以前、何かの雑誌だったか、一般書籍だったか忘れたけど、「速読教室に
体験入門!」って企画があった。

そこでは視野拡大トレーニングばっかりさせられて目が疲れただの、こん
なの役に立つんだろうか?といった、否定的な文章で終わっていた。

「1回体験しただけではわかるわけないじゃん」って気はするけどね。
最初にすんげー説得力のある実演なんか見せられればそういう否定的な評は
もらわなかっただろうと思うけどねぇ。

思うんだけど、視野拡大トレって催眠術だと思うね。
目を酷使し続けると、おそらくは生理的、神経的な作用で「視野が拡大した」
と思えてしまうような現象が起きるのだろう(実際には視野が拡大はしていな
い)。

ここで被暗示性を高めておいて、「はい、あなたは速読できますよー」という
ふうな暗示を受けると催眠効果で"速読ができる"(ような気分になる)。

催眠術というのは自分のもってる本来の、生理学的ま力以上のものは出せない
わけだけど、だから「自分には速読ができる!」と思っていても、実は「普段
と変わらないあなたがそこにいるだけ」ってことなんだよ。ホントのところは。