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勇者「ポーションについて聞きたいんだけどさ」
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0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/03(木) 23:06:46.23ID:5OenBogN
勇者「このポーションってどこがつくったの?これ絶対都会から
   盗んだやつだよね?この村チンケだし」
店員「ち・・・違いますよ!何の証拠があって!これはうちで作ったものです」
勇者「へぇ。じゃなんで都会にまで名がしれてんのよ」
店員「それは・・・」
勇者「知ってるよね。こんな村にも新聞はあるらしいから」
   都会のポーションが大量になくなった件」
店員「知ってますよ!それぐらい!何ですか?
   それをうちがやったというのですか?」
勇者「いや・・・もういいよ。俺はそんなことが知りたいわけじゃ
   ないんだよ」
0002創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/03(木) 23:22:32.97ID:epklvI2H
>>1

二次創作総合スレ
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1282482997/
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ4
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1322313024/
【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1280803360/

創作発表板はVIPと違い、放っておいてもスレが落ちません
新ジャンルなど台詞系の単発スレを立てるときは、
そのスレを>>1000か容量いっぱいまで投下する心づもりで

単発SSなら↓の板おすすめ

SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/index.html
0004創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/09(水) 22:51:30.86ID:stnigGwJ
店員「じゃぁー、なんだと言うんですか?」
勇者「盗んだか、盗まれたかはこの際置いて置くとしても
   ほら、ここを見てくれよ、この印」
店員「この変な模様がどうかしたんですか?」
勇者「困るんだよねー、勝手に使われると
   このマークがあるポーションは内で売り出している
   ブランドでね、勝手にライセンス払わずに
   使われると、困る訳、わかる?」
店員「そんな事言われても、
   うちは大量に買い取った瓶に詰めただけで」
勇者「お宅さんの事情はどうあってもね、
   ウチとしてもこういう事されるとね」
0005創る名無しに見る名無し
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2013/01/09(水) 22:57:34.98ID:stnigGwJ
勇者「まぁ、大量に作ったポーションを破棄しろって
   言う訳でもなし、時間かけて訴えて裁判するのは
   ウチとしても面倒な訳だし避けたいからね」
勇者「こっちも商売だからね、悪いんだけど
   ライセンス代の1万ゴールド、払ってもらえないかな」
店員「い、一万ゴールドですって!?
   冗談じゃないですよ、そんな額、
   田舎の道具屋ごときに払える訳ないじゃないですか」
勇者「お宅も厳しいのはわかるよ?
   けどね、ウチも魔王討伐とかで結構お金かかるわけよ?」
0006創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/09(水) 23:04:57.55ID:stnigGwJ
勇者「こちとらね、50ゴールドと銅の剣だけ王様に渡されて
   魔王を倒せとかって、無茶いわれるわけよ?」
勇者「そりゃ、勇者礼状とか発行してくれてさ、民家の樽や壺の
   中身を持って行って良いって事になっているけどさ
   薬草とか数ゴールドとかそんなものしかないわけよ?」
店員「で、でも魔物の毛皮とか牙とか
   破格で買い取っているじゃないですか」
勇者「その魔物を倒すのにも、強い武器や防具ってのが居る訳さ
   表じゃ言っていないけど、武器とか防具とかって激しい戦い
   だとすぐにボロボロになるから、その補修費用とか
   食費とか、その他備品とか結構馬鹿にならないわけさ」
0007創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/09(水) 23:12:44.28ID:stnigGwJ
店員「そんなにお金が必要なら、王様に直訴していただければ」
勇者「したよ?50ゴールドじゃとても魔王討伐なんて無理ですってね
   けど、魔物から国を守る防衛費に金がかかりすぎて
   こっちに回す予算が無いって来たもんだ」
勇者「最初のウチはルイーダさんの所で登録した仲間を加えて
   布の服を剥ぎ取って別れるとか、そんな事ばかり
   していたんだけど、それも結構問題になってね」
勇者「そこで、どうしようもなくなって
   考えたのが、武器防具屋さんとか道具屋さんと
   提携を結ぶって事なのさ」
0008創る名無しに見る名無し
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2013/01/09(水) 23:17:58.30ID:stnigGwJ
勇者「『勇者棍棒』、『勇者ヒノキの棒』、『勇者皮の盾』、
   『勇者ポーション』、『勇者ケアル』、『勇者ブリザド』
   勇者マークの入っている装備品の売り上げ25%を勇者一向に
   還元する代わりに、勇者一向がその装備や道具を魔王討伐に
   使って、宣伝する・・そのマークはその印ってわけ」
店員「で、でしたらウチに置いてあるポーションの
   売上25%をお渡ししますので」
勇者「本来はそうなんだけどね、でもどれだけのポーションが
   売られたかなんて判らないからね」
0009創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/09(水) 23:24:12.99ID:stnigGwJ
店員「そ、そんなの
   帳簿を見れば一発で」
勇者「帳簿を付けているのはお宅さんだしね、
   脱税用に裏帳簿付けて誤魔化しているとは言わないけど
   そんな訳で、1万ゴールドをサクっと払ってくれないかな」
店員「それを言ったら、貴方が本当の勇者様かどうかだって
   分からないじゃないですか」
勇者「ほい、これが勇者礼状、ちゃんと王国の金印も入っているでしょ?
   これ疑うって事は、王国も疑うって事よ?」
0010創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/09(水) 23:30:21.06ID:stnigGwJ
店員「だから、そんな大金
   急に言われても困りますって」
勇者「そっか、払えないなら仕方ないやね
   店売って払えとか、借金して首吊れとかって
   なったら、本末転倒なわけだし」
店員「な、なら」
勇者「じゃ、この辺りの魔物討伐は後回しな
   世界中旅して来て、最後にまた来るわ」
店員「へ?」
勇者「別にうちら、魔物討伐する地域の順番
   指定されている訳じゃないし、非協力的な
   地域が後回しになるのは仕方ないだろ?」
0011創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/09(水) 23:42:11.10ID:stnigGwJ
勇者「まぁ、この辺りは割と辺境だからさ
   王国軍とか直ぐに来てくれないけど
   よろしくやってくれよ、村が残っていたらまた来るわ」
店員「ちょっと待ってください、困ります!
   一万ゴールドなんて村の財産集めても、とても払えませんし、
   でも、とてもじゃないですが魔物の襲撃があったら
   この村はひとたまりもありません」
勇者「そんな泣きそうな声で言われてもね
   なんか俺、悪者みたいじゃん?
   別に見捨てるって言っている訳じゃないのよ?
   ちゃんと、また来るんだから10年後ぐらいに」
0012創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/09(水) 23:48:59.80ID:stnigGwJ
店員「せめて5日、いや3日だけでも時間を下さい
   村長に相談しますので」
勇者「まぁ、ウチとしては5日でも1か月でも
   駐留したい所なんだけどね、それだけ引き止められたら
   魔王討伐が遅れて他の町の連中とかそれだけ死んでいくし、
   恨まれるのは俺達な訳、そこん所忘れずにな」
店員「でしたら1日、1日だけでも結構ですから
   宿もご用意させて頂きますから」
勇者「それなら、まぁな
   どうせ今夜は泊まるつもりだったし」
0013創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/09(水) 23:52:28.91ID:stnigGwJ
と、言う話を
>>1を読んで思いついた。
0016創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/11(金) 01:41:54.97ID:YkEwmNGo
ksk
0018創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 19:20:07.80ID:1vTGoeYE
 その夜、草木も眠る午前2時

