SS・小説創作の初心者のためのスレ 4筆目
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
自分もSSや小説を書いてみたい。
でも、慣れている人に混じってスレに作品を投下するほど度胸はない。
そんな人のためのスレです。
一次創作、二次創作問わず、どんなに下手な文章でも気兼ねなく書き連ねてOK。
このスレのコンセプトは「初心者に向けて優しく懇切丁寧にアドバイスする」ことです。
批評ではありません。
誰だってみんな最初は下手でした。
ここは、初心者のための練習と実力向上を目指したスレと思ってください。
雑談も歓迎します。
アドバイスが欲しい場合や、文章作法に関して質問がある時などは
その旨に関して書き込んでおくと
SS書きさんが時々立ち寄って色々優しく教えてくれるはずです。
荒らしは徹底して無視してください。
アドバイスする人へ:
あくまで、初心者の向上のために共に力になるという目線で書いてください。
ここは投下者が批評を望まない限りにおいては、批評するスレでは あ り ま せ ん。
そもそもこの板自体、創作発表を主眼とした板です。
書く人、読む人ともに、批評に関しては、創作文芸板、同人ノウハウ板などを利用することもできますのでご一考ください
加えて、読み手同士の議論はスレ違いです。二次的批評は場を移してください。
前スレ:
SS・小説創作の初心者のためのスレ 3筆目
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1249926980/
関連スレ:
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ22
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1277126035/
【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281197722/ みなさんレスありがとうございました
挙げて頂いたものを色々試して、自分に合うものを見つけたいと思います なんか、書くのが楽しくなってくるようなエディターってないものか。
文字数を経験値と見なしてレベルが上がってくRPG風エディタとかw
>>104
よさげ〜と思ったらwindowsで使えないじゃねえか! >>104
うお!これいい!いただき!
こーゆー遊び心のあるやつってマックが多いんだよねー
とここぞとばかりに優越感に浸ってみる
しかし、これエロ系創作には向かんな
汚れててすみません感が…… モニターには横文字が並び、まるで蟻が群がっているかのように白い画面に黒い点が敷き詰められた。
カタカタとキーを叩く音。
慣れていないのか、少し、たどたどしいリズムで部屋に響いた。
煙草を燻らせ、彼は画面に文字を敷き詰める作業に集中する。専用に買った小さなキーボードは、普段使っているノートパソコンのキーより使用感はよかった。カバーを付けられたノートパソコン本体のキーボードは、ほとんど使われていない。
その作業が一段落すると、座椅子の背もたれに身体を預け、思い切り伸びをした。ギシっと、座椅子が鳴く。
両腕を組んで、くわえていた煙草を吸う。火種の発光が強くなり、ちりちちと音を出して。
彼は煙草のフィルターから口を離し、しばらくすると、ふーっと白い煙を吐き出した。
この作業を始めて今日で三日目になる。
予定ではすでに終わっていてもいいはずだが、見事に躓いてスタートからあまり進展はしていない。
書いては消し、書いては消しの繰り返し。
モニターに文字を敷き詰め、保存するだけのはずが、気付けばファイルは真っ白なままだった。モニターの文字は、書いたそばから消されて行くのだから。
煙草をくわえ、彼はバックスペースのキーを押した。
また書いた文字を消している。
約千文字に及ぶ文字の列は、速やかに消えて行く。
丹念に組み上げた積み木の城を、思い切り叩き崩す感覚。数時間かけて行った作業は、また無意味な物となった。
「今日もダメ。昨日も。多分明日も……」
煙草を灰皿に押し付けた。缶コーヒーを一口飲んだ。開けてからかなり時間が経っている。すっかり常温になっていた。
またモニターを見る。そして、専用の小さいキーボードを叩きはじめる。
行の最初に空白を入れ、ある程度書いたら改行し、セリフの頭にはかぎかっこを付けた。
彼は小説を書いている。
「あと十ページ、仕上げたいな……」
真っ白なモニターはまた、蟻が群がったような文字で埋められて行く。
それが消されるかどうかは彼次第。気に入れば残る。そうでなければ消されるだろう。
創作とは進んで戻っての繰り返しだと彼は考えていた。迷わず進める一部の天才は居るだろうが、少なくとも、自分はそうでは無いと思っている。
長く、苦しい道程だ。だが、その先の喜びを彼は知っている。
だから、彼は書く事を辞めはしない。
楽しいから。 最近小説に興味を持ったものの、ストーリーすら全く浮かばん初心者です。
煙草はすわないけれどまさにこんな感じなので、それそのものが題材になっているのを読んで、小説(表現する事)って自由なんだなぁと感嘆してしまった。
全く参考にならんレスで御免、でも少し救われた気がするよ。 うーん、アドバイスなぁ・・・。
具体的にどういうポイントへアドバイスが
欲しいのかというのがわからないと、何とも言いがたい。
逆に言うと、そんなに問題が無いという意味でもあるけどね。
あえて言うなら、ふーっと白い煙を吐き出した、の辺りで、
推敲をしているらしき動作を入れておいた方が、後の消す流れに
スムーズに移行できるかな、とは思ったかな。 >>69で指摘されたことと似ているんですけど
三人称では内部描写はやってはいけないのでしょうか?
例えば病気、内臓の描写の痛みを書く場合
痛みを感じてその部分に手を当てる、となります
しかし、痛みを感じての部分はその人物にしかわかりません
そうなるとただ患部を抑えながら倒れたという形となりどうもシンプルで緊迫感が伝わりにくいのではないでしょうか?
呻き声なども入れても地の文が淡白なので物足りないと感じています 彼は刺すような腹痛に苛まれていた。いくら腹をさすっても楽にならず、
かといって便意を催しているわけでもないというこの苦しみは、いつ終わる
ともわからぬが故に、彼の心までも苛んでいた。
彼の隣には、同じように腹をさすっている少女がいる。おそらくは、彼女も
彼と同じような痛みに苛まれているのだろう。その表情は苦痛に歪んでいる。
彼女の心もまた、終わりの見えない痛みによって苛まれているのだろうか。
もしそうだとすれば――と彼は見も知らぬ、ただ病院の待合室で隣り合わせた
だけの少女に、妙な親近感を覚えていた。
苦しみの共有。仮にそれが彼の思い込みで、実際には少女はさして苦しんで
いるわけではなかったとしても、そう考える事ができるという事、それ自体が、
彼の心をも苛む痛みを、僅かばかりに和らげていた。
----------------------------------------
こんな感じで、三人称でも内面描写はできるとおもうよ。
ただ、その場合、内面を描写する人間は
一人のみに留める方がいいんだったっけ。
この場合、「彼」と同じような形で「少女」が感じる痛みを、「少女」の
感じ方として描写するのは、基本的には間違い、って事ね。
彼は刺すような痛みに顔を歪めていた。
一方、彼女もまた、同じような痛みを味わっていた。
これはあんまり良くない、と。
神の視点、だったかな。これは避けた方がいいんだそうだ。 なんか、例文とか含めて間違ってる可能性はあるんで、
誰かもっと詳しい人がいたら解説したげてw ふと思ったけど漫画って神の視点なんだよな?
