あなたの文章真面目に酷評します Part106
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あなたが書いた小説・論説文・エッセイなどの文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行います。
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前スレ
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bun/1513691801/
まとめwiki
ttp://www6.atwiki.jp/kata/
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投稿が複数レスにわたる場合は、1/2のように、全体レス数がわかるようにしましょう。
投稿には「批評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
他人の文章のコピペ、作者になります行為は厳禁です。外部リンクを貼る場合はサイト内にその旨を表記する等、作者本人がアップロードしていることが分かるようにしてください。
文量が多い場合は外部リンクを貼ったほうがいいかもしれません。
もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。目についたものから批評していくので、見落としもあります。
辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの相性が悪かったのかもしれません。ただ、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるということを心にとめておいてください。
■批評する人へ
当スレは投稿者を育てるのが目的なので、できるかぎり良い所と悪い所を具体的に挙げて投稿者が納得する形で批評をしてあげてください。
■次スレ
スレッド容量が480KBを超えたら投稿を控えて次スレを立ててください。そうでない場合は>>980を踏んだ人がスレを立ててください。 俺も第一印象では作者の言うとおり必要条件で解釈していたけど、いろんな解釈があるんですね。 >>201
単に「条件」と言ったら必要条件か、十分条件か、というのは私は普通必要条件だと思いますが、答えのない議論なのでそれは置いといて、
そういう捉え方をする人が存在するのなら私の書き方が不親切だったのだと思います。
しかし「なんだと思う」の後に
「僕は質問の答えを考えるふりをしながら、やつの浅薄な発言を非難するための言葉を頭の中で懸命に組み立てていた。」
とあるので、質問自体は「僕」の中では問題でないというのはわかるかな、と思うんですが、どうでしょうか?
(というか、自分の文章についての解釈を自分で説明しなければいけない時点でどうなのよ、という感じはありますね) 主人公の感想って質問に対して『何重もの意味で、くだらない』って表現されてるんだから、それで十分だと思うんだけどな。 >>204
> 何重もの意味で、くだらない。
> 愚問、という言葉はこういうときのためにあるに違いない。
確かにそうあったな。一度読んだが見落としてた。
ただ、主人公が持つ「やつ」の印象を書いておけばもっとわかりやすかったと思うよ。
長い付き合いになるが、いつも人を小馬鹿にしたようなことを勿体つけて話す癖がある。
格好いいと思っているようだが、軽佻浮薄な印象を人に与えることに気づいていないようだ。
なんて感じで。 >実るほど頭を垂れる稲穂かな
意味は知っていても画的なイメージは身近からだいぶ遠くなってしまった
ことわざかもしれません。(深々としたお辞儀も稲穂も)
5chで見かけるときは、
「上から目線キモ」と同程度の意図で使用出来るdisバトル用コマンドの趣も…()
>>198
「やつの家」の近辺に田んぼがあるとかだとイメージが繋がり広がったかもしれません。
(古いテンプレというか言葉のパレットから受ける、情緒感とかしっとり感といったモノ、嫌いではないです) >>198
>「普遍的かつ定量的に」とかだときっちりしていますが、少し冗長すぎるかな、とも思ったので。
別のやり方もあるだろうが、ここは冗長な書き方にしてもいいと思う
大体にしてこの語り手が冗長なのでね
空気清浄機を人間に見立てて「受動喫煙の全国大会」やら「精神的な健康の損害賠償」やらどうのこうのと益のない思弁を並べる人間だ
そんな語り手が「やつ」の部屋に救われるということは、思弁の積み重ねでは辿り着けない何らかの飛躍を「やつ」の非論理性から発見できるとか、
もしくは語り手の冗長な思考が「やつ」に一時停止させられることでリフレッシュできるとか、まあ何がしか相性の良さがあって、
そこに小説を書く一つの要点があるのだ、と、この話は言おうとしている(と、いう風に俺は勝手に読んだw)
シーンの狙いについては作者の意図を知りたかったんだが
まあ少なくとも「やつ」の一見、非論理的なだけにも見える言動が、語り手にとっては「ある種魔法のような力」に感じられるのは確かだ
ということは、それだけ語り手の思考が冗長だったり、論理に厳密さを求めすぎて空転しているってことだろう
であれば語り手が「おおらか」に見えちゃいかんのだろうな、と思って「もっと細密で厳密な言い回し」を求めている >>207
言いたいことはまさにその通りですね。
解釈から指摘から全てその通りだと感じました。
センター国語とか受けたらすごい点とれそうですね。 横からだけど
>定量的に
の話、「賞レースの順位や売り上げなどで作品の価値は評価できない(されたくない)」っていう小説家ごころを読み取れたな
ある種の主人公の頑固さを表せてるとも感じる
>条件がある
自分も必要条件として読んだよ
参考までに
センターに限らず国語という教科が苦手な自分も>>207のようにとれたから作者には安心してほしい 普通は十分条件だけどなあ。
結婚するなら年収○○円が条件
とかさあ。これを必要条件としたら意味が通らない。
これが満たされていれば絶対に結婚していなければならない条件が必要条件だよ。
必要条件と必要な条件を間違ってるんじゃないか?
