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SS・小説創作の初心者のためのスレ 4筆目
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0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/08/08(日) 01:17:49ID:F3EUgR0t
自分もSSや小説を書いてみたい。
でも、慣れている人に混じってスレに作品を投下するほど度胸はない。
そんな人のためのスレです。
一次創作、二次創作問わず、どんなに下手な文章でも気兼ねなく書き連ねてOK。
このスレのコンセプトは「初心者に向けて優しく懇切丁寧にアドバイスする」ことです。
批評ではありません。

誰だってみんな最初は下手でした。
ここは、初心者のための練習と実力向上を目指したスレと思ってください。
雑談も歓迎します。
アドバイスが欲しい場合や、文章作法に関して質問がある時などは
その旨に関して書き込んでおくと
SS書きさんが時々立ち寄って色々優しく教えてくれるはずです。

荒らしは徹底して無視してください。


アドバイスする人へ:
あくまで、初心者の向上のために共に力になるという目線で書いてください。
ここは投下者が批評を望まない限りにおいては、批評するスレでは あ り ま せ ん。
そもそもこの板自体、創作発表を主眼とした板です。
書く人、読む人ともに、批評に関しては、創作文芸板、同人ノウハウ板などを利用することもできますのでご一考ください
加えて、読み手同士の議論はスレ違いです。二次的批評は場を移してください。


前スレ:
SS・小説創作の初心者のためのスレ 3筆目
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1249926980/

関連スレ:
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ22
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1277126035/

【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281197722/
0620創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/09/08(日) 19:04:44.66ID:p+fd8xsw
「こんなもの、もともと私達には扱うことなど出来なかったんだ」


今、世界中で新しいあるエネルギー源が注目されている。
そのエネルギー源はイグニスと名付けられた。
ある一人の男が偶然的に発見されたイグニスは人類にかつて無いほど莫大なエネルギーを与えた。
しかしその扱いは難しく、使い方を一歩間違えればその周囲を草木一本残らない荒野にする代物であった。
それは人類には扱いきれないものかのようにすら思え、人々の中には悪魔の力だと恐れるものすらいた。
しかし人類の進歩は凄まじかった。
多大な犠牲を払いながらも実験を重ね、ついにはイグニスを安全に運用できると断言できるまでにその運用技術を磨いた。
そして多くの場所でイグニスは使われ、人々はイグニスに依存した。
もはやイグニスなしでは生活出来ないほどに。

しかし、その日は突然に訪れた。
イグニスの使用済み燃料を適切な処理をせずに投棄したことが切っ掛けだった。
イグニスの力は人類に牙をむいたのだ。
周囲にあふれる死の匂い。

男の村には50人あまりの村人が住んでいた。
しかし生き残りは男だけだろう。
自然豊かな村だったはずなのに、今男の目の前に広がるのは赤茶色の土と、小雨にうたれジュウジュウと音をたてている
黒い木だったものだけで、きっと村人たちはイグニスに溶かされてしまったのだろう。

男はつぶやいた。

「こんなもの、もともと私達には扱うことなど出来なかったんだ」

男は倒れた。もはやまわりにイグニスが起こす反応はなかったが、イグニスは反応を終えてもなお、死の煙をまき散らし人を死に追いやる。


原始時代、人類が生存競争の中で強力な武器、火を扱い始めたばかりの頃の話である。

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「ちっ、燃料切れかよ」
男はもごもごとつぶやいた。
男は咥えていたタバコを箱に戻しながらライターを道路の端の方へ向けて投げた。
ライターには男には既に見慣れた、一昔前であれば恐怖の対象であり、さらにその少し前には希望の象徴であったマークが入っていた。
街中にはこのマークが溢れている。
頭の硬い老人共の作った、古い古い法律に未だに縛られているせいだ。
しかし最近ではそんなマークはなくしてもいいんじゃないかとテレビで仕切りに宣伝している。
この男もなくしていいのではないかと思っていたし、多くの人はそう思っている。
そのマークは近々なくなり、きっと原子力マークなどという言葉を知っている人は近い将来いなくなるのではないだろうか。
0621創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/10/11(金) 19:05:09.89ID:BER4mOTF
0622マレイの休日1 1/2
垢版 |
2013/10/12(土) 21:44:43.47ID:Ox0AfYwA
 犬族地区には犬族が営む商店が立ち並ぶ通りがある。
犬族の求道精神に満ちた通りは、他族まで知られるほどどの店も有名だ。
犬族はその特徴として、突きつめる気質があると知られている。
その気質は犬族の求道、といわれる。
細工物屋も食べ物屋も、人族と同じ器用な手で、しかし並の人族ではもちえない気概を持って
職人が作り上げた商品が並ぶ。
 だから通りは遠くからも訪れる客の喧騒に満ちている。
どの客も期待以上の物に出会って、笑顔で行き交っていた。

 その通りのなかの突き当たりに公園があった。公園は食べ物を持ち込んでいる者もいたが比較的静かだ。
公園にまで、嗅覚に劣る人族マレイにもわかる美味しそうな匂いが満ちている。
 しかしマレイはふらふらと公園に設置された椅子に腰をかけた。
顔を手で覆い、はああとため息とも呻きともつかない声を漏らした。
 傍らには連れのイズがいた。イズはマレイと神殿が擁護する神子(みこ)へ誕生日祝いを買いにきていた。
「買う物が決められない程度で悲壮感ありすぎだろ」
呆れた様子で熊族の神官が言う。熊族で傭兵や狩人を選ばず、神官になった変わり種。
しかしやっぱり熊族によくいる筋肉ムキムキの武闘派だった。
 神殿は人を護る機関だ。犯罪取締から医療、子守まで引き受ける。
イズは犯罪取締部所属だ。普段は穏やかだが、動物族特有の警告音、唸り声をあげさせるとやばいと恐れられている。
0623マレイの休日1 2/2
垢版 |
2013/10/12(土) 21:45:52.14ID:Ox0AfYwA
「…違うよ」
通称子守部、神子付きのマレイは覆った手の中で呟く。
イズは優れた聴力で聞き取り「何が?」と穏やかに促す。
――さすが取調べに定評のあるイズだ、とマレイは思う。
確かにうっかり促されるまま吐いてしまいそうだ。
だが、これを言うと激怒されるかも。しかし言わないと。
ここからまた2時間かけて徒歩で帰るのだ。日があるうちに帰りたい。――
神官は緊急時以外は騎乗できない規則があるのが辛いところだった。

「財布を落としました…」
自白してちらりと指の間からイズを伺う。
イズもどうするか考えているのだろう。腕組みをしている。
「…でさ、支部に借りるって手もあ…、」
警告音がイズの喉から聞こえて口をつぐんだ。
マレイもわかっている。犬族地区神殿支部長の求道精神が問題だ。
美しい筋肉の求道者である支部長は警戒すべき存在だった。
彼は美筋肉を自ら創るのも好きだが、他人の筋肉をも鑑賞し真剣に愛でる……そういう道を走っていた。
犬族から見るとどうか知らないが、人族のマレイには
迷惑な道に迷いこんでいるように見える。

 腕組みを解き、武闘派イズは言い放つ。
「街を出て辺境で狩だ。中央神殿に帰るのは明日の朝だ」
自力で金を稼ぎ補填する案か。確かに道理だが休みが肉体労働になるのは避けたかった…。
だが仕方ないとマレイは帯剣しているのを確認してよろりと立ち上がった。
(マレイの休日1終わり)
0624創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/10/12(土) 23:06:05.80ID:IzL0JAW1
独特の世界観が素敵だね。
これからってときに…続きを!
あと、始めに投下しようとしたスレでもOKだと思いますよ?!一応、スレルールあるけど、自分は許容範囲です。
あとからそういうのはついてくるから、迷うぐらいなら投下はエブリシングウェルカムなんだじぇ!
0625創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/10/13(日) 09:07:12.10ID:Wrq5BIEy
>>624
ありがとうございます。
獣人だけど耳尻尾オンリーだから…
設定変えて投下できないか考えたけど無理があってやめた。
0626マレイの休日2 1/2
垢版 |
2013/10/13(日) 10:08:14.14ID:Wrq5BIEy
 犬族の求道、猫族の執念。
この二つが合わさったのが犬族商店通りの名店「ドイルとナーサのお店」。
犬族ドイルと、ドイルの妻である猫族ナーサが営んでいた。
名前の緩さと対称的に、厳しく素材を吟味し、慎重に調味された料理で
里から出ないエルフさえも訪れるという噂だ。
最近になって土産用の焼き菓子も始めたという。マレイは店の前にいた。
この焼き菓子を神子に贈りたいと思っていた。

 マレイは中央神殿祭事部(通称子守部)の神子付き神官だ。
神子は身体の清浄を保つために限られた食材しか食べられない。
一年に一度の誕生日に食べるくらいはお目こぼしされるので買ってやりたい。
しかし神殿から預かった財布を落とした責任をとり、
今から街を抜け、辺境に跋扈するリザード狩に行かなければならない。
てっとり早く現金収入が得られるのがその方法だった。
そして明日早朝には中央神殿に出勤しなければならない。

 マレイはいまだ窮地にあった。今焼き菓子を手にいれないと店が閉まる。
0627マレイの休日2 2/2
垢版 |
2013/10/13(日) 10:09:27.87ID:Wrq5BIEy
連れの熊族イズは、犬族の友人の武器屋に剣の調整をしにいっている。
リザード跋扈地域に近い地区に住む犬族と熊族は武闘派が多く気が合うのだ。
熊族の荒事好きは、熊族の勇猛、と言われる。高名な狩人の多くは犬族と熊族だった。

 単なる人族であるマレイはまた、待ち合わせ場所の公園に戻りため息をついた。
ツケ払いの交渉ができないかと思ったが、遠くからの一見客も多い商店通りだ。
有名店である強気もあってかツケ払い不可らしい。詰んだ、とマレイがうなだれていると
「さっきからここで座って見てみりゃ、行ったり戻ったりでため息ばかり」
と兎族の年寄りが話しかけてきた。
「若いもんが情けない。恋か、借金か、どっちだ」
さすがは機を見るに聡く恋と商売に生きる種族だ、とマレイは思う。
兎族の機敏。他族からは怯懦と侮られることも多いが。
「むしろ借金したいんです」とマレイは呟き、兎族に情けなく笑ってみせた。

