大袈裟なジェスチャーで「お前らの言葉なんぞわかるか」と表現した。
「俺らだって英語なんぞわかんねーよ!」バビルがブチ切れた。
「おっ、俺もわかんねーけど……なんでだろう、アメリカ人が日本語わかんねーより日本人が英語わかんねーと負けた気がするのは……」
タケルは頭を垂れながら一応聞いてみた。
「誰か、英語話せる奴、いねぇ?」
「はーい私、私ー」
とらちゃんが勢いよく手を挙げた。 さてここで一応主な登場人物をまとめておこう。
タケル 30歳男。主人公。記憶をなくしている。
ケイ ヒロイン。謎に包まれた女性。
バビル 突然出て来た。詳細不明。少年?
とらちゃん 美少女だが少し頭がおかしいお姫さま。女子高生?
ピーター・パン 13歳。性別不明。ピーターパン・ジェネレーションズのリーダー的存在。
ワトソン 部長刑事。アメリカ人。何かの任務を遂行するため日本に来ているらしい。 ワトソンはオザワ先生の密命を受けて動いていることは秘密である。
また、ピーターパンは蓮舫の変装であることも今のところ見破られていない。 店員「いらっしゃせー」
とら「ビックマック6つお願いします」
とらは店員に3900円を渡す。もちろん日本円だ。
店員「3900円になります。丁度ですね。」 バビルはとらがもってきたお盆の上のものを確認すると
ビックマック以外に謎の液体が入った容器が6つあった。
容器の中身の液体は青白く発光している。 ワトソンは容器を見るやいなやニヤリと笑い、英語で何か言ったが分からない。そしてビックマックと容器の1つずつを取り出すと、ストロー指した躊躇なく飲みながら、ビックマックにかぶりついた。 「文明が崩壊して行くなら文明堂のカステラを食べればいいじゃない?」
そう言いながら、とらちゃんはビックマックには目もくれずスカートから取り出した文明堂のカステラを食べはじめた。
そしてこれまた躊躇なくストローを突き刺し、謎の液体をんちゅんちゅと音を立てて飲んだ。
バビルは既に半分飲んでいる。
記憶のないタケルだけが戸惑っていた。 にしてもだ。文明が崩壊したこの世界で一体何の肉を使っているんだ?
タケルはこのビッグマックと謎の液体<物体X>を見つめた。
多少、潔癖症が入っているタケルはこれらの物をどうしても口にすることが出来ない。 それにさっき3900円を払ってこれを買ったよな?
貨幣の流通がまだ機能しているのか?
金なんてただの紙切れになっていてもおかしくないのに?
一体どうなってるんだ、この世界は?
タケルにはわからないことだらけだった。 タケル「はっ!夢か」
ケイ「どうしたのタケル」
タケル「なんか世界が崩壊した夢とか見てた」
ケイ「バカね、世界は今も平和よ。それより学校に行かないと」
タケルとケイはランドセルを背負って学校に向かった。 「ピーター……。みんな死んじゃったよ。ジェシーも、ウェンディーも、太田…じゃなくてジェリーも。僕は片玉を失った」
田中さん(トム)は項垂れながら報告した。いとも容易く皆殺しにしたチンピラどもを足下にピーター・パンは、それに対して笑顔で答える。
「そっか。自由になったんだね、おめでとう」
「うん……、もうあいつらは、努力することも、苦労することも、不幸になることもない。ただ……幸せになっただけなんだよね?」
「そうさ。この世を楽しいことだらけにするのは難しいけど、あの世は楽しいことだらけなんだからね」
「僕の片玉もあの世へ行って幸せにやってるよね?」
「うん。だけど君は怪我だらけで幸せそうじゃない。涙が出て来るよ。不幸そうで見ていらんない」
「僕、かわいそう?」
「うん、かわいそうだ。かわいそうなのは誰かがなんとかしてあげないといけない。
『家』に帰って治療する? それとも世界を幸せにすることは諦めて、ここで死んで君だけ幸せになる?
