結局このサイトに書かれている問題を解決できない限り、
非大学経験者の卒業率が一桁%の問題がどうにもならない。
ttp://keitsu-report-kakikata.com/category9/entry38.html

>先輩がいないだけでなく、先生もいません
>たとえ知識を得ても、それをレポートにまとめる方法も自力で習得しなければなりません
>文献選びからレポートに求められる内容までをすべて自分で習得する

これらを補完するのが一般の大学では基礎ゼミだったり、初年次教育だったりするのだが、
通信制大学には欠落しているため埋めるのが大変困難になる。
しかも、一般の大学の場合、出席点、平常点なども加味されるため
レポートにここまでの所作・形式を求められない。
出席+字数などの基準を満たすレポートor試験が出せれば単位取得が可能。

導入教育がない上に、レポートの基準が一般の大学より跳ね上がるわけだから、
これだけでも二重の苦しみを味わうことになる。
もちろん、それ以上に大変な自分を律する、日々共にする同じ大学の友人がいない、
ペースを守って学習するということを抜いても、単純に単位取得が大変なのだ。

自分は、一般の大学の卒業生(俗に一流と呼ばれるところ)かつ大学院修了生だが、
上のリンクにある「学問をすることで単位を得られる」ことの要件が満たせるかどうかは
はなはだ疑問である。
テキストの理解はできると思うし、レポートの体裁も文句なしに満たせるが、
「これは学問的視点ではない、感想文だ」などと言われるおそれは十分あると思う。

それを、高校を出たばかりの18歳に求めるなど冗談も大概にせいと言いたい。