例えば
A「おーい、B、お前にプレゼントやるよ」
A(中身は爆弾だけどな)
B「わぁ、ありがとう!」
B(Aの事だからろくな物じゃないだろうな)
これを小説にするとAやBという人物視点を重視するか
それともAがプレゼントを渡した、という事実を中心に起きた動作を書くか
の違いなんだよな?
少なくともカメラも人物も心の声は聞こえないっていうのが共通項だけど… >>123
そうだね。漫画や映画、テレビドラマは基本第三者からの視点で
同時に複数人の内面が見えることもある。
小説ではタブーな神視点も、絵や映像があれば見る人に負担はない。
でも小説は、作者が書く文章だけが読者の判断材料だから
同時に複数人の内面を描写されると、誰を基準にしていいか分からなくなる。
だから小説では神視点はタブーなんだよね。
それと、三人称一視点で書くのなら、その人の心の声は描写してもいいと思うよ。 でも、もしそうなら視点変更もタブーになるのかな?
例えば
「まて!」
Aは黒い影を追った。
一方その頃Bは……
ここで視点がAからBの視点に移るんだけど…
読者は混乱しないのかな? 段落を変えればそこまで混乱しないと思う。
それかAside()、Bside()とでも記述すればいいんじゃないかな。
()内には人物名、たとえば(〜視点)みたいにするとか。 ごめん、三人称の話だったね。二行目以降は無視してくださいな。 章変えしたりとか、
★ ★ ★
みたいな場面転換の符号打ったりとかで、わかりやすくしてる例は
結構あるような気がする。 神視点って言うのとは違うのかもしれないが
「劇中人物の誰の視点でもない」地の文ってのは普通にあるよな? >>129
いや、それで登場人物複数の心中を書いてしまったら神視点そのものだろう。 アメリカンギャングスター観てから、一旦A視点でクライマックスまで行ってからB視点で繋ぐor交互に進めて最後に繋ぐ。というのをやりたくなってきた。
問題はその為のストーリーが思い浮かばない件。 霧雨の刀
暗雲の下、ただ虚しく錆びゆくのみ。
――吾助が初めて人を手にかけたのは、五年ほど前のことだ。
慶長5年(1600年)に、関ヶ原では大きないくさがあり、浪人や農民も、こぞって参加したそうである。
もっとも、吾助は参加していない。参加したのは吾助の長男だったか。
吾助がいくさと深く関わったのは、長男の与七が帰って来た後のことである。
いくさの後は基本的に、敗軍の士を狩る行事で溢れている。
勝ち軍による残党狩りや、近隣農民による落ち武者狩りだ。
落ち武者狩りとは、落ち武者の具足や飾りの追剥すること。
首を取って、献上し、金を貰ったり、士分に取り立てて貰う者などもいたらしい。
吾助も農民仲間とともに、落ち武者狩りに精を出していた。
持ち物といえば、竹を斜めに切って作った槍と、妻の小春がこさえた握り飯、古びた鉈まで。
結果として、収穫は無かったが、吾助はそれを無念に感じない。
わらしの頃は、万物を無邪気に絞め殺したりするものであるが、吾助はその経験もない。
仏がいるならば、吾助は天界にでも召されているであろうか、いや、この後の殺生で、その線はないだろう。
吾助が家に帰ると、吾助の3人の息子である、与七、弥助、千太が、それぞれ横たわっていた。
与七は、腹を斬られていたようで、腸を漏らして息絶えている。
弥助は、肩からが中ほどまで斬られ、温かい血を流している。
千太は、石の元にて眼を閉じているので、恐らく蹴り飛ばされでもしたのだろう。
横たわっていたのは息子ばかりではない。
妻の小春も横たわっている。
違うのは、男に乗られているところのみであろうか、
顔が紫陽花のような色になり、気絶している妻の後ろで、浪人風の男は腰を振っていた。
いや、うめきか、喘ぎか、何とも付かぬ声を吐いているのを見ると、気絶しているかはわからないが。
浪人風の男は実際のところ、敗戦の士であった。
仲間が斬られ、恐怖に身を縮ませた彼は、具足を捨ておき、落ち武者狩りから逃れていた。
腹も減ったところ、手ごろな民家を見つけたから強襲したまでである。
彼は、ほどなくして、吾助の槍に突かれて死んだ。
背中から深々と突きたてられた竹槍は、小春にも突き刺さりそうなほど、貫通していた。
浪人風の男も、刺されながら懐刀を片手に持って、振っていた。
初めて人を殺めた吾助は、特に、感傷などを覚えない。
ただ、手に持った刀で浪人風の男を刺していただけである。
妻と自分も斬ろうかと思ったが、やめた。
吾助は男を脇に抱えて運んだ。
妻と我が子の前に、男の死体を晒すわけにはいかない。
運び、埋めれば、小春と弥助と千太も、もしかしたら生きてゆけるかもしれない。
今回の惨状が失念するよう、祈るばかり。
浪人風の男を、近くの林に埋めた後、家を目指そうとした。
が、突然の霧雨によって足を取られ、満足な移動ができない。
とりあえず、刀を杖代わりに歩むことにした。
濡れながら歩いていると、林の出口まで着いた。
出口では杖を拾ったので、これで家まで帰った。
家に着いたところ、またあの浪人風の男がいた。
いえど、背中を貫かれて死んでいるが。
よく見れば、体が奇妙にねじ曲がっている。
ただ、それは吾助の記憶にあったので、奇妙には感じない。
ただ、奇妙に感じたのは、自分が懐刀で斬られていることのみか。
――吾助の刀が、茶色い塊となったころ、霧雨の中で腹から血を流した女を見た。
それが妻であることがわかった時、空は晴れた。
吾助の家には、2人の兄弟が置いた墓石が二つほど並んでいる。 あ、終わりです。
こういうの、何気によくありますよね。
よければ指摘をいただけるとありがたいです。 >>134
浪人風の男の死体を林に埋めて、家に帰ってきた後の展開がさっぱり分かりません。
二つの墓石は、妻と長男のものと解釈していいのでしょうか。
>――吾助が初めて人を手にかけたのは、五年ほど前のことだ。
という文章で始まっているので、吾助は今(作中の1605年)も生きていると判断しました。
吾助は竹槍と鉈しか持っていなかったはずなのに、刀はどこから出てきたのでしょうか。
吾助の行動ですが、男の死体を埋める前に、妻と子の生死の確認、及び手当をしろと
言いたくなります。まぁ、これは気が動転していたと解釈しておきます。
>今回の惨状が失念するよう、祈るばかり。
惨状“を”失念〜、ですが失念はうっかり忘れるという意味なので、違う書き方をした
ほうがいいと思います。
>いえど、背中を貫かれて死んでいるが。
言いたいことは伝わりますが、“いえど”はおかしな(くずれた)日本語だと思います。
>よく見れば、体が奇妙にねじ曲がっている。
>ただ、それは吾助の記憶にあったので、奇妙には感じない。
>ただ、奇妙に感じたのは、自分が懐刀で斬られていることのみか。
奇妙なのか、奇妙でないのか、どっちやねーん! ただ、も二つ並べると不自然です。
辛口になってしまいましたが、気になった点を指摘してみました。 分からない点がいっぱいある
>五年ほど前のことだ
記述を5年後にした意味は何?
>参加したのは吾助の長男だったか。
何故あいまいなの?
>千太は、石の元にて眼を閉じている
「石の元」って何?
>違うのは、男に乗られているところのみであろうか、
何故あいまいなの?
>ただ、手に持った刀で浪人風の男を刺していただけである。
竹やりと鉈しか持ってなかったはずだろ。
>妻と我が子の前に、男の死体を晒すわけにはいかない。
長男の与七が死んでるのに、放っておいて見知らぬ人間を葬るのか?
>が、突然の霧雨によって足を取られ、満足な移動ができない。
足を取られるような豪雨は霧雨とは言わない。
「突然の霧雨によって視界が利かず」ならいいが。
>ただ、奇妙に感じたのは、自分が懐刀で斬られていることのみか。
>――吾助の刀が、茶色い塊となったころ
結局、ココまでの話は吾助が切られて見た幻覚?
にしても、刀が茶色い塊になるのがわからない。どんな塊になったの? わかりづらすぎましたね。もっと、伝わるように書きます。
吾助は、落ち武者狩りをした帰りに惨状に出会ったので、刀など持っているハズがありません。
しかし、浪人風の男と刺し違えてから、死んだことを理解できていなかったうえに、知らずのうちに刀を(殺してしまったという気持ち)持っていました。
惨状があったという気持ちを、できることなら忘れてほしいと思う気持ちや、自分自身を埋めたいと思う気持ちにかられた結果、男を埋めに行きました(実際、埋めてはいない)。
しかし、死んでいることに気付いていないので、霧雨の中(浮遊霊のようなものなので)を彷徨っていた吾助は、自分の業を自分の足として、受け入れることで、真実を見ました。
自分は死んでいました。しかし、吾助は人を殺めたことは、埋めたとしても消えない(埋めた筈の光景が目の前にある)んだと感じ、自分を許せなくて刀(業)が錆びてもそれを離さずに霧雨の中を彷徨います。
でも、奥さんもどうやら自害したようで(腹から血を流してるので、かっ切ったと思われる)、吾助を迎えにきていました。多分、二人で成仏できたと思います。
生き残った兄弟二人は、両親の墓を作りました。
吾助が浪人と刺し違えなければ、もしかしたら吾助以外全滅でしたので、ハッピーエンドです。
石の元、は石に隣接しているというつもりでした。すみません
いえど、はおかしいですね。なるほど ×惨状があったという気持ちを、できることなら忘れてほしいと思う気持ちや
○惨状があったという記憶を、できることなら忘れてほしいと思う気持ちや >>137
最悪の事態をまぬがれたからハッピーエンド……、その考え方はおかしい。
ハッピーエンドとは、読後感が良い、つまり読者を幸せな気分にさせる終わり方だと
私は思います。
揚げ足取りになりますが、時代劇に出てくる女性が自害する場合、刃物でのどを突く
方法を取ると思います。介錯もなしに腹を切ったら、苦しみながら死ぬことになりますから。
たとえ旦那と長男が殺され、自分も犯されたのだとしても、まだ生きている息子二人を残して
自害を選ぶのは、母親としてあり得ない選択のような気がします。
母は強し、そして女は強(したた)か、だと思うんですよねー。
>生き残った兄弟二人は、両親の墓を作りました。
長男の五助の墓は何で作られなかったの? >>141穴があった!そこに気付くとはやはり天才…… 見直しが苦手です
誤字脱字は訂正することはあるんですけど
推敲や主語削りがどうもできません
どうすれば向上しますか? >>143
原因がわからないとどうにも。
なんでできないの? 主語削りは後からやるものじゃな……まぁ、後からやってもいいけど二度手間じゃない?
しかしどうすれば向上するかってのは、もともと苦手で向上した人にしかわからんわな
自然で美しい文章をたくさん読んで欲しいけど、なんでも意識次第な部分はあるからね >>143
簡単だ。
3ヶ月も寝かせておいてから初めて推敲するようにすれば
苦手とか向上とか以前に「これは明らかにおかしいだろう」という箇所が
ザクザク出てきてすぐ分かる。
自分で書いた作品を作者自らが
書き上げてから間を置かずに見直し、推敲なんてしてみても
何の意味も無いからな。
他人が書いたモノを添削しているような気分になれるまで間を置くのは
プロアマ問わず一番確実な「推敲技術の向上法」だと思う。
今三人称の小説を書いているんですけど…
どうも人物の心理が入ってしまいます。
例えば
一郎はバッターボックスに立つと大きく息を吐いてマウンドにいる康夫を睨みつけた。
ここは真っ直ぐが来るな。場所は内角の低め、あいつの得意球だ。
バットを短く持ち、投げるのを待つ。
一方の康夫はキャッチャーの松岡が出すサインに首を振り続けた。
スライダーなんて甘いところにはいったら一環の終わりだ。シンカー? ダメだ。アレは決勝戦用の決め球だ。
首を振っているうちにとうとう最後のサインを出した。そのサインを見て大きく頷く。
そして大きく振りかぶり、投げた。
この場合、考えるのは辞めて別の描写にするべきなのでしょうか?
視点が移り変わる以上読者が混乱すると思うので…… 一般的には、視点がころころ変わると読みづらいって言われるな
とりあえず一回、視点変えないで書いてみて、それから考えればいいんじゃね? >>147
パターン1。心の中は括弧で表す、など早々に決めてしまう。
一郎はバッターボックスに立つと大きく息を吐いてマウンドにいる康夫を睨みつけた。
(ここは真っ直ぐが来るな。場所は内角の低め、あいつの得意球だ。)
バットを短く持ち、投げるのを待つ。
これも結構混乱する。
パターン2。あくまで三人称的に神様視点。心が読めるのは当たりまえ。
一郎はバッターボックスに立つと大きく息を吐いてマウンドにいる康夫を睨みつけた。
彼は真っ直ぐが来ると予測していた。康夫の得意球内角の低めを狙い打つつもりである。
バットを短く持ち、投げるのを待つ。
感情移入しにくい。
パターン3。三人称で、場面の中心の人物が分からんことは分からん。
康夫は、バッターボックスで大きく息を吐く一郎と睨みあった。
バットを短く持ち、投げるのを待つ姿に迷う。
自分の得意球、内角低めの直球を狙っているのか、それとも誘いか?
よっぽど頭のいい登場人物でないと、意味不明になる。逆に頭がよすぎても、わざとらしい。 設定にもよるな。
この例文の場合だとモロ野球選手だから、その専門家としていろいろ思考を張り巡らせたとしてもわざとらしい程頭のいいようには見えない。
プロ選手が主役だったらむしろそうじゃなきゃダメだろう。逆に普通が目立つ世界だ。
高校野球とかだったら>>149のほうが自然だと思う。 十代の学生です。
初めて創作小説を書いてみたのですが、おもしろいおもしろくない以前に、
「これは内容がひとりよがりすぎるんじゃないだろうか」と思いました。
感想もぜひ寄せてほしいのですが、
できたら文章を切り取って具体的な点を指摘してくだされば嬉しいです。
最初だけageます
次からsageます おまえは少し遠回りをして、海沿いの道を自転車で走って帰るのが好きだった。
海沿いを自転車で走る者はほとんどいなかったからだ。他に走っているのは車か、時折すれ違うランナーだけだった。
春も夏も秋も、冬でさえも、おまえは余裕があるときはそうやって学校から家までの道のりを帰った。
おまえは昔から人と違うことやものを好む、個性が激しいというよりは自己主張の強い子どもだった。
季節は冬が終わろうとしていて、おまえはこの地域の厳しい冬が嫌いではなかった。
春のだらだらとした陽気より、冬の刺すように吹き付けてくる冷たい風のほうが気に入っていた。
今も、ピークを過ぎたにもかかわらず海沿いに強く吹く風を一身に受けながらおまえは自転車を漕ぐ。
おまえは今日、高校を卒業した。
少し長めの春休みだが、やらなければならないことはたくさんあった。
さほど勉強もせずに合格した東京の私立大学に通うための準備をしなければならなかったからだ。
学生服のポケットに入れていた携帯が鳴った。
メールはクラスメイトからで、今日の夜に誰それの家に集まろうという他愛のない用件だった。
おまえはそれを無視して、また自転車を漕ぎ始める。自分にはやらなければいけないことがあるのだ、とおまえは強く思う。そう思い込もうとさえする。
特に人付き合いが苦手なわけではなかったが、高校に入った頃から人の顔や名前を覚えられなくなり、人と過ごすことにすぐ疲れてしまうようになった。
それでも運動部に所属していたおかげで、決して多くはないけれど友人はいたし、人間関係で困った記憶もほとんどなかった。
人付き合いに関してはやや軽薄だったものの、すれ違えば挨拶する程度の人間も含め、ともかくおまえにはいくばくかの友人がいた。
しかしおまえはそこに自分の居場所はないのだ、と思う。すでに自分が離れてしまったコミュニティをおまえが懐かしむことはない。
思えば、十八年間生きてきて、おまえは常にどこかに居場所を求めてきたが、それは今まで何ひとつ見つけられなかった。
家庭にも、学校にも、どこか他の場所でもそれはついに見つからなかった。
だが、おまえは高校の自分を振り返ってふと思う。自分は今までどこか居場所を求めていたけど、それは欲しがっていただけであって、見つけようという努力をしてきた訳ではないのだと。
そうか、自分が居場所を見つけられないのは自分が努力を怠ったせいだとおまえは考える。
しかしおまえには、自分が怠ったであろう努力の内容がまったく想像できなかった。高校で過ごしてきた三年間、自分はほんとうは何をするべきだったのかわからなかった。
それでもおまえはなにか悟ったような気になって、半ばあきらめの気持ちを抱えながら自転車を今までより強く漕ぐ。
やはり自分にはこうすることしかできなかったのだと、過去を清算しようとする。おまえは過去を人と共有せず、自分の中で終わらせることしかできない、寂しい子どもだった。
おまえは坂道を登りきった所で、ふと自転車を停めた。
自分の高校の制服を着た女の子が立っていたからだ。女の子は、海に面した駐車場に立っていた。
女の子の鞄に見覚えがあった。少し考えて、後姿だったのでわからなかったが、一年の時にクラスメイトだった女の子だ、と思い出した。同時に、自分が女の子の名前を覚えていないことにも気付いた。
それでも自転車を停めたのは、女の子が煙草を吸っていたからだ。女の子が左手に握りしめた煙草の真っ赤なパッケージに惹かれるように、おまえは自転車を降りてふらふらと女の子へと近づく。
「何してるの? 」 とおまえは尋ねる。
女の子はびっくりして振り向いた後、おまえの顔を見て、ああ、という表情をする。女の子は少なくともおまえの顔は知っているようだ。
「須田くんだっけ? 」
「そう。ごめん。名前覚えてないんだ。」
「古屋。まぁ私もあなたの下の名前まで覚えてないけどね」
「別に気にしないよ。古屋さん、煙草一本くれない」
「やっぱり。そんなことだと思った」
古屋さんの差し出した煙草を受け取り、ライターで火を点けてもらった。ひどく強い風が吹いていたのに、火はボゥ、と勢いよく燃え上がり、一瞬で煙草に火がともった。
「うちの高校で煙草を吸うのなんて私ぐらいだと思ってた」
「俺も」
県でも有名な進学校であったおまえの高校で煙草を吸う学生はいなかった。しかしおまえはやはり人と違うことを好んだ。
煙草を思い切り吸い込むと、すぐに煙草の煙が肺に満ちる。おまえはその間、自分がマイノリティであることを実感する。そのことをわずかに悲しく感じながらもどこか安心していた。
煙草を格好いいと思ったことはなかった。しかし、おまえは制服姿で煙草を吸う古屋さんを美しいと感じる。彼女もまた、マイノリティを選んだ人間なのだ。
きっと二人で並んで制服のまま煙草を吸う姿はさぞ素敵であるに違いないとおまえは確信する。
「親と帰らなかったの」疑問に思ったおまえは尋ねる。他のクラスメイトはみな卒業式に参列した親と共に帰っていたからだ。
「うち、お父さんいないし。お母さんは仕事、忙しいから。須田くんは? 」
「うちは両親ともいるけど、来てない」
「なんで? 」
「来て、って言わなかったから」
「何それ」
「変かな? 」
「ふつう、わざわざ子どもに来て、なんて言われなくても来るよ」
「そうかな」
おまえは知らない。おまえの母親がきちんと卒業式に参列していたことを。おまえに声をかけることはしなかったし、他の保護者のように写真を撮ることもなかったが、仕事を休んで来ていたことをおまえが知ることはない。
おまえは人付き合いと同じように、両親に対しても向き合おうとはしなかったし、そのことに関しては両親もどこかあきらめている節があった。
やはりおまえはすぐに両親が卒業式に来ていたかなどどうでもよくなり、考えるのをやめる。 「古屋さん、大学は ?」
「御茶ノ水女子」
「凄いね。頭、よかったんだ」
古屋さんはそんなことには興味がないようで、まるでため息をつくように煙草の煙を吐き出し、
「どこでも同じじゃない?大学なんて」とつぶやいた。
「うーん、確かに俺は東京の大学ならどこでもよかったんだけど」
おまえはクラスメイトの誰より東京にこだわっていた。東京なら、今度こそ自分の居場所が見つけられるかもしれないと何の根拠もなく思っていた。地元で過ごす時間は助走のようなものだと思わなければ、とても生活していけなかったとさえ思う。
「そうじゃなくって。東京の大学だろうが田舎の大学だろうが、結局同じだと思うけどな」
おまえは古屋さんの言うことを無視して、煙草を吸う。東京には何かがあるという自分の根拠のない思い込みを強く主張することができなかったからだ。
「須田くん、なんか雰囲気変わったね」
「どんな風に? 」
「一年生の時はもっと元気な子どもって感じだったのに、今はなんかイライラしてるみたい」
おまえは悩む。元気な子どものような顔がどんな顔なのかわからなかったし、そもそも自分がそんな風に変化したと言われる理由がわからなかった。
「一年生なんて、だいたいみんなそんなもんじゃないの? 」
おまえは少し考えて、そう問いかける。
「そうかもね」
と古屋さんはやはり興味がなさそうにまた煙草を吸った。古屋さんのひとごとのような喋り方がおまえは嫌いではなかった。
「古屋さん、春休み何するの? 」
「何その質問。アバウトすぎるでしょ」古屋さんは初めて声を上げて笑った。
「だから、大学の準備以外に何か予定あるの? 」
「ドイツ語の勉強かなぁ」
「ドイツ語? なんで? 」
「春休みになって、みんな受験が一段落してホッとしてる時に私はドイツ語の勉強をするの。それこそ受験勉強より必死に。そういうのって素敵だと思わない? 」
古屋さんは心なしか嬉しそうに言った。けれどもおまえが、
「わかるよ。すごくわかる」
と同意すると、また元のどうでもよさそうな顔に戻って、煙草を吸った。
しばらくおまえたちは何も話さず二人で煙草を吸った。古屋さんは煙草を吸い終わると、二本目に火を点けて吸い始めた。
「あ」と突然古屋さんは声を上げた。
「どうしたの? 」とおまえが尋ねると古屋さんは自分が立っている側の遠くを指差した。
「夕陽、沈みそう」
またしばらくおまえたちは何も話さずただ沈んでいく夕陽を見ていた。夕陽はゆっくりではあったが、はっきりと目に見えて海の向こうへ沈んでいった。
おまえは初めて夕陽が沈むのを見た。古屋さんと二人で煙草を吸いながらそれを見るのは、何かしら情緒的なことのように思えた。
おまえは夕陽が沈んだあとにやってくる星空のことを思う。当たり前のことだが、星空は夕焼け空が終わった後にやってくるのだと思うと、おまえは感動する。
「東京は星が見えないって本当かな」
突然、古屋さんがおまえに尋ねた。古屋さんも同じ様に星空のことを考えていたのだと気付いておまえは嬉しくなった。
「そう聞くけど、思ったよりは見えるらしいね」
「ふぅん」
今までとは違う、少し感心したような返事だった。
「今日の夜、というか明日の未明ごろだけど、流星群が来るんだってね」
「ああ。ニュースで言ってたね」
「見たことある? 」
「流星群を? ないよ」
「そんなニュースになるほど綺麗なのかな」
おまえたちは流星群のことを思う。そしておまえは、きっと綺麗な光景であろう流星群よりも、古屋さんと同じことを考えているのだということを嬉しく思う。
おまえは一人でいるのが気楽だと思いながらも、やはり他の人間と同じようにどこかで人と繋がろうと必死になっていた。
「今晩、一緒に見ようよ」
繋がりを求めて、おまえは提案する。 家に帰ると、おまえは自分の部屋で窓から身を乗り出して煙草を吸う。
おまえはいつもそうやってひとりで煙草を吸っていた。初めて人と一緒に煙草を吸った今日のことを思い出して嬉しく思う。
おまえは煙草を吸いながら、自分が欲しかったのは恋人なのだろうか、と考える。結局のところ居場所とは、自分を認めてくれる人のいるところなのだろう。
恋人同士のように、誰かとお互いに認め合うことができれば、そこは自分の居場所たりえるのではないか、と。
そこまで考えておまえは愕然とする。おまえは今まで人のことを、あるいは自分のことを認めようとしたことなどなかったからだ。 結局、古屋さんは待ち合わせ場所である一緒に煙草を吸った駐車場には現れなかった。
それはそうか、とおまえは思う。日が沈んだ後急に曇り出し、夜が深くなるにつれてますます雲は濃くなって、とても星が見えるような状態ではなかったからだ。
風が強く吹いていて、寒さでおまえは身を縮める。夜の黒に染まってしまった海に恐怖さえ覚える。
やはり古屋さんは来ない。
やがて、ポツリポツリと雨が降り出した。雨は次第に強くなっていき、さらにおまえの体を冷やす。
おまえは、流星群のことを思う。雲の向こう側で、きっと美しく輝きを増しながら落下しているであろう流星群たちのことを思う。
おまえは、古屋さんのことを思う。強くて美しい、煙草を吸っていた古屋さんの姿を思う。
そしておまえは、自分のことを思う。今にも雨にとけてこの世界から消えてなくなりそうな自分の存在を思う。
やがておまえは気付く。ああ、自分は一人ぼっちだったのだ、と。
そのことだけが唯一今までも、そしてこれからもきっと変わることのない自分の中の真実なのだ、と気付く。
分厚い雲に覆われた空の向こう、おまえの遥か遠くで流星が瞬いては消えていったのをはっきりと感じて、おまえは笑う。
了 素人の意見ですみませんが
”おまえ”という単語が良く出てきますけど誰が話をしているのでしょうか?
これは途中の部分です、というのなら仕方ありませんけど… この話において、語り手は僕(筆者)なんです。
語り手が、主人公のことを『おまえ』と指したのは、読者に主人公になりきってもらおうというねらいからです。
『あなた』ではなく『おまえ』としたのは主人公がまだ精神的に未熟で、保護者の下にいる存在だったからです。
だから言ってしまえば、『おまえ』を『僕(=主人公の一人称)』と変えてもらっても差し支えありません。
でも、たしかに素人の自分が使うとわかりにくかったかもしれませんね。
重松清さんなんかがこんな風に書いていたような気がします。
僕は小説はほとんど村上春樹さんしか読みませんが。 『おまえ』というのは名前ではなく呼び方としての『お前』のことです。
小説の一部分だけを切り取ったものではありません。
これで全部です。 >>160
書き方としてはつまり二人称小説だよね
二人称って技術も要るし、そもそもトリッキーな飛び道具だから
初めての小説で採用すべきじゃなかったんじゃないかな
「これは内容がひとりよがりすぎるんじゃないだろうか」っていうことだけど、
内容よりもこの書き方がひとりよがり気味かと
二人称を採用するにはそれなり理由が欲しいとこだけど、
「主人公になりきってもらおう」という理由なら、それこそ一人称で心理描写等を頑張ったほうが効果的
今のままだと、読者は感情移入も何もないまま「お前が須田ね」と言われたも同然
これで主人公(須田)になりきれってのは無理があるかなあ
あと「僕は小説はほとんど村上春樹さんしか読みません」ってのはどうかと
ちゃんと小説書きたいなら、やっぱりもっと色々読んだ方がいいとは思うよ >>147
全編その例文のような感じで進めていくのはいただけないですが
盛り上げたいシーンで敵側の心理描写を入れるのはアリだと思います。
ただその場合は、
主人公側の心理描写→主人公の思惑のウラをかく敵側の心理描写→主人公の機転、秘策で
ウラのウラをかく結末、といったようにどんでん返しにしないと、両者の心情を描写する
必要性が薄いと思います。(例文だと一郎が勝つのが分かっていて面白味がない)
三人称で人物の心の声を書く場合は、文頭に――(ダッシュ)を使うのが一般的ですね。 >>160
おお二人称。
意識的にこのスタイル選んだの?
難しいと思うなあ。
全体的にざっと見渡して、複数人物の心理描写は見受けられなかったけれど……。
三人称ならともかく、二人称で地の文で心理描写するって、なんか違和感があるよね。
一人に絞っててもさ。
語り手は、まあ主人公? の事は何でも知ってるんだろうけど。
一度、人称を変えて書き直してみれば? おまえ、ではなくあなた、なら書いたことがある。
二人称はかなり三人称に近いけどね
人称以前の問題も散見されるようだが >>151
冒頭部分では、父親が息子に語りかけているものと思いましたが、その後の展開は
本人しか知りえない情報が続くので、背後霊が語りかけているのかと錯覚しました。
正直、感情移入するよりも違和感を覚えてしまいました。
読者に感情移入してもらうのは一人称でもできますし、二人称を使うのならば
それを使う必然性が欲しいところです。
今のままだと単に奇をてらった書き方をしているようにしか思えません。
このお話なら、己を客観的に見るようになったエピソードを挟んでおきたいところですね。 >>151
乙でした。
初めてにしてはよく書けてると思うよ。
おもしろいかどうかは、おもしろさに重点を置いている訳ではないようだから、
とりあえず脇に置いとくとして、独りよがりかどうかっていうことだけど、
自分にとっては結構共感できるところがあった。
高校三年間でもっといろんな人と話せばよかったな、みたいな。
文章の表現については細かい所で気になる所もあったけどそんなに問題はないかと思う。
「おまえ」っていう表現については、主人公が自分自身をちょっと離れた所から見てるような
突き放したドライな印象を受けた。読者が主人公というよりは
その「離れた所から自分を見てる主人公」が読者のような感じがした。
だから、読者に主人公になりきってもらうというのが狙いなら
>>161の言うように一人称のほうがいいかも。
あと、会話文で?がついた後、スペースが入ってるけど文末になる時はいらないんじゃないかな。
やっぱり村上春樹好きなんだw
古屋さんのドイツ語の勉強云々のところの「そういうのって素敵だと思わない?」で
お、春樹っぽいって思ったw
十代の学生さんってことは主人公と自分自身をかなり重ねてるのかな。
そういう場合、独りよがりかどうかなんてあまり気にせず、
自分が考えたこととか感じたこととかどんどん書いてもいいと思う。
自分も文章書いてるけど、自分の感じたことを読んでる人にどのくらい
分かってもらえるんだろうっていうことを念頭に置きながら書いてる。
そういうの分かるって言ってくれる人は読んだ人全員でなくとも必ずいると思う。
長文すまん。がんばってね。 >>161
確かに技術不足は否めません。
正直に言ってしまえば『おまえ』という二人称主体で書いたのは
なんとなくそう書きたかったからといしか言えなくて、
あとから何を言っても後付のように聞こえてしまいます。
自分が自分でない感覚、というのでしょうか。
主人公はそんなイメージにしたかったのはそうなんですが。
一応いろんな作家の小説は読みます。
ただ、何度も繰り返して読むのが村上春樹さんだけだということです。
>>163
投稿するまえに一度全部『僕』という一人称に変えてみたのですが
なんだか自分で気に入らなくてまた戻してしまったんです。
やっぱり難しい技法なんですね。
>>164
以前の問題、とはどういうことでしょうか。 >>165
おっしゃる通りだと思います。
ふつうの人は父親が語り手なのかと思ってしまって混乱しますね。
明確な理由をちゃんと考えてエピソードもまじえつつ書き直してみます。
>>166
ありがとうございます。
小説を書いたのは初めてなので当然ですが、
自分の書いたものに共感してもらえるということがこんなに嬉しいことだと思いませんでした。
主人公に関しては、あんまり大っぴらに言えることではないのですが離人症をちょっと意識した部分がありました。
恐れないでもっと文章をたくさん書いてみようと思います。
みなさんありがとうございました。 十代前半です 他スレには入りずらく来ました。 では早速投下させていただきます 一年四組の教室はいつものように騒がしかった。
ここはとある県にある高等学校。六年前にできたばかりの新しい学校だ。
その学校の一年生の籐堂涼介はあまり目立つこともなく、成績も平凡。
運動神経だけはそこそこあったが、それでも目立つことのない高校生だった。
「お前、バッカじゃねーの?」
「うっせーよお前よりは成績上だっつーの」
とクラスの男子がふざけ合い、女子はグループで笑い合う。
涼介はそんな話の輪に入ることなく自分の席でペンを回して暇を潰していた。
やがて先生がドアを開けて入ってくると、男子はダルそうに席に着き、女子は席に急ぐ。
涼介はその光景をぼやーっと見ていた。先生の話を聞き流しながら斜め前の席の女子をチラリと見る。
涼介の中学の頃から気になっている横峰南だ。中学の間は一度もクラスが同じになることはなく、高校になってやっと同じクラスになり、内心喜んでいる。
そんな中、横峰を見ていた涼介の視界がぐらりと揺らぐ。
「地震だー!」
と誰かが叫ぶ。涼介はとっさに机の下に滑り込んだ。 先生が「机の下に隠れるんだ!」
と叫ぶ前に下にいた涼介は揺れに耐えるために机の足をがっしり掴む。
女子や男子の悲鳴や叫び声が収まり始めた頃に揺れが収まった。
「あ〜怖かったぁ」
「美咲、大丈夫?」
などと声が飛び交う中、校内放送が流れる。
『○○県北西部にて直下型の地震が起きました。生徒諸君先生の指示に従い校庭に避難しましょう。』
そして涼介を含む33人は校庭に出ていった。
「な、なんなんだ?これは・・・」
校庭には巨大な穴が空いていた。 >>172
日常から非日常に変わる前に、もっと登場人物の魅力をアピールしておきたいところですね。
主人公、ヒロイン、友人、先生の容姿、性格の描写もなしだと、今後彼らがどんな酷い目にあっても
読者は気にも止めませんよ。
それから、台詞をもっと内容のあるものに置き換えたいところです。
それと、たいした揺れでもない(ように思える描写の)地震で校庭に避難するのは変じゃないですか?
窓際の生徒が校庭に巨大な穴を発見する、としてみてはどうでしょうか。 うーん、>>172の言う通り人物の描写が少なすぎるね。
小説というよりはゲームのあらすじ読んでるみたい。
主人公が「平凡なただの高校生です」っていうことや「気になっている女の子がいる」
っていうことを地の文にだけに頼らず会話や情景描写で表現するといいと思うよ。
あとは最初の所だけ投下したみたいだけど、
ちゃんと完結させることが大事なので、とりあえず書ききってみてね 了解しました。ではご指摘頂いた所を踏まえて書いていきます そういえばカメラ視点の三人称って二人称の表現を使って良いの? カメラ視点を心がけてても神視点の描写がよく入ります
どうすれば良いのでしょうか?
例えば物を食べるとき
一はチョコのカップケーキを一口、頬張った。
「うん、これは!」
砂糖の甘さとチョコの苦味が非常に丁度よくマッチしている。
それだけじゃない、ふんわりとした柔らかさのおかげで口の中であっという間に溶けてしまう。
「美味い、美味いよ!」
猛も同じようにカップケーキを口に運ぶ。
「へえ、思ったよりよく出来てるな」
正直期待をしていなかったが思ったよりも上品な味だったことに驚いた。
上を直すにはどれをどのようにすれば良いのでしょうか? 別に直す必要ないと思うけど
要は主人公の内面描写が入るって事でしょ?
何の問題もないじゃない >>178
神視点というか、視点の変更が急っていうべきだろうかな。
最後の一行を
>これほど美味いとは期待していなかったらしく、驚いた顔をした。
これでこの一行は上の「猛も〜」の行と同じく「一から見た猛の描写」となり
最初から最後までが「一視点」でまとまる。
はじめまして
ファンタジー小説を書いてみました
まだプロローグだけですが投下させていただきます
------------------------------------------------------------
直径5メートルほどの謎の隕石が島に墜落したのは今から10年ほど前の話。
当時は村の住人たちも皆、珍しがって見に行ったもので、島の外の外国からも大勢の学者たちが研究目的なのかバカンス目的なのかよく解らんが、こぞって島に上陸した。
あまりにもその島に人が集まるものだから、それに目を付けた都会島の社長さんたちが島の海岸沿いの土地を買い占め、そこにこぞってリゾート宿泊施設を建築する。
週に一度、土曜日に隕石見学ツアーなるものまで催し、島は連日大賑わいの商売大繁盛だった。だが、そんなものは一時のブームでしかなく、隕石墜落から5年が過ぎた辺りから一気に客足が遠退き始める。
リゾート施設の経営も苦しくなり、倒産する会社も相次ぎ、さらにそこから5年、つまり隕石墜落から10年が経過した今、この島には廃墟と化したリゾート施設が目立つようになっていた。
もう島には、かつての賑やかだった姿はそこにはなく、長年潮風にさらされ続けたためなのか、廃墟リゾート施設の壁はボロボロに壊れていた。
島は元の静かでのどかな平穏な島を取り戻しつつあったのだが、その頃から島に奇妙な事件が発生するようになる。かつてほどではないが、年に数人ほど物好きな若者たちが島に訪れたりしていたのだが、なんと、その若者たちは二度と島の外に戻って来ることはなかった。
都会島からは直ちに調査団を島に派遣して、島の調査を開始したのだが、なんと、その調査団までも帰って来なくなってしまった。
そんなにその島が居心地いいのかい?
いや、それは違うだろうww
きっとその島には何かとてつもない謎が隠されているに違いない!
そんな島の謎を解き明かすべく、六名の勇敢な少年少女たちが立ち上がった。 内容は引き付けるものがあるけど、説明ばかりで、ちょっと面白味に欠ける文章だね。
前半わざと堅い文章に演出したかったのかな?
それにしては中途半端だわ。
文章力がまだまだ足りないのだろうな。
>そんなにその島が居心地いいのかい?
>いや、それは違うだろうww
この辺は、なかなか良いかも。
初心者ならコレでいいんじゃないスカ? そんなに悪くはない。
でも、まぁ、週末、図書館へ行って文芸書を読まれることをオススメするっス。 >>181
三人称と一人称が混ざっているように見受けられます。
島の説明は三人称、一人称の人物が見聞きした情報、どちらにでもとれますが、
>研究目的なのかバカンス目的なのかよく解らんが
この部分がフランクで不明瞭な文章なので一人称に見えます。そうかと思えば、
>廃墟リゾート施設の壁はボロボロに壊れていた。
これは三人称か、あるいは一人称の語り手がこの島の人間でない限り書けない文章です。
>そんなにその島が居心地いいのかい?
ここは完全に一人称。その島と言っているので、この語り手は島の外の人間と見受けられます。
先ほどの、語り手はこの島の人間であることと矛盾しています。
>そんな島の謎を解き明かすべく、六名の勇敢な少年少女たちが立ち上がった。
ここは三人称。あるいは一人称の語り手とは別の人物たち、ということなのでしょうか。
ここだけ見ると文庫の裏表紙の紹介文みたいです。
それと、島の外に戻って来る、という表現は少し不自然な気がします。 これ人称の問題ってより、力み過ぎた文で、特に文末が問題なんじゃねーっスか?
まだプロローグっていうか粗筋部分でしょ?
一部で妙に畏まった文体になって、文章全体が不自然になってるのよ。
普通通りでいい。ズッと力を抜いて統一して、例えば
直径5メートルほどの謎の隕石が島に墜落したのは今から10年ほど前の話さ。
当時は村の住人たちも皆、珍しがって見に行ったもので、島の外の外国からも大勢の学者たちが研究目的なのかバカンス目的なのかよく解らんが、こぞって島に上陸したんだ。
あまりにもその島に人が集まるものだから、それに目を付けた都会島の社長さんたちが島の海岸沿いの土地を買い占めて、そこにこぞってリゾート宿泊施設を建築してさ
週に一度、土曜日に隕石見学ツアーなるものまで催されて、島は連日大賑わいの商売大繁盛さ!
でも、そんなものは一時のブームでしかなかったんだ
隕石墜落から5年が過ぎた辺りから一気に客足が遠退き始めて
リゾート施設の経営も苦しくなっちゃって、倒産する会社も相次いで
さらにそこから5年、つまり隕石墜落から10年が経過した今
この島には廃墟と化したリゾート施設が目立つようになっちゃった。
もう島には、かつての賑やかだった姿はないんだ。
長年潮風にさらされ続けたためなのか、廃墟リゾート施設の壁はボロボロに壊れてるしさ
島は元の静かでのどかな平穏な島を取り戻しつつあったけど
その頃から島に奇妙な事件が発生するようになったんだ。
かつてほどではないが、年に数人ほど物好きな若者たちが島に訪れたりしていたのだが
なんと、その若者たちは二度と島の外に戻って来ることはないし
都会島からは直ちに調査団を島に派遣して、島の調査を開始したのだが
なんと、その調査団までも帰って来なくなっちゃった。
そんなにその島が居心地いいのかい?
いや、それは違うだろうww
きっとその島には何かとてつもない謎が隠されているに違いないのさ!
そんな島の謎を解き明かすべく、六名の勇敢な少年少女たちが立ち上がったんだぜ! ていうか、前も思ったのだけど、ここ初心者の為のスレでしょ?
人称、視点を細かく小姑のようにキーキーと指摘してもさ
実際問題こなせないでしょう。
仮にしても、無味無臭の無個性のカスカスの文体になると思いますよ。
指摘してる人の文体がなんとなく想像できる。中の下ってところでしょう。
人称の細々した指摘なんて中級者以上に言うことなんだよ。
ある程度、書きなれてる人に言う言葉。
初心者相手なら、もっと分かりやすく指摘しないと。
出来る範囲の指摘をしないと。
結局、上手く書けるかどうかなんで長く経験すれば誰でも出来ることだし
義務教育を受けてれば、文章がオカシイなんて誰でも分かることだし
オカシイと思うからこのスレに晒してるんでしょう。
ならもう既に解決してんだよ。
結果が出るのが早いか遅いかの差だ。
それを無理に促して枯らしてしまったら永久に解決しないのだよ。 書き続けさせるってことを先ず、第一に頭に入れて指摘しないとさ。
分かる? 僕の言ってること。 ていうかさ
>そんなにその島が居心地いいのかい?
ここは完全に一人称。その島と言っているので、この語り手は島の外の人間と見受けられます。
先ほどの、語り手はこの島の人間であることと矛盾しています。
こういう指摘オカシイし。
もう他人の文章を指摘する前に、お前が勉強しろやって感じなんだわ。 以上、こういう書き方すると気持ち悪さが際立つ見本でした これは全部一人称ってとっても大きな問題はないな
だから、上でも言われてる通り、文の固さがまちまちなのが、一番違和感出してるんだと思う
一文一文を長い時間かけて考えてたり、書いてる途中で時間をおいて、違うテンションで執筆再開した時にありがち
対策としては、慣れるまではできる限り一気に書くようにするとか、前後の文章のつながりを特に意識して書くとかがある
少なくとも、一般的な小説みたいな文体の中に草生やしてる文が混じってるのはかなり浮くから、どっちかに統一する必要はある
あと、二次批評は禁止だぜ 初心者です。質問があります。
舞台移動の無い作品はラノベ的には嫌われますか?
例えば、主人公が引きこもりで舞台は自分の部屋のみとか入院患者で病室のみとか。
舞台移動自体は無くても問題ないと思うけど、何も変化がない物語は好かれないよ
舞台に変化がないのならば、登場人物やストーリーラインのみで変化を作らないといけないので当然難易度は上がる
その他にも色々な制約が増えるしね
もちろん閉所を舞台に選ぶメリットも存在するわけで、結局はその設定で面白い話を作れるかどうかという問題になってくる 生徒会の一存というラノベがあってだな……
まああれは舞台移動が完全に無いわけじゃないんだが、一遍まるまるだべってるだけの回もある。
別にキャラを移動させなくてもモノローグとかで移動はできるし、なにはともあれ書き方次第じゃ受けるんじゃないか? >>190
主人公の心理描写や変化、または妄想の世界を描ければ、
それはそれで充分舞台移動だと思うけどね。 ミステリなんかだと安楽椅子探偵モノとかもあるね
演劇とかでも、舞台セットを変えずに同じ場所で役者だけを入れ代え演じられるものも珍しくない
単一でも舞台は舞台ってことで、それを活かせるかが大事になるわけね
>>191の通り結局は面白いかどうかですな 時代や世相が変われば評価も変わる
場面が絶対に変わらない作品が受けるかもしれない >>190
それは舞台の問題というより、作品が面白いかどうかが問題なんじゃないスか?
舞台展開が無くても、読者を退屈させずに書ける実力とネタがあるなら
存分にやられればと思いますけど、実際かなり難しいと思いますよ。
舞台展開が無いことを感じさせないくらいに、読者を引き込まないと駄目なんだから。
>例えば、主人公が引きこもりで舞台は自分の部屋のみとか入院患者で病室のみとか。
これ本末転倒なんじゃないスか?
そもそも舞台設定の問題以前に、他人が読んで、面白いと思ったり、共感したり
カッコいいと思える、主人公なのかどうかが一番の問題だと思いますし
どういうテーマを作品に込めるのか、本来そういう所で作者は悩むものだろう。
その上で、舞台展開無しでやるのがベストだと、そう思われたら、やればいいじゃないですか。
貴方が何をやるのか、どうして舞台展開無しでやりたいのか分からないのに
良いか悪いか第三者が判断出来るものではないっス。 190です。
皆様回答ありがとうございます。
ラノベを読むとほとんどが動的で漫画やアニメを意識した作りになっています。
作者もこの辺を考慮して作っていると思われます。
人の内面を重視した静的なものは面白くてもラノベでは厳しいのかなって感じています。
作品自体の内容の話じゃなく、新人賞の傾向を相談したいなら、創発以外で相談した方がいい回答返ってくるかもしれないぜ
ここはプロ志望あんまりいないからな そうだな。
プロ目指すなら創作文芸が良いと思う。
そういうスレもあるし。
この板は、読んでもらうには良いけど、
それにしても、プロ目指すとなると方向は違うだろうさ。 >>197
>人の内面を重視した静的なものは面白くてもラノベでは厳しいのかなって感じています。
ラノベのプロの先生方は内面も重視されてると思いますよ。
でも内面だけでは作品として面白くならないから
貴方のいう動的な小説にして必死に面白くなるように試行錯誤されてるんじゃないですか。
内を重視したいから外を無くす。どちらかを重視したいから片方を無くすってのは
創作手法のひとつではなくて、ただの驕り、怠慢でしょう。
どちらも重視しろよ。
ていうかテメェ、創作なめんなよ。 上級読者さん、いい事言ってるんだから、最後落ち着けw
けど、意見には完全同意 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています