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星新一っぽいショートショートを作るスレ5 [転載禁止]©2ch.net
0001創る名無しに見る名無し
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2015/02/04(水) 08:49:39.96ID:U4w0vrdV
スレタイの通り、星新一っぽいショートショートを作ってみようというスレです
ジャンルはSFでもコメディーでも何でも良い
「ショートショート」なので、長くても1レス(=60行)に収まる程度が望ましいかと
二次創作は他所でお願いします


コツというか特徴
・人名は極力使わない(変わりに有名な「エヌ氏」や「エフ氏」を使う)
・細かい描写は省く
・激しい性描写は使わない


前スレ
星新一っぽいショートショートを作るスレ4
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1329071730/
0030創る名無うしに見る名無し
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2016/02/12(金) 01:24:29.06ID:CdJFkNgF
「その日」

その日、SNAKEと言うアイドルの解散騒動が発表された。
もちろん、ファンはそれを望んではいなかった。

そして、そのSNAKEの一番人気のカンタクがタイムスリップで、
解散の一日前に戻っていると一斉にマスコミが騒ぎ立てた。

その、カンタクは時間を移動して同じ日を繰り返しいた。
そして、その解散騒動をカンタクが同じ日を繰り返していた。

それは、突然の事だった。カンタクは同じメンバーの意見を、参考にして
解散を阻止したかったのだが、そうは上手くはいかなかった。

そして、カンタクは同じメンバーにこう言った。
オレはまだ今日の繰り返しに縛られている。

だからもう、SNAKEにカンタクには恐い物はなかった。
例え、解散騒動が起きてもみんなの意思は繋がっていたから…

そして、カンタクが最後に言った、もう解散したいんだと、
もうこの世からSNAKEは居なくなるとそうカンタクは思っていた。
それが最後の言葉になるなんて言葉にも出来ないままに…

                         終わり





 
0031創る名無うしに見る名無し
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2016/02/12(金) 18:10:24.03ID:CdJFkNgF
「その日」続き

そして、また、同じ日がやって来た。
すると、カンタクは舌打ちをした。

「また、同じ日だ・・・」

              終わり
0032創る名無うしに見る名無し
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2016/02/12(金) 21:30:17.93ID:CdJFkNgF
「その日」(まとめ)

その日、SNAKEと言うアイドルの解散騒動が発表された。
もちろん、ファンはそれを望んではいなかった。

そして、そのSNAKEの一番人気のカンタクがタイムスリップで、
解散の一日前に戻っていると一斉にマスコミが騒ぎ立てた。

その、カンタクは時間を移動して同じ日を繰り返していた。
その日が解散の日だとも知らずに…

それは、突然の事だった。カンタクは同じメンバーの意見を、参考にして
解散を阻止したかったのだが、そうは上手くはいかなかった。

そして、カンタクは同じメンバーにこう言った。
「オレはまだ今日の繰り返しに縛られている。」

だからもう、SNAKEにカンタクには恐い物はなかった。
例え、解散騒動が起きてもみんなの意思は繋がっていたから…

そして、カンタクが最後に言った、もう解散したいんだと、
もうこの世からSNAKEは居なくなるとそうカンタクは思っていた。
それが最後の言葉になるなんて言葉にも出来ないままに…

そして、また、同じ日がやって来た。
すると、カンタクは舌打ちをした。

「また、同じ日だ・・・」

                       終わり
0033創る名無しに見る名無し
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2016/02/14(日) 15:08:38.78ID:5T/nEe3h
エントランスは広かった。
幾何学的な構造
ガラスのような光沢を持った素材を使用されているが
中は見ることができない 窓はどこにもない

自動ドアを抜けると受付に人はいなかった

進行方向の矢印のようなものが表示されているが
指示は何もない

ポケットからメモを取り出す。
箇条書きにした文書
記憶処理を受けているのでこの意味はよくわからない

何をすべきかだけが枠のように残っていて
でも何故そうしなければならないのか、それだけが思い出さないようになっている
それだけはわかる

そう、私はここの管理人だ。
0034GON
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2016/02/16(火) 04:28:36.63ID:T/4birBe
ウイルス

人類の普遍的な病気 風邪
世界一の科学者「私はついに風邪ウイルスを根絶する薬を発明したぞ」
そして人類から風邪と言う病気は消えた
しかしその時から地球へ地球外生命体の進攻が始まり人類は滅亡した
地球外生命体「風邪ウイルスのせいで我々は地球に進攻する事が出来なかった。馬鹿な科学者のお陰だ」
0035GON
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2016/02/16(火) 04:30:24.28ID:T/4birBe
題 デスパンマン

古今東西あらゆる怪人の死体を殴れば生き返らせる能力を持った者が居た
面白半分に怪人を生き返らせている内に怪人達の力は強大になりヒーローは抵抗出来なくなり人類は滅亡した
人類滅亡で目的と存在価値を失った怪人達は再び人類を再生しようと試みる
それをつまらなく思う怪人が居た
その名はデスパンマン
1対古今東西全ての怪人達との戦いが始まった

怪人達にとって人類の平和と幸せを破壊する事が目的と存在価値であった。
人類が繁栄すればするほど幸せであるほどそれを破壊する喜びは大きい。

デスパンマンとの戦いのさなか怪人達は人間のアダムとイブを誕生させる事に成功する。人類の繁栄の為デスパンマンから守り続ける怪人達。
ついには人類が繁栄する事になる。人類の力が強大になった事により邪魔になった怪人達は再び全滅した。そして人類は1000年の平和と幸せを手に入れた。

しかし長きによる平和と幸せには人類は飽き再び怪人達を復活させた。
人類と怪人の壮絶な戦いの末怪人達の勝利により人類は滅亡した。

だが人類の平和と幸せを破壊する事が目的と存在価値である事に気が付いた怪人達は人類を復活させようとするのだった・・・


終わり。
0036GON
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2016/02/21(日) 05:34:05.73ID:WkpI4P1/
「言論社会」

「あの、警官さん。僕殺人鬼を見たんです」
「本当かね?どれどれ君の身分証明書をみせて。えー、君は精神病院に通院歴があるね。そして窃盗でも逮捕歴がある。
つまり君の言う事は嘘だから帰り給え。」
「いえ、本当なんです。信じて下さい!」
「これ以上ものを言うと公務執行妨害で逮捕するぞ!」
そう言うと警官は刺されて死んでしまった。
「嘘は言ってないでしょう」


                              終わり
0037GON
垢版 |
2016/02/21(日) 05:50:36.80ID:WkpI4P1/
「硬いもの」

私は確固たる意志によりどんな硬いものでも砕くハンマーを作った。
あらゆる物質を砕き最後の実験として、どんな硬いものでも砕くハンマーでどんなものでも砕くハンマーを叩いてみた。
双方砕けちって矛盾も無く実験は成功した。
「どうだ助手よ、このハンマーに砕けぬ物はないだろう」
「博士の意思までは砕けませんでしたね」

                                             終わり
0038GON
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2016/02/21(日) 06:04:18.20ID:WkpI4P1/
「神」

「私は唯一絶対の神である」
と、男が言った。
「何?私も神である」
と、別の男が言った。
「神は唯一であるからしてお前は偽物だ」
と、男が言った。
「神は全てであり一つでは無い、お前は偽物だ」
と、別の男が言った。

