ロシアがウクライナから略奪した500万ドル相当の農耕用車両が遠隔操作により利用不可能に

ウクライナ南部のメリトポリ市を占拠したロシア軍は、現地で総計500万ドル(約6億円)相当の農耕用車両を略奪しています。しかし、リモートロックにより、奪った車両が1台も使えない状態になっていることが報じられています。

なお、メリトポリではロシア軍による略奪が横行しており、年間数十万トンも生産される穀物も奪われているとのこと。CNNによれば、ロシア軍は地元の農家に穀物の半分を明け渡すように交渉したそうですが、穀物をサイロから運び出すためのエレベーターも、貨物船に乗せるための港も稼働していないため、農家は穀物を全く動かせないとのこと。結果としてロシア軍はメリトポリの穀物をすべて奪い、トラックに乗せてクリミア地方に向けて運び出しているそうです。

2022年05月02日 16時00分
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