そもそもわざわざ小難しい言い方をしなくてもいいのに。 必要条件だとしたら、哲学があって煙草を吸ってる人は全員作家なんじゃないの?
俺が間違ってる? >>210
ありがとうございます。
>>210
なにが我々の間で「条件」に関する解釈に齟齬があるように感じます。
「結婚するなら<年収500万以上>が必要条件」=「500万円以上の年収がない者とは結婚しない」
「結婚するなら<年収500万以上>が十分条件」=「年収500万以上あるなら誰とでも結婚する」
ではないですか?
この場合必要条件でないと意味が通らなくないですか?
「これが満たされていれば絶対に結婚していなければならない条件が必要条件」というのは……?
あと「必要条件」と「必要な条件」の違いがわかりません。 >>213
「pならばq」の命題が真のとき、pはqの十分条件、qはpの必要条件である
ああ、逆かな。難しいねほんと。
必要条件で正しいかな。
ごめんね。 >その小説がどれだけ素晴らしいものであるかどうかを定量的に評価し得る手段などない。
作家さんのコメントにあるように、普通はこれを「文芸の科学」のことだって思うよなw 必要条件,十分条件の話,気になったので勝手にまとめてみた.
p→qが真のとき,pはqの十分条件,qはpの必要条件.
言い換えると,pを満たす要素数はqを満たす要素数より少ない.
ベン図を書くとpがqに内包される.
例えば,「人間である(p)」(ならば)→「動物である(q)」とか.
今ここで,
>いい小説を書く作家の条件
>「二つある。第一に、哲学があること」
>「煙草を吸うことさ」
から,
「いい小説を書く作家である」と「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」
の関係について考える.さて,どちらの要素数が大きいか.
「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」の方が「いい小説を書く作家である」より要素数(人数と言い換えてもいいかな?)が多い.だから,
「いい小説を書く作家である」→「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」が成り立つ.
つまり,「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」は,「いい小説を書く作家である」であるための‘必要条件’である.
対偶は,
「哲学がない人,または,タバコを吸わない人,」→「いい小説を書く作家ではない」
である.少なくとも「やつ」はそう考えている. では,一般的に「条件」というとき,どちらを指すのか.
>結婚するなら年収○○円が条件
を例として考えよう.
「Aさんが求める結婚相手」と「年収○○円以上の人」とはどちらの要素数が多いか.
普通,上記の条件を明言していても,他に,学歴,身長,性格なんかも加味するだろう.だから,「Aさんが求める結婚相手」のよりも「年収○○円以上の人」の方が多い.
少なくとも,少ないことはない(「年収○○円以上の人ではない」人と結婚することはないから).
つまり,
「Aさんが求める結婚相手」→「年収○○円以上の人」
である.「年収○○円以上の人」は「Aさんが求める結婚相手」の
必要条件である.
ここからわかることは「Aさんは年収○○円以上だからといって誰とでも結婚するわけではない」 である.
(ベン図を書けば,「年収○○円以上」かつ「結婚したくない人」が存在することがわかるだろう.)
ただし,「十分条件」でもある可能性もある.それは,Aさんの結婚条件が本当に「年収○○円以上」だけの場合だ.
このとき,「Aさんが求める結婚相手」と「年収○○円以上の人」はお互いが‘必要十分条件’である.(要素数が等しい)
(「十分条件」単独では,Aさんは年収○○円以上でない人とも結婚する可能性があることになるので,無いだろう)
結婚の条件の例は上記の通りだが,「採用の条件」「入場の条件」などにしても同じことがいえるだろう.
以上より,所謂「条件」とは‘必要条件’(場合によっては,必要十分条件)のことである.
ちなみに,「必要条件」と「必要な条件」は同義であるべきだと思う. そうだけど必要条件十分条件がわからない人にもわかるように書いてほしかった 付け足しだが,
>つまり,「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」は,「いい小説を書く作家である」であるための‘必要条件’である.
とき,結婚の例同様,
「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」が必ずしも「いい小説を書く作家である」ではない,こともわかる.
むしろ,十分条件ならば,「「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」が必ず「いい小説を書く作家である」」が成り立ってしまう.