『俺たちは偽物か』
0039鴨野右京(うけい)
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2016/02/22(月) 01:14:56.56ID:ZoJvJmro
「臨時ニュース」

「臨時ニュースです。臨時ニュースです。
 先ほど、お笑い芸人の90のO氏さんが
 覚せい剤を使用していたとニュースが入りました。
 
 なお、相方のY氏は暴力団と蜜月と言う事で
 お笑い芸人90は解散が濃厚になって来ました。

 臨時ニュースでした。」
0040創る名無しに見る名無し
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2016/02/23(火) 20:20:15.35ID:3vuAbJjA
「薬」

その薬は太陽に当てたり水に浸したりすると成分が変わる薬だった。
そして効能もそれぞれ違った、より強烈な働きをする。
しかし何もしなければそれは偽薬とされていた。

男は、その効能が世間に知れ渡っていないことを利用して高額にさばいていたのだが
ある日ふと、その効能が知りたくなって試してみた。

太陽に当てると男の体は光り
水に浸すと男の体は水のように透明になる。

これは使える、そう思って1ダースほど試してみたところで
男は燃えた。

そして空に浮かんで人工太陽となった。
0041石川五右衛門
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2016/02/25(木) 01:33:28.87ID:M7eHDAcP
「誰も彼もが即言主義者は」
ブーンバッバ、ブーンバーバ!! チン0ォマヌコオウ!!
どっしどっしイェーーーーーイ!! 弾けてルンダベーベー もっと もっと腰を振ってさ
バプル時代はパープル痔だい!! おおおおおおおおおおうぇうもおいおお
「そこで私は目が覚めた」「頭がおかしかったのかもしれない」「誰もがそうなのか?」
古井戸の底に曾祖父のつくった地下通路があるそうだ。気になったのでボクは探検してみることに、

「スルンジャナカッターーーーー!!」
なんと、そこにいたのは巨大な、
|◠‿◠ ) ( ◠‿◠|  |◠‿◠ ) ( ◠‿◠|<ぼくたちはみんな。みーんな、仲良しでーーーーす 
その時私は大いなる疎外感と絶望を覚え、失意の余り東尋坊に鈍行列車で行きました。
つかれました。
0042沖田総司(そうじ)
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2016/03/01(火) 17:12:02.62ID:FGBP4c07
「忠臣蔵48」

実は、忠臣蔵には秘密があった。沖田総司には双子の兄がいたのだ。
その名も、沖田総吾と言う名前の兄だった。

しかし、沖田総吾だけ忠臣蔵にはいなかった。
実は、タイムマシーンを使い2016の東京にいたのだ。
 
そして、その沖田総吾は今の東京で忠臣蔵48なる。
アイドルユニットをプロデュースしていたのである。

だから、実は、忠臣蔵は48だったのである。
0043鴨野右京(うけい)
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2016/03/02(水) 19:24:23.74ID:6S8lURhN
「オリンピック」

とある、老夫婦が浅草の街を人力車で移動していた。
すると、車夫がこう言った。
「昔は、この東京にオリンピックが来たらしいですね?」

「そうだよ!!その通りだよ!!お兄さんわかるのかい?」
「いや、聴いた話ですよ!! なんせその頃生まれてませんから・・・」

「そうかい?そうなのかい?」
すると、老夫婦は昔のオリンピックの事を語り始めた。
「昔はね・・・」

すると、いつの間にか風景が変わり昔のオリンピックに変わっていた。
「そうそう、ここにはこれがあって・・・」

気が付くと、そこは1964年の東京だった。

                        終わり。
 
0044創る名無しに見る名無し
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2016/03/04(金) 15:46:32.25ID:h7rUi3xX
「音のない喫茶店」

ある音楽家は音に疲れていた。
そして自分のように音に疲れた人はいないかと考え、喫茶店を考えた。
その店の中では音楽を流すことをせず、床には吸音する素材のものを敷き詰め、音のなるものの持込を注意書きで断った。
人々は面白がって店に来る。そして沈黙を楽しみ、気が済むと出て行く。
そんな街角の癒しスポットとなった。
しかし段々人気が出てくると、徐々に人々の今そこにいる気持ちというのが気になってきた。
そこである日勇気を出してひとりに話しかけてみた。
話しかけた相手は気さくに、ここへ来た理由を話してくれた。
そしてその瞬間そこからひとりの客が去っていった。

沈黙カフェはそのうち、生演奏のかかる社交場と変わった。
音に疲れ、ストレスにさらされていた音楽家は音楽は奏でるだけではなく多少の雑音とともにあるのが疲れない秘訣だと気がついた。
そしてまた普通の環境で音楽を作るようになったのだが
今でも、あの時店から出た青年の気持ちが気にかかって仕方がなかった。

それはあるとき急に起こった。
生演奏をしても、話をしていても、喫茶店の中から音が全くしなくなったのだ。
驚いて人はテーブルをたたいたり、金属製の食器を落としてみたりした。
店の外に出ると音は存在している。

そのとき音楽家は理解した。
あの男が戻ってきたのだ。

それ以来、再び店は沈黙に包まれた。

終わり
0045創る名無しに見る名無し
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2016/03/21(月) 15:59:30.54ID:tEfYa0Cg
「噺2」

毎度バカバカしい笑いを一席。
ある落語家が言いました。「風が吹いている」と
「風は吹いている」は同じじゃないかってね?
だから、私はそいつにこう言ったんですよ!!
「風が吹いている」は風を感じているから
風が吹いていると感じるんだってね?
すると、そいつはこう言い返して来て
じゃ、「風は吹いている」はどういう意味だってね?
だから、私は、こう言ってやりましたよ!!
「風は吹いている」のは当たり前だってね?
そしたら、そいつがまたこう言いました。
それじゃ、ただの水掛け論じゃないか?
だから、私は言いましたよ!!
そう、これが、本当の水掛け論!!
0046創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/04/28(木) 03:02:09.04ID:el//U+hm
風は吹いてる、は当たり前ってのちょっと寂しいな。
黒沢明風の格調ある。
風が吹いているは普通に吹いてる感じがするけど
風は吹いている、だと風が象徴的で別の何かを表してるようにも取れるよね。
0047創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/04/28(木) 13:02:04.05ID:iIJ9Hckn
元ネタは2つの同名曲です!! 
「噺」みたいに落語家さんが
言いそうな気がして作りました。
0049創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/01(日) 19:02:49.59ID:GZsChLjd
「正直者」

森の奥深く、池のほとりに男が立っていた。

男の目の前に池の中から女神が現れた。

「お前の落としたのはこの金の〜」
「いや・・・あの・・・」

「そうか、ではお前が落としたのはこの銀の・・・」
「いや、だから・・・」

「お前は正直者だな、3つ全てを与えよう」
「いやいや、ちょっと・・・」

さてこの三体の死体をどうしたものか。
0050創る名無しに見る名無し
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2016/05/02(月) 18:09:52.82ID:Y71xXymR
「自尊心自動販売機」
 
 ここに一人の犯人がいる。
 彼は、さっき人を殺したばかりだ。
 言い換えれば人殺しほかほかだ。
 そして、彼は今その自動販売機の前にいた。

 その自動販売機では、「自尊心」が売られていた。
 そして、彼は今まさに「自尊心」を買った。
 
 すると、追いかけて来た警察官にこう言った。
「何で、俺を追いかけるんだよ!!」
「さっき、人を殺してなかったか?」

 すると 彼は「自尊心」を飲み込んで、
「その犯人なら、さっきすれ違ったぞ!!」
「それは、本当か?」

「間違いない!!」
「そうか、ありがとう!!」

 すると、「自尊心」が切れてすぐに、
「あっ、さっきの警察官にバレたな!!」

 暫くすると、そこには、警察官の死体があった。
 そして、彼は一言こう言った。
「あっ、また「自尊心」を買わなくては・・・」


                    終わり。
0051創る名無しに見る名無し
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2016/05/03(火) 23:41:18.87ID:VIfq2jHB
まあ、「自尊心」があれば最初から人など殺してないけどね?
まあ、「自尊心」はジュースみたいな物だと思って下さい!!
0052創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/05(木) 19:39:08.26ID:Sb/vs2yo
なんつうかあまり星新一っぽくない。
会話が多すぎるしびっくりマークばっかりで、なんつうか
つまらんね。
0053創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/06(金) 12:03:23.35ID:Kr7+8V2i
「世界一幸せな王様」

彼は、世界一幸せな王様だ。
だが、彼は何も手にしていない。

大金も手にしていないのに、
彼は、世界一有名だ。

皆は、彼は金持ちだと言う、
でも、彼は金持ちではない。

彼は、生前こう言っていた。

「私は裸の王様ではないが、
 私の事を皆が覚えていてくれて
 心から嬉しいありがとう・・・」

世界一幸せな王様とは、
世界一有名な王様であった。
0054創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/08(日) 23:14:17.69ID:qtWVGmzC
ある母親が高校受験を控えたわが子のため学校説明会に訪れた。
日本全国でも特に一流と言われている超難関高校だ。
面談の形で教頭が学校について説明をはじめた。

「わが校では、すべての学問において
世界的に通用するスペシャリストを教師として配属しております。」

母親の感嘆のそば、さらに教頭は続けた

「また、学問だけではなく体育科目等においても、オリンピック選手
にも劣らぬ訓練を受けた講師を配属させていて実現させております。」

「それはすばらしい。ならば卒業後の進路も
それは輝かしいものなんでしょうね。」
そう母親がいうと教頭は答えた。

「ええ、卒業者は全員わが校の職員として働いておりますよ。」
0056創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/12(木) 03:05:45.42ID:zYd1P1IW
「アイデアの盗用が多過ぎます」
講師は受講生らに静かに訴えた。

このセミナーは小説の書きかた、シナリオの作り方を
学ぶ、専門教室であった。

「先日提出してもらった課題の、およそほとんどが、
すでにある有名な小説アイデアであったり、映画の脚本
を、そのまま流用したのが瞭然のシナリオでした。
以後このようなことはしないよう留意しておいてくだい。」

講師が受講生らに注意を伝えるとすぐにいつもの講義が始まる。
そしてその間、受講生たちはいつも通り感じていた。
「この授業、2chの小説作りスレと同じことを言ってるなぁ」

……
「よし。オチの意外性にかけるけど
こんなショートショートなら大丈夫だろう。
アイデアの盗用に厳しいあの先生なら
逆にこの作品は喜んでもらえるのではないだろうか」


…そういう文章を、俺は2chに書き込んだ。
そして、この文章もまた、 
0057創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/12(木) 03:32:34.62ID:zYd1P1IW
先日公園で不思議な金庫を拾った男が嘆く。

その金庫はどうやら専門家でもさじを投げるほどの
不可解な構造で閉ざされているらしい。

「どうしても中身が知りたい」

執念のもとに彼は、金属のこぎり、溶接機、
酸・アルカリ液、大槌、…ありとあらゆるもので
金庫にダメイジをあたえる術をためした。
しかしいずれの負荷に対しても
この不思議なまで超強高度な
金庫の前では歯が立たなかった。



しばらくして彼は、世界的に有名な重機メーカーの
新一工業が発売した最新の溶接機を知った。
"特殊材料もハイパワー溶断"という触れ込みに賭け
その溶接機を購入した。

早速使用すると、ホームセンターの機械では
歯が立たなかった金庫の側面が
見る見るうちに崩れてゆく。
やがて金庫の外面に大きな穴が誕生した。

男はあまりのあっけなさへの驚きと
伴う喜びに咆哮し、金庫の中を覗いた。
そこには一枚の紙切れがあり
そこにはこのような文が添えられていた。

「わが社の製品をお買い上げいただき
まことにありがとうございました
    --新一工業」

世界中に居た何人もの男たちが膝から崩れ落ちた
0058創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/12(木) 19:11:13.98ID:VrPOLJbY
「テレビ局」

 さあ、さあ、スタジオはこっちですよ!!
 そのテレビ局スタッフが誘導していた。

 そのテレビ局員は知らないだろうが・・・ 
 実はそのテレビ局は不振が続いていた。
 
 テレビ局が最後の数字になるテレビ局
 それが、不振の原因だと呼ばれているが、

 元を正せばそのテレビ局の社長が悪かった。
 人気のある数字を取る番組だけを打ち切り、
 
 長々とバカな番組だけを続けていて、
 視聴者の眼はもうそのテレビ局を見てはいなかった。
 
 そんな折り、社長が変わる事になった。
 それを気に、いらない番組の整理が始まった。
  
 そして、社内でも社長いじめが始まった。
 社長は椅子を隠されてもう居場所もなくなった。

 真っ先にに、打ち切り報道が出たのは「ただただくだらない」
 と言う内輪だけで笑ってるだけのあのバカなテレビ番組だった。

 視聴者はそれが打ち切りになるとしってそれはもう喜んだ!!
 そして、その番組が終わった途端、社長が変わった途端、

 そのテレビ局は、やっと、長い不振を抜け出せた。
 と、社長は首を吊りながら夢で思っていた・・・。
 
                         終わり。  
0059創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/13(金) 16:10:19.91ID:Nw5J5GGU
「テレビ局」(清書)

 さあ、さあ、スタジオはこっちですよ!!
 そのテレビ局スタッフが誘導していた。

 そのテレビ局員は知らないだろうが・・・ 
 実はそのテレビ局は不振が続いていた。
 
 テレビ局が最後の数字になるテレビ局
 それが、不振の原因だと呼ばれているが、

 元を正せばそのテレビ局の社長が悪かった。
 人気のある数字を取る番組だけを打ち切り、
 
 長々とバカな番組だけを続けていて、
 視聴者の眼はもうそのテレビ局を見てはいなかった。
 
 そんな折り、社長が変わる事になった。
 それを気に、いらない番組の整理が始まった。
  
 そして、社内でも社長いじめが始まった。
 社長は椅子を隠されてもう居場所もなくなった。

 真っ先に、打ち切り報道が出たのは「ただただくだらない」
 と言う内輪だけで笑ってるだけのあのバカなテレビ番組だった。

 視聴者はそれが打ち切りになると知ってそれはもう喜んだ!!
 そして、その番組が終わった途端、社長が変わった途端、

 そのテレビ局は、やっと、長い不振を抜け出せた。
 と、社長は首を吊りながら夢で思っていた・・・。
 
                         終わり。  
0060創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/14(土) 22:42:12.64ID:mdhyyG3i
内輪だけで笑ってる、じゃなくてなんかもうちょっと別なものだったらな…。
単に批判に思える。
「内輪だけで笑ってる」と書かずにもっと違う言葉に置き換えれば
もう少しわかりやすいかな。
0061超音波テロの被害者
垢版 |
2016/05/15(日) 15:35:15.71ID:sinambxn
超音波テロの被害にあっています。
卑劣極まりない被害にあっています。

何が起こったかわからないときから、
わかってみれば、
まだ世の中に知られていない超音波テロ。

世の中の多数の振動源・発信源が
システム化され、 ネットワークを通して、
超音波・音波を集中させて
対象を攻撃するらしい。

超音波による物理的な力で、
ものが飛び、ものが壊れる。
それが人間の体に対してまで。

形のあるもの、ないもの、壊され、奪われ、
聞こえる声、音。超音波テロの加害者の声。
卑猥な内容、卑劣な内容、脅しやいたぶり。

身体の表面を突き抜け、内臓を攻撃される。
頭蓋骨を突き抜け、意識を失わされる。
臓器不全やがん、命に関わることまで。
人間の身体を壊そうとする超音波テロ。

日本国中、どこにいても超音波で襲われる。
車に乗っている人間が襲われる。
歩いている人間が襲われる。
自宅で超音波の攻撃を受ける。

人や社会が超音波で襲われ、
罪もない人が超音波で襲われ、
卑劣な被害にあっています。
被害を訴えても信じてもらえない。

「見続けるのがいやだから、殺して終わる」、
「証拠隠滅だ」という超音波テロの加害者の声とともに
強烈な超音波の攻撃。

叫ばされ、いたぶられ、それを口実にまた攻撃され、
超音波テロの、残酷残虐で、卑劣な攻撃の被害にあっています。
心の底から被害を訴え、祈っています。

天に神に届きますように。
0062創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/16(月) 22:12:26.01ID:wF2uPCiP
>>61
こういう設定の小説、面白いとは思うけど。コピぺか
0063創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/17(火) 09:43:29.14ID:b+4uHqt5
 「狼になった日」

 この世には狼族と言う人種がいる。
 狼族とは狼族の牙に噛まれると、
 たとえ、どんな人種であっても、
 その人種は狼族になってしまう。
 
 ある日、狼族はある少女に恋をした。
 でも、相手は人間、自分は狼族。
 彼は、ずっとその事を彼女に言い出せなかった。

 ただ、そばにいられるだけでいい、
 本当の気持ちはそれだけだった。
 そして、それだけで良かった・・・。

 しかし、ある日、この世にまた新しい人種が誕生をした。
 そして、その人種は狼族を人種とは認めない人種だった。

 でも、彼は、いつまでも彼女といたい。
 同じ時を過ごしたい。そう思って彼は行動に出た。

 そして、彼は、自分の牙で彼女を噛んだのだった・・・。

 
                        終わり。
0064創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/05/17(火) 16:48:12.37ID:b+4uHqt5
ちなみに63の自分とショートショート4の423の
「老人の恋」書いた自分は同一人物です!!
0066創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/06/19(日) 23:30:15.83ID:KhtfajZP
「記憶期限」

この世界には、記憶期限と言う期限がある。
それは、その名の通り記憶には期限があると言う事だ。
 人は皆、感じてはいないが勝手に消える記憶。
 それこそが実は、記憶期限だったのだ。

 この記憶期限とは、人に寄って様々だ。 
 一番消したい記憶こそ一番最後に消える。
 何故ならそれは、人のトラウマに関係している。
 トラウマこそ記憶期限の記憶を決めているのだ。

 だから、一番消したい記憶は一番最後に消える。
 それは、勝手に消えるまでどうする事も出来ない。
 嫌な記憶程残っているのはその記憶期限のせいだ。

 例えば、一日泣いたらけろっとしたとか、
 それこそが、記憶期限の期限が消えた時なのだ。
 だから、次の日は普通に戻ってたりするのだ。
 人間ではコントロール出来ない記憶期限を
 脳がその時々で処理をしてくれているのだ。

 そして、今、ここにいるこの男、彼もまたそうだ。
 彼女の事を考えていると夜も眠れないと言うのだ。
 だから、私は今、彼の記憶を処理している。
 どうせ、期限が来たら忘れるんだ。何も彼も。

 彼女を愛していた事さえもいつか忘れる日が・・・
 そうして、また新たな記憶が今日も増えて行くのだ。

                        終わり。   
0067創る名無しに見る名無し
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2016/06/21(火) 17:34:24.15ID:jVPdrjgw
tes
0070創る名無しに見る名無し
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2016/07/11(月) 14:54:09.97ID:dml1b8Wc
「僕は、タイムマシーンで・・・」

「彼女が、彼女が、あの日死んでしまった。
 だから今私は、タイムマシーンを作っている。

 タイムマシーン作りにはルールがあるらしい。
 それを、始めて知ったのはあの彼女が死んだ日だ。

 もちろん、昔の自分には出会ってはいけないし、 
 彼女の未来も変えてはいけない。
 変えていいのは過去だけと言われている。
  
 そんなタイムマシーンを私はN氏と作っていたのだが、
 そのN氏もとうの昔に死んでしまっていたのだ。

 どうしても、彼女を助けたかった私はタイムマシーンを
 完成させて今、過去の彼女と向き合っている。
 
 次の車に彼女は跳ねられる。その前に、誰かが死んだ。
 そう、彼女を助けて私は死に、そして、私はこの世からいなくなる。

 でも、いいんだ。助かった彼女を見ながら私は思っていた
 彼女にこれから幸せな未来が待っているのならば・・・」

 何処かで一人の男が事故死していた。
 
                       終わり。 
0071創る名無しに見る名無し
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2016/07/12(火) 01:24:11.78ID:vQ9t3WWR
「道化師」

真っ白な面をかぶった道化師がいた。
その道化師には恋人がいた。

道化師は何時もその面をかぶっているが故に表情が読めない。
ある日、そのことを恋人に指摘され、挙句の果てに別れを告げられてしまった。

後日、道化師は面の鼻の部分を赤く塗り、自らの怒りを表現した。
次に右の頬に橙色の星を描き、自らの楽しみを表現した。

そして、左の頬に青い涙の雫を描き、恋人と別れた悲しみを表現した。
雫を描き終えると、道化師は別れた恋人のもとへと向かった。

恋人と会うと、道化師はナイフを取り出し、彼女の心臓を一突きした。

徐々に冷たくなってゆく恋人から流れ出る血潮を人差し指ですくい、
道化師は最期に唇を赤く塗り、恋人と永遠に一緒になれる喜びを表現した。

そして完成した面を自画自賛し、自らの喉を突き刺した。

終わり。
0072創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/12(火) 01:46:54.69ID:vQ9t3WWR
>>71
面は「かぶる」じゃなくて「つける」
「道化師は最後に唇を赤く塗り」のところは「唇を彼女の色で塗り」

の方がベターだったかなと思っています。
0073創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/16(土) 01:13:29.89ID:UEQgKLhc
>>72
唇を赤く塗り、の方がインパクトがあってよさそう。
かぶるも、前後の響きから言って泥臭くて良い。

「道化師は何時もその面をかぶっているが故に表情が読めない。
ある日、そのことを恋人に指摘され、挙句の果てに別れを告げられてしまった。」

ここがむしろポイントで、多分、文章を4つくらいに分けた方がすごくくると思う。

「道化師はいつもその面をかぶっていた。表情はいつも読めない。
ある日道化師は恋人に、何故いつも面を被っているのかと問い詰められた。
その時道化師は恋人に何も答えなかった。
そして恋人は相変わらす面をかぶりつづける道化師に愛想を尽かした」

のような文章だと凄くぞわぞわ後に続くかも…なんてことを思った。
個人的な意見なので違うと思ったら流して下さい…。
0074創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/16(土) 01:20:04.88ID:UEQgKLhc
また、「後日」を「ある日」とすると、読者に唐突な感じを与える…かも。
じぶんにこういう予定があって、という雰囲気を消していくと先が見えない感じが伝わる。
0075創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/17(日) 14:35:50.63ID:VZTFcX+O
>>73 >>74
いやいや、ものすごく参考になりました。
ご指摘どうもありがとうございます。
0076創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/17(日) 17:39:19.73ID:RUfgGYy6
「千里眼」

自分は、この目が嫌いだ。それとは千里眼だ。
 見たくもない物ばかり見える。
 そして、見えても全ては裏目に出るのだ。
 そんなある日、私には千里眼と言う特技が出来た。
 
 それは、昔、ある人が自分の代わりに死んでくれたからだ。
 元々この千里眼はその男の特技だったらしい。 
 その千里眼がどうやら私に遺伝的に移ったものらしい。
 私は、その千里眼で色んな物を見て来た。

 幽霊であったり未来であったり未来で起きる事であったり、
 だが、この千里眼で得した事は一度もない。ただの一度も。
 唯一分かる事と言えば未来が手に取るように分かる事だけ、
 もうすぐ時代は変わるらしい。誰かが言っていた。

 すると、ある日、私の目の前に未来から来たと言う女が現れた。
 彼女は私にこう言った。
「あなたは、その内大事な物を失う事になると・・・」
 次の瞬間、私は彼女の力でタイムスリップをして、
 その千里眼の持ち主だと言う男の死ぬ直前に飛ばされていた。

 すると、その男を未来から来た女が助けて、
 彼女の予言は当たる事になる。
 私が失くした物それとは、つまり千里眼に他ならなかった。
 すると、突然、私の目の前がいきなり暗くなった。
 気が付いたら、私は、自分で自分の目を刺していた。

                        終わり。
0077創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/17(日) 17:41:47.68ID:RUfgGYy6
「不滅ドロップ」

 今の時代にはないが、未来の時代にはあるものがある。
 それは不滅ドロップ。何の味もしない。喉元を過ぎる感じもない。
 
 しかし、喉に入れるとすぐに溶けて消えて行く・・・
 今の時代で言えば、オブラートと言う物らしい。

 それが未来の時代ではあるのだ。それがあれば人は年を取らない。
 未来人にはいらないと思えるが、今の時代の人間には必要らしい。
 それは、過去の有名人でもそうらしい。

 未来の世界では、冷凍保存されていた過去の英雄達も、
 皆、それを使い未来人として今は普通に生活している。
 そう言う私も実は、そのドロップを舐めている。

 その後、時代は目まぐるしく変わっていった。
 でも、今になってふと気付いた事がある。

 「そうだ、私はそのドロップを舐めたのだ。
  だから、私はこうして生きている。
  でも、その反面、永遠に死ぬ事もない。
  そうだ、年さえも取らないんだった・・・」

終わり。
0078人や社会が超音波で襲われています
垢版 |
2016/07/21(木) 04:57:24.86ID:L/1BrOCk
 
超音波の測定器・受信機があれば、誰か、世の中の超音波を聴いてみてください・・・。

誰か、世の中の超音波の測定器・受信機を作って聴いてみてください・・・。
0082創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/08/28(日) 12:19:56.26ID:qED4yXGj
  SF会議

エヌ氏の家に友人のエフ氏とエル氏が遊びに来た
「どうだろう 僕たちでSF小説を書いてみないか? 」
エヌ氏が提案したがエフ氏とエル氏は
困ってしまった
「SF小説ってどうやって書いたらいいんだ?」
「とくに 良いアイディアは思いつかないなあ」
三人で何時間も話したが ほとんど話題は進展しなかった

エヌ氏は自分の提案が身勝手だったことをわびた
エフ氏は乗ってきたタイムマシンに乗って未来に帰った
エル氏はブレスレットのボタンを押しながら
「自宅に転送してくれ」 と言うと一瞬光に包まれて
ブインッという音を残して消えた

エヌ氏は窓を開いて夜空を見て言った
「エル氏の家はアンドロメダ星雲だったな」
空には渦巻状のアンドロメダ星雲が
月の10倍ほどの大きさで美しく輝いていた
0083創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/08/31(水) 04:49:16.12ID:cOHXDcjI
.
0084 【小吉】
垢版 |
2016/09/01(木) 17:45:11.16ID:83HZBqtv
あまりにもすばらしい作品を読んで
声も出ない
0085ハルニレ
垢版 |
2016/09/13(火) 00:35:28.07ID:mHUt7j0W
「人間は考えなくては猿である」

「日本語とは実に面白い!!」
 ある人物がこう続けた。
「人間は考えなくては猿である」
 と言う言葉がこの世にあるとする。

 それは、つまり、
 人間は「考え」がなくては猿であるのか?
 又は、考えなければ人間は猿であるのか?
 
 その人物はこう続けた。
「人間は考える葦である」なら
「人間は考えなくては猿である」
 と言う言葉も成立するのではないか?
 
 まあ、私はそれで気付いた事が一つだけある。
「私は、そもそもその次元で生きていなかった」 

                 終わり。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
0086創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/09/15(木) 04:08:03.21ID:zLypxHDs
「電波広告塔」
いつのころからだろうか。全てが電波で管理統制されるようになったのは。
それは少しづつ人々の生活に浸透していった。
今では向こうから歩いてきた人物がどこの出身者で、家族構成がどうなってるかもわかるようにされていた。
ひとりひとりが番号で管理され、受信機により、その人物のデータが表示される。
そして、すべての人々が警察官となっていた。
トラブルがあれば解決のマニュアルもすぐに表示される。
その人物の趣味、キーとなる言葉も記録されている。
会話は最小限で、やや暗号めいたものとなっていった。
そしていつしか、言葉という概念を知る人がひとり、またひとりと消えていった。

おわり
0087ハルニレ
垢版 |
2016/09/16(金) 20:04:46.44ID:VopkoTWY
「ジャックナイフ」

 ある夜、ある男がナイフを喉元に突きつけて、
 ジャックナイフと言う何者かに懇願している。
 
「どうしてだ?ジャックナイフ?」
 すると、ジャックナイフは言った。
 
「お前の人生、どうせ、幸せな人生じゃなかっただろう?
 いじめにも遭い無視されてそんな人生、幸せだったか?」
 
「それでも、少しは幸せだったよ!!」
「そうか、では、どんな所が・・・」

「あんたは知らないんだよ!!幸せって奴を」
「そうか、でもお前は死のうとしている!!
 今が幸せなら、じゃ、それはどうしてだ?」
 
「あんたには分からない!!幸せだなんて!!」
「もう押し問答はいい!!これでサラバだ!!」

 すると、暗闇に光が射しその影が消えて行く
 男は、その光の中にジャックナイフの本当の姿を見た。
 
 それはただの暗闇で、そして、それはただの影だった。
 そして、男は思った。「助かった。まだ生きられる」
 ジャックナイフとは、つまり、明日の自分だったのだ。

                         終わり。
0088ハルニレ
垢版 |
2016/09/16(金) 20:08:09.92ID:VopkoTWY
「夢」

 夢の中では誰にでもなれる。
 夢の中では誰にでも会える。

 もうここにはいない者や、
 もう二度と会えない誰かや、

 時には空も飛ぶだろう、
 時には嵐の日もあるだろう。

 夢には現実味がないが、
 それを人は皆夢と言う。

 叶えたい何かを人は夢と言う、
 そして、叶うと人は奇跡と言う。
 
 つまり、夢には形がないのだ、
 なのに人は何故、欲しがるのだろう?