道具屋に事情を聞かされた村長が、村の主な面々を集め
集会を開いていた。

村人A「ふてぇ野郎だ!いくら勇者とは言え
    そんな恐喝じみた真似、許されるわけねぇぜ」
村人B「今すぐ国王に伝書鳩飛ばして
    勇者の野郎を告発しようぜ」
武器屋「俺の所なんて、武器の在庫全部持って行かれちまった
    明日から商売にならねーよ」
村人C「あの野郎、ウチにも来やがったぜ
    礼状ちらつかせて、協力しないなら非国民だとか言って
    家の壺やら樽を全部叩き割っていきやがった」
村人A「ウチなんて俺が留守の間に押し入ってきやがって
    ガキの前で箪笥に仕舞っておいたお年玉まで持っていきやがった」

 道具屋以外にも勇者の被害に遭っている面々が多いため、道具屋の
言葉を疑う者は誰もいなかった。
 遂には勇者の寝込みを襲って殺してしまえなんて言う始末だ。
0019創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 19:34:27.03ID:1vTGoeYE
村長 「まぁ、待て待て
    皆の者、乱暴はイカンぞ乱暴は」
村人A「けどよ!村長」
村長 「相手はこの国の勇者殿だ、ワシらが束になって
    かかって言った所で敵う相手ではない」
道具屋「では、あの勇者に好き勝手させるとでも
    言うのですか!?」
村長 「仕方があるまい、魔物におびえて暮らすか
    借金背負ってでも生き抜くか、いずれにせよ
    ワシらは滅ぼされるわけにはいかん」
武器屋「くそったれが!俺達に少しでも力があれば
    野郎の好き勝手なんてさせねぇのに!」

 村の中で一番屈強な武器屋が悔しさ紛れに村長の
家の柱を殴りつける。
 武器屋の力に柱が一瞬軋むが、それだけの力を持つ
武器屋であっても、勇者には掠り傷一つつけられないだろう。
0020創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 19:41:53.55ID:1vTGoeYE
???「・・・話は聞かせてもらいました。」
村人達『・・・・!!』

 一瞬前まで誰も居なかった所から、突如若い女の声が聞こえる
赤黒いボロボロのローブをまとった、銀髪の若い女だ、
しかし人間とは思えない異質の空気、魔力とか瘴気とか言うような
暗く重たい存在感を放っている。
 村人達の誰しもが直感で感じた、こいつは人間とは相いれない
水と油のような存在だ・・と。

???「おっと、そう身構えないでください
    私は魔王様のしもべ、───側近と言います。」
村長 「魔王のしもべ・・じゃと?」
側近 「聞けば随分とお困りの様子、自分勝手な勇者に
    荒らされて、村はボロボロとか」
0021創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 19:52:12.81ID:1vTGoeYE
ちょっと読みづらいから行間を開ける
───────────────────────

側近 「そこでどうでしょう?
   件の勇者を討伐するのにご協力いただければ
   私共としても、こんな小さな村の一つや二つ
   見逃してもよろしいのですがね」

村人B「俺達に、人間全てを裏切れと言うのか」

側近 「そう、大袈裟な話ではないでしょう?
   勇者は遺体も残さずにこの村で足跡が途絶える」

側近 「───いえ、この村の連中が口裏を合わせさえすれば
   勇者がこの村に来る前に死んでしまったという事になります」

側近 「あなた方としても、あの勇者に義理立てする必要はないでしょう?
   そして、あなた方はこれまでと何一つ変わらず、今まで通りの暮らしができる」

村長 「む・・むぅ」

 側近の言葉に村長は迷いを見せる、その場に居た
誰しもが魔王の側近の言葉を即座に否定しなかった。
0022創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 20:06:30.95ID:1vTGoeYE
村人A「ちょっと待てよ!
   確かに俺達にとっちゃ、良い話だけどよ
   お前達が本当にこの村を見逃してくれるかどうか
   わからねぇじゃねぇか!」

村人B「そ、そうだぜ
   お前達が本当に約束を守るのか、信用できねぇぜ」

側近 「信じるも信じないもあなた方の勝手ですがね
    私がその気になれば、この村なんぞ一瞬で痕跡も残さずに
    蒸発させる事が出来るのをお忘れなく」

側近 「そして、あなた方の安っぽい魂なんぞ魔王様はもとより
    私にとっても、腹を満たすどころかおやつにもならない
    気分でこの村を見逃しても、我々にとって益にも害にも
    ならない」

村長 「わ・・わかったわい」

村人B「村長!」

村長 「勇者の命、貴様らにくれてやるわい」

 苦虫を噛み潰したかのような顔で声を絞り出す村長に、
側近の口が僅かに邪悪な笑みを浮かべる。

側近 「あなた方は魔王軍の一員として、私の指揮下に
    下っていただきましょう、ご心配なさらずとも
    この件が済んだらあなた方には何も命令しませんよ」

側近 「まず手始めに────────────」

───────────────────────
側近が村人達に要求した事とは。
>>25
0028創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 21:43:49.85ID:wkGnXMDI
側近 「まず手始めに、村一番のイケメンを差し出してもらいましょう」

村人A「はい?」

側近 「イケメンよ、イケメン」

村長 「なるほどワシの出番のようじゃな、これでも若い頃は
    都会でブイブイ。」

側近 「死ね!バーコードハゲ!」

村長 「ぎにゃぁぁぁぁぁああああ」

村人C「村長ーっ!」

 問答無用で側近に蹴り倒されて、何故か嬉しそうな声を上げる村長。

村人B「一つお伺いしますが」

側近 「何よ」

村人B「イケメンとは何でしょう?」
0030創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 21:47:02.92ID:wkGnXMDI
側近 「そこから!?
    イケメン=いけてる+面な人間、わかる?」

 側近の言葉に、その場の村人達は円陣を組んで小声で話す。

村人A「いけてる+面・・だとよ」

村人B「つまり、容姿端麗って事か」

村人C「容姿端麗ったってよ、人によって好みがあるだろ」

武器屋「・・たしかに、あの側近の御嬢さん
    結構な美人だしな、あれに釣り合うぐらいの容姿って事だろ?」

道具屋「容姿かどうかわからんだろ、つまりは男っぽいって事じゃね?」

村人A「なんで、いけてる=男っぽいって事になるんだよ
    道具屋の」

道具屋「その昔、ウチの店で仕入れた雑誌に書いてあったんだが
    女という者は、自分に無いものに憧れるらしい」

村人B「それを言ったら、俺達全員男だから該当者だろ」

村人A「しかし、村長は蹴られたぞ?」

道具屋「あれは多分、年齢の問題だと思う」

村人C「男っぽい所を見せるんだろ?
    武器屋の、アレ頼まれてくれるか?」

武器屋「俺か?・・俺には妻子が
    いや、仕方がない村の為に一肌脱ごう」

 ────円陣、解散。

道具屋「────結論が出ました」

側近 「聞きましょう」
0031創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 21:49:10.94ID:wkGnXMDI
 側近の言葉に武器屋が一歩前に出る、
武器屋を見て目を細める側近に、武器屋は皮のジャケットを脱ぎ捨て
大きく息を吸う。

武器屋「ふんぬぉおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」

 武器屋が雄叫びを上げると同時に上半身の筋肉が膨れ上がり、
波打ち、シャツがはち切れんばかりに伸びる。

武器屋「おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」

 さらに、雄叫びが続き顔が真っ赤になり、筋肉がさらに波打ち
膨れ上がる。
 やがて、臨界点を超えたシャツが引き裂け、散り散りになった
シャツの切れ端が宙を舞う。

武器屋「……………………………………。」

側近 「……………………………………。」

 満面の笑みでドヤ顔を決める武器屋の頭を、側近の手が
容赦なくアイアンクローを決める。

武器屋「……いだだだだだだだだだ。」

側近 「……説明、しれくれませんかね?」
0032創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 21:51:07.05ID:wkGnXMDI
道具屋「いけてる+面=男らしい人間という事かと」

側近 「それは、男らしいというより
    暑苦しいって言うの、はい次」

 側近は泡吹いて気絶した武器屋を村長の横に投げ捨てる。

道具屋「いえ、ここに居る全員以外、村には男はいないのですが
    どうでしょうかね」

側近 「不合格」

道具屋「あ、さいですか」

村人A「となると、後は宿屋の主人か
    勇者ぐらいしか」

側近 「一応聞いてあげるわ、宿屋の主人というのは?」

村人A「今年63歳のナイスミドr………。」

側近 「却下
    こんな田舎村に少しでも期待した私が馬鹿だったわ
    それじゃぁ、代わりに」

>>35
0033創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/12(土) 22:24:57.04ID:DKpVb/Pj
ksk
0036創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/13(日) 02:31:56.74ID:JUkWcEe2
意外と難しい、どうやって続けよう。
───────────────────────
側近 「酒よ、地酒
    ガンガン持ってきなさい」

村人A「酒、ですか」

側近 「そうよ、酒
    人をタダで働かせようってんだから、
    酒の一杯もおごりなさいよ」

道具屋「そりゃぁ、まぁ…酒ぐらいなら
    一応ありますが」

村長 「よい、ワシが買ってやるわい」

道具屋「まぁ…村長がそう言うなら、
    しかしウチの酒が魔物の舌にあうかどうか」

 村長の指示の下、道具屋から酒樽が持ち込まれる
若い女の子に見えても魔王の側近だ、大量に飲むに
違いない。
0037創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/13(日) 02:33:03.29ID:JUkWcEe2
 部屋の中央に巨大な酒樽を置き、側近に
巨大な杯が渡される。

側近 「あん?なんで私だけなのさ
    あんた達も杯を持ちなさい」

 側近の言葉に、村長や村人達が困惑した
表情で、それぞれに杯を持つ。

側近 「それでは、打倒勇者の為に
    我々魔王軍と、この村の同盟を祝して!」

 武器屋の持った、ハンマーが地酒の入った樽の
板を叩き割り、飛び散った酒の匂いが村長の家の中に
充満する。

村人C「うわぁ・・酒くっさぁ」
0038創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/13(日) 02:33:48.99ID:JUkWcEe2
側近 「きゅう」

 ─────パタン。

 すると、酒を一口も飲まないまま、酒の匂いだけで
側近は酔いつぶれる。

村人達『・・・・えー・・・・』

 酒を要求するぐらいだから、酒に強いものと
思っていた村人達が、各々に困り顔で苦笑する。

道具屋「ちょっと、どうするんですか
    1樽も開けて」

村人A「えっと・・どうしよう。」

 ──────バン!!

勇者 「夜中に
    やかましいぞ!てめぇら!」
0039創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/13(日) 02:34:25.57ID:JUkWcEe2
 対応に困っていた所で勇者が扉を蹴破り
怒鳴り込んでくる。

 しかし、各々に杯を持ち1樽開けて
困り顔している村人達を見て、勇者の勢いも削がれる。

勇者 「えーと・・・
    なにやってんだ?お前ら」

村長 「いや・・まぁ・・その・・・。」

 まさか、魔王軍と同盟を結んだ祝いをしようとしたら、
魔王の側近が酒の匂いだけでダウンしたと答える
訳にも行かず、困惑していると。
 勇者は倒れている魔物の女に気が付く。

勇者 「そいつは?なんだ?」

───────────────────────
村人達の対応
>>43
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