どっちを選ぶかは君の自由さ!」 「ピーターが決めて」田中さんは緑色の帽子を取り、ハゲ頭を剥き出しにして言った。「ぼく、決めらんない」 「人任せにするなよ、こどもだろ?」
ピーターは冷たい目をして言い放った。
「それじゃまるで大人の言いなりのくだらないこどもだ。こどもならピュアな考え方で、自分で自由に決めなきゃ」
そしてくるりと背中を向け、
「そんなことを言うなら君はネバーランドヘ行く資格がないよ。くだらない大人に成長して、退屈な毎日を送り、この世を不幸にすればいい」
ピーターは田中さん(トム)を置いて一人で歩き出した。
「もう『家』には帰って来なくていいよ。先生には僕から伝えとく。トムは殺される価値もないくだらない大人になっちゃったって、ね」 田中さんは空を仰いで泣き出した。
もう彼はトムではなく、捨てられたただのおっさんであった。
赤茶けた空から酸性の雨がぽつぽつと降りはじめた。 マクドナルド(?)で満腹になったタケルは奇妙な仲間たちと帰路に就いていた。
あの時、タケルは店内で感じた「不自然さ」より料理を食べるのをためらった。
しかし、よく考えればこんな状況にもかかわらずマックに行こうと提案した自身も可笑しいことに気が付いたタケルは、考えるのが馬鹿馬鹿しくなり、ビックマックと物体xを完食したのである。 タケル「お腹空かしてないかな。誘えばよかったな、ケイも」 タケル「あいつ、すごいおっぱいだよな。ビッグマックが2つ胸についてるみたいだ」
タケルは少し前かがみになった。
ガラガラとどこからともなく何かの破片が崩れ落ちていく音が聞こえた。その音はビルの谷間へと吸い込まれていった。 . / , \
/ / l ヽ
,r' / ヾ,、 ゙,
. / イ/ ` ` 、 }
{ i | ゙ 、,,`' 、 , j
レ'、, | ,:r'"''‐ `'゙、 ,、‐‐、 l
ゝ」、 、 , ,、‐''゙゙、゙'、-――t'''/ / l |
,ゝ‐、_,',. ' ,O 〉 V .( ゙, j i
',.ヽソ. '、,,、 -'" / / j
'‐レ゙ .,r' ノ 私がオザワ先生の密命を受けていることもお忘れなく
l` ` 、 i'" ゙ヽ、,/
. ゙、 ,,、 -‐'" ノ ヽァ、
゙、'´ .. ,r゙ ノ ヾ^゙ヽ、
. ゙, ./ ,、r' / \
!、 / ,、r'" / /`'ー-
`'''"入 ̄ ,、r ''" ,、/ /
く .Y'" .,、r'"/ / とら「いちいち行くのがめんどくさかったそうです。」
バビル「ふーん」
とらは歩きながら周囲を見た。小さなビルが斜めに傾いている。また、大きなビルが途中から折れているのも遠くに見える。
とら「まるで北○の拳みたい。爆弾が落ちたわけでも、地震が起きたわけじゃないのに、どうしてこんなことになったんでしょう?」
バビル「あ?オメェしらねーのかよ。それは、その、ジバにイヘンがおきて建物や木が倒れたり、人のジンカクが変わっちゃたり世界がダイコンランになったんだぜ」 「ダイ、コン、ラン」
ワトソンが後ろからバビルの言葉を真似した。
「ビバッバン、バベーッ! HAHAHA!」 バビル「うるせえこの毛唐男根しゃぶらせるぞ」
ワトソン「モガ!?」
そして数分後。
ワトソン「バビルさん、私はあなたの忠実なしもべです」 とらちゃん「英語喋りまーっす!」
そう宣言するとワトソンと向き合った。
「ナンデー、アナタワー、ツイ、ティックル、デスカー?」 「ヒエッ、このオッサン気が狂ってる!」
急に服従のポーズをとるワトソンにバビルはドン引き。恐怖に駆られたバビルは飛び上がり、とらの後ろに隠れた。
そう、ワトソンはオザワ先生の密命を失敗した時に受けた罰ゲームのせいで、アメリカにいるときから既に気が狂い始めていたのだ。 その頃ケイは、畳の上に寝そべり、パンツの中に右手を入れ股間をまさぐっていた。服は全く身に付けておらず周囲には無造作に脱いだ衣服が散らかっているも
(…ん…はあ、タケル…んんっ)
静かな部屋に卑猥な音が響く。 「ただいまー」
タケルの声だ。
「やっやばッ!?」
(こんなカッコ恥ずかしくて見せられないぉ)
ケイは慌てて服を着ようとするが間に合わず、
咄嗟に押し入れに隠れた。 すると封印された記憶の中から突然、ジェバンニ先生の逞しすぎる男根(>>138)が生々しく甦った。 「ううっ頭が」
ケイは頭痛がしたので左手で頭を抑えるが
右手は股間に手をやったままだ。指の動きも止まらず、むしろ激しくなっていく。
(と、とまらないよぉ!)
体はガクガクと痙攣し、乳房が上下し、股間から漏れ出す体液が押し入れの板に水溜まりをつくる。
(ぼっぼくはいけない子だ、タケルの前でこんな汚いことを、ううっ。) ガラッと押し入れの襖が開けられた。ワトソンが無言でこちらを見つめて立っていた。 その時、突然押し入れの扉か開いた。
バビル「やってやろうじゃないの」
ケイはバビルに押し倒されおっぱいや肉芽を揉まれ吸われ、潮吹きをさせられたあげく、激しいピストンの後中出しされてしまった。
「フゥー、気持ちいい。次も頼むわね。」
しかし、ケイとバビルは清々しい顔で押し入れから出てきた。当然服は着ている。 無言で見ていたワトソンの股間は勃起している。ケイはふたたびエッチな気分になり
今度はワトソンを加えた3人プレイを押し入れの中で開始、ケイは膣にワトソンのアナルにバビルのチンポを入れる、2穴プレイに挑戦。
凄まじい快感に三人は失神した。 「汚ならしい大人のにおいがする」遠くの屋根の上でピーター・パンが鼻をつまんだ。 タケルはガソリンを撒き家に火をつけた。
ケイ、バビル、ワトソンは火だるまになりもだえ苦しみ死んだ。
タケル「さて、新天地に向かうか」 タケルは性交に興じるケイを見たとき、過去のトラウマの片鱗を思い出し、どす黒い感情に包まれた。ガソリンをまく直前タケルはひどく迷ったが、この感情を抑え込むことはできなかった。
「ケイのあんな姿は見たくなかった。バビルも彼女をたぶらかした裏切り者だ。子供だろうと容赦しない。」
タケルは大きな乳母車に食料と水を乗りこむと、とらに乳母車を押させた。 乳母車は上り坂も隆起したアスファルトも物ともせず、新天地に進んでいく。
とら「…どうして、ケイさんたちに手をかけたんですか?仲間だったはずなのに」
とらはタケルに問うた。その顔、その口調は平然としていた。目の前で人が死んだと言うのに、まるでテレビゲームでの死程度の軽さとしか捉えていないような冷酷さを感じた。
タケル「…ケイは初恋の人だった。はじめは何処かであったような気がして、彼女は俺の失われた記憶を取り戻す鍵を握っていると感じて、彼女と同行したんだ。」
タケルは乳母車に揺られながら語る。
「思い返してみればアイツは変人だったよ。でも楽しかった。短い間だったけど、彼女といるときは何だか心に空いた穴が満たされている感じがした。でも」
タケルの顔が一瞬、後悔と怒りで歪む。
「 …ここらで休憩をとろう」 週末の午後の時間はとても穏やかに流れた。
かつて新宿と呼ばれた廃墟に来ていたタケルは足を止めた。
「よし、スタバで休憩しよう」
あるところにはあるものである。
タケルはコーヒーを淹れてぼんやりと街並みを眺めた。
ポツリポツリと人が行き交うがむかしのような賑わいはもう無い。
「魔女狩りだぁ!!!」
外が急に騒がしくなった。
一体何事だ?タケルは窓へ駆け寄り外の様子を確認する。
ホウキに乗ったお姉さんが杖を振ると爆炎が起こり人がバタバタと倒れていく。
ヤバい、早く逃げよう。
タケルの心臓はバクバクと脈打つ タケルは乳母車に乗り込むと、押し手のとらに指示を出し乳母車を急発進させた。
タケルは訳あって走ることができなかった。
乳母車は少女が押しているとは思えないほど早く進み、先ほどいた場所がどんどん小さくなっていく タケルは20m走ると心臓の鼓動がエンジンのように大きく鳴り響き
膝は生まれたてのゴリラのようになり走れなくなるのだ 「私、自転車部だったかもしれない」そう呟きながらとらちゃんは、乳母車のSTiレバーを鮮やかに操作した。 グワシャッ
先ほどの箒を持ったお姉さんの爆撃により乳母車は大破タケルととらの姿は煙と炎に包まれた。
だがタケルは生きていた。タケルは煙の中から飛び出す。タケルは軽やかなステップと華麗な跳躍で「魔女」の攻撃を躱しどうにか難を逃れた。
もう数百m走っても心臓もバクバクしないし脚が痙攣して動けなくなることもなかった。
火事場の馬鹿力?
否、実際にはとらが肩車をして代わりに走っているだけだ。
(…コイツは本当に人間なのだろうか?)
素手で人を殺す大男の暴行に耐えるタフネスさ、大の大人を肩車しても軽やかに走れる強靱な脚、しかも合図もないのに自分の意思通りに自在に動いてくれる…タケルは考えるのをやめた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています