0051たっくんは架空の人物です
2012/01/14(土) 16:29:41.25ID:K6DgyUys「ピンポーン!」
「ひさしぶりだね。」
とつぜん、たっくんがうちに遊びにきた。
ぼくはちょっとびっくりしたけど、たっくんといっしょに遊ぶことにした。
せっかくだから、おおぜいで遊ぼうっておもって、友だちにでんわして、みんなをうちによんだんだ。
さいしょは外でサッカーをした。
それから部屋でトランプをしたし。
ブロックのロケットで、うちゅうせんそうごっこもした。
たくさんレールをつなげて、どこまでもつづくせんろに電車をはしらせた。
とちゅうでおかあさんが、
「あら大ぜいで遊んで楽しそうね。おやつをどうぞ」
といって、ケーキとジュースをもってきてくれた。ぼくたちはぜんぶで11人いたのに、なぜか10こしかもってきてくれなかった。でも、みんなで少しずつわけあったから、だいじょうぶ。
みんなで大きな絵もかいた。
どしん、どしん、きょうりゅうごっこもした。
たっくんがきゅうにいった。
「ぼく、もういかなきゃ・・・。たのしかった。それじゃあね。」
ぼくらはじゅんばんにお別れをのあいさつをした。
「さよなら、たのしかったよ」
「たっくん、バイバイ」
「さらばじゃ」
「バイバイ」
「グッバイ、たっくん」
「サイナラ」
「ばいちゃ」
「ばはは〜い」
「じゃあね」
「さようなら」
たっくんはみんなとあくしゅをすると、すうっといなくなった。
しばらくしておかあさんが、はしってきてこういった。
「みんな、よくきいて。さっきたっくんのおかあさんから電話が来て、ずーっとにゅういんしてた たっくんがさっき・・・・」
おかあさんはそれいじょういえなかった。でもなにがおこったのか、ぼくたちはしっていた。
ぼくたちは泣かなかった。
だって、さっきみんなできめたから。きょういちにちはわらってすごそうって。
そして、ねるまえにふとんのなかで、すこしだけ泣こうって。
「さようなら、たっくん。」