人殺しの女の子を拾ったんだが
「何なのよ…」
「オカマ?」
「いや、…なにこれ」
「死体」
「…そうだね、なんで」
「わたしが殺った」
「…ご両親?」
「そう」
「…へぇー」 「なんで逃げないの」
「え」
「悲鳴をあげて逃げるべきでしょ、落ち着いてるね」
「いや、それは……
そ、それより、おまえこそなんでおれとおしゃべりなんかしてんの」
「何よ」
「目撃者は抹殺だー、とかするんだろう、普通」
「そう…したほうがいいの?」
「したほうがいいんじゃねの」
「………」
「………」
「………」
「じ、じゃ、おれもう帰るから」 「……なんで着いてくる」
「匿って」
「はあ!?やだよ」
「助けてくれないの?」
「やんないね、お家に帰りなさい」
「帰ったら捕まる」
「おれの知ったことか」
「殺すよ」
「はぁ、おれを?」
「うん、もう二人も殺したし
こわくない」
「へぇー、じゃ、どーぞ」
「…………」
「うん?なんだよ。口先だけか」
「……あそこにいる老婦人見える?」
「あぁ、あの、杖をついたおばあちゃんか」
「そいつ殺す」
「はあ?」
「あなたのせいよ、匿ってくれないから」
「おい、待て
おれ、しらねぇよ
おーい、待ってつっの!」 「……おれの家だ」
「ボロい」
「…上がっていいぞ」
「きたない」
「…おれの部屋だ」
「くさい」
「出てけ」
「ステキなお家ねキレイなお部屋、いいにおいがシマスね」
「…ありがとうよ」 「なんで両親をころしたんだ」
「売春させられてたの」
「…へぇー」
「でも、お金、ちゃんともらえてたから、そこまで、いやじゃなかった」
「じゃあ、どうしてだよ」
「相当気に入られたみたいて、わたしを一括払いしたいやつがあらわれたの」
「愛されてんじゃん」
「…それを、あいつらは、わたしの了承も得ずに許可した」
「…そいつら本当におまえと血繋がてんの?」
「繋がってた、恐ろしいことに」
「大変だったんだ」
「同情した?」
「いや、全く」
「…」 「起きて」
「むうむう」
「起きろ」
「いでっ!!なんにすんって!おまえ、すっぽんぽんじゃん!」
「やる?」
「マジで!?いいの!?」
「五万円」
「あぁーやっぱり、しかも高ぇし
さっさと服着ろ、風邪ひかれたらこっちが迷惑なんだよ」
「三万円でもいいよ」
「いらねぇよ、その色気のない胸をDカップぐらいにしてから言え」
「ぶ、ぶっ殺す!」 「服買って」
「…あつかましいやつだな。自分の立場考えろよ」
「だって下着、一式しかないし、不便」
「おれのトランクス貸してやるから、それでも着てろ」
「……窓の外、男の子が見えるでしょ」
「あ、うん」
「殺す、あなたの「わーかった、わかった!」
「どっちがいい?」
「…どっちでもいいんじゃねぇの」
「じゃあ、これで」
「紐しかないように見えるんだけど、布の面積少なすぎるだろう」
「いいじゃない、セクシーでしょう」
「うん、その下着はな」
「…どういう意味よ」
「だからおまえには無駄づかっいでっ!!」 「帰ったぞ…」
「ん、その顔、どうしたの」
「バイト先に熊みたいな男が現れてな、ぶん殴られた」
「そいつ、知ってる」
「まだ熊みたいってしか言ってないぞ」
「うん、プーさんの着ぐるみを1ヶ月間ぐらいハチミツ漬けにしたようなやつでしょ」
「すげーわかる」
「前に言ってた、わたしを一括払いにしたやつよ」
「やっぱりか、おれきかれた
あのガキと一緒にいるよなって
一緒にいるどころ見られたみたいだな」
「…探すはずよ、あいつらにお金、もう払いみたいだし」
「警察呼ばれないだけでも助かったわ」
「向こうもやってることは犯罪だから」
「全く、迷惑きまわりないわ」
「本当に」
「いや、おまえのことだからな」
「…こっち寄って」
「ん?」
「もっと」
「ん」
「ぺろっ」
「え、き、ぎゃー、溶けるぅうー」
「妖怪じゃなのよ、わたしは」
「どういう意味なんだ
今のは」
「め、迷惑かけた償い
いつもなら五千円もするの」
「安っ」 終わらせたいです すみません
「あなたいつも落ち着いてるね
こわいものなしっていうか…」
「ほめてんのか」
「ばかにしてる、どうしてなの」
「教えてやってもいいけど、…笑うなよ」
「うん」
「おれ、死ぬのがこわくねぇのよ」
「……ぷっ」
「おい」
「なにそれ、かっこいいとても思ってる?」
「いや、正直にいうとはやく死にたい」
「自殺志願者だったの?」
「自殺する勇気はないけど、はやく死なないかなって思ってんの」
「ふぅーん、じゃあ、わたしの代わりに捕まってよ」
「いやなこった、死刑になるならともかく、刑務所には入りたくねえよ」
「…変わってるね」
「おまえが言うなよ」 「バイト、クビになった」
「どうして、急に」
「あの熊さんが2日に三回のペースで来てんの」
「まるであなたのストーカーみたい」
「そいつ、来る度におまえを出せだの出せだのと騒ぐんだよ」
「…なるほどね、ここ最近くしゃみが止まらない理由がわかった」
「そんで、店長が他の客の迷惑だからっておれをクビにした、まったく迷惑なのはこっちだよ」
「ねぇ、これから生活どうするの?」
「次のバイトが見つかるまで貯金で食ってく、節約しろよ」
「……うん」 「帰ったぞ…直下型地震?」
「おかえり」
「顔どうした、腫れてんぞ」
「熊男がきた」
「…はぁ、とうとう自宅まで突き止められたか」
「拉致していこうとした、わたしを」
「へぇー、よくされなかったじゃん
あんな野獣相手にどうやって抵抗したんだ?」
「包丁、振り回した」
「いつも通りだな」
「椅子投げつけた、机も」
「ほう」
「そこに転がってるテレビもわたしが投げたの」
「震源はおまえだったのかよ」
「こわかった」
「…顔、あいつに殴れたのか」
「うぅん、こけて、打った」
「ダセェ」 「手伝え、おまえが散らかしたんだろう」
「根本的にいうとあの熊男のせい」
「そんなこと言ったら一番最初の原因はおまえの両親だろうが」
「もう死んでるから、許してあげて」
「…あ、うん」 「熊にここがばれた、どうするの?」
「どうすんかなー、引っ越す金なんかないぞ」
「ねえ、…どうしてここまでしてくれるの」
「おまえ、出ていってくれないからな」
「…これからも出ていくつもりはないんだけど」
「でもいつかは出ていくだろう」
「…長くなるよ」
「明日にも捕まりかねない身が、なに言ってんだよ」 「ほらな、長続きはしないって言ったろ
あの熊、見た目の割には逃げ足が速かったな」
「黙って」
「なにやってんの。あー救急車?やめたほうがいいぞ
それより警察を呼べ」
「しゃべらないで」
「警察を呼べ。そいつらがつくごろには、まあ、さすがにもう死んでんだろう
それで、おまえはその死体を指差してこう言え、この人がわたしの両親を殺し、
わたしをここに誘拐してきた
涙ぐんでれば信じてもらえるだろう、おれ以外に目撃者はいなかったし
あ、保証はしねぇよ」
「…なにそれ、意味がわからない」
「熊男もこれで捕まるし、万々歳だな。おまえは
あとのことはもうおれには関係ない、つか、そのときにはもう関わりたくても関われないし」
「…無責任」
「しらねーよ、おれの願はこれから叶うんだから
おまえのことなんかはもうどうでもいいわ」
「殺すよ」
「意味あんのか、無駄なことすんな」
「なくもない、ずっとあなたを殺したいと思ってたから」
「よくここまで生きられたもんだ、おれは」
完 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
WUZ89CQR9B 知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
8J6F5 中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
9BL