「そう、こんな風に・・・」
 そんな夢を私は、見ていた。
0089ハルニレ
垢版 |
2016/10/23(日) 01:02:35.06ID:jbXAvff8
 「老人の恋」

 自分は老人の恋を書いたものですが、
 小説っぽいVERを書きました。
 よかったら見ていって下さい。

 「老人の恋」(小説っぽいVER)
 
 目の前が真っ暗だ。私は妻を失ってしまった。
 もう何も見えない。もう何も聞こえない。
 目の前がモノクロになったしまったようだ。
 突然、色を失ってしまったかのようだ。  
 私はしばらく、ぼっとしていると、突然看護婦の声が聞こえて来た。
 「あの子、ずっと目を覚まさないんでしょう!!」
 「そうよ、ずっと眠ったままなのよ!!  
  両親の血液型も合わなかったのよね?」
 「そうなのよ、彼女の血液型は?」
 私はその時、向こうの病室の彼女に恋をしてしまったらしい。
 だから彼女のためになる事をしたい、どうにかして彼女を救いたい。
 そんな気持ちに、駆り立てられていた。
 私には、人には言えない秘密があった。
 それは誰に話しても分かってもらえないような話だ。

 だけど、私は彼女のために唯一出来る事があった。
 私は彼女に合う血を届ける事にした。
 それは多分、私にしか出来ないような事だから・・・
 それから私は、夜に彼女に会いに来ている。
 自分でもこんな行動的になったのは妻にプロポーズした以来だ。
 
 でも、私は彼女を助けたい、私にしかそれは出来ない。
 だから、私は彼女に惹かれたのかもしれない。
 
 そんな折り、私はある日、彼女に毎回会いに夜来ていたのだが、
 私は、すっかり眠ってしまっていたらしい。
 自分の秘密にも気付かないままで・・・
 すると、私は、突然、光の中で彼女が目覚めた事を知る。
 気が付くと私は、少しずつ少しずつ消えている事に気付いた。
 何故なら、私は、私の秘密とは、私が吸血鬼だったからだ。
 
 どうやら、私が、血を毎晩届けているうちに、
 彼女が目を覚ましたらしい事を今気付いたのだ。
 私は薄れ行く記憶の中でこれだけは離さないようにしていたのに、
 私の手をそれは離れて行く、それとは亡くなった妻の若い頃の写真だ。
 きっと罰があたったのだな!!血を集めた罰か?
 私はそう思いながら消えて行く・・・

 そして、私は天で、彼女の涙を見る事になる。
 何故なら、彼女が亡くなった妻にそっくりだったから・・・
 そして、私が彼女に血を届けていたから、
 気が付くと、彼女の涙は溢れんばかりになっていた。
 でも、それでも良かった。私の助けで彼女が助かったのだから・・・


                         終わり。
 
  

  
0090ハルニレ
垢版 |
2016/10/23(日) 01:08:27.79ID:jbXAvff8
ついでに本ネタもアップいいですか?

「老人の恋」

ある病院に一人の男がいた。男はその病室で泣いていた。
その男の隣のベッドには彼の妻が眠っていた。
そして、彼は彼女に会うことになる。
彼女とは彼の妻の向かいの病室にいた少女だった。

その少女はずっと眠ったまま目を覚まさなかった。
すると看護婦の声が聞こえてきた。
「彼女、血が足りないんでしょう?可愛そうよね!!」
「そう、両親の血液も合わなかったそうよ。彼女の血液型は?」
それを聞いた後、男は彼女に合う血を探しに行った。
なぜなら、彼には秘密があったからだ。
その次の日、男は彼女に合う血を見つけて彼女に届けていた。

それから、暫く彼は彼女の所に決まって夜に来るようになった。
でも、彼女は目を覚ますことはなかった。

しかし、ある日、彼女は目を覚ました。
すると、彼女は自分の目の前に吸血鬼がいることに気付いた。
何故なら、彼はいつも夜に来て朝に帰っていたのだが、
この日は眠ってしまっていたのだ。

そして、彼女は恐怖のあまりカーテンを開けてしまった。
自分の命が彼によって救われたとも知らずに・・・
そして、彼はどんどん消えていった。
一枚の写真を残して・・・

そして、その写真を見た時、彼女は泣き崩れていた。
何故なら、彼のお陰で自分は助かったと言われたのと
彼女が死んだ彼の若い頃の妻とそっくりだったからだ。 終わり
0091創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/11/05(土) 05:46:12.39ID:z+Ujv97W
目の前がモノクロになったしまったようだ。
 突然、色を失ってしまったかのようだ。 

これは、モノクロと色を失った、というのが似た意味なのでどっちか一個にした方がいいかも。

あと、看護婦の声が登場するときに「向こうの部屋で看護婦の声がした」
のような記述をしてから、「私はその少女に、恋をしてしまった」
にするといいかも。

血を届ける、というのがちょっと気になる。
血を届ける事自体が普通の人間はしないことなので
どんな入れ物に入っているか気になる。献血に使う入れ物などの記述があるといいのかも?

場合によっては血の記述はなく、みるみるよくなった、にして、
最終的に実は血を彼女に自分でもって分け与えてたっていう手もあるかもしれない

けど血をあげる方法も作者のこだわりがあると思うのでこれは例えです。


読者のひとつの意見として書かせていただきました。
0092ハルニレ
垢版 |
2016/11/05(土) 22:00:22.13ID:wCJhYQMK
ご意見ありがとうございます!!
と言うか「校閲」を希望です!!
0094創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/11/10(木) 02:29:28.39ID:p1ChM4y5
校閲の前に、自分の文章をもう一度見直して、
再度もっと自分がその中で体験したかのように書き直す必要があると思う。
この状態で校閲を求めてしまうと、曲解され、嫌な思いをすると思う。
0095創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/03(土) 08:15:53.78ID:hfchgfl/
書き込みしてからやっぱり気になって
校閲、自分の文章力アップにもつながるという不純な理由でしてしまいました。
素人なのでイメージと違ってたらごめんなさい。

一つ言える事、それはこのテーマはかなり良い。
他の人にも意見を聞いて、もっと詰めていけばいいと思う。


「老人の恋」(小説っぽいVER)
 
 目の前が真っ暗だ。私は妻を失ってしまった。
 もう何も見えない。もう何も聞こえない。
 突然、色を失ってしまったかのようだ。  
 
 そのまま暫く何もできずにぼんやりとしていた。

 その時、私のこの空虚な気持ちに割り込んでくるように看護婦の会話が廊下から聞こえてきた。
 「あの子、ずっと目を覚まさないんでしょう?」
 「そうよ、ずっと眠ったままなのよ。  
  両親の血液型も合わなかったのよね?」
 「そうなのよ、彼女の血液型は?」
 私はその会話を聞いた瞬間、顔を見たこともない女性に恋をしてしまったらしい。
 だから彼女のためになる事をしたい、どうにかして彼女を救いたい。
 そんな気持ちに、駆り立てられていた。
 私には、ある秘密があった。


 そして、彼女のために私にしか出来ない事があった。
 私は彼女の血液型に合う血を探し出し、彼女に提供することにした。
 それは多分、私にしか出来ないような事だから・・・

 それ依頼、私は彼女に会いに来ている。
 会うのは決まって夜だ。
 こんなに行動的になったのは妻にプロポーズして以来なかっただろう。
 
 私は彼女を助けたい、私にしかそれは出来ない。
 だから、私は彼女に惹かれたのかもしれない。
 
 そんなある日、
 私は、彼女の部屋ですっかり眠り込んでしまった。
 そして光の中で彼女が目覚めた事を知る。
 

 喜びと共に、私の体が少しずつ消えている事に気付いた。
 何故なら、私は吸血鬼だからだ。
 それが私の秘密だ。
 
 私は夜な夜な彼女と同じ血液型の人間を探し出し、その血を奪い、彼女に与えていた。
 
 薄れ行く記憶の中で決して手放さないと心に決めていたものが、ひらりと私の手を離れていく。
 それは亡くなった妻の若い頃の写真だった。
 きっと罰があたったのだな。多くの人々の血を奪い、命の火を消したからか。
 私はそう思いながら消えて行く・・・

 しかし私は天で彼女の涙を見る事になった。
 彼女が亡くなった妻にそっくりだったからだろうか・・・
 それとも、私が彼女に血を届けていたから?
 気が付くと、彼女の涙は溢れんばかりになっていた。
 でも、それでも良かった。私の助けで彼女が助かったのだから・・・
0097創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/03(土) 08:25:14.28ID:hfchgfl/
くどいですが、

 しかし私は空の上から彼女の涙を見る事になった。
 彼女が亡くなった妻にそっくりだったからだろうか・・・
 それとも、私が彼女に血を届けていたから?
 私が消えた場所を見つめていた彼女の目から、涙は溢れんばかりになっていた。
 もしも許されるなら、消える前に彼女を抱きしめたかった。
 でも、それでも良かった。私の助けで彼女が助かったのだから・・・
0098創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/03(土) 08:28:52.25ID:hfchgfl/
色々追加してしまいました。
また、彼女が亡くなった妻にそっくりだったから何故彼女が涙を流すのか…
それは妻と同じような顔をした彼女が妻と同じ人に惹かれる、という事なのかどうかはわからないのですが
そんな感じがして良かったです。

以上長文失礼いたしました。
0099ハルニレ
垢版 |
2016/12/03(土) 15:26:23.84ID:cIACaYX8
詳しい手直しをどうありがとうございます!!
何故、彼女が泣いたかは人それぞれでいいと思います!!
0100ハルニレ
垢版 |
2016/12/03(土) 15:28:55.47ID:cIACaYX8
脱字がありました 
詳しい手直しをどうもありがとうございます!!
何故、彼女が泣いたかは人それぞれでいいと思います!!
0101創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/04(日) 21:20:12.67ID:TwrDgb2w
読み直しましたが、やっぱまだまだですね。
本当は結構感動しました。
それでは。
0102ハルニレ
垢版 |
2016/12/05(月) 01:19:26.32ID:EcFzKZ+s
曖昧にはしていますが、そこまでも
助けたかったのに消えてしまうから
感動するでしょうね?恐らく・・・
0108ハルニレ
垢版 |
2016/12/07(水) 17:09:12.04ID:DWOUR2vI
二次創作載せていいですか?
「君と美徳」

優しいフリもないのに
僕らはどうして?
君を愛してしまうんだろう
これも美徳かな?

優しいフリもないのに
僕らはどうして?
君を愛せてしまうんだろう
これも美徳かな?
0109創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/08(木) 11:14:38.19ID:6YLs3kw3
山本太郎、安倍首相をメッタ斬り!
「TPPはゲームセット、完全に詰んだ!」


抑制のない成長に基づく経済政策は終焉

日本国民はどう対処すればいいのか
新しい政権は民意を反映し、
食糧、住宅、健康、教育、最後に防衛です。
国民の意志を裏切ることは、
極端な場合、自殺や殺人にまでつながります。
民衆の指導者は
職業的政治家ではない人々から見つかるのです。

世界平和の脅威は、
イスラエル、イラン、アメリカです。
イスラエルの役割は跪いて、
パレスチナに許しを請うことです。
アメリカによる他国の虐待に
反対の声を上げなければなりません。
彼らが世界中に‘民主的’制度を確立したい
という衝動(世界を支配する)をコントロール
するのは、マィトレーャの任務です。

非常に間もなく
マィトレーャをテレビで見るでしょう。
彼は「匿名」で働いております。
彼は非常に物静かなやり方で話します。
彼の控えめな態度に混乱してはなりません。
マィトレーャは毎日テレビに現れ、
質問に答えるでしょう。
0110創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/09(金) 03:29:47.98ID:emdx1J68
う〜ん、「老人の恋」、血液型が『希少』ではなかったのかもしれないですよね…。
吸血鬼なのだから、「合う血液型」の人を探したのではなく、自分と血液型が合う、という事もあり得る
そうなると校閲はそこの曖昧さを考慮しなかったところが失敗ですね…。
0112創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/09(金) 13:50:19.92ID:5VzQ7SWL
「君と美徳」
これは意味がすごく気になる。
学生の歌詞の転載、ということならちょっと問題があるような気がしますが
本人である場合は照れ屋さんでしょうね。

優しいふりもないのに、というのは誰が優しいふりもないのか
その取り方で色んな解釈ができて
最後の美徳の意味がわからない。
けれども意味が分からないので意味深でずっと引っかかる。

これはお手上げ。
0113ハルニレ
垢版 |
2016/12/09(金) 17:08:30.50ID:VtgYnRBR
「君と美徳」
解説文
美徳の意味は本来は損得の得で
美徳と得のダブルミーニング!!
0115ハルニレ
垢版 |
2016/12/10(土) 10:13:59.98ID:Nu1L1zw0
「君と美徳」
解説文2
美徳にはあまり意味はなく響きだけで
君を愛せて僕らは得をしたのかな?の意
0116創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/10(土) 10:53:40.73ID:PW4QOwQT
なるほど。
もしかして「美得」と考えると近いのかな…。

にしても「これも美徳かな」が、ちょっと古臭い感じで
おじさんっぽくちょっと厭味ったらしい、というところもいいし
若い感じにそういう言葉が混じってて奥ゆかしい感じもある。
0119創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/14(水) 23:29:42.11ID:KEzWf0kG
ここはとある日の来世決定場。
「あいつが来世、あの生き地獄にいく奴らしいぞ。」
そんな声がどこからか聞こえてきた。
エス氏は前世で大きな罪を犯した。
そんなエス氏の来世はもちろん決まっていた。
もうすぐエス氏の転生が始まる。
エス氏の体がだんだん光につつまれていった。

エス氏は目覚めた。まわりにはなにかたくさんいる。
なにか頭の中で声が響いている。

「さぁみなさんまずは大きな球体を目指して走ってください。ゴールできるのは先着1名のみですよー。
ゴールできなかった方は、溶かされて消えてしまいますのでご注意ください。」
0120創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/17(土) 14:46:36.34ID:S3wNE2Oz
ウロで申し訳ないんですが質問させてください。

星新一さんの作品だったと思うんですが、
おもちゃ会社社員の主人公は少女アニメ関連グッズを開発している。

主人公にはその関連グッズを喜ぶ年齢の娘がいて、その友達の少女たちがグッズの新商品をどれだけ買っているのか観察している。
そのうちの一家族はシブチンで新商品をなかなか買わない。
そして、その一家がやっと新商品を手に入れたタイミングで、なぜかいつも次の新商品がでる。

実はその開発社員が
その一家が新商品をやっと買う=新商品が消費者全体に行き届いた
として次の新商品を出すタイミングをはかっていた。

みたいな作品ありましたっけ?
文章力ないのでわかりにくくてすいません。。。
0123ハルニレ
垢版 |
2016/12/23(金) 19:24:04.20ID:/HzQfEXe
二次創作また揚げていいですか?
「愛ぶれば・・・」

愛ぶれば幸せなどと感じられるのか?
愛ぶれば幸せだと感じたいものだ!!
0124創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/26(月) 16:13:49.28ID:1Lwkj1v7
愛ぶれば、というのがなんかアイラブの響きにちょっと似てて面白い
0126創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/12/30(金) 18:06:12.64ID:rI2K/1Hk
「悪魔の薬」

「ついに出来たぞ助手よ!」N博士が嬉しそうな声で言った。「本当ですか」と助手と呼ばれた人間が答える。
「あぁついに出来たぞ私がずっと作りたかった薬が」
「いったいどんな効果の薬なんです」
「まぁ一度試してみてくれ、なに、悪いことにはならんよ」
「それは楽しみですね」 そんなやり取りをして、N博士は助手に薬を飲ませた。
助手は「どんな能力が身についたのか気になりますね」と笑いながら言った。
じつは、N博士が飲ませたのは強力な自白剤だったのである。
最近、助手はデスクに何かを鍵をかけて隠している様だった。効果を試してみるついでに博士は助手の秘密を暴いてやろうと画策したのだ。
「で、どうだね、具合は」
「むにゃむにゃ、なんだかふわふわしてきました」
博士は期待に胸を高鳴らせながら助手の次の言葉を聞いた。
「で、君何か僕に隠し事はないかね」
博士が質問すると、助手は今までに聞いたことのないような濁声で、
「うむ、私は実は悪魔で人間界を偵察するために人間になりすましているのである」
と言った。
0127創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/01/01(日) 18:56:43.69ID:sb4EXbiU
嘘をつく薬


「ついに出来たぞ」
 エヌ博士が掲げる試験管を助手は見つめた。
「エヌ博士、遂に完成したのですね。念願の"嘘をつく薬"が」
 人は簡単に嘘をつく、などと言われるが、実際には精神のタフさが必要だ。政治家はで
きもしない公約を発言し、案の定実行しない。部長は部下から不平を言われると、「ちょ
っと待っててください」と言ってほったらかしにする。
 当選したいがために実現不可能なマニフェストで国民をだますにも、役立たずと判断し
た社員を放置するにも、強靭な神経が必要だ。心が痛むのを我慢しなければならない。こ
の薬品さえあればのし上がることも簡単になるだろう。政治、医学、企業、あらゆる指導
者が欲しがるだろう。だが、博士は特許を出願しないようだ。独自の販売ルートを作って
売るつもりらしい。これで研究所は大儲けだろう。
「そうだ。今までの実験では、どうしても被験者が本音を言ってしまい、うまく行かなか
った。そこで、早速試験に移りたいのだが」
「私が実験台になります。いえ、やらせてください」
「いいだろう。栄えある大嘘つき第一号になりなさい」
 助手は手渡された試験管をおそるおそる口に持っていき、一気に飲み干した。
「どうだね。気分は」
「最悪です。自分が糞野郎になったと思うと、反吐が出そうです」
「そうか、そんなにいい気持ちか。ところで君は、寿司は好きかね」
「大嫌いです」
「ではこれを食べたまえ」
 エヌ博士から渡されたいかにも高そうな寿司一皿を、助手はものの数十秒でたいらげた。
「まずい。あまりの味の悪さに吐きそうです」
 博士は満足げに何度もうなずいた。
「いい調子だ。では、一足す一は?」
「三です」
「君は今までの人生で、勉強が嫌になったことが一度はあるかね?」
「まったくありません」
「人を悪く思ったことは?」
「私は、人間はみな良心的であると思っています」
「うむ。就職の適性検査によくあるひっかけ問題だ。すべていいえと答えれば信頼度ゼロ
だ。ん? とすると就活生には売れんな。では次の質問。君は、バナナは好きか」
「嫌いな食べ物を挙げろと言われればまず真っ先に思い浮かべます」
「では食べなさい」
 助手は口いっぱいに広がる甘みを感じた。彼の大好物だと知っていて博士は言っている
のだろう。
「まずい。もうこんなものを食わせるのはやめてください」
「ではちょっと聞きにくい質問だ。前々から薄々勘付いていたのだが、君は私の女房と浮
気してるんじゃないのかね?」
「とんでもない。私は奥さんと会ったこともありません」
 エヌ博士の眉がつり上がり、顔が真っ赤になった。
「二人で私のことを嘲笑っていたんだろう」
「まさか。尊敬するエヌ博士を馬鹿にするはずがありません」
「貴様!」
 博士が助手に向かってきた時、バナナの皮ですべって転んだ。後頭部を床に派手に打ち
つけた。
「うう!」
「健康そうですね! 博士!」
 血が広がっていき、博士の目が徐々に閉じていく。
「私はもうだめだ。終わりに、私のことをどんなふうに思っていたのか聞かせてくれ」
「大嫌いでした! 心の底から憎んでいましたー! 博士―!」
 エヌ博士は微笑み、がっくりと頭を傾けた。
 助手はつぶやく。
「最後だけ薬が切れてたんだけどな」
0130創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/01/11(水) 13:07:04.94ID:Spq6ZyOb
自作ゲーム即売会「ゲームマーケット」に1万人超
http://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1750500.html
ボードゲームのオリジナルオーダー制作
http://www.logygames.com/logy/ordermade.html
カードゲームを自作する1 【自宅でカード印刷】
http://tanishi.org/?p=801
100円ショップでボードゲームを自作しよう
https://sites.google.com/site/jun1sboardgames/blog/makeyourbg
ノーアイデアでボードゲームを作ろう第1回「100円ショップで物を買う」
http://boardgamelove.com/archives/boardgame-make-1/
ボードゲーム市場がクラウドファンディングの出現で急成長を遂げ市場規模を拡大中
http://gigazine.net/news/20150820-board-game-crowdfunding/
実際のところ、自作ボードゲームってどれぐらい売れるもんなの?
http://roy.hatenablog.com/entry/2016/12/20/220102
オリジナル アナログゲーム・絵カード印刷
http://www.shobundo.org/index.html
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