 マレイはそこで兎族の高利貸に引っかかることになった。
0630創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/10/15(火) 21:18:23.50ID:4KplCs6Y
223
0631創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/01/07(火) 02:52:53.54ID:C8ZeAA3n
「…なんで喧嘩したんだっけ?」
「…忘れてた!」
「女の子をグーで殴らないでよぉ…」
「…あぁもう喧嘩は疲れた」
「あれ?ん、いや…なんだろう。気のせいかな」
「どうかしたのか」
「うーん…大したことじゃないよ」
「何だよ。言ってみろよ」
「私って日本人だよね?」
「俺はそうだと思ってたけど、違うのか?」
「そうかぁ。私は日本人…。分からなくなってたなぁ」
「お前は昔からそうだよな。若年性アルツハイマーもほどほどにしとけよ」
「ごめんごめん。ねぇ、私は何処で生まれたっけ?」
「俺と同じ長崎だろ」
「そっか。ねぇ、私の生年月日はいつだっけ」
「俺と同じ年、平成七年の六月四日だよ」
「そう。ねぇ、私は二十年前何してたっけ」
「俺と同じ軍に居ただろ?」
「そうだっけ。ねぇ、どうしてあんな事になったんだっけ」
「お前が邪魔したんだよ。俺が地雷の上を歩こうとしていたのに。馬鹿だなぁ」
「忘れていたよ」
「俺は右足だけで済んだけどお前は顔が吹っ飛んだ。馬鹿だったな。まだ昨日の喧嘩は決着がついていなかったのに」
「そうだったね」
「あの後大変だった。村に帰ったって、ママは俺が軍に入る時に殺したから。右足の無い役立たずの餓鬼を引き受ける人なんていなかった」
「ごめんね。でも私は忘れていなかったよ、あの時は。君は国のために死にたがってる事を。だから邪魔したんだよ」
「俺は村で、でっけえ鳥に突かれながら死んだ。お前が最後に言ったことを思い出しながら。おぼえてるか?」
「喧嘩の続きは地雷の無い所で」
「覚悟しろよ。ぶん殴ってやる」
「やだなぁ…あれ?ん、いや…なんだろう。気のせいかな」
「どうかしたのか」
「うーん…大したことじゃないよ」
「何だよ。言ってみろよ」
「私って日本人だよね?」
0632創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/01/22(水) 04:25:22.20ID:8FVKwzB1
 
0633創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 17:26:17.08ID:cIubkamk
短編らしきものを書いてみたが文章の稚拙さが良くならない
どうすれば改善出来るだろうか……

「はぁ……あいつ怒ってんだろうなぁ」

 そんなことを呟きながら俺は今、デパートの中を全速力で走っている。
 目的地はデパート中央に位置する時計台。
 そして約束の時間はとっくに過ぎている。

「ま、まさかもう帰ってたりしてないよな?」

 沸点の高い彼女に限ってそんなことはしないとはわかっているが、結局その可能性も捨
てきれなかったりする。
 ――もし怒って先に帰っていたらどうしよう。どう謝ればいいだろうか。
 そんな不安が脳を支配する。

 遅刻とは大抵自分に原因がある。
 寝坊だとか、途中でトラブルにあっただとかその理由は様々であるが、今日の俺の場合
は単に寝坊だった。
 連絡すべきだったのは十分承知だ。
 しかし、家に携帯を置いてきてしまったため現在彼女に連絡を取ることは出来なかった。
 彼女の電話番号もうろ覚えだった。
 途中でトラブルにあったなら彼女も多少は考慮してくれただろうと思うが、現実は非情
である。
 ここまで何も問題は生じなかった。

「はぁ……はぁ……」

 流石に疲れた。
 俺は立ち止まり、息を整えるために壁にもたれかかる。
 そして大きく深呼吸をする。
 デパートの中のモワッとした空気と、正面に見えるコーヒーショップから漂うコーヒー
の独特な香りが全身に染み渡る。
0634創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 17:28:18.21ID:cIubkamk
 こんな空気でも酸素は足りているらしい。
 息は整い、身体もすぐに楽になった。
 俺は壁から離れ、時計台のある方を向く。
 それと同時に自分の時計を確認し、あと何分で目的地に着くのか計算する。
 急げば数分で着きそうだった。

「さて、出発しようかな」

 体制を整え、真っ直ぐと目の前に広がる長い道程を見据える。
 もう古いデパートなので、通行人も少なく全速力で走っても人とぶつかることはなさそ
うだった。
 走り出そうと足を踏み出した――その瞬間。

「――すいません。この辺りで小さな女の子を見かけませんでしたか?」

 突然後ろから声をかけられた。
 同時に俺の身体はビクッと体を震わせる。
 家族公認のビビりである俺はこういう状況に弱い。
 叫びこそしなかったものの、心拍数は相当上がっているはずだ。
 バクバクと血液を必死に送り出す心臓を抑え、軽く深呼吸をする。
 ふぅ……焦ったぜ。
 今の自分の顔を見られたくないのですぐにでもこの場を去りたかったが、流石に無視す
るわけにはいかないので声がした方を振り返る。
 そこには二十代後半かと思われる女性が一人立っていた。

「えっと……小さな女の子ですか」
「はい、私の娘なのですが先程この辺りではぐれてしまって――五歳位の子です」

 自分の記憶を探るがそんな女の子は見ていない。
0635創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 17:28:59.47ID:cIubkamk
「いえ、見ていませんが」
「そうですか……すみません、引き止めてしまって」

 女性の顔は青く、まるで大切なものを目の前で失ったかのような悲しみに満ちていた。
 本当に困っている人なら手伝ってあげたかった。
 しかし自分にも予定というものがある。
 今は時計台に一刻も早く向かわなければならなかった。
 現実は非情である。

 …………非情?
 俺はふと、先程考えていた言い訳を思い出した。
 ――途中でトラブルにあったなら多少は考慮してくれただろう――
 もしこの女性を助けていたと言ったら、今時計台で寂しく待ってるかもしれない彼女に
許してもらえるだろうか。
 要はアリバイ作りである。
 ……そんなことを考える俺はつくづく最低だと思う。
 しかし、別に俺と彼女は恋人ではないのだ。
 多少時間にルーズになっても大丈夫だろう。
 彼女が怒って帰ってしまったとしても後で言い訳すればいい。
 俺は自分の中でこの問題を無理矢理解決させた。

「ちょっと待ってくださ〜い!」

 思いついたらすぐ行動。
 俺は、この場を去り既に十メートル程遠くに離れていた女性を大声で引き止める。
 人が少ないとはいえ大声はまずかったかもしれない。
 気付いたらその場にいた人が一斉にこちらを見ていた。
 女性も振り返りこちらを不思議そうに見つめている。
0636創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 17:30:12.59ID:cIubkamk
 もう後戻りは出来ない。
 俺は周囲の視線に戸惑いながらも女性の元へ向かった。
 そして――

「娘さん探しに俺も手伝わせてください!」

 俺は女性に頭を下げた。
 人が頭を下げるのはお願いする時と、謝罪する時だ。
 使い方は恐らく間違っていない。
 しかし、女性の反応は芳しくなかった。
 何も言わずポカンと口を開けている。

「あ……あのー」

 暫くの沈黙の後、たまらず俺は口を開く。
 これは流石に女性も反応してくれた。

「……じゃ、じゃあお願いしてもいいですか?」
「はい!」

 よっぽど娘のことが大事なのだろうか。
 藁にもすがりたい思いだったのだろうか。
 自分で言うのも変だが普通は断ると思う。
 俺だったら断る。
 他人に迷惑を掛けたくないからだ。

「私は神田と言います。えっと……貴方は」
「俺は上野です」
「上野君ね。申し訳ないけど娘を見つけたら私に連絡してくれるかしら」
0637創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 17:31:13.46ID:cIubkamk
 そういって彼女はメモとシャープペンシルを取り出し、何かを書き始めた。
 多分電話番号や娘の特徴を書いているのだろう。
 俺は記憶力が弱いのでメモに必要なことを書いてくれると非常に助かる。

 …………
 二分位待っただろうか。
 ようやく彼女はメモを引き剥がし俺に手渡す。

「ここに電話番号と娘が着ている服の特徴が書いてあるので、もし見かけたらこの電話番
号で私に場所を教えてください」

 受け取ったメモを見ると一番上に電話番号が書いてありその下に事細かく、娘が着てい
るであろう服の特徴について書かれていた。
 これだけ書いてあれば見間違いは絶対にあり得ないと思う。
 それだけ書かれている内容は鮮明だった。

 暫くメモを読んでいると俺はあることに気が付いた。
 娘の名前が書いていなかったのだ。
 名前がわかれば、呼び止めることも出来るし、誘拐犯だと間違われる可能性も幾らか減
るだろう。
 俺はすぐに彼女に聞いた。
 彼女も書くのを忘れていたらしく快く教えてくれた。

「娘の名前は――」

 …………………………
 ……………………
 ………………
0638創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 17:31:44.34ID:cIubkamk
 …………

「キョーコ?」
「うん。私はキョーコ」

 今、私の目の前には一人の少女が立っている。
 いや、少女というより幼女と言った方が的確か。
 キョーコと名乗るその幼女は私がこの時計台に着いた時には既にいた。
 誰かを待っているのだろうか。

「ねぇ、キョーコちゃん。どうしてここにずっといるのかな?」
「キョーコは今は迷子中なんだぁ。迷子になったら動いちゃダメだってお母さんに言われ
たの」

 なるほど。
 迷子だったか。
 それにしても中々しっかりした考えを持った子だ。
 迷子になったら動かないようにするのは実に効率的な対処法だと思う。
 私は迷子になったことはないので本当に効率的かどうかはわからないけど。

 時計台からゴーンと定時を知らせる音が鳴った。
 実は私も長い間この時計台で待たされている。
 連絡も報告もない。
 ここまでくると、私の方が間違っているかもしれないと考えてしまう。

「まさか忘れてたりしてね」

 思わずため息が出る。
 今日は彼と二人で買い物をする予定だった。
0639創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 17:32:30.32ID:cIubkamk
 そしてファッションセンスの乏しい私に代わって彼には服を選んでもらうはずだった。
 つまり彼は今日の買い物には必要不可欠だったということ。
 もしかしたら、急いでこっちに向かっているかもしれない。
 そう思ってこの時計台でずっと彼を待っているのだが一向に来る気配はない。
 私が途方に暮れていると、そばに居たキョーコが私に話しかけてきた。

「ミキお姉ちゃんも迷子なの?」

 ちなみに私の名前は北島美希だ。
 我ながら結構気に入っている。

「いいえ、私は人を待ってるの」
「人? んーお母さん?」
「違う違う――でも大切な人なの」
「そっかぁ〜、じゃあ待ってあげないとね」

 自己紹介に始まり先程から何度か会話を交わしているが、彼女と話していると自然と私
も笑顔になりつい時間を忘れてしまう。
 話の内容が面白いというよりも彼女自身に惹きつけられてしまうのだ。
 これが若さの力というものだろうか。
 かくいう私も未成年なので若さにはまだ自信はあるが。

 …………
 更に時間が経った。
 堪忍袋の緒は既に切れかけている。
 つま先で床を蹴る回数も増えた。
 ふと、私はキョーコの方を見る。
 彼女は苦しそうに腹をさすっていた。
 長い間人混みの中にいるせいで体調が悪くなってしまったのだろうか。
0640創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 17:33:22.34ID:cIubkamk
 私がそばに駆け寄ると彼女の腹はグーッと音を鳴らした。

「あ……ミキお姉ちゃん。キョーコはお腹が空いちゃったみたいです」

 必死に笑顔を作っているようだが顔色は悪い。
 たかだか腹が空いた程度なのだが彼女……いや、この位の歳の子には結構深刻な問題な
のだろう。
 そろそろ彼女も限界が近づいていたようだ。
 私は彼女を迷子センターに連れて行くことに決めた。
 最初からそうするべきだったのかもしれない。