>>220
直感的理解をしたいなら.ベン図を書くことをおすすめするよ. そのうち空気清浄器が人化して良い作家になりそうなスレの勢いです……。
オチに空気清浄器だった過去を条件に加えてみませう。
さて、これは必要条件か十分条件とすべきか。
答えは、物語の結末によります。 >>218
すっきりした! ありがとう。
で、問題のテキストだけど、
あれは、作家という全体集合があって、「良い作家」と「凡庸な作家」という部分集合がある、
というのじゃないかな。そして哲学を持っていてタバコを吸う作家という要素がある、と。
って、これってハードボイルとかでよくある文章だよね。
良い探偵の条件とは…
良いバーテンダーの条件とは…
とかね。で、なんかきいた風なことが言われるw 必要条件十分条件が分からない人のことまで考えて文章書いてたらきりがないと思うんだけどな 機械音痴や数学音痴は物書きには多いからね
たとえ玲瓏な文章を書く人でも機械はてんでダメだったりするから
そこは合わせてあげた方がいい その通りだw
あくまでテキストを分析するときに使うのであって、小説を書くときはほぼ関係ないよ。
まあ、普通、躓かないところで躓く読者がいるってことに気づく、ってことではこのスレは役立っているんじゃね? >あくまでテキストを分析するときに使うのであって、小説を書くときはほぼ関係ないよ。
必要だと思うけどなあ
論理構造をおざなりする人が書いた文章は、当たり前だけど論理破綻が生じるよね。
そうしたら、ちゃんと論理構造を理解している読者が躓いてしまう。
この問題は、論理構造が理解できてない読者がつまずくことよりずっと深刻だと思う。 つまり、「いい小説を書く作家の条件」ではなく、
「いい小説を書く作家に必要な条件」とかにすればいいってことでしょうか?
ちょっとわからないのが、>>186さんは、必要条件と十分条件の意味を逆に捉えてはいたものの、結局意味的には必要条件だと解釈した、ということですよね?
必要条件と十分条件という表現は本文中にないので、これを読んだ人が意味的に必要条件だと理解できているのなら問題ないと思うのですが、どうでしょう? そんな一般論はいいよw
作者さんは礼儀正しい人だから書かないけど、かなり呆れているよ。
当該テキストの会話って、もうめちゃめちゃありふれているよ、これまで書かれた小説の中でな。
これをいちいち躓く方がどうかしてる。 >>230
いや,>>186は,意味的には「必要十分条件」として捉えていたんだと思う.
「必要条件」であることを表すのためには,どちらの表現でも一緒だと思う.
ただ,どちらにしろ「十分条件」でないことを明言できてはいないと思う.
微妙なとこで,「いい小説を書く作家に必要な条件」のほうがそのニュアンスを感じるかもしれないけど.. けど,このスレでも殆どの人が「必要条件」と捉えたし,
上で書いた考え方が正しければ,「条件」といったら普通「必要条件」.
明記がない限り,「必要十分条件」と読むべきではない.
だから,「十分条件」でないことをわざわざ表現する必要はないよ. ミリオン出版がコアマガの出版物から無断転載して謝罪してたんだな
【大洋図書・ミリオン】ミリオン出版・大洋グループ総合スレ【ワイレア・大洋書房】 [無断転載禁止]©2ch.net
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/zassi/1472534477/ はじめまして。途中までですが、ちょっと思いついたので書いてみました。
忌憚なくご感想をよろしくお願いします。
HANABUSA1/8
一、
とある拘留所で、僕は初めて彼女にあった。彼女には、殺人及び殺人教唆、そして無差別テロの容疑がかかっている。
僕は、本当は小説家になりたかった。
しかし、僕にはその才能がないのか、毎年公募している文学新人賞には、十回応募しても、落選し続けていた。
大学では卒業論文の成績はよく、また、ゼミでのレポートもいつも評価はAだった。
某SNSでの日記も、小説よりも圧倒的にコラムを書いた時の方が、足跡や閲覧数が多い。
例えば、同じエロネタでも、どエロな小説よりも、ちょっとしたエロネタの方が反応がいいのだ。これは、SNSの性格だろうか。
僕はもう、小説を書くのをやめようかと考え、悩んだ。
文学の新人賞には、小説の他に、評論部門やルポルタージュ部門等も公募されていたので、思いきって、今年はルポものを書いてみようと思った。
その取材対象として、僕は彼女を選んだ。
いや、厳密に言うと、彼女に僕は選ばれたのだ。 HANABUSA 2/8
二、
死刑は確定だろうと噂されている彼女は、ある意味、時の人である。
彼女については、マスコミ各方面から、この数年間、ひっきりなしに報道されていたので、僕は最初は「これだけ騒がれているなら、自分の出番なんかないだろう」と諦めていた。
また、インターネットでも、彼女についての情報も溢れんばかりにあった。
現在起訴されている事件から、実に十年が過ぎている。
当時、彼女は既に有名人だった。
若冠十六歳で彼女は、歴代最年少で芥川賞を受賞したのである。
作品はたちまちベストセラーになり、映画化もされた。
しかし、その事がきっかけで、彼女は数々の罪を犯すきっかけになってしまった。
ある有名な評論家は、以下のように彼女を評した。
「あの作品は確かに評価に値するが、芥川賞に選んだのは間違いであった。
若冠十六歳が書いたものとしての話題性があってこその受賞であったにすぎない。
つまり、出版社側の利潤主義、所謂大人側のの都合により、幼い彼女に莫大な財を与えたのがそもそもの間違いであった。
結果、彼女は大犯罪を犯す為の、軍資金を得るに至ったのである」
また、テレビニュースの街頭インタビューでは、中高年の主婦が、
「子供に大金を渡してはいけないのだと実感した」
と答えていた。
拘置所でのガラス越しの面会が、リアルの彼女を見た最初の時だった。
彼女はもうすぐ四十歳になるが、テレビや雑誌、インターネットで見るよりずっと若く見えた。
第一印象は、所謂「可愛いタイプ」で、犯行に及ぶ前の、芥川賞を受賞した当時には、ワープロのコマーシャルモデルとして活動していた程である。
今も当時の印象とほぼ同じだった。
分かりやすく言うと、清純派アイドルが、良妻賢母役がはまる女優に成長したような感じの容姿である。
こんなにも犯罪とは無縁にしか思えない女性が、日本中、又は世界をも震撼させるほどの犯罪を犯したとは、誰もが我が目を疑うだろう。
また、彼女の起こした事件は、海外のマスコミでも報道されている。
国内外のマスコミや一般市民は、「彼女を羊の皮を被った狼」だとか、「聖女の仮面をした悪魔」だのと、表現した。つまり、容姿とのギャップを感じざるをえないとの感想が多かったし、僕もそう思っていた。
だが、彼女の処女作『海鳴り』と言う小説を読む限り、受賞は妥当な評価だと思うし、十六歳にして、既に哲学者としての片鱗が充分にを読み取れた。
また、彼女が小説家としての才能があるのは、確かで、受賞後十数年の間に書いたものは、ほぼ全てがベストセラーになり、高い評価を得ていて、二十歳の時に書かれた小説は野間文芸賞を受賞した。
そんな、若きベストセラー作家の彼女に、一体何があったのか。
彼女の作品を読みとくと、犯行の動機は明らかであったと、読者の誰もが納得した。 HANABUSA 3/8
三、
彼女は、作家デビューした十年後に、「はなぶさの会」なる新興宗教を開設し、その教団の教祖となった。
当時は、パソコンやインターネットが、一般家庭にも普及し始めた頃である。
小学生でもネットサーフィンをする事が、今では当たり前だが、当時はまだそこまでではなく、どちらかと言うと、若い理化学系のマニアが中心だった。
彼女の思想は、すでに小説を通して、若い層に絶大なる支持をえていた。
彼女は若者の代弁者として、カリスマ的存在だった。
はなぶさの会は、入信者こそ少ないものの、隠れた信者、つまり小説のファンが大勢いたので、活動するための財源には事欠かなかった。
彼女の処女作『海鳴り』には、彼女が宗教者になったきっかけになったと思われる、実体験に基づいた、ある作中のエピソードに見られる。
つまり、十六で財を成したことが彼女に犯罪を犯させた原因だと言うのは、全くの曲解であると、作品を読んでいくうちに、考えられるものである。
今では、彼女の著書は各出版社側の、良心により、全て絶版になっている。
はなぶさの会に、購入を希望すれば手に入る事はあるが、教団の信者自身が購入した、小型の印刷機での手作業による発行のみをしていて、一度に大量の印刷は出来ないのが現実であるとか。
また、近々、大量印刷してくれる印刷会社を見つけないと、布教活動に支障をきたすとの話も教団関係者の話もある。
今では、古本屋でもAmazonでも、滅多に手に入らない貴重な作品なので、是非ともインターネット上での発表をしてほしいと、僕は思う。
だが、インターネットでの作品の公開は、教祖である彼女自らの希望により、今のところ公開はしていない。 HANABUSA 4/8
四、
小説『海鳴り』には、以下のような記述がある。
私は五歳の時に、両親と兄とで海に釣りに行った事がある。
以前に水族館に連れて行って貰って、魚や海中生物の美しさに感銘を受けて、小さい私は、大きな水槽の傍から、閉館までの間の数時間、ずっと離れられなかった。
両親は、海で魚釣りに連れて行けば、私がもっと喜ぶし、情操教育にもいいだろうと考えたのだ。
しかし、私は両親の期待を裏切った。
近くの海岸で、釣りをする両親と兄とを見て、釣りをする行為が不可解で仕方がなかった。
また、釣った魚がバケツの中でぴちぴちと動くのを見て泣いた。
「お魚さん、お水が無くて、苦しいんじゃないの?」
私がそう言ったら、家族みんなが笑った。
夕食は釣った魚を母が捌いて料理したものだった。
私は食卓で、疑問を投げかけた。
「なんで、お魚を釣って食べるの?」
私は涙目のままだった。
「お魚は釣れたてが美味しいからよ。冷めないうちに、食べなさい」
「お魚さん、可哀想。私、食べたくない…」
「食べてもらえなかったら、もっと可哀想でしょ。あなたに食べて貰うために、このお魚さんは、お皿の上にいるのよ」
「嫌、嫌だよ。何で私、食べないといけないの?お魚さんは、私達が釣らなければ、元気に泳いでたんでしょ?お母さん、どうしてお魚さんを包丁で殺したの?どうして私は食べないとダメなの?ねぇ、どうして?」
私は食卓で散々泣きながら駄々をこねた。
「昨日は豚さんを食べたでしょう?しょうが焼きにして。あれと同じよ。豚さんもあなたに食べて貰うために、生きてきたのよ、さあ…」
「嫌だ、なんで動物を殺して食べないとダメなの?ミミちゃん(当時の愛猫)が死んだとき、お墓を作って天国に行けるようにお祈りしたのに。なんでお魚や豚さんにはお墓がなくて、ミミちゃんは食べなかったの…?」
私は両親を困らせた挙げ句、その夜をきっかけに、肉だと知っている食べ物を一切拒んだ。
極端な偏食だとか、摂食障害だとかで、病院に連れていかれた。
植物性のタンパク質や牛乳なら受け付けたので、年老いた医者は、
「成長期だが、肉を無理に食べさせるのは、精神的にストレスになるし、ベジタリアンでも死ぬことはない」
と言ったのだ。
やっと両親に安心して貰えたのは、小学生にあがる直前の事である。 まんま「1Q84」じゃないか!
だからどーというわけじゃないが、作者はどーしたいのかな? HANABUSA
※NGワードのせいでこれ以上は書き込めませんでした。
ここまでですが、よろしくお願いします。 >241さま
ありがとうございます。
すみません、『IQ84』は読んでません。
思いついたはいいけど、続かなかったので。。。
アイディアメモでして。
長編にしたかったのですが、ラストのアイディアまでは浮かばなくて悩みました。 >244さま
ありがとうございます。
確かに。。。保身に走るほうが楽でしょうね。
実は、NGワードで入らなかったのですが、彼女の目的は世界征服でして。
人間を皆殺しにするのが目的でした。 この世の中を変えてやる! という峻烈なエネルギーがある成功者は普通はいない
何かしらこじつけて理由付ければそれらしくなる なるほど、何かこじつけないとダメなんですね。
ありがとうございました。 「1Q84」を読んでいないけど、その世界像が似ている、というわけですね。
じゃあ、仕方がないかな。
>ふかえり(深田絵里子)
と「彼女」はほぼ重なるよ。どちらのヒロインが魅力的か読み比べているといいよ。 そうでしたか。
偶然ですね。1Q84、読んでみます。
ありがとうございました。 >>237
↓(ネット?)
