>>115
Linuxでも、マウスがデスクトップを「触れる」ような本当に穴を開ける
方法も存在していることは存在している。そしてそれはWindowの真ん中
でも穴は開くし、いくつでも穴は開くので解く形の制限は無い。
しかし、そうするためのシステムコールは、横一行ごとに
ランレングスタイプで指定する。穴が空いている場所と空いて無い場所の
変化点までの長さを次々に最後まで指定するようなイメージ。
それを縦のどドット数分だけ繰り返す。

この方法でも速度面以外では、Windowsと余り変わらないことが出来る。

一方、厄介なことに、Windowsでは、ARGB値を使っての「完全なる透明化法」が、
子ウィンドウに対しては使えるが、デスクトップに浮いているような
TopLevelWindow では使えないので、LWA_COLORKEY が必要となる。
そして、LWA_COLORKEY 法を使うと本当に穴が空いてしまう。

それをLinuxで模倣するためには、上記に書いたように、ランレングス的な
方法で情報を与えなくてはならない。

Windowsで、「完全透明」の TopLevelWindow をアニメーションしたいと思ったら、
上記の方法で高速に行える。本当にアニメ長の絵を秒間60枚でも描こうと思えば描ける。
これは当然、LWA_COLORKEYを使うことになる。

一方、Linuxでは、ARGB法を使えば同様に、TopLevelWindowで、全く同様のことを
高速に行える。

ところが、Wineの場合は、上記のWindowsアプリをエミュレート実行するためには、
LWA_COLORKEYを模倣しなくてはならない。そして、それは、実際に穴を開けてしまうので、
Linuxのせっかく高速なARGB法が使えない。そこで、上記のランレングス法を使わざるをえない。