 持ってきたカバンから携帯を取り出し素早く文章を打って行く。

 宛先:上野伸也
 件名:遅いっ!
 本文:貴方が全然来ないので私はもう帰ります。
 言い訳なんか聞かないからね。

 今から迷子センターに向かうことは伏せておこう。
 変な風に追求されても答えるのが面倒だしね。

「送信っと……」

 …………………………
 ……………………
 ………………
 …………

「何処にも居ませんね」
0641創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 19:31:03.22ID:hkjpX4XC
 俺と神田さんは一度合流していた。
 かれこれ一時間程捜し続けていたのだが、何処を探しても見つからなかった。
 時計台も一応見に行ったが既に誰もいなかった。

「ど、どうしましょう。もし誘拐にでもあっていたら――」

 彼女の顔は一時間前より更に生気を失っていた。

「もっと細かい場所まで捜しましょう。まだこのデパートの中にいるはずです」
「そうね……。上野君、もう少しの間だけ付き合ってくれるかしら」
「見つかるまで付き合いますよ」

 本音だ。
 今更断れないのもそうだが、今は純粋に彼女に協力してあげたい。
 当初の目的なんてとっくに忘れていた。

「自分の娘を一人にしてしまうなんて親として失格ね」
「そんなことはないですよ、迷子なんて小さい子にはよくあることです」

 自分は子供を持っていないので彼女の心情を完全に理解することは出来ないが、それで
も彼女の抱える心の苦しみは痛いほどわかった。

「私ね……親に酷いことされて育ってきたから、自分が子供を持ったら絶対にそんなこと
をしない親になりたい、沢山の愛情を注いであげるんだ、そう思っていたの」
「そうだったんですか……」
「それに私の親は最後に――いえ、今はこんなことを話している場合じゃないですよね」

 彼女の目からは既に涙が出始めていた
0642創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 19:32:07.26ID:hkjpX4XC
 彼女がどれだけ娘のことを愛しているのか、俺には想像がつかない。
 想像がつかない程、娘に対する彼女の愛情が深いのだ。
 彼女は本当に良い親だと思う。

 その後、長話するわけにもいかないので、すぐに捜索を再開した。

 ……………………
 ………………
 …………
 ……

 私たちは今、迷子センターへ向けて歩いている。
 迷子センターは時計台からはあまり遠くないのだが、暫く歩いていると疲れたのかキョー
コは床に座り込んでしまった。

「ミキお姉ちゃん、お腹空いたよぉ〜」
「もうちょっと我慢して。もうすぐ迷子センターに着くから、ね」
「一歩も動けないよぉ〜」
「……」

 何というか――こういうところはちゃんと五歳児だ。
 泣き出さないだけまだマシだろう。

「……ねぇ、キョーコちゃん。何か買ってきてあげようか」

 彼女の目は途端に輝きを取り戻す。
 そしてキラキラと目を輝かせこちらを見つめてくる。
 何か高いものを買わされるのではないだろうか。
 私は身構える。
0643創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 19:33:00.96ID:hkjpX4XC
「ポテト! ポテトが食べたい!」

 ……何だポテトか。
 身構えていた分力が抜けた。
 ポテトはこの近くで売っていただろうか。
 辺りを見回すとファーストフード店が近くに見つかった。

「キョーコちゃん。あそこのお店に入ろうよ」
「ポテト食べれるの?」
「食べれ――」

 彼女は私の言葉まで聞かず店に走って行ってしまった。
 腹が空いて一歩も動けないのではなかったのだろうか。
 離れてしまうと危険なので私もすぐに彼女を追いかけた。

「ちょっとキョーコちゃん。先行ったらダメでしょう」
「ポテトっ、ポテトっ」

 店の中で座っていた彼女を見つけた。
 既に彼女はポテトの世界に入ってしまっている。
 私は「待ってて」と一言残しポテトを買いに行った。
 もう私が保護者のようだ。
 財布を取り出し残金を確認する。
 流石にポテトくらいは買えそうだった。
 私は列に並び、ポテトの値段を確認しながら注文が出来るのを待った。
 幸いお昼時は過ぎており店にはそれほどの客はいない。
 ふと、一度キョーコが座っている席を確認する。
 素直に待っているようだ。
0644創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 19:33:50.09ID:hkjpX4XC
 そうこうしてるうちに私の注文の番になったのでポテトを二つ頼んだ。
 店員がテキパキとポテトを持ってくる。
 私は素早く代金を支払い、ポテトをその手に小走りでキョーコの元へ向かう。
 彼女は――ちゃんと待っていた。

「ポテト買ってきた?」
「買って――あっ!」

 彼女は既にポテトを袋から出して、口に入れていた。
 また話を最後まで聞かずに……
 怒りが込み上げてきたがまだ小さいので許す。

「キョーコのお母さんはポテトも食べさせてくれないんだぁ……」
「えっ……」

 突然のことなので驚いた。
 まさか私に彼女の母親に対する愚痴をぶつけてくるとは。

「それどころか、毎日キョーコのこと脚で蹴るんだよぉ。すぐに怒るし、タバコばかり吸っ
てるし」

 言葉が出ない。
 この子は親に虐待でもされているのだろうか。
 だとすればどうすればいい。

 ――答えは簡単だった。
 私に出来ることは何も無い。
 彼女の家庭事情がどうであれ、赤の他人である私が介入することは出来ない。
 私が今、彼女に出来ることは迷子センターに連れて行くことだけ。
0645創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 19:34:38.67ID:hkjpX4XC
 たったそれだけだ。

「ミキお姉ちゃん。行こ。」
「う……うん」

 そんなことを考えているうちに彼女はポテトを食べ終えたようだ。
 私の分まで食べてしまったところを見ると余程腹が空いていたのだろう。
 彼女の満腹そうな笑顔を見ていると、私は心配になってきた。
 このまま彼女を迷子センターに連れて行ってもいいのだろうか。
 もし、彼女が虐待を受けているのなら元の親に返す訳にはいかない。
 返す……訳には……いか……な……。

 …………
 相手は親だ。
 やはり返さなければならない。
 赤の他人にはやはり何もできないのだ。

 グイグイ。
 キョーコが袖を引っ張ってきて私は我に返る。
 考え事に集中しすぎてたようで、いつの間にか私は立ち止まっていた。

「ゴメンね。じゃあ出発しようか」
「はーい」

 私たちは、改めて迷子センターに向けて歩き始める。
 そして、それに合わせたかのように館内放送が流れようとしていた。

「ピンポンパンポーン!

 ……………………
0646創る名無しに見る名無し
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2014/03/30(日) 19:35:11.58ID:hkjpX4XC
 ………………
 …………
 ……

 迷子のお知らせを致します。只今迷子センターにて、五歳の雪ちゃんをお預かり致して
おります。お連れ様は至急迷子センターまでお越し下さいませ」

 俺と神田さんはこの館内放送に反応した。

「神田さん! 雪ちゃんって――」
「ええ、私の娘だわ。迷子センターで保護されているようね。きっと親切な方が送り届け
てくれたんだわ」

 彼女はハンカチで涙を拭いている。
 娘が見つかったという安心感で涙腺が緩んでしまったようだ。

「すぐにでも向かった方がいいです。雪ちゃんは貴方のことを待っています」
「勿論そのつもりよ、そして雪にはちゃんと謝らなければならないわ」

 神田雪。
 それが今まで探していた彼女の娘の名前である。
 一時間以上探しても見つからなかったのに、今までどこに居たのだろうか。
 五歳児だと体が小さいはずなので案外何処かに隠れていたのかもしれない。
 ともかく見つかってよかった。

「上野君、手伝ってくれて本当にありがとう。私は今から迷子センターへ向かうわ」

 そう言って神田さんは財布から5000円札を取り出す。

「い……いいですよ、お金なんて。俺はただ純粋に手伝いたかっただけなんですから」
0647創る名無しに見る名無し
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2014/03/30(日) 19:36:13.01ID:hkjpX4XC
 嘘は言っていない。
 途中からは純粋な気持ちで動いていた。
 が……最初は邪念にまみれていたと思う。
 こっちは棚に上げておく。

 俺はお金は受け取らず、神田さんとはその場で別れた。
 別れ際の彼女の顔は優しさに満ち溢れていた。
 本当に表情に表れやすい人だと思う。
 さて、俺も帰らなければならない。
 待ち人は既に時計台にはいなかったからだ。
 早くこの”実話に基づく言い訳”を熱弁してやらねばならない。
 実話だからアリバイとしては完璧だろう。
 何も問題はないはずだ。

 俺はデパートを出る。
 辺りは赤く色づき、夜が近いことをを知らせているようだった。
 ……そういえば、彼女との会話の中で一つだけ気になることがあった。

「それに私の親は最後に――いえ、今はこんなことを話している場合じゃないですよね」

 彼女は一体、過去に何があったのだろうか。
 親に何かされたようだが、今更それだけを聞きに戻ることも出来ない。
 それに、こういうことはかなりプライベートな問題なので聞くべきではない。
 しょうがないので俺はそのまま帰ることにした。

 ……………………
 ………………
 …………
0648創る名無しに見る名無し
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2014/03/30(日) 19:38:11.62ID:OTX3wVLG
 ……

「中々こないねぇーお母さん」
「……」

 私はキョーコを迷子センターに送り届けた後、彼女にずっと付き添っていた。
 館内放送をかけてもらってから既に数時間は経過している。
 そろそろ閉店の時間になる。
 私にも門限があるためキョーコとも別れなければならなかった。

「ミキお姉ちゃん、帰っちゃうの?」
「ゴメンね、私にも待っている人がいるの」

 キョーコは半分涙顔だった。
 そんな顔を見ているうちに、私の彼女の親へ対する怒りがどんどん溜まっていった。
 何故、彼女の親は来ないのか。
 結局、色々と考えているうちに閉店の時間になってしまった。
 私は彼女に手を振りデパートを出る。
 その日は寝るまで彼女の顔を忘れることが出来なかった。

 次の日。彼女は警察に渡されたが、それから親が現れることはなかったそうだ。

〜終〜
0649創る名無しに見る名無し
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2014/03/30(日) 19:48:33.74ID:aa1uBWVM
なにがダメってほどじゃないけど、描写がほとんどされていないからあらすじに毛が生えた程度の文章になっているんだよ。
冒頭部分ならデパートの描写や結局いま何時なのかは書いてあってもよいのでは。
書ける人なのに典型的なラノベ文章なのももったいないかな。
でも、趣味で創作を楽しんでいるぐらいならこれでいいと思います。
0651創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/30(日) 21:05:53.31ID:cIubkamk
追記
時刻についてはわざと伏せました
0652創る名無しに見る名無し
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2014/03/30(日) 22:31:51.55ID:aa1uBWVM
どうでもいいような心情を細かく書くのに、時刻とか現実部分はあいまいに書くとちくはぐな印象を与えるんだよ。
演出効果を狙って現実部分をあいまいに書くという手法もあるけど、そこまで狙って書いたようには思えなかった。
意図して書かないのであれば、その効果を出さなければ意味がないかな。
地味だけど誰にでもわかる文章を書く基礎力をつける。狙って書くのは基礎ができてからでいい。がんばってください。
0654創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/31(月) 00:25:22.20ID:CxghCnot
ヨロシクお願いしますm(_ _)m

黄金の卵

猟師と木こりが森の入口でたまたま出会い、そのまま立ち話をしている。話題は商人に無理難題を吹っかけられた貧しい少年についてだった。
この少年は、商人のところのお嬢様と恋仲だったのだが認めてもらえず、森から黄金の卵を見つけてくれば認めてやると言われて、黄金の卵を探していたのだった。
――もちろん、黄金の卵なんてものはこの世に存在しない。

「もう、あれから五日も経つのか。そんなもの無いっていうのに、さっきも必死になって探している姿を見ちゃって、可哀想なのなんのって……」
「信じるだけで夢が叶うなんて考えている馬鹿野郎だからな」
その時、森の奥から少年が帰ってきた。なにやらとても嬉しそうだ。
「奇跡が……奇跡が起きたんです!」
そう言って、少年が手元から出した見せた金色の球体は、確かに黄金の卵とも呼べる一品だった。
だが、それも一瞬のことで、猟師はすぐさまそれが、ただの黄鉄鉱であることを見抜いた。
しかし、少年の喜び様に水を差せない漁師は、内心では引きつった表情を浮かべながらも、表面上は少年と喜びを分かち合っていた。
少年は意気揚々として、黄鉄鉱を商人に見せようと走っていく。……木こりはその様子を黙って見ていた。
0655創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/31(月) 00:26:35.29ID:CxghCnot
「あれが、ただの黄鉄鉱の石ころだってこと知らないんだろうなあ」猟師は憐れみを込めて呟いた。
「見る機会なんて無いだろう。黄金も黄鉄鉱も」
「しかし、奇跡ってあるもんだな。まさか森のど真ん中であれほどでかい黄鉄鉱の石ころを見るとは思わなかった」
「ああ、それなら当然だろう。あの石ころは、俺がお嬢様のところの使用人から頼まれて隠したものだしな。
お嬢様と坊主をくっつけようとする人間もいるらしい。趣味の悪い遊びだがな、おかげで今晩の酒代が稼げた」
「……いや、やっぱり、奇跡ってあるもんだな」
「どうしたんだよ、急に」
「これだけ広い森でたった一つの石ころを見つけるなんて、それこそ奇跡としか言い様がないじゃないか」
猟師と木こりは後ろに広がる森を振り返った。森の奥行は深くどこまでも終わりが無い。
木々の根元を隠すほど生い茂った雑草は、地面を埋め尽くしていた。もちろん、黄鉄鉱の石ころを探してみせろといわれれば、探し出すことは出来るのかもしれない。
出来るのかもしれないが、なにも知らない少年が見つけ出した黄金の卵は、確かに奇跡の一品と呼ぶに相応しいものだった。

<終わり>
0656創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/31(月) 00:34:54.42ID:CxghCnot
ごめんなさい。既に誤字が…orz
>>654
漁師→猟師
出した見せた→出して見せた
>>655
深くどこまでも終わりが無い。→どこまでも深く終わりが無い。

直前のチェックには引っかからずに出した瞬間見つけてしまう不思議…(/ _ ; )
0657創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/31(月) 00:57:46.21ID:w46CcSC5
構成はしっかりしてます。文章の細かいところはとりあえず置いて、気になったとこだけ。


・だが、猟師はすぐさまそれが、ただの黄鉄鉱であることを見抜いた。(なぜ猟師は見抜いた?黄金の卵との違いは?)

・しかし、少年の喜び様に水を差せない猟師は、内心では引きつった表情を浮かべながらも、表面上は少年と喜びを分かち合っていた。(この文は要再考)

・漢字が多め。無いとか出来るはひらがなでいい。読みやすい文章はよい文章。

・結局、喜んで石ころ見つけた少年はそれでいいの? ただの石ころでも奇跡的に見つけることができたから彼にとっては奇跡の一品であるという終わりは猟師と木こりが自分の考えに満足しているだけで終わってしまっていない?
少年の行方を読者に委ねるのであれば、もう少し書く必要があります。

・なにを書きたいか、伝えたいかをもっと明確にすればよいかと思います。
0658創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/03/31(月) 20:50:07.06ID:CxghCnot
>>657
有難うございますm(_ _)m
>なぜ猟師は見抜いた?黄金の卵との違いは?
あまり深く考えていませんでした。これでイケルと思ったのが甘かったか…
>この文は要再考
指摘されて読み直してみると確かに変な感じしますね。むー…
>漢字多め。無いとか出来るはひらがなでいい。読みやすい文章はよい文章。
そうですね。もっと目に優しい文章を心がけます
>猟師と木こりが自分の考えに満足しているだけで終わってしまっていない?
>なにを書きたいのか、伝えたいかをもっと明確にすればよいかと思います。
んー、自分の中でもちょっとハッキリしてなかったかもです(ーー;)
なんとなく『奇跡』みたいなモノが書きたいなーっと思って書いただけで、
「これを伝えたい!」みたいなメッセージは全然なかったですね
そういうモノがないと面白くなかったかなと反省してます
アドバイス有難うございましたm(_ _)m
0659創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 18:55:14.40ID:aYvq94HA
ご意見ご指摘ご批判なんでも結構です
僕は上手くなりたいです
右も左も分からず書き始めた小説ですがもしよかったらご意見いただけたら幸いです
よろしくお願いします。

※現在下書きの段階です結末まで下書きはありますが今回序章〜1章をUPしたいと思います
宜しくお願いします。
0660創る名無しに見る名無し
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2014/05/22(木) 18:55:59.54ID:aYvq94HA
ルーヴィエンス戦記

登場人物      レイド:本編の主人公。戦記を研究する考古学者の青年
          ルーヴィエンス:戦記の英雄
          魔王シチャング・ババ:戦記の魔王
          バーグ:魔王の側近で魔導師
          ルールー:ルーヴィエンス王国の姫
          マニ:陽気な雇われ女戦士
          ルーヴィエンス13世:現ルーヴィエンス王国の国王



〜序章〜

「うっ……ふあぁぁ……」
椅子に座り大あくびをして大きく伸びをする青年。もうかれこれ12時間も机にかじりついていた。

「やはり根本から見直さないとダメだなこりゃ……」

青年はため息をつきながら本を閉じ、冷め切った茶を飲み干した。

「うーん……古代象形文字とコルト言語の関係性……うーん」
なにやら独り言をむにゃむにゃと発している。

頭を掻きながら難しい顔をしている。
小さな部屋に閉じこもりっきりだったレイドは気分転換に少し散歩にでも出かけようかと思った。


ここは緑と肥沃な大地に恵まれたルーヴィエンス王国である。

考古学者の青年レイドはこの地で生まれ育った。
0661創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 18:56:26.87ID:aYvq94HA
持ち前の知りたがりの性格から研究者になり、若くして学者の称号を得ている。
いま研究中なのは『ルーヴィエンス戦記』という伝記だ。
ルーヴィエンス王国が建国された理由でもある戦記である。

レイドは幼い頃からルーヴィエンス戦記が大好きだった。亡くなったお婆ちゃんがよく話し聞かせてくれたのだ。
レイドはお婆ちゃん子である。お婆ちゃんの形見であり家宝でもある紅いペンダントを肌身離さず身につけている。


気晴らしにレイドは森へ出向いた。

その深い森では木々の間に間から木漏れ日がキラキラと眩しく見える。
とても清々しく緑の匂いを乗せた風が頬を伝う。良い天気だ。
レイドは深く深呼吸をした。
たまには散歩もいいもんだとレイドは思った。

暫く歩いていると

前方の茂みがガサガサと揺れ始めた。不穏な空気が辺りを包む。

何かいる……

突如その茂みから黒く大きな物体が出てきた。
0662創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 18:58:27.72ID:aYvq94HA
魔物だ。
黒く大きく、毛むくじゃらの四足獣は涎を垂らしながら血走った目をレイドに向けていた。
こんな所に魔物が……レイドは信じられなかった

ガクガクと足が震えだし腰が抜けてぺたっと座り込んでしまった。

牙を剥き出し前足を上げ、今にも襲いかかってきそうである。

喰われる……
絶望感に打ち拉がれそうになったその時である。

身に付けていたペンダントが赤く光りだした。
かと思うと魔物は竦み上がり顔を地面に擦り付け始めた。

恐慌状態のレイドは何が起こっているのかわからない。
そこへ矢が一閃飛んで来た。
その矢は魔物の眉間に命中した
苦しそうに咆哮する魔物はバタバタと暴れだした

間髪入れずもう一閃矢が走った
その矢もまた見事に眉間に命中した。

魔物は痙攣し出しやがてその巨体を地に伏し絶命した。

「大丈夫か!」
大きな声で呼ばれハッと気がついた。
そこにはイオーテ(イヌ科の超大型動物で、この世界では馬替わりとして使われている)に騎乗したルーヴィエンス十三世がいた。
現ルーヴィエンス王国の王である。

「怪我はないか」

「は……はいっ!だ、大丈夫です!」
0663創る名無しに見る名無し
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2014/05/22(木) 18:58:55.22ID:aYvq94HA
運良くこの付近でルーヴィエンス13世は衛兵達と森でハンティングに勤しんでいたのだ。
「今近辺で魔界の狭間(魔界と通じてしまう時空間の歪みの穴)が開いている。一人では危険だ。安全な場所まで送ろう」

ルーベンスは緊張した。
「た、助けていただき……あ、ありがとうございます!」


ルーヴィエンス十三世はニコッと笑った。

「王っ!」
遠くから衛兵達数名がイオーテに乗りこちらに駆け寄ってきたのが見えた。
ルーヴィエンス一三世素早くイオーテから降り、レイドに顔を近づけ小さな声でこういった。
「小便を漏らした事は内緒にしておいてやる」
笑うルーヴィエンス十三世はウィンクをしてニコッと笑う。
股間に目をやり濡れている股間に気がついて顔を真っ赤にするレイドであった。
ルーヴィエンス13世はレイドにマントをかけてくれた。


レイド達は森を抜けるまでの数刻の間、王や近衛兵達と世間話をした。
自分が考古学者であること。
王はハンティングが趣味であること。
魔物を前にして腰が抜けた事を少しからかわれもした。
小便を漏らした事を王は衛兵たちに言わないでいてくれた。

そして話の流れでさっきの魔物と対峙した時にペンダントが光り出したことを話した途端、王の顔から笑みが消えた。
0664創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 18:59:21.46ID:aYvq94HA
「レイド……そのペンダント見せてはくれまいか?」

レイドは紅いペンダントをそっと王へ差し出した
「うむ……本物だ……」

そう言ったかと思うとレイドにペンダントを返した

「祖母様の形見か……今は良し。レイドよ。その形見肌身離さず持っておけ。いずれ其方を導くであろう」
「ここまでくれば安全だ。さあ行きなさい」


レイドはなんの事かわからないまま王に一礼をして家路を急いだ。
このペンダント何なんだろう。


紅いペンダント。

紅色をした数センチの石の周りを銀で縁どられたものだ。その縁に極小の絵文字が刻まれている。
古代語の絵文字で呪文のような言葉が刻まれていた。
「『レネベタール・リーブ・アルオンスベナン・キ・ニクソス』……」

考古学者であるレイドは数年かけてなんとか読むことが出来るようになっていた。

ルーヴィエンス王国建国前の文字『コルト言語』
コルト言語とは魔法の言語で刻まれた言葉自体に魔力が宿っているのだ。
本来なら刻まれた触媒である赤いペンダントを持って詠唱すると魔法が発動するはずである。

が……

何も起こらない。

「読み方間違えてるのかな……」
0665創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 18:59:52.13ID:aYvq94HA
〜1〜
研究を重ねるうちに王立図書館で閲覧制限のある建国の基となったルーヴィエンス戦記の原書に辿り着いた
原書には短いコルト言語文字が記されてあった

図書館管理人の目を盗んでレイドは小さな声でその短いコルト言語を読み上げた
「『ルーディス』……」

その瞬間、本から火球がでた。直径10センチはある。かなり熱い。
慌てたレイドは下に書いてあったコルト言語文字を読んだ
「『デリーフ』!」

火球は消えた
どうやら火球の魔法と消失の魔法のようである
偶然にも呪文を発見したようだ

コルト言語解読、呪文の発見は国から称号を授与される可能性がある

しかし

既に発見済みの魔法だったようだ

「そりゃそうか……一介の学者が閲覧出来る書物なんてたかが知れてるもんなぁ」

コルト言語魔法は現在研究されている魔法のカテゴリーである
原書とはいえ書物に記されているコルト言語はだいたい解読されていると考えていい

「やはり遺跡探索でもしないと新呪文発見なんて無理か」

ため息をつきながら原書に記されてあるルーヴィエンス戦記に目を通した
「懐かしいな。よくお婆ちゃんに話してもらってたっけ……」
0666創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 19:00:18.73ID:aYvq94HA
『ルーヴィエンス戦記』

昔々の話である

魔王シチャング・ババがアルクラッド大陸南部(現ルーヴィエンス王国のある地域)を支配し統治していた
凶悪な圧政で大陸南部では混沌とした世界となっていたのだ

そこへ反旗を翻したのが在野の英雄ルーヴィエンス
大陸南部開放と平和を掲げ立ち上がり、魔王シチャング・ババ討伐に乗り出す

魔王シチャング・ババは魔物達の軍団を引き連れた強大な王国建設の真っただ中。
陰に潜む、各国の王や、英雄たちに呼びかけ、討伐軍を結成。
魔王シチャング・ババの配下の魔物を率いるバーグは軍勢20万の討伐軍と対峙。

乱戦の中ルーヴィエンスは5人の精鋭パーティを率い完成間近のシチャング・ババの居城へ向かう

魔王シチャング・ババとルーヴィエンスが対峙した

そしてルーヴィエンスは見事魔王シチャング・ババ討伐を果たす
加勢に向かおうとしたバーグは魔王が死んだと同時に、シチャング・ババの思躁術が解け、落ち延びた
ルーヴィエンスは英雄として伝説となり、ルーヴィエンス王国が建国されたのだ

その後平和が訪れた
0667創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 19:02:41.36ID:q7BoF3Xg
「単純な話なんだけど面白いんだよな」


ぼんやり微笑みながら読んでいたレイドだがふと疑問に思った
「バーグってどこに行ったんだろうな……」
「どこかで死んじゃったかな?それにしても今思うと中途半端な伝記だな」

「いやそれよりも魔王シチャング・ババってなんで南部の地に降り立ったんだろう」
「地上界征服?魔界のことはよく知らないけどなんで魔王が地上に上がってきたんだろう……」

些細な疑問から次々と疑問が湧き出てきた


「よし…シチャング・ババ居城跡に行ってみるか」
0668創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 19:03:51.67ID:q7BoF3Xg
序章から一章までUPしました

ご意見ご指摘お待ち申し上げております
よろしくお願いいたします
0669創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/22(木) 23:15:28.47ID:KHRkLqED
下書きってことは、細かい表現なんかの問題は無視した方がいいの?
とりあえず、大筋のところで、

1.ペンダントを数年かけて研究して、『ルーヴィエンス戦記』の原書に行き着いた
経緯がよくわからん。

2.レイド君の研究対象が迷走してるストーリー的必然性は何?

『ルーヴィエンス戦記』を研究。
→ペンダントが光った
→ペンダントを研究(数年)
→なぜか、『ルーヴィエンス戦記』の原書に行き着く
→遺跡に行ってみよう

この短い文章で、『ルーヴィエンス戦記』の研究を数年の間をおいて2回やってるけど、
それって、ストーリーを混乱させてるだけじゃないの?
当初の研究の部分をすっぱり切って、>>661
「その深い森では」あたりから始めて、助かった後、
「今まではお婆ちゃんの形見で家宝でもあるという理由でつけていたペンダントだが、
改めて考古学者としての視点から見ると……」
という感じでペンダントの研究を始めたほうが、話の流れがスッキリすると思う。
0670創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/23(金) 03:39:04.69ID:FPpUdl+e
>>669
ご指摘ありがとうございます

1.確かに説明不足でした

2・ここの迷走っぷりもご指摘通り酷いです

仰るとおり整理できていませんでした
プロットをやり直してもう一度練り直してみます
ありがとうございます


あと、語彙力文章力がかなり乏しいので一つ二つ酷い文章を挙げていただいて
ご指摘いただけるとありがたいです

申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。
0671創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/23(金) 13:48:11.45ID:5U+POBZD
他の人はどうか知らないが、私の心は体の真ん中辺りにある。
胃より少し下。
どうしてそう言えるのかというと、辛いことがあったときはそこにある心がキリキリと痛むからだ。
それは単に胃が痛んでいるだけでは無いか?と言われたが違う。
この場所は胃の位置にしては低すぎる。
これは心に違いない。
今までに何人が心のありかを突き止めたと思う?私が最初の人間だ。
そんな心という臓器の痛みがあまりに酷く、病院に行くことになった。
総合病院。
心の病院に行かなきゃいけないんじゃ?と母に聞いたが無視された。
不快な精密検査の結果、その痛みが心因性であることと私が胃下垂であることが告げられた。


****

短いですが評価してほすぃなーと思ってます
0672創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/24(土) 18:47:41.75ID:ova8L2BD
浅い。書き込みも考えも足りない。
辛いとき痛むのであれば、楽しいとき、悲しいとき、怒ったときはどうなるのか。
あなたの心は辛いという感情しかないわけではないでしょう。
オチがおもしろいとかおもしろくないの前に、浅い内容です。
0673創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/25(日) 02:09:29.60ID:VexHC8Im
当方も素人だけど助言になりそうな感想が浮かんだので書いてもいいですか
>>655
俺の後付けですが「解釈によって意味が変わる」というメッセージを受け取りました。
金の卵じゃないのは気の毒→ナレーターは葛藤して隠すことにする→しかし当初の目的とは違うが凄い点があるのかもしれない
コンセプトは個人的には好みです

今回はメッセージ性はあまり意識されてなかったみたいなので、読んだ側が感じたテーマを挙げて見ました。
これが良いテーマかどうかは分からないけど、意識されるとテーマの一つとして扱えるようになるかも?

繰り返すけど私は初心者どころか読むだけの側なので、簡単そうに言って申し訳無いです。
0674創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/25(日) 02:12:33.93ID:VexHC8Im
助言というより、読んだ側が受け取ったメッセージを伝えてるだけですね
それが長くなった上に亀レスだった……失礼しました。
0675創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/25(日) 13:00:11.94ID:ie0/DOlc
>他の人はどうか知らないが、私の心は体の真ん中辺りにある。
>今までに何人が心のありかを突き止めたと思う?私が最初の人間だ。

  これ、私だけの話だか、みんなの話だか落ち着かない(理屈を言えば矛盾してないと言えるかもしれないが、ひっかかりはする)。

>そんな心という臓器の痛みがあまりに酷く、

 臓器の痛みではない、心の痛みなのだ。という方向で整理した方がいい。別な方法として最初に、「心も臓器なのだ」と力説する筋もあるが、
落ちがつまらなくなる気がする(肝臓と思ってたらすい臓でした、みたいな話にいっそう近づいてしまう)。

>総合病院。
心の病院に行かなきゃいけないんじゃ?と母に聞いたが無視された。

 上で心を臓器扱いしてるせいもあり、この対比の効果が薄い。つまり、物である臓器の問題と考える母と、形がないが存在する心の問題と
思ってる私との対比の方がわかりやすい。
 それから、総合病院には精神科があるんじゃないのとか思ってしまったし、その「精神科」を思いついたせいで、
そういえば「心の病」と「頭が変になること」はどう整理してるのか、と余計な事に気がそれた。
総合病院の語はやめて、内科とか、消化器科とか、限定した方がいい。

>胃下垂

 よく聞く単語だが、すきな人はわかっているが、関心のない人はまったく関心がない類の語。自分はピンとこなかった。おもしろがる人はいるのかもしれない。
0676創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/29(木) 01:21:15.89ID:8d4GzoZ7
>>670
>あと、語彙力文章力がかなり乏しいので一つ二つ酷い文章を挙げていただいて
>ご指摘いただけるとありがたいです

一番ひどいと思ったのはこのあたりだ

>その深い森では木々の間に間から木漏れ日がキラキラと眩しく見える。
>とても清々しく緑の匂いを乗せた風が頬を伝う。良い天気だ。
>レイドは深く深呼吸をした。
>たまには散歩もいいもんだとレイドは思った。
>暫く歩いていると

「キラキラと眩しく見える」に繋げたいんだから、
「深い森では」のような暗そうなイメージを使うのはもったいない。
「その森は緑豊かで」とか「命豊かなその森では」とかプラスのイメージの表現の方がいい。

「木々の間に間から木漏れ日が」
「木々の間に間から」の「間に」は要らないよね。
木漏れ日というのは、木の枝葉の間から指す日差しのことだろ。
木々の間から木漏れ日って、腹を切って切腹した、という感じで無駄

「とても清々しく」は何処にかかっている?
「乗せた」?「伝う」?それとも「清々しい緑の匂い」の間違い?
「緑の匂いを乗せたとても清々しい風」の方がいいと思うが

「深く深呼吸」それを言うなら「大きく深呼吸」でしょ

「暫く歩いていると」早いよ。
もうちょっと引き延ばさないと、「暫く」という感じにならない。

全般的にいえることだが、長く描写するべきところと短くていいところのメリハリが悪い。

例えば、ここから始める9行。
>身に付けていたペンダントが赤く光りだした。

ペンダントで3行使って、矢で6行使ってる。
この後王様が弓を持ってることさえ語られないほどのチョイデの矢なんぞ、どうでもいい。
今後の話の流れの中心になるペンダントのことをもっと前面に出せ。
ペンダントの光を浴びた魔物が苦しみながらも、大地をえぐり、大木をなぎ倒し、近くを歩いていた熊を惨殺し、
等などの大暴れをして、魔物の強さとそれを抑え込むペンダントの異常さを20行くらいかけて読者に見せた後、
次々と飛んできた無数の矢が魔物に当たって、1、2行で倒されるのが自然な流れというものだ。

話を戻すが、「木漏れ日」→「風が頬を伝う」→「良い天気だ。」→「深呼吸」の順番でやるより、
「木漏れ日」→「良い天気だ。」→「風が頬を伝う」→「深呼吸」の方が分かりやすい。
順番を考えろよ、と言いたくなったところは他にも何か所かあるが、特にひどいと思ったのがココ。

>紅色をした数センチの石の周りを銀で縁どられたものだ。その縁に極小の絵文字が刻まれている。
>古代語の絵文字で呪文のような言葉が刻まれていた。
>「『レネベタール・リーブ・アルオンスベナン・キ・ニクソス』……」
>考古学者であるレイドは数年かけてなんとか読むことが出来るようになっていた。

この文章と読み比べてみ。

紅色をした数センチの石の周りを銀で縁どられたものだ。その縁に極小の絵文字が刻まれている。
考古学者であるレイドは数年かけてなんとか読むことが出来るようになっていた。
古代語の絵文字で呪文のような言葉が刻まれていた。
「『レネベタール・リーブ・アルオンスベナン・キ・ニクソス』……」
0677創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/29(木) 08:05:44.76ID:mhXdfNme
>>676
とてもわかりやすくご指摘いただきありがとうございます
早急に推敲して……と言いたいところですが
もっと自分は読書量を増やすことの方がプライオリティが高いように思えてきました
自分の読書量や国語力の無さをを恨むばかりです。

ご指摘していただいた部分は訂正しておきます。

後はもっと本を読むようにします
あと小説は続けます
諦めたらそれまでだと思うので

親身で的確なご指摘大変参考になりました
ありがとうございます
0678創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/06/01(日) 15:37:06.58ID:G+W+ddSa
pixivで上位のss読んだら勉強になるかなと思って見てみたけど腐向けしか見当たらない
なんでこんなに需要偏ってるのかね、そもそもpixivのユーザーが女性メインなのかな
0679創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/06/02(月) 00:30:10.98ID:dEGZu4ai
渋は魔窟やで…
0681創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/08/23(土) 22:00:37.59ID:lh+/wBlF
ガラスの窓と、ビニールのカーテンが日の光を遮ることなく部屋に招き入れていた。
それは、ある男に朝を伝えていた。
彼の重力に逆らった髪は白く、銀色に見えた。男はベッドから起き上がり、フラフラした足取りで寝室を出た。
リビングの壁はカージナルテトラのような色で、男を隔離しているようだった。
0682創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/10/25(土) 02:29:38.95ID:lzcJai9+
 
0683お知らせとご提案bot
垢版 |
2014/10/25(土) 08:08:53.95ID:2CfQ8+Gv
 
居酒屋・細雪、オープンしました。ヨロシク!

ワシは、この板、ひいては2ch全体を、
バーチャル店舗、公の施設、個人スレッドの集合体の
バーチャル都市へと変貌させたい。
その事によって、RPG的な、異次元の2chへと進化させることが出来ると思います。
もし、ご賛同して頂ける方があれば、ご協力願いたい。

ワシの店舗は、居酒屋・細雪。

こういったバーチャル店舗をどんどん、建設して頂きたい。
みんなが集まって、ワイワイ、トークするための施設です。
実際の店舗をモデルに、年齢層に応じて、喫茶店、バー、居酒屋などに変化させれば良いと思います。

個人スレッドは、地獄の沙汰。

このように、コンテンツ単位ではなく、この板全体を作家単位で編成し直した方が良いと思います。
来た人にも判りやすいですし、素人でも作家意識というのは重要です。
プロデビューを目指している方であれば、なおのことです。
みんなで盛り上げるスレは別ですが。

バーチャル店舗は、この板は、後、若者向けのものを建設すれば良いと思います。
ラノベ喫茶〇〇とか。

おっさんは、居酒屋でトークしましょう。
実際の年齢より意識の年齢ですね。

この板を活性化して、あっちの文芸なんたらゆー板を見返してやりやしょーや。
小説は書いてナンボ、発表してナンボでっさかいにな。
0685創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/11/15(土) 02:08:19.80ID:Su9jfy4k
 
お世話になります。
私、責任者の加茂と申します。以後、宜しくお願い致します。
http://www.apamanshop.com/membersite/27009206/images/kamo.jpg
浪速建設様の見解と致しましては、メールによる対応に関しましては
受付しないということで、当初より返信を行っていないようで、今後につい
てもメールや書面での対応は致しかねるというお答えでした。
 
このように現在まで6通のメールを送られたとのことですが、結果一度も
返信がないとう状況になっています。
 
私どものほうでも現在までのメール履歴は随時削除を致しております
ので実際に11通のメールを頂戴しているか不明なところであります。
 
http://www.o-naniwa.com/index.html
http://www.o-naniwa.com/company/
 
http://www.apamanshop-hd.co.jp/
http://www.data-max.co.jp/2010/10/01/post_11983.html
 
・ハンガー・ゲーム   http://s-at-e.net/scurl/TheHungerGames-Aircraft.html
・アバター        http://s-at-e.net/scurl/Avatar-Shuttle.html
 
・艦これ   http://s-at-e.net/scurl/KanColle.html
・BRS     http://s-at-e.net/scurl/BRS.html
・ベヨネッタ http://s-at-e.net/scurl/BAYONETTA.html
・風ノ旅ビト http://s-at-e.net/scurl/JOURNEY.html
 
      http://s-at-e.net/scurl/kabetokyojinto.html
 
・2012    http://s-at-e.net/scurl/2012.html
0686創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/11/16(日) 19:34:22.10ID:XhQ1K8Pn
 十二月のことだった。その時俺は両手を突っ込んだジーンズのポケットの中で小銭を握りしめ、微かに賑わい
を見せ始めている街を一人で歩いていた。クリスマスや年末年始を控えた街はまだ十二月も始まったばかりだと
いうのに早くもお祭りムードだった。街のどこを見渡してもあたりは色鮮やかなイルミネーションで装飾され、
服屋のショーウィンドウには誰もが知っている赤い男が気さくな笑みを浮かべて立っていた。その男を見て目を
輝かせながら冬の到来を予感する子供の横で、ミニスカートをはいた二十代の女がティッシュを両手に声を張り
上げていた。その前をいい年をした壮年の会社員が難なく通り過ぎていった。彼にはティッシュ配りの女なんて
見えていないようだった。やれやれ、と俺は思った。クリスマスのことで頭がいっぱいの子供たちとは対照的
に、大人たちの目は不景気と未来への不安で陰っていた。
 俺は同じように女の目の前を通り過ぎ、早足でその先の路地を曲がって本屋に入り、一直線で文芸コーナーま
で行き、数ある月刊誌が並ぶ棚の前で立ち止まった。そして握りしめた拳の力を強めた。大人たちとは違い、俺
の心臓は大きく高鳴っていた。それは幼少期に感じることのない艶めかしい緊張を生み、俺の背中を脂を多く含
んだ不健康な汗で滲ませた。俺は目を閉じ、大きく息を吸い、吐いた。新書の匂いが鼻孔をくすぐった。それは
俺に苦い過去の記憶を思い起こさせた。
 ――三年。小説を書き始めてからもうすぐ三年の時が立とうとしていた。俺は当時もニートだった。高校を中
退し、バイトも止め、部屋に引きこもっていた俺は、現実からも目を背け、ネトゲの世界に身を投じていた。後
悔はしていないが、あまり有効な時間の使い方ではなかったと思う。事実、小説家を目指そうと決心してからは
過去の過ちがネックとなって身動きが取りずらくなってしまった。単純な時間の浪費と長年の怠けからくる慣れ
は俺を今でも苦しめている。勉強したこともなければ本を読んだことすらない俺が苦戦するのは必然であり、自
業自得というやつだった。
 しかし、あれから三年経とうとしている今年、俺はようやく賞に応募できるレベルまでこれた。そして今日は
その小説賞の選考通過発表だ。しかもただの選考発表ではない。恥ずかしながら、初投稿、そして処女作ながら
俺はこの賞の選考を勝ち抜いてしまった。今でもそれは信じられないほどだが、今朝何度も頬をつねったので間
違いはない、はずだ。選考発表なんてこのご時世ネットで確認できるのにわざわざ書店で確認しにいくのだから
現実に違いない。俺はそう自分に言い聞かせながら応募した出版社の月刊誌を手に取った。とにかく、これを通
過すれば出版がほぼ確実に決まるのだ。それで俺の三年間の努力は報われ、念願だった職を手にすることができ
る。まとまった金が手に入り、女には困らなくなり、確実に今よりは充実した人生を送ることができる。俺は受
賞したことを想像してこぼれそうになった涙を堪えながらレジに向かった。ポケットに握りしめていた硬貨は俺
の体温で生温かくなり多少汗で蒸れていたが俺は気にせず店員の手のひらに渡した。女子大生のバイトの店員は
目を丸くしたがまったく気にならなかった。
 文芸誌を購入すると俺は家に帰るため改札をくぐり、東京ワナビ線のホームに向かった。一刻も早く家に帰っ
て開封したかったが、外で結果を知ることはやめておいた。もし落ちた場合自分がどうなるのか分からなかった
からだ。悪質な冬の強風のため電車の運行状況に乱れが生じ、10分ほど遅れていた。俺はベンチに腰かけ、電車
が来るのを待つことにした。その間俺は大事に文芸誌の入った紙袋を握りしめ、赤子を扱うように眺めていた。
そして吐きそうになりそうなほどの既視感を覚えながら、改めて自分が新人賞の選考に残っていることを実感す
るのだった。
 ホームではやり場のない不満や怒りの声が飛び交っていた。しかしやがてその雑音の中にクリスマスの到来に
高揚する子供のような歓喜が混ざり始めた。しんしん、と降り出した初雪だった。俺は白い息を吐きだしながら
徐々に温かくなっていく心の変化を感じていた。いつしか心の中にあったわだかりのようなものはどこかに消え
去ってしまっていた。そしてあとに今までの徒労から得た自信だけが残った。次第に大きさを増した雪がひらひ
らと落ちてきて、紙袋の上でさっと溶けてなくなった。文章どころか、自分の中の世界を無作為に書き出すこと
すらできなかったのが遠い記憶のように思えた。
 俺は冬の寒空の下で文芸誌を開封した。
0688創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/11/18(火) 00:54:43.91ID:MbXjKaLf
>十二月のことだった。

この文要らんだろ。
すぐに十二月というのはわかるんだし。
「その朝、空は暗い雲で覆われていた。」とかにしたらどうよ?
単に無くしてもいいかもしれんが。

>微かに賑わいを見せ始めている
>早くもお祭りムードだった

『微かに』賑わってるのか、『お祭りムード』にどっぷりつかってるのか、どっちだよ?
後者を「早くも祭りの準備は万端整っていた」にしたらいいと思う。

>その男を見て目を輝かせながら冬の到来を予感する子供

『見て目を輝かせながら』←くどい
『目を輝かせながら冬の到来を予感する』←冬のイメージがオカシイ

「その男の姿に目を輝かせながら喜びに満ちた季節の到来を予感する子供」

>いい年をした壮年の会社員が難なく通り過ぎていった

『いい年をした壮年の』←くどい
『難なく』←意味不明。街中で「難」があるわけがない
「いい年をした会社員が俯いたままで通り過ぎていった」

>やれやれ、と俺は思った。

これ要らないんじゃないか。
直後に『俺』も『同じように女の目の前を通り過ぎ』るんだろ

>一直線で文芸コーナーまで行き
「一直線に」

>それは幼少期に感じることのない艶めかしい緊張を生み、
>俺の背中を脂を多く含んだ不健康な汗で滲ませた。

緊張を生む『それ』って何?
『艶めかしい』って? 『幼少期に感じることのない』なんだから「若々しい」
って意味じゃないよな。
「色っぽい」「風流な」「気品がある」? どれもおかしくないか?
『脂を多く含んだ不健康な汗』←何でそこまでマイナスイメージを連ねるんだ?

例えば、こんな感じはどうよ?
「背中に不健康な汗が滲んでいるのが分かる。
先ほど目にした無邪気な子供の姿がふと浮かぶ。
いつしかその無邪気さを捨てた俺は、幼少期には夢想だにしていなかった緊張感に包まれていた。」
0689688の続き
垢版 |
2014/11/18(火) 00:58:29.98ID:MbXjKaLf
>新書の匂いが鼻孔をくすぐった。それは俺に苦い過去の記憶を思い起こさせた。

この文そのものはいいんだけどさ、後のニート時代の思い出と全く繋がってないよ。

「探していた月刊誌はネトゲの専門誌の陰に半ば隠れていた。
そのことが俺に苦い過去の記憶を思い起こさせた。」

>俺はこの賞の選考を勝ち抜いてしまった。
>わざわざ書店で確認しにいく

勝ち抜いてしまったのが分かってるなら、書店まで何を確認しに来たんだ?
「俺の作品はこの賞の最終選考まで勝ち抜いてしまっていた。」という意味だよな?

>一刻も早く家に帰って開封したかったが、外で結果を知ることはやめておいた。

『家に帰って』はない方がいい。

>紙袋を握りしめ、赤子を扱うように眺めていた。

『赤子を扱うように眺めていた』←意味不明「扱うように眺める」ってどういう状態?

「紙袋を握りしめ、それが最愛のわが子であるかのように眺めていた。」

>ホームではやり場のない不満や怒りの声が飛び交っていた。しかしやがてその雑音の中にクリスマスの到来に高揚する子供のような歓喜が混ざり始めた。

不満や怒りの声の初出が遅い。『混ざり始めた』より「混じり始めていた」の方がいい。
『10分ほど遅れていた。』の直後に、
「ホームではやり場のない不満や怒りの声が飛び交っていた。」を追加して、
ここは「ホームに飛び交っていた怒りの声の中に、クリスマスの到来に高揚する子供のような歓喜が混ざり始めていた。」

>徒労から得た自信だけ

『徒労』は「無駄な努力」を意味する言葉だぞ。「苦労」か「努力」だろ

>文芸誌を開封した。

「紙袋を開封した。」な。
「紙袋を開封して、月刊誌を取り出した」でもいいけど、くどいだろ。
0690創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/11/18(火) 02:00:10.63ID:xKMcc5WD
>>689
とても参考になりました。ありがとうございます。

しょうもない間違いばかりですね。身のほどを知りました。

また投下しに来るのでよろしくお願いします
0691創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/11/29(土) 02:27:11.55ID:IM1D6CGc
『初めまして』

君が初めてあの世界にきた時、みんなは温かく迎えてくれた
僕達は新たな仲間の誕生に大きな喜びを覚え、やがてそれは大きな輝きとなった
僕はこれから新しい世界へ向けて飛び立つ
あの日、君がそうしたように・・・
ほら、見えてきた
明るく輝かしい世界が・・・
そうして僕はこの世界に生まれて初めての言葉を発した
「初めまして」
0695創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/02/12(木) 01:00:26.42ID:iItY4DvV
完全初心者でわからないことばかりですが、誰か見て下さった方は批評をしていただけると嬉しいです。
0696創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/02/12(木) 01:00:47.27ID:iItY4DvV
大寒を超え、太陽のやわらかく輝く昼下がり。
幾ばくかの人形を乗せて走る鉄の箱。
ガタンゴトンと小気味良くリズムを刻む箱の中に、人形に混じって揺れる一人の人。
北の故郷から南の町へ。
人は気持ちを弾ませ、箱に乗った。
向かいの席には、くたびれた茶色のコートを着た彫像が一つ。
薄く開き、外を眺めるその瞳は、冬の厳しさを、 着慣れ、柔らかくなった革のコートと暖かな日差しの対比は春の訪れを感じさせる。
決して若くはなく、決して気力溢れる身体ではなく、衰えも始まって久しいその彫像は、若い人の心を掴んで離さなかった。
壮年の彫像はやがて、目を閉じ、眠り始めた。
柔らかな太陽はなお、彫像にスポットライトを当て続けた。
ーー道のりの半ばほどまで来た。
人形は次々と増え、各々の立ち位置で固まる。
30ほどだろうか。女性らしい魅力を放つ、気の強そうなマネキンが、日差しに包まれる。
そのマネキンは、人の目を引いた。
鮮やかな緑を基調とした服装は五月の新緑を、 凛としたその顔つきは、爽やかに駆ける夏の風を心に感じさせた。
壮年の彫像と、若いマネキンの間は、さして広くはない。
しかし、そのに生じる見えない壁は、深い溝は、人形を人形のままにした。
こうして、人の向かいの席には、2つの「作品」が出来上がった。
ーー終点の二駅前。
古さと新しさ、懐かしさの混在する小さな関所。
古く、新しく、懐かしい、矛盾した小さな2つの人形が乗り込む。
姉と弟だろう。
決して華やかでなく、決して美形でないその2つの人形は、作品たちの間にちょこんと座った。
柔らかなライトは、2つの人形を包む。
抑えられない気持ちの高ぶりを、隠すことなく顔に、目に表す。
その4つの瞳には、何が映るのだろう。
何が、映っているのだろう。
きっと、過ぎ行く冬でも、来たる初夏でもないのだろう。
それもまた、人の注意を誘った。
0697創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/02/12(木) 01:03:03.12ID:iItY4DvV
3つ。それが、向かいの席に入る精一杯の作品だった。

人は気がつく。

壁がない。 溝が、なくなっている。

3つの作品は、一つとなっていた。

人形たちは動かない。

だが、そこには確かに、家族の幻想が見えた。

目をつむった、壮年の彫像は父親に。

凛とした目の若いマネキンは娘に。

今を映す目をした2つの人形は孫に。

4つの人形は、スポットライトに照らされ、人となる。

幻想は心を掴み、目を引き、注意を誘った。

動かぬ人形劇は、動かぬ物語は、見えない幻想を見せた。

ーーーパッと、舞台は暗転する。

ターミナル駅の屋根は冷たく、無慈悲にスポットライトを遮った。

一斉に動き出す人形たち。

次々と、箱から降りてゆく。

父親は彫像に、

娘はマネキンに、

孫は人形に、

家族は、赤の他人に戻った。

幻想は、儚く消え去った。

人は、心底落胆した。失望した。

失意の人は、ゆらりと立ち上がる。

彼は、自分が一番最後の乗客であることを確認し、ふらり、ふらりと人形に戻っていった。
0698創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/02/13(金) 02:23:32.41ID:I98g9nw5
姉弟を「人形」にしちゃったのが惜しいなぁ。
「アンティークドール」でも「布人形」でもいいから別の言葉で表現した方がいいと思う。

そしたら、
「大寒」:現実の初春(?)に相当
「箱」:現実の電車に相当
「人」:主人公。現実に該当するものなし
「人形」:登場人物の種族。現実に該当するものなし
と、綺麗なファンタジー小説になるんだけど、姉弟が「人形」の所為で、

「人形」:「登場人物の種族。現実に該当するものなし」、または「登場人物の姉弟」を指す

ってな感じになる
0699創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/02/13(金) 07:43:13.09ID:1YCvv0VX
>>698
なるほど
確かに名詞が2つの受け取り方が出来るのは問題ですね・・・
とても参考になりました!
ありがとうございます!
また投下しに来ますね!
0700創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/02/25(水) 02:25:02.81ID:C0ilbJCY
良く晴れたその日、手枕京香は二月二十五日に死のうと決めた。
 別になにか理由があった訳ではない。主婦が「その日の献立は何にしようかしら」的なノリでぼんやりと思いついたのだった。
 そうだ、二月二十五日に死のう、と。
 そうと決まればと京香はカレンダーを確認した。今日は二月十八日だった。
 まだ一週間の猶予があったので、さっそく支度を整えることにした。
 まず、死に方を考えなければならなかった。
 京香は紙とシャープペンシルを用意して思いつく限りの死ぬ方法を書き出してみた。
 首吊自殺、飛び降り自殺、ピストル自殺、練炭自殺、硫化水素自殺、睡眠薬自殺、リストカット……。
 どれもぱっとしなかった。基本的に京香は痛いのは苦手だったし、練炭自殺と硫化水素は死に至るその瞬間まで意識は保ったままだと聞いたことがあり怖くてできそうもない。
そもそもピストル自殺に至っては実現不可能だった。
 唯一、首吊自殺だけは簡単に実行できそうな気がしたが、首の閉まる瞬間が酷く痛そうなので却下することにした。
 そこで京香はある事実に思い至った。
 (そうだ、あれを使えばなんとかなるかもしれない)
 そうして、京香は二月二十五日に死ぬ計画を立て、実行に移すことにした。

 二月二十五日。
 京香は空港にてフライトの手続きを終え、飛行機に乗り込もうとしていた。
 待合ロビーには老若男女さまざまな事情を抱えた者たちが思い思いにそれぞれの人生を謳歌していた。
 彼らまたは彼女らはいつか死ぬのだ。全員自分は死ぬはずがないと思っているのだろうが、そうではない。
 人はいつか死ぬ。それは世界の唯一変わらない法則であり、摂理だ。
 死とは生の対義語ではない、むしろ同義語である。死とは生のもう一つの側面でしかない。
 彼らまたは彼女らはそのことを肝に銘じて生きるべきである。
 京香がロビーを見渡しながらぼんやりとそんなことを考えていると、
 
 「―――うおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 怒声とも奇声ともつかない声が空港ロビー中に響き渡った。
 その声の主は京香に猛烈なタックルを食らわせると同時に叫ぶのをやめた。
 その直後に今度は周りにいた客たちが悲鳴を上げ始めた。
 京香と謎の男は重なるように倒れており、京香の胸には深々と男の握ったサバイバルナイフが突き刺さっていた。
 周りの客たちの悲鳴が不協和音を奏で酷い激痛が波のように押し寄せるなか京香は妖艶な笑みを浮かべていた。

★ ★ ★
0701創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/02/25(水) 02:25:46.33ID:C0ilbJCY
「ターゲットの死亡を確認しました」
 そこはどこかの暴力団組所だった。
 トラの毛皮のカーペットやら日本刀、戦国時代に武者が着用していたであろう甲冑と悪趣味この上ないインテリアが揃っていた。
 極めつけは「大日本帝国万歳!!」と部屋の中心に飾られていた。
 そこには、その部屋と同じぐらい悪趣味なスーツを着込んだ男が二人応接セットに向かい合って座っていた。
 一人はスマートフォンを小さな耳に押し付けていた。通話中のようだ。
 「そうか、ごくろうさんだったなぁ。奴にも刑務所のなかで不自由せんように世話してやってくれ」
 それだけ言うと男は通話を切り胸ポケットにスマートフォンをしまった。
 「しかし、世の中わからんもんやなぁ。あの生真面目な女が金、持ち逃げするなんてなあ」
 もう一人が通話が終わったのを見計らって声を掛けた。
 「おまえ、ずいぶんあいつに入れ込んでたのになあ」
 「まあ、女なんてみんな本性は腐ってるんや。だまされた俺があほやったゆうことやな」
 違えねえ、というと二人はそれぞれ煙草に火をつけた。

★ ★ ★

 手枕京香は焼付くような痛みの中、不思議なほどの幸福感で満たされていた。
 確かに京香は痛いのは嫌いだった。だから本来ならばこんな死に方は望みのものではなかった。
 だが、愛する者の手によってもたらされる死ならば本望だった。
 傷口から血があふれる。最早、助からない。
 京香は最期の力を振り絞り、男の体を抱きしめた。
 愛する者から送られてきた刺客ならば、それは本人も同然だった。
 薄れていく意識の中、戸惑いの表情を浮かべる男を視界に収め満ち足りた気持ちで京香の意識は闇へと溶けた。

初心者でございます。批評を何卒よろしくお願いします。
 
0703創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/02/26(木) 03:00:01.42ID:TqwWmOk/
>>700 >>701
説得力がないなぁ。
だって、25日時点の主人公は、ヤクザが金の管理を任せるほどに信じてる女なんだよ。
まあ、準備期間が10年くらいあるなら分からんでもないけど、
1週間でそんな立場に立てるわけがないよね。
普通に考えて、18日時点でも、そういう立場なんでしょ。
ヤクザに殺されてもいいと思ってるほど愛してるオンナで、
ヤクザからも全面的な信頼を得ているオンナだよ。
これまでに死にそうな目にあったことくらい有りそうなもんだ。
18日の分だけでもいいから、「これはヤクザを愛してるオンナで、
これまで何度も死にそうな目にあっても、ヤクザを裏切らずにいて、
今ではヤクザが金の管理を任せるほどに信じてる女なんだ」
って思って読んでみ。違和感がスゴイよ

で、ヤクザの行動もへんだよね。
オンナが金持ち出して逃げたんなら、まず金を取り返さないといけないだろ。
その金を自分で持ってるのか、誰かに預けたのか、貸ロッカーにでも入れてあるのか、
全く確認せずに殺して、どーやって回収する気なんだ?
持ち出した動機も分かんないよね。
敵対組織に雇われたとかだったら、オンナが金を持ち出した直後に攻撃が来るはずだけど、
全くの無警戒ってのは、どーいうコト?
オンナを捕まえて、監禁して、拷問にかけるのが妥当だと思うけど。

ちゃんとプロット立ててから書いた方がいいと思うよ。
0704sage
垢版 |
2015/02/26(木) 06:40:40.13ID:+VKcLpZe
>>703
丁寧な批評ならびにご指摘ありがとうございます。

>説得力がないなぁ。以下略
>ヤクザの行動も変。

確かにその通りですね。
説得力がないのは、彼女を取り巻く状況に対しての説明不足だったと思います。
ヤクザの行動に関しては基本的に彼らは非常にあっさりした人種なので、金を取り返すよりも面子を保つことのほうが重要だったので、あの行動にでたのですが、それも説明不足でした。
いまの自分の実力が知りたくて、ろくにプロットを立てないままスレッドに直接書き込んでしまいました。
今度はしっかりとプロットを立てて煮詰めたものを書きますので、その時はまた批評お願いします。
0705創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/03/13(金) 13:36:23.57ID:QAkSeyje
カマン・マンならば等身大を書くべきだ。
しょうもない異世界ファンタジーとかが多いのが、
小説家になろうや、日本ブログ村だ。

そりゃ、本も売れなくなるし、文学も育たないよ。
あんな、辛気臭い武器とドラゴンの異世界ファンタジーばっかり
跳梁跋扈するようでは。
0707超音波テロの被害者
垢版 |
2015/03/25(水) 00:14:45.94ID:p7/jeWem
超音波テロの被害にあっています。
卑劣極まりない被害にあっています。

何が起こったかわからないときから、
わかってみれば、
まだ世の中に知られていない超音波テロ。

世の中のどれだけの音の振動源・発信源が
使用されているのかわからないが、
多数の振動源・発信源がシステム化され、
ネットワークを通して、
超音波・音波を集中させて
対象を攻撃するらしい。

人や社会が襲われ、罪もない人が超音波で襲われ、
卑劣な被害にあっています。
0708超音波テロの被害者
垢版 |
2015/03/25(水) 00:15:16.40ID:p7/jeWem
聞こえる声、音。超音波テロの加害者の声。
「もらいました」という声とともに、
形のあるもの、ないもの、奪っていき、壊していく
超音波テロの加害者の声。

超音波による物理的な力で、
ものが飛び、ものが壊れる。
それが人間の体に対してまで。

身体の表面を突き抜け、内臓を攻撃される。
頭蓋骨を突き抜け、意識を失わされる。
聞こえる声、認識できない声で、精神的なダメージ。
人間の体を壊そうとする超音波テロ。

「見続けるのがいやだから、殺して終わる」、
「証拠隠滅だ」という超音波テロの加害者の声とともに
強烈な超音波の攻撃。
叫ばされ、いたぶられ、
超音波テロの卑劣な被害にあっています。
心の底から被害を訴え、祈っています。

天に神に届きますように。
0709創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/03/25(水) 00:15:49.07ID:p7/jeWem
I'm suffering from dirty strong supersonic attacks!! Supersonic terrorisms!!
Help me!!
0710創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/02/04(木) 07:02:26.71ID:2y0f0RbK
あなたは曲成分所属事務所降板スデカ40代リオ☆ですか☆ドーハの悲劇80代「国中ルーキー」「穀中ヨーキシャ」ですか?

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?カジュアル客機ツアー

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?(堺アイガン試飲運転)わしんトン財家税納同然
0711創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/02/09(火) 20:14:39.96ID:SQu3GbOG
おばあちゃんとの記憶を、思い出しながら書いてみました。
宜しかったら読んで下さい。

「おばあちゃんの目覚し時計」

記憶にある僕のおばあちゃんは、普段着が着物で、黒とシルバーのほどよく混ざった髪を器用にシニオンにまとめ、黄と黒と茶のマーブルな模様のヘアアクセを付けていた。
その当時、着物を普段着にしているおばあちゃんは多くなかったと思う。
僕とおばあちゃんが接する時間は、朝起こしにきてくれた時と、学校から帰宅して親が帰宅するまでと、時々親が出かけた時だった。
確か、おばあちゃんは毎朝欠かさずに起こしにきてくれていたと思う。
その中でも冬の時期が、思い出深く思えた。
冬の朝のまだ暖房がきかない中、「詩音、起きて」と、額に室温と同じ温度のミカンを乗せて目を覚ましに来てくれた。
今思うと、おばあちゃんの褒美付きの目覚ましの発想はユニークで斬新にさえも思え、忘れられない記憶になっている。
そして今になって思うと、ミカンは決して毎回食べるわけでもなかったけれど、そのオレンジが目にも彩かで、気持ちよく目覚められたのかもしれなくて、その程よい温度が僕の目を覚ますのに打って付けのものだったように思えるのだ。
そして後にも先にも、このおばあちゃんの新奇な起こし方には遭遇した事がない。
何故なら僕を起こしに来る母は、おばあちゃんの娘であるにも関わらず、中々起きてこない僕にガミガミした大きな声で起こし、おばあちゃんのおの字もないからだ。
そう思うと僕にとって、あの地獄のような思いで起きようとする中でのおばあちゃんの起こし方は、僕を思うがゆえの神業の目覚しだったのだろうと今思う。
そして僕は今、おばあちゃんのユニークさを受け継いでるのかもしれないと思うと嬉しく思えるのだ。

おわり
0714創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/02/16(火) 12:51:52.78ID:PZu3tDPN
記憶にある僕のおばあちゃんは、普段着が着物で、黒とシルバーのほどよく混ざった髪を器用にシニオンにまとめ、黄と黒と茶のマーブルな模様のヘアアクセを付けていた。
その当時、着物を普段着にしているおばあちゃんは多くなかったと思う。
僕とおばあちゃんが接する時間は、朝起こしにきてくれた時と、学校から帰宅して親が帰宅するまでと、時々親が出かけた時だった。
確か、おばあちゃんは毎朝欠かさずに起こしにきてくれていたと思う。
その中でも冬の時期が、思い出深く思えた。
冬の朝のまだ暖房がきかない中、「詩音、起きて」と、額に室温と同じ温度のミカンを乗せて目を覚ましに来てくれた。
ーーーーここまでOK−−−
おばあちゃんの褒美付きの目覚ましの発想はユニークで忘れられない記憶になっている。
今になって思うと、ミカンは決して毎回食べるわけでもなかったけれど、そのオレンジが目にも彩かで、気持ちよく目覚められた。
その程よい温度が僕の目を覚ますのに打って付けだったように思えるのだ。

ーーー以下は内容を考えないとだめ。
0715創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/02/20(土) 00:45:43.60ID:wHr/9hAO
1文が長すぎる。文のつながりが悪すぎる。
母親の悪口を言ったり、地獄なんてきつい言葉を使ったりするのは、
印象がブレるだけで意味がない。
ミカンで目覚ましのエピソードが面白いのに、もったいない。
書き直したい。

つーか、書き直していいよね。
どうせ、コッチも素人なんだ、コッチの方が上手くなる保証なんてないんだし、やってやれ。
0716715が勝手に書き直した「おばあちゃんの目覚し時計」
垢版 |
2016/02/20(土) 00:46:41.14ID:wHr/9hAO
冬の朝、まだ暖房がきかない中起こしに来てくれたおばあちゃんは、
「詩音、起きて」と、額に室温と同じ温度のミカンを乗せる。
その程よい冷たさが僕の目を覚ますのに打って付けで、
真っ先に目に飛び込んでくる彩かなオレンジ色も気持ちよい目覚めの助けになった。
それでも目が覚めないときはミカンを食べさせてもらい、程よい酸味で意識をハッキリさせてくれた。
後にも先にも、この新奇な起こし方には遭遇した事がない。

僕のおばあちゃんは、普段着が着物で、黒とシルバーのほどよく混ざった髪を器用にシニオンにまとめ、黄と黒と茶のマーブルな模様のヘアアクセを付けていた。
その当時、着物を普段着にしているおばあちゃんは多くなかったと思う。

僕とおばあちゃんが接する時間は、時々親が出かけた時をのぞくと、
学校から帰宅して親が帰宅するまで、そして、朝起こしにきてくれる時だった。
毎朝欠かさずに僕を起こしにきてくれていたおばあちゃんだったけれど、
その中でもミカンを使った目覚ましは、忘れられない記憶になっている。

その発想はユニークで、今思っても斬新だ。
僕は今おばあちゃんのユニークさを受け継いでるのかもしれないと考えることがあり、嬉しく思えるのだ。
0717創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/02/20(土) 18:09:16.06ID:xWAwGJfA
>>711
いいと思う
批評やアドバイスを求めていないようなので、スレッドのルールを尊重して
文章・構成には触れない

楽しんで読めたよ ← これが大事
0718創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/02/22(月) 00:04:50.06ID:rvjKZTMO
>>717
楽しく読んで頂けたのであれば、とても光栄であり、嬉しいです。
今後も楽しく読んで頂けるものを、作っていこうと元気が出ました。
ありがとうございます!
0719創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/03/10(木) 04:21:23.14ID:+Ogc5IsS
『三人のニート』というのを考えたんですが
初心者なんで筋がいまいちできないんですよね
一応ひとつの町内に三人のニートがいることからはじまる
涙あり笑いありのコメディにするつもりなんですが
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