>しかし、その事がきっかけで、彼女は数々の罪を犯すきっかけになってしまった。
↓
>結果、彼女は大犯罪を犯す為の、軍資金を得るに至ったのである
↓(きっかけは大金、動機は……)
>彼女の作品を読みとくと、犯行の動機は明らかであったと、読者の誰もが納得した。
↓
>彼女の処女作『海鳴り』には、彼女が宗教者になったきっかけになったと思われる、実体験に基づいた、ある作中のエピソードに見られる。
・文後半で、日本語が変です。
作者が自らの感想で述べている部分とネット等から引用されている
部分の判別がシャープではなかったです。
イベント関係の年月日情報が何故か無い。
また、行間が空き気味で、話の組み立てロジックが曖昧なまま先に進んでしまうので、
とても、もやもやした感じを受けました。
それが後々、作品の味になるのか、単なる手抜きだったのか
後続次第なので、現段階では善し悪しの判定はしません。
ところで映画化等も含めて当時の芥川賞ってどのくらい作家は儲かったのでしょうか? >>250
ありがとうございました。
たしかにまだまだプロットと言うか、アイデアメモの段階でして、お見苦しいかと存じます。
あの時代の芥川賞作家は、何億かは儲かったぽいです。又吉さんくらいかなと。
宗教法人を立ち上げるには十分な額かなと思っていますが。
彼女はエコロジーテロリスト宗教家として、人類滅亡を試みます。研究グループが人間にしか効かない毒薬を開発してしまうとか、色々とエピソードがありましたが、何故かNGワードで書き込めませんでした。
すみません。。。 >>237
>とある拘留所で、僕は初めて彼女にあった。彼女には、殺人及び殺人教唆、そして無差別テロの容疑がかかっている。
出だしは大事なので
「僕が初めて彼女に会ったのは、とある留置所だった。彼女には、殺人及び殺人教唆、そして無差別テロの容疑がかかっていた。」
とかにしたほうがいい。
>僕は、本当は小説家になりたかった。
話が飛びすぎ。彼女についてもう少し話を続けてから
「その取材対象として、僕は彼女を選んだ。
いや、厳密に言うと、彼女に僕は選ばれたのだ。」と続け
「実は、小説家になりたかった僕は…」という流れで構成を考えて、作品の最初は特に
読者に興味を持たせることが大事だと思う。 >>252
ありがとうございます。
なるほど、そういう書き方ですか。。。
勉強になりました。 >>フカ
私の個人的な感想ですが、あなたは文章云々というレベルではなく、内容云々というレベルだと思います。
だから、余計に最後まで読めなかったのが残念でなりません。
正直、引き込まれました。
カクヨムみたいなサイトであげていただけると嬉しいです。
読者になります! >>254
ありがとうございます。
実は某新人賞に予選通過経験があります。
プロを目指していますが、ここ数年スランプでして、行き詰まりを感じています。
そんな中で、この作品はアイデア出しのレッスンとして、皆さんのお力をお借りしました。コメ下さった皆さんには深謝です。
とりあえず、新人賞に予選通過したものを近々何かで発表する予定です。この作品はボツネタですが。。。
お褒めの言葉、涙がちょちょぎれました。
重ねてありがとうございました。 あと、創作文芸板の時にも
語尾に「。。。」と書き込む癖の人がいたけど同じ方かな? >>256
はい。
群像新人賞の一次審査です。もう四年くらい前ですが。。。 〉〉258
それは才能ありですね。
是非いつか商業作家になれる日が来るよう応援しています。
アマとプロの違いは、質よりもむしろ、その作品で稼げるかどうかなので
難解なものを書こうとしがちな作家性よりも、読者の身になって読者よりに、世間一般人が読みたいものを書く比率を上げるといいと思いますよ。
作家性4:読者寄り6くらいでちょうどいいくらいです。
頑張ってください。 >>260
お褒めの言葉、ありがとうございます。
とても嬉しいです。
実はプロの先生に指導を少し受けているのですが。師匠は、書きたいものを書かないと意味がないと言っておられました。
でも、私は新人だし、やはり読者に伝わる文章を書くべきかなと、迷います。
書きたくないものは書けないし、売れるものとはどう言う作品かがまるでわかりません。
まずは作家性から始まり、その上で読者寄りに書いていこうかなと思いました。
何が売れるかは全くわからないので、とりあえず書けるものから書くしか、今の自分には術がないように思います。
時間はかかるだろうけど、これからが正念場だと思って頑張ります。
とりあえず、今は大スランプ真っ只中なので、インプットを増やして世界を広げる所存です。
皆さん。ありがとうございました! >>フカ
ここには名物どS課題人というのがいて、自分の力量よりちょっと負荷のかかる絶妙な課題を出してくるんだが、
なかなかの人物だから、君も乗ってみないかい?
赤翡翠(椿)さんと伯仲してるとみた。 >>262
ありがとうございます。
そうですね。もう少し慣れたらお願いしてみようかと思います。
もともと短編が苦手で、長編が主なので、まずは近いうちに、群像に出した作品をどこかにアップして、こちらにURLを貼らせて頂きたいと思うんですが。原稿用紙150枚くらいですが。あんまり長いと皆さんの負担にならないかなと心配です。
お許し頂けるなら、なるたけ早くアップしますので、よろしくお願いします。 まあ、喰っていけるプロ作家は作家性にこだわりますが、
出版社の立場は、まず新人に望むものは即”売れるもの”を望むようです。
作家として喰っていけるようになってからでも作家性は出せますし
書きたいものを書こうとしすぎると作家の独りよがりなものになりがちなので、
読者の興味をそそらない文章を書くよりは
読者が次のページ、次の章と、先を読みたくなるように書くよう「構成」「編集」していくのも大事かと。
で、いくら読者寄りに書こうとも作家性は残るもので
出版社はそういうものの中に、作家性も見出しますから
新人賞狙いでは、作家性4:読者寄り6くらいでちょうどいいバランスになるはずです。 >>265
なるほど。
ありがとうございます。
確かに読者ありきですよね。まずは、伝わる文章を書く努力をします。
そういう意味では、こちらのサイトはすごく勉強になりそうですね。
改めて、みなさんよろしくです。 うん。椿さんの衝撃的なところは、やっぱり「之」の字の三画目のくぼみに見つけた蜘蛛の巣の描写じゃなかろうか。
あれで、みんな一気に椿ファンになったし、一文の破壊力の効能を認識させられた事件でもあった。 >>フカ
少なくとも私は読みたいので是非お願いします!
今日でさえ生殺しなのに!
ただ、私は好き嫌いレベルでしかものを言えないヘボです。
ごめんなさい。 >>267
そうなんですか。
一文の破壊力…そんな文章を書いてみたいです。椿さんのお墓のお話をだいぶ前に読ませていただきましたが、味があるなあと思いました。
私も頑張ります! >>269
ありがとうございます。
はい、近々みなさんの胸をお借りしたいので、なるべく早くアップします。ただ、
どこのサイトがいいのか、迷います。 フカさん、とても興味深く読みました。語り手、彼女、その周りの宗教法人、そして幼少期と何重にもエピソードが取り巻いていてすごい。続きが気になりました。
それにしても、一次通過されるというのははるか向こうのことなのだなあと愕然としました。
私は話を書くということを始めたのはつい最近なので、伯仲どころか門前の小僧です。
ところで最近悩むのは、つい主人公の語りで話を進めてしまうことです。
登場人物(の体)を動かして、会話させて、かつ心情を表すような描写ができればいいんですが、なかなか。
課題では、そういった具体的な描写から普遍的な人間性を読み取らせるようなものを書けと言われているように思っていますが、人の中身が表せない。
締め切りは週末ですが正直、スタックしています。 それと、実は椿というのはタイトルのつもりでした。
わかりにくくてすみません。 群像一次通過の現物を見たい気もするけど、
まだ応募する気みだいだから、古い作品とはいえ5ちゃんに晒さない方がいいよw
編集部にバレたら、もう取り返しがつかないよ。デビュー前に色がついちゃったらどうしようもない。 >>237
「彼女」の削り出し次第で面白くなりそうな気配を感じるが、
言葉選びに引っかかる部分は多い
>とある拘留所で、僕は初めて彼女にあった。彼女には、殺人及び殺人教唆、そして無差別テロの容疑がかかっている。
「とある」のニュアンスは「よくあるうちの一つ」や「ふらりと立ち寄った」に近くなる
なので、「喫茶店」の頭に付くと自然でも、「拘留所」に付くと違和感がある
最初の一文だけ読むと、「僕」は拘留所の常連・法務関係者なのかと思えなくもない
それと「無差別テロの容疑」とは何だろうか
>しかし、僕にはその才能がないのか、毎年公募している文学新人賞には、十回応募しても、落選し続けていた。
文末近くで、「僕」の応募を「十回」で一度区切っている
そこから「落選し続けていた」と継続調に転換するので状況把握に混乱を招く
「僕」は十回落選した時点にいるのか
それとも落選し続ける慣性の中にいるのか
>某SNSでの日記も、小説よりも圧倒的にコラムを書いた時の方が、足跡や閲覧数が多い。
「某SNS」が何なのか不明
そのため、日記枠の中で小説やコラムが書ける、というシステムの把握を読者に乱暴に投げている感あり
「圧倒的に」は文構造上「多い」にかかっているから、位置を「多い」の近くに移動させた方がいい
>その取材対象として、僕は彼女を選んだ。
>いや、厳密に言うと、彼女に僕は選ばれたのだ。
ここは「厳密に言うと」というより「正確に言うと」ではないだろうか
語の選択に妙なところが多い
そのため話者が子供っぽく、話はボンヤリした印象に感じられた
これが狙っているのでなく作者の作風なら、主人公の選択には気をつけた方がいいだろうな
で、続きまだ?w これって、まだプロットやアイデアメモの段階のようなものだって作家さんが言ってんじゃんw >>272
椿さん、はじめまして。
お褒めの言葉ありがとうございました。
一人称の語りの方が主人公の内面を表現しやすいと私は思います。
神の視点からだと、主人公の心情を語るのは難しいですし、初心者向けではないらしいです。
私は椿さんの作品は味わいがあって、いいと思いましたが。
もう一作読めるなら、もっと温度が高いというか、熱っぽい文章を書いて欲しいです。
情熱的と言うか。迫力と言うか。
椿さんは上手すぎるから、かえってそこが難しいのでしょうか。さらりと書いてらっしゃる感じがしました。
生意気を申し上げてすみません。
次回作楽しみにしています。
椿さんにしか書けないものが書けますように。。。 >>275
ありがとうございます。
すみません。まだプロットしか出来てないんです。正直、この作品はボツかなと。
思いつきでふらっと書いただけのものを読んで頂くのは、やはり失礼だったかなと反省してます。ごめんなさい。 >>276
はい、そうです。
みなさん、ごめんなさい。 >>273
あ、失礼しました。
赤翡翠さんですね。 一次通過には敬意を表するけど、
一次通過ではどうしようもない、ってこともまた事実なわけで。 >>274
そうなんですか。
一次通過のは、もう名前とタイトルが雑誌に載ってしまったので、他には出せないのですよね。
私としても終わった作品…過去の作品なので、もう公開しちゃいたいなあって感じです。
でも、そんなにやばいですかね? >>281
そうなんですよ!
師匠にも、受賞しなければ意味がないと言われてまして。
初めての応募での好成績だったので、微妙な気持ちです。
技術的には上がっていても、実際には結果にコミットしてないわけですしね。。。 >>282
やばいよw
でもみんな読みたがっているだろうから、無理には止めないけど。 >>277
ご回答をいただきありがとうございます。
たしかに、神の視点は内面を描くのがとても難しいですね。
やってみると形だけの三人称で、一人視点の地の文に心情が混ざるようなことになってしまいます。
まずは一人称で練習するところからですね!
また親身なアドバイスまでありがとうございます!
熱い心情を書きたいですが、人間性が出そうで恥ずかしい気もします。
書き始めれば割と冷静にいくのでしょうけども。 >>283
5ちゃんを利用していくんだったら、群像一次通過は金看板だけどなw
やっぱり5ちゃんに限らず、ネットは危険がいっぱいだから、身元がバレないような利用を心がけないとね。
師匠がいるんだったら、まず師匠を唸らせるような作品を模索してみたら? >>284
んー…かといって、このままプロになれないでウダウダするよりも、サイトにアップして色々とご指摘受けたいなと思うんですが。 >>287
作家さん本人がそれでいいんだったら反対はしないよ。
みんなきっと待ってるよ、群像のレベルの一端がわかるだけだからさw >>285
いえいえ、遠慮が無くてすみません。
人間性は消したくても消えないものですから、恥ずかしがっていては、何も書けないと思います。
私なんか、実体験を切り売りしてますから。
※今回は違いますが。 >>286
そうですね。師匠は誉めてくれましたが。
審査員は誉めてくれませんでした。
こちらのサイトでは、勘が鈍らないように、何か短編を書いてアップしようかしら? 二次には進めなかったとはいえ、評価されなかったとはいいきれないよ。
結局、おっ? と思わせる部分があれば、連続応募する過程で何かが起きるかも、という感じかもw
>>290
短編がベストだと思うよ。人生は短いからw 修行も時短に限るよ。 >>291
ありがとうございます。
そうですね、短編のレッスンとして、皆さんにお世話になる事にします。
よろしくお願いします。 小説書き始めたけど、新潮に出そうかと考えている。
冒頭くらい晒しても別にいいよね? 新潮に出そうかと考えてるなら、それを部分的にでもさらすのはやめたほうがいいですよ。
のちに指摘されて、掲示板のをパクったと思われても自分が作者だったという証拠がなく、言い返せくなるから。
後悔するだけ。 こういうのを業界用語で
「新潮に出す気なら慎重に」という。 私、創作についてド初心者で、いま現在なにか書きたいテーマも特になく、なにかしらの創作文章を書きたい欲求だけあるのですが、
課題人さんにお願いすればテーマと講評を無条件でもらえるのでしょうか?
でしたらお願いしたいなと思うのですが >>297
いいよ
じゃお題「寒波」、1500字程度、落ちあり
これで何か書いて >>293
すみません。師匠の名前は出せないんです。訳ありでして。 >>265に気をつけろよ。
>まず新人に望むものは即”売れるもの”を望むようです。
こんなことを書いているやつはまずまともじゃない。 https://note.mu/fukamiinoue/n/n3a1538863a6d
群像で一次予選に選ばれた作品をnoteにて公開しました。
もう4年も前に投稿したものですし、私の中では過去の作品になったので、公開します。
皆さん、忌憚なくご感想を宜しくお